梅とメジロ「ウメジロー」の撮影方法・コツまとめ

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梅の花の写真でよく一緒に撮影される鳥「メジロ」。鮮やかなグリーンのボディに白い目がキュートな小鳥さんです。梅の花と一緒に映るメジロの姿はなんとも絵になります。そこで今回は梅とメジロ、通称「ウメジロー」の撮影にフィーチャーして撮影のテクニックをまとめてみます。もちろん梅だけでなく桜とメジロの撮影もおすすめです。

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。メジロってすごくかわいい鳥ですよね。緑色の小鳥が梅の花を飛びわたる様子はそれはもう絵になります。梅とメジロの梅ジロー(ウメジロー)を撮りに行ってきました。

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メジロを見つける

公園や梅林などに梅の花を見に出かけられたことがありますか?梅の木がたくさんある場所では夢中で花の蜜を吸っているメジロの姿を見ることができます。

メジロをうまく撮影するには、当たり前ですがメジロがいないと話になりません。メジロを見つけるためにできるだけ梅の木がたくさんある場所へ行きましょう。神戸とその近郊のおすすめ撮影スポットは次の記事をご参照ください。

神戸・岡本の梅の名所四選 2〜3月が見頃でおすすめ
古来から岡本は日本を代表する梅の名所です。「梅は岡本、桜は吉野」と言われるほど、神戸の岡本は梅の名所として知られています。春が近づく2月から3月にかけてが梅の花の見頃。梅がきれいな岡本のおすすめスポットを紹介します。
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落ち着いて構図を決める

メジロは意外と人にあまりおびえることなく花の蜜に夢中になるので、さほど神経質になる必要はありません。また群れで行動していることが多く2羽、3羽のメジロが同じ梅の木にやってくることも珍しくありません。焦らずに撮影しやすそうなメジロを選び、どの方向から撮影すればキレイに撮れるか考えましょう。野鳥撮影としては簡単な方だと思います。

陽の光がどちらから差しているかを意識すると構図を決めやすいです。逆光だとせっかくのメジロの美しい緑色が黒ずんでしまうので基本的に逆光は避けたほうが良いと思います。

一方で逆光は玉ボケを作りやすい条件でもあります。次の写真は逆光のなか撮影しました。玉ボケがたくさんある背景で、梅林の中を踊るようなメジロの姿を写真におさめることができました。

この写真は逆光のためか非常に色乗りの悪い絵になってしまい、編集で少し色を起こしています。正直画質は荒いのですがこれはこれでなかなか面白い写真になりました。

もうひとつ構図の決め方で注意したいのは、邪魔になる大きな枝がないかどうかです。メジロばかり見ていると普段なら絶対フレーミングしないような邪魔な枝があっても無理やり撮影してしまいがちです。

後からトリミングして構図の微調整もできるので、光の向きと枝の2点に気をつけたら後はピントをしっかり合わせてどんどん撮りましょう。

紅白の梅をフレーミングするのは梅の撮影でよく行われる手法ですが、メジロの撮影にも応用できます。

次の写真はすっきりとした白い背景で梅の枝にとまるメジロを撮影しました。

梅の枝にとまるメジロ

梅の若い緑色の枝のあたりにメジロがとまっています。全体的に白と緑の2色で統一されスッキリとしています。人によっては物足りない写真かもしれませんが、個人的にはこのシンプルさが気に入っています。

ウメジロー

曇り空でも、レタッチで淡い青空をつくってやると雰囲気がでます。

ウメジロー 作例

背景が暗いとメジロの緑や梅の桃色・赤色がよく映えます。

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飛ぶメジロを撮る

羽根を広げたウメジローの撮影はこちらの次の3つの記事を読んで勉強させてもらいました。

これらの記事を読めばもう私の記事は読まなくても大丈夫かも。一応私の体験のレポートの意味もかねて書きます。

私は神戸・岡本にある保久良梅林で1時間くらい過ごして撮影しました。実際にメジロを撮影したのは20分足らずだと思います。時間的には短いですがいつメジロが飛び立つか分からないのでとにかくシャッターを連続して切っており数千枚の写真を撮っています。

撮影に用いたのはキヤノンの初心者用一眼レフカメラの代名詞EOS Kissから、2012年発売のKiss X6iです。正直これは鳥がはばたく一瞬を捉えるのに向いたカメラではありませんが、そこは根気と情熱でカバー。レンズはタムロン90mmマクロレンズ。梅の撮影のついでにメジロも撮影しました。

設定はシャッタースピード優先モード。シャッタースピードは初め1/2000に設定していましたが、うまく撮れている気がしなかったのでめいっぱい速くして1/4000に変更。厳密に検証したわけではありませんが、メジロの動きは本当に素早いのでシャッタースピードはすごく速くしてください(たぶん1/10001/2000でも動きをとめて撮影することはできると思います)。ちなみに私の使ったカメラだとどんなにシャッタースピードをあげても秒間5コマしか撮影できません。

だいたい絞りはF2.8だったようです。ISOは100〜1600で変動しましたがほとんどが800未満でした。陽の光が出ていて逆光でもなければISOはそれほど高く上がらなくてすむようです。

フォーカスポイントは中央の1点に設定。フォーカス方式はAI-SERBO。親指フォーカスを使って撮影。ここはカメラの性能に合わせて色々試してみると良いと思います。EOS Kiss X6iだとAF測距点が9点しかなく、かつ中央以外の8点はAF精度が劣るので中央1点にしました。この設定だとメジロが枝から離れて宙に浮いた瞬間を撮るのはかなり難しくほとんど運任せ。枝からいざ飛び立とうと羽を広げる姿を撮るのには良かったかもしれません。

記録サイズはJPEGのMでスーパーファイン。普段はRAWで撮影することが多いですが、今回のように連射したり枚数が多くなるときはだいたいこのサイズで撮影しています。RAWで連射するとカメラの処理が追いつかなくなります。高級カメラならRAWでもバンバン連射できます。

また、メジロは移動の際いつも羽ばたいているかというとそういうわけでもなくピョンっとジャンプすることもしばしば。この姿もけっこうかわいい。

羽を広げたメジロに関しては「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のような状態。連射できる状態を整えて、おおよその構図、撮影する向きを決めたらあとはたくさんシャッターを切りましょう。

追記(2018年3月1日):動画を撮ってみました。

こんな感じで動きまわっているので良い写真を撮るにはけっこうたくさん撮らないといけません。

メジロのおしり

メジロのお尻もかわいいですよ。

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撮影に役立つ機材

撮影に便利な機材を紹介します。

動体撮影に強いカメラ

連射・オートフォーカスに優れたカメラがあると鳥の撮影には便利です。以下動体撮影に強い代表的なカメラ。

こういった高性能カメラがあれば便利ですが、なくても撮影はできるのでご安心を。この記事に掲載している写真はいずれもキヤノンのEOS  Kiss X6i(2012年発売の初心者用カメラ)で撮った写真です。

望遠レンズ

200mmくらいあると撮りやすいです。鳥の撮影というともっと巨大な望遠レンズを使う場合が多いですが、梅の木にやってくるメジロとの距離はさほど離れていないので200mmくらいで間に合います。もしメジロを枠いっぱいに入れたいのであればもう少し望遠のレンズを使うかあとでトリミングしてあげると良いです。

参考記事:

すごい良い望遠レンズでなくても中望遠のマクロレンズ(90mm 100mm)でも案外よく撮れます。APS-C機につければ望遠のレンズとして使えますし、メジロがいないときはマクロ撮影で花のクロースアップ写真を撮れます。このブログのメジロ写真はだいたい90mmマクロレンズで撮影してトリミングしています。

一脚・カメラストラップ

木にとまっているメジロを撮ろうとすると自然とカメラを上に向けて構え続けることになります。重たい望遠レンズやマクロレンズを付けていると腕に疲労がたまってきます。一脚やカメラストラップがあると疲れの予防に役立ちます。

安くてシンプルなVelbon 一脚 レバー式 EXUP-300 4段や、値段は上がるけど軽くてコンパクトなVelbon 一脚 ウルトラロック ULTRA STICK SUPER 8も良さげ。Velbonのウルトラロック機構は素早く脚を伸ばせるので個人的にお気に入りです(持っていないけど何度か使わせてもらったことがあります)→ 結局買いました。めっちゃ便利

カメラストラップはピークデザイン スライドがおすすめ。カメラが横を向かずに体にそって下を向いてくれることや、長さの調節が簡単なこと、容易にストラップを取り外せること、さらにカメラに取り付けるプレートがアルカスイス互換で三脚に取り付けられたり、同社が販売するキャプチャーシステムとも互換するなど良いことばかりの優れたストラップです。

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梅の撮り方

梅の撮り方についても記事を書きました。

梅の写真を上手に撮影する方法とコツ!梅の撮り方いろいろ
梅の花が美しい季節になりました。インスタグラムやツイッターなどSNSでもちらほら梅の写真を見かけます。そこで梅の花を上手に撮るためのコツについて考えてみました。このポイントをおさえればみんなからの「いいね!」の数が増えるかもしれません。簡単にできる梅の撮影方法の紹介です!

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