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キヤノン用魚眼レンズまとめ【CANON・SIGMA・TOKINA・SAMYANGなど比較】

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キヤノンのAPS-Cサイズ・フルサイズの一眼レフカメラで使える魚眼レンズの情報について調べてまとめました。魚眼レンズとはどのようなものかを説明。さらに様々な魚眼レンズの仕様や価格を比較します。キヤノン純正の高級レンズから魚眼写真デビューにおすすめの格安レンズまでとりあげます。
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魚眼レンズとは

動物の鼻がアップで大きくデフォルメされた写真や、水平線が丸く歪んだ写真を見たことがありますか?

画像引用:特長 | 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM | OTHERS | プロダクト | レンズ | SIGMA GLOBAL VISION

こんな感じに平らなはずの地面が丸く見える写真ですね。これがまさに魚眼レンズによる写真です。

魚眼レンズで藤を撮影

これも魚眼レンズで撮影した写真。実際は四隅がケラレて真っ黒になっているのですが、トリミングしてその部分をカットしています。

魚眼レンズはふつうのレンズでは撮れないようなデフォルメされたユニークな写真や、ダイナミックで迫力ある写真が撮れる面白いレンズです。もっと作例を見てみたいという人はグーグルやフリッカーなどで作例を検索してみてください。

Flicker: 「fisheye」で検索

Google: 「魚眼レンズ 作例」で検索

対角魚眼と円周魚眼

このように魚眼レンズの写真を見てみると、魚眼レンズの写真にも主に2つのパターンがあることにお気づきでしょうか。ひとつは通常のレンズと同様にケラレ(黒い部分)がない写真です。これを対角魚眼、あるいは対角線魚眼と呼びます。

対角魚眼の写真例

対角魚眼の写真

画像引用:Samyang Optics 12MM F2.8 ED AS NCS FISH-EYE

もうひとつはイメージサークルの丸い映像がそのまま記録され、長方形の四隅に黒いケラレができる写真です。これを円周魚眼、あるいは全周魚眼と言います。

円周魚眼の作例はこちらをご覧ください。
LENSBABY IMAGE GALLERY Circular Fisheye

ちなみに円周魚眼レンズを用いていても、動画撮影の際はアスペクト比が変わることもあり、まるい映像の上下が切れてしまうことがあります。

超広角レンズと魚眼レンズの違い

対角魚眼レンズの焦点距離はフルサイズ用でだいたい12mmから15mmです。しかし超広角レンズの中にも同程度の焦点距離のレンズはあります。例えばキヤノンのEF11-24mm F4L USMやシグマの12-24mm F4 DG HSM Art、サムヤンの14mm F2.8XP 14mm F2.4、アイリックス(Irix)の11mm f/4.015mm f/2.4、ラオワの12mm f/2.8 ZERO-Dなどです。これら超広角レンズと魚眼レンズの違いは何なのでしょうか。

通常の広角レンズと魚眼レンズの決定的な差異はふたつ。ひとつは歪み。もうひとつは画角です。歪みについてはすでに魚眼レンズの作例を見てお分かりになるかと思います。魚眼レンズの写真はまるく歪んだ映像になります。

画角というのは簡単に言うと写る広さのことですね。例えば魚眼ではないふつうの広角レンズであるアイリックスの11mmレンズの画角(対角線画角)は126度です。これに対して魚眼レンズのほとんどの画角は180度となっており、より広く写ります。ふつう焦点距離が短い方が画角が大きくなるわけですが、11mmの超広角レンズと15mmの魚眼レンズでは後者のほうが画角が大きいです。

これらの特徴はレンズの構造、投影方式の違いのために生じるようです。このあたりの構造や用語の意味することについてより詳しく知りたい人は参考リンクをご覧ください。

参考リンク

魚眼レンズ比較表

それでは実際に魚眼レンズを使ってみたいどのようなレンズが売られているのかを調べてみましょう。ここではキヤノンEFマウントに使用可能な魚眼レンズ12種類をご紹介します。ただし、キヤノン純正のレンズを除けば、ニコンやソニーなど他メーカーのカメラにも対応したレンズを販売しています。

下の表のレンズ名のリンクは公式サイトにおけるレンズ紹介ページになっています。また価格は記事執筆時点でのおよその実売価格です。価格のリンクはアマゾンになっており、記事をご覧になっている時点での価格をご確認いただけます。

レンズの名前 メーカー 円周/対角 フルサイズ/APS-C 価格
EF8-15mm F4L フィッシュアイ CANON 円周・対角 フルサイズ 13万円
4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM SIGMA 円周 APS-C 7万6千円
10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM SIGMA 対角 APS-C 6万9千円
8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE SIGMA 円周 フルサイズ 6万5千円
15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE SIGMA 対角 フルサイズ 4万7千円
AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 Tokina 対角 APS-C 5万5千円
8mm F3.5 UMC FISH-EYE CSⅡ SAMYANG 対角 APS-C 3万円
12mm F2.8 ED AS NCS FISH-EYE SAMYANG 対角 フルサイズ 6万円
Circular Fisheye 5.8mm F3.5 Lensbaby 円周 APS-C 3万4千円
6.5mm f/3.5 Manual Focus Aspherical Circular Fisheye Lens Opteca 対角 APS-C 3万円
Neewer Pro 8mm f/3.5 Aspherical HD Fisheye Lens Neewer 対角 APS-C 1万3千円
Andoer 8mm F/3.5 170° Ultra Wide HD Fisheye Aspherical Circular Lens Andoer 対角 フルサイズ 2万2千円

各魚眼レンズ詳細

Canon EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

キヤノン純正の魚眼レンズ。高品質のレンズであることを示す赤いリングがついたLレンズです。このレンズの特徴のひとつは8mmから15mmまでのズームレンズであること。レンズ一本で円周魚眼と対角魚眼の両方を兼ね備えています。フルサイズカメラに装着して8mmで撮影すると円周魚眼になり、望遠側で撮影すると対角魚眼になります。APS-Cサイズカメラに装着すると10mmほどで対角魚眼レンズとして撮影することができます。

また映像の質も様々な魚眼レンズのなかでトップレベルです。色収差が見られるものの、逆光に強くシャープな写りで優れた描写性能と言えます。10万円以上する高級レンズですが、最高の魚眼レンズがほしい人にはこのレンズがおすすめです。

参考レンズレビュー:Canon 8-15mm f/4 USM ‘L’ Fisheye lens review with samples (APS-C and full-frame) – YouTube

SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM 対角魚眼 APS-C専用

シグマからAPS-Cサイズカメラ向けに販売されている対角魚眼レンズです。APS-Cサイズ向けとなると意外とレンズの種類が限られ、その中でもこれはオートフォーカスが機能する希少なレンズです。またF2.8と明るく、扱いやすいレンズです。

参考レンズレビュー:

マップカメラ | KASYAPA | 057:広い用途で使える魚眼レンズ『SIGMA 10mmF2.8 FISHEYE』 | SIGMA

SIGMA(シグマ) 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM 実写レビュー | フォトヨドバシ

SIGMA 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM 円周魚眼 APS-C専用

シグマからAPS-Cサイズカメラ向けに販売されている円周魚眼レンズです。焦点距離4.5mmということもあり、APS-Cサイズのカメラで使用しても大きくケラレがでます。黒い画面の中に球体が浮かぶような映像になり、非常に特殊なレンズです。

参考レンズレビュー:

SIGMA(シグマ) 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM 実写レビュー | フォトヨドバシ

マップカメラ | KASYAPA | 058:インスピレーションレンズ『SIGMA 4.5mmF2.8 FISHEYE』 | SIGMA

SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE 対角魚眼 フルサイズ対応

シグマからフルサイズカメラ向けに販売されている対角魚眼レンズ。少し古いレンズでオートフォーカスは遅いです。実売価格が5万円を切っており、フルサイズ用の魚眼レンズとしては安め。

参考レンズレビュー:Sigma 15mm f/2.8 ‘Fisheye’ lens review with samples (Full-frame and APS-C) – YouTube

SIGMA 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE 円周魚眼 フルサイズ対応

シグマからフルサイズカメラ向けに販売されている円周魚眼レンズです。フルサイズで使える円周魚眼でオートフォーカスが効くのはこのレンズとキヤノン純正魚眼レンズのみ。

参考レンズレビュー:SIGMA(シグマ) 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE 実写レビュー | フォトヨドバシ

Tokina 魚眼ズームレンズ AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF)  APS-C対応

APS-Cサイズのカメラのユーザーにとってもおそらく最も人気の高い魚眼レンズです。魅力はなんといってもズーム可能であること。微妙な構図の調整に便利です。値段もリーズナブルな価格に抑えられています。

APS-Cサイズ用に設計されたレンズですが、15~17mmの焦点距離であればフルサイズのカメラにも用いることができます。

オートフォーカスは少しうるさいですがきちんと機能します。

参考レンズレビュー:Tokina Fisheye 10-17mm f/3.5-4.5 DX lens review with samples (Full-frame and APS-C) – YouTube

SAMYANG 単焦点魚眼レンズ 8mm F3.5 キヤノン EF用 APS-C用 フード脱着式

APS-Cサイズカメラ用の対角魚眼レンズです。しかしフルサイズのカメラにも装着可能。その際はレンズフードを外すことになります。フルサイズで撮影する際はケラレがでます。

マニュアルレンズなので、絞りやフォーカスはマニュアルで調整します。映りは比較的シャープで、逆光でもあまりコントラストが下がりません。魚眼レンズ入門に人気のレンズです。

参考レンズレビュー:Samyang 8mm f/3.5 (Hood Detachable (HD)) Fisheye lens review with samples (APS-C and full-frame) – YouTube

SAMYANG 単焦点魚眼レンズ 12mm F2.8 フィッシュアイ キヤノンEF用 フルサイズ対応

フルサイズ対応の対角魚眼レンズです。キヤノンやシグマの魚眼レンズが15mmであるのに対してサムヤンのこの魚眼レンズは12mm。対角線画角はいずれのレンズも180度で同等ですが、このサムヤンレンズは水平の画角がより広くなっています。画角の違いについては下記リンクのレンズレビュー動画の1:50~あたりをご覧いただくとわかりやすいです。

参考レンズレビュー:Samyang 12mm f/2.8 ED AS NCS ‘Fisheye’ lens review (with samples) – YouTube

マニュアルレンズですが、解像度が高く逆光にも強いです。歪みはほかの魚眼レンズと比べると少しひかえめ。

Lensbaby 魚眼レンズ サーキュラーフィッシュアイ 5.8mm F3.5 キヤノン EFマウント APS-C対応

APS-Cサイズのカメラで使える円周魚眼レンズです。フルサイズカメラにも装着することが可能でその場合よりケラレの部分が大きくなります。

完全にマニュアルレンズです。電子接点がないのでExif情報も記録されないと思います。

このレンズの面白さは逆光のときなどに大きな光のリングができることです。

参考レンズレビュー:Lensbaby 5.8mm f/3.5 Circular Fisheye lens review with samples (full-frame and APS-C) – YouTube

Opteka アプテカ 6.5mm f/3.5 魚眼レンズ Canon EOS 一眼レフカメラ用

Optekaはアメリカのブランドです。値段が安いこともあって多くの人が魚眼レンズ入門用に買っているようです。あまり詳細なレビューを見つけられないので評価は難しいのですが、いくつか作例を見たかぎりでは映りも悪くないです。

NEEWER Canonデジタル一眼レフカメラ用プロ8mm F/3.5 魚眼レンズ

レンズの性能についてはレビューが見つからずわかりません。NEEWERは中国のメーカーで、ストロボなどカメラ用品を低価格で販売しています。

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商品の英語表記について補足すると、HDとはHood Detachableの略で、フード脱着可能という意味です。魚眼レンズにはレンズフードの取り外しができるものと、レンズフードが固定されて外すことができないものがあります。

Andoer 8mm F3.5 170° 魚眼レンズ キヤノン EOS デジタル 一眼レフ カメラ用

レンズの性能も、Andoerというブランドについてもよくわかりません。様々なカメラ用品を低価格で販売しているらしく、このレンズも例外でなく安いです。

以上魚眼レンズまとめでした。個人的にはサムヤンの魚眼レンズが映りと値段のバランスがよくて魅力的です。もしくは性能的に頭一つ抜けているキヤノン純正レンズも良いですね。値段が高いですが、ひとつのレンズで円周魚眼と対角魚眼の両方に対応するのは素晴らしいです。

魚眼レンズはちょっと特殊なレンズなので興味はあってもなかなか買う勇気がでないという人も多いかもしれません。そう思われる方は、安いレンズを買うか、レンズのレンタルを試してみると良いかもしれません。

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