ついに日本で販売!カメラ愛好家が憧れるRRS リアリーライトスタッフとは

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銀一株式会社が2017年2月17日、アメリカReally Right Stuff(RRS、リアリーライトスタッフ)社の製品の国内代理店を務めることを発表しました。これによりリアリーライトスタッフ社の製品を日本国内で買えるようになり、多くのカメラユーザーが喜び歓迎しています。なぜそれほど魅力的なのか。いま大注目のリアリーライトスタッフについてご紹介します。

RRS 銀一にて取り扱い開始

画像引用 Really Right Stuff ( リアリー ライト スタッフ) | 銀一株式会社

 

RRSとはどのような企業なのか

リアリーライトスタッフ Really Right Stuff RRS

画像引用 RRS | Really Right Stuff – New Logo

リアリーライトスタッフ(Really Right Stuff/RRS)は1990年に、より良いカメラ用プレートを製造するために創業されました。いまや120以上の国に製品を届ける企業に成長し、手がける製品もカメラプレートに限らずカメラサポートシステム全般に広がっています。現在、製造・販売している商品はカメラプレート、クランプ、フラッシュブラケット、パノラマ撮影機材、スタジオ機材、自由雲台、ジンバル雲台、三脚、ビデオ雲台です。

リアリーライトスタッフ製品 RRS

画像引用 RRS | Really Right Stuff – Single Row Pano

いずれもプロやハイアマチュア向けの製品で、高級で確かな物作りをする会社です。リアリーライトスタッフは製品の美しさを機能と同じように重視。そのためリアリーライトスタッフの製品は性能だけでなくその見た目や質感、機材を持った時の心地よい感触まで追求されています。

またアメリカ製にこだわっていることも特徴です。リアリーライトスタッフ製品の全てがアメリカ・カリフォルニア州サンルイスオビスポにて製造され、そこから輸出されています(一部三脚の袋などはアジアの工場で製造)。

職人気質なところがあり、以前はあまり広報や海外向けの販売には熱心ではありませんでした。代理店がない日本から購入するには手続きが煩雑で、ユーザーが独自に購入方法を調べて個人輸入をしていました。徐々に簡単なクレジットカード決済ができるようになったり、公式ホームページが一部日本語化されたりして日本でもリアリーライトスタッフ製品の利用者が増えています。そしてついに2017年2月には多くのカメラ機材を手がける銀一がRRSの日本の代理店を務めるようになりました。

今では様々なカメラ製品を扱うリアリーライトスタッフですが、その成功の地盤を築いた最も有名な製品はカメラプレートです。創業者ブライアン・ガイヤーは1989年当時失業していて、仕事を得るために趣味で続けていたカメラに着目します。自分が購入したアルカスイス製の雲台とカメラプレートがうまくフィットしないことに不満を感じていたのです。ブライアンはこの課題の解決を志すことにしました。自分に必要なReally Right Stuff(ちょうどぴったりのモノ)を作ろう。アルカスイス互換で、自分が使う大きなカメラや長いレンズを支えられるような良いカメラプレート作り、それを販売しようと考えました。

参考 RRS | Really Right Stuff – About Us

カメラひとつひとつ専用に設計されたプレート

RRS camera quick-release plate

画像引用 RRS | Really Right Stuff -Quick-Release Plates

リアリーライトスタッフはカメラやレンズひとつひとつ専用に設計されたプレートを作っています。「なぜあらゆるカメラに対応する1種類のプレートではいけないのか?」という問いに対して次のように明確に答えています。「せっかく三脚や雲台にお金を費やすのに、なぜカメラと雲台との設置を不安定にして妥協した写真を撮らなければならないのでしょうか?カメラプレートとはグローブのようなものです。カメラやレンズ一つの種類に対してひとつのカスタマイズされた設計でなければ完璧に安定させることはできません。」

参考 RRS | Really Right Stuff -Quick-Release Plates

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大ヒット商品のL型プレート

リアリーライトスタッフのカメラプレートのなかでも特に人気の製品がL型プレートです。

RRS quick-release L-plate

画像引用 RRS | Really Right Stuff -Quick-Release Plates

L字のような形でカメラの底と側面に雲台取り付け部を備えているプレートです。カメラの横向きと縦向きの撮影をスムーズに効率良く入れ替えることができます。特にリアリーライトスタッフのL型プレートはカメラの機種ごと専用に設計されているので、バッテリーやカードスロット、そのほかレリーズケーブルやヘッドフォン端子などの入り口を邪魔しないようになっています。もちろん非常に安定してカメラを雲台に設置できます。私も他社製品ですがL型プレートを持っていまして、花火撮影に関する記事でアルカスイス互換のL型プレートの魅力について書きました

次の動画は現リアリーライトスタッフ経営者のジョン・ジョンソン氏とその息子によるL型プレートの解説です。いかに簡単に縦向きと横向きを入れ替えられるか、いかに構図の調整を最小限にすませられるか、いかにアクセサリーと干渉しない完璧な設計かをデモンストレーションしています。

Really Right Stuff: Camera Body L-plates from Really Right Stuff on Vimeo.

銀一のオンラインショップでもキヤノンEOS 5D Mark4専用LプレートニコンD500専用Lプレートソニーα7シリーズ専用Lプレートなどが販売されています。いずれも3万円以上する高級品です。

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RRSを真似た廉価商品

ちなみにリアリーライトスタッフの製品を真似た廉価商品が中国メーカーから販売されています。約1000〜4000円とRRS製品の1/10以下の値段から買えることからこちらも非常に人気です。おそらくRRSの人からは「妥協するな!」と怒られてしまいそうですが、L型プレートは非常に便利なのでおすすめです。安いので試しに買ってみてもよいかもしれません。もし気に入らなければRRS製品にアップグレードするのも手です。下に代表的な廉価な汎用L型プレートを3つご紹介します。

Anodoer クイックリリース Lブラケット | Amazon

INPON 汎用 L型クイックリリースプレート | Amazon

SUNWAYFOTO L型プレート | Amazon

個人的に気になっているのは銀一オンラインショップで見つけたリアリーライトスタッフのマルチカメラLプレート汎用モデル。「専用設計が売りやったんちゃうんかい!」と思わずツッコミが出てしまいました。

雲台やクランプも人気

もともとカメラプレートの製造・販売から始まったこともあり、プレートと直に接する雲台やクランプもリアリーライトスタッフの人気製品です。やはりプレートと同様にアルカスイス互換。非常に安定して、かつスムーズにカメラを設置できることが評判で高額ながら人気があります。

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ) BH-40LRII 雲台(ボールヘッド)

RRS BH-40

画像引用 RRS | Really Right Stuff – Ball Heads

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ) B2-LLR II レバーリリースクランプ

画像引用 RRS Really Right Stuff – B2-LLR-II: Lever-release clamp

カメラサポートの最高峰

カメラ機材の最高峰は「三脚がジッツォ、雲台がアルカスイス、クランプとプレートがリアリーライトスタッフ」などと言われたり言われなかったり(どっちやねん)。少なくともリアリーライトスタッフは最高品質のカメラサポート機材を製造するメーカーのひとつと広く認識されています。まもなく2月末に開かれるカメラと写真のコンシューマー向け総合展示会「CP+(シーピープラス)2017」においても銀一がリアリーライトスタッフの製品を展示する見込みです。カメラ好きならいつかは欲しいリアリーライトスタッフ製品。今後も注目です。

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銀一が代理店を務める企業のひとつにピークデザイン(Peak Design)があります。ピークデザインもアメリカのカメラ用品企業で、カメラストラップやカメラバッグなどを製造・販売しています。

ピークデザインのカメラバッグについて使用レビューを書いています。

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