神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。キヤノンから新しく発表された「EOS R6 Mark III」のタッチ&トライのイベントに行ってきました。体験時間は約20分と限られていますが、実際にカメラを触ったりスタッフの方にお話を聞くことができたのでレポートしたいと思います。


このカメラ欲しい…
キヤノンは11月6日(木)にフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark III」を発表しました。11月21日(金)に発売予定(予約受付は11月11日10時より開始)。
価格(ボディー):429,000円(税込・キヤノンオンラインショップ価格)
公式WEB:EOS R6 Mark III:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人|キヤノン
EOS R6 Mark IIIは何が新しくなったのか
キヤノンフォトハウス大阪にてタッチ&トライ
キヤノン製品が展示されているショールーム「キヤノンフォトハウス大阪」にてEOS R6 Mark IIIの「タッチ&トライ」イベントに行ってきました。予約制でイベント初日の8日(土)に訪れました。
まず確認させてもらったのが外観のデザイン。EOS R6 Mark IIと並べて展示されていたのですが、大きさも構造もほとんど違いがありません。わずかにボタンのデザインが変わっている程度で間違い探しのようなわずかな差異のみです。大きさ・外寸は変化がなく、質量は約20gほど増えました。手に持って比べた感覚では違いが分かりませんでした。
画像:デザインの変化


- モードダイヤルに「S&F」が追加。スローモーションの動画や倍速の動画を簡単に撮影可能に。
- 「動画撮影ボタン」がサイズアップ
- 「マルチファンクションボタン」が「マルチファンクション/スマートフォンへ画像を送信ボタン」に。
- カラーモードの選択画面を表示できる[COLOR/RATEボタン]を搭載
そのほか、外からは確認しづらいですが、HDMIがType Aになったり、記録メディアがCF Express Type-BとSDのデュアルスロットになっています。

見た目の変化はほとんどないのですが、体験してみると中身はしっかり進化していることを実感。まず画素数が約3250万画素にアップしています。それでいて連写性能は最大40枚/秒(電子シャッター)を維持しており、バッファ容量も増えています。

わたしは初代EOS Rユーザーで、3000万画素くらいが扱いやすくて気に入っていたのでEOS R6 Mark IIIの高画素化は嬉しいです!
連写も体験させてもらいましたが、シャッターの切れ目が分からないくらい速く撮れます。
映像エンジンが「DIGIC X」でこれは仕様表で見ると変わりがありませんが、演算処理能力は向上しているとのこと。それゆえに高画素化したセンサーでも高速連続撮影を実現している、と担当してくれたスタッフの方が教えてくれました。
また新しくなったイメージセンサーは、今年9月に発売されたシネマラインの「EOS C50」と同じものを採用しているそうです。動画性能については進化が目覚ましく、7K RAW動画を内部収録可能なほか、センサー全体を活用するオープンゲート記録に対応しており、ひとつの素材から縦・横両方の映像が得られます。Canon Log 2やCanon Log 3などカラーに関わる設定がより細かく選べるようになっていて、CINEMA EOSシリーズに近い仕様になっています。

動画まわりのUIは動画機の「EOS R50 V」に共通するところが多く、ムービーの撮影がしやすくなっていると感じました!
個人的にムービーを撮る機会がすごく増えているのでEOS R6 Mark IIIはとても魅力的です。
11月下旬に発売予定の交換レンズ「RF45mm F1.2 STM」も一緒に体験することができました。


大口径でありながらレンズは小ぶりでそこまで重たくないので気軽に扱えました。データの持ち帰りはできなかったので、描写の特性はあまりわかりませんが、F1.2の純正レンズを6万円台で購入できるのは夢のようだと思いました。

RF45mm F1.2 STMも早く買いたい…
20分のタッチ&トライはあっという間でした。最後にEOS R6 Mark IIIの購入キャンペーンや、キヤノン直営店舗で購入した場合の特典について説明してもらいました。対象の直営店舗でEOS R6 Mark IIIを購入すると、製品の5年長期保証が半額になったり、「あんしんメンテスタンダード」の無料クーポン2回分をもらえる、とのことでした。
キャノンフォトハウス大阪でEOS R6 Mark IIIのタッチ&トライをさせてもらっているときの映像をYouTubeにアップしました。
EOS R6 Mark IIとの比較
EOS R6 Mark IIIとEOS R6 Mark IIとを比較したときの主な違いをまとめると以下の通りです。
| EOS R6 Mark II | EOS R6 Mark III | |
|---|---|---|
| 有効画素数 | 約2420万画素 | 約3250万画素 |
| 連写性能 | 電子シャッター:最大約40コマ/秒 メカシャッター:12コマ/秒 | 電子シャッター:最大約40コマ/秒 メカシャッター:12コマ/秒 バッファ容量が大幅増 「プリ連続撮影」対応 |
| オートフォーカス | Dual Pixel CMOS AF II 被写体検出「人物・動物・乗り物」 | Dual Pixel CMOS AF II 被写体検出「人物・動物・乗り物」 「登録人物優先AF」に対応 被写体の追従性能が向上 MFの際にシャッターボタン半押しで拡大表示解除(静止画撮影時) |
| 手ブレ補正(IBIS+レンズ併用) | 最大「8ストップ相当」 | 最大「8.5ストップ相当」 |
| 常用ISO感度 | ISO 100~102400 | ISO 100~64000 |
| 記録メディア(カードスロット) | デュアルスロット:SDカード ×2(UHS-II) | スロット1:CFexpress Type B スロット2:SD/SDXC(UHS-II) |
| バッテリー | LP-E6NH | LP-E6P ※LP-E6NH/LP-E6Nも使用可能(機能制限あり)、LP-E6使用不可 |
| 動画機能 | 4K UHD 60P | 7K RAW、オープンゲート撮影、4K120Pなど動画性能大幅アップ |
| 価格(初売) | 396,000円 | 429,000円 |
| 発売日 | 2022年12月15日 | 2025年11月21日 |
EOS R6 Mark IIの販売も継続されるとのことで、キャッシュバックキャンペーンの対象にもなっています。型落ちで今はとても価格が下がっているのでこのタイミングでMark IIを買うのも魅力的ですね。




