
DJI のスマホジンバルOsmo Mobileシリーズの良いところはコスパの良さとラインナップの豊富さです。性能に対して、価格が抑えられつつも、基本操作が扱いやすいので、ジンバル初心者の人にもおすすめです。ラインナップが豊富なので、ニーズに応じて予算を節約したモデル選択もできます。

わたしはこれまで実際にOsmo Mobile の6、7、7P、8を使ってきました。たくさんあるOsmo Mobileシリーズの製品それぞれの違いや、どれを選べば良いかを解説します!
Osmo Mobile現行ラインナップ(2025年最新版)
2025年11月現在、Osmo Mobileシリーズは5つの製品が販売されており、ざっくり分けると3世代に分類できます。
- Osmo Mobile 8(2025年11月発売)
- Osmo Mobile 7P / 7(2025年2月発売)
- Osmo Mobile 6 / SE(2022年9月発売)
8、7P、6などが各世代の上位モデルで、これに対して7やSEは一部の機能を省略したエントリーモデルです。7やSEには自撮り棒として使える内蔵の延長ロッドがないほか、マニュアルフォーカス機能が使えないなどの制限があります。
基本的には2025年に発売されたモデル(8/7P/7)が使いやすくておすすめですが、より出費を抑えたい人は旧型モデル(6やSE)を検討しても良いかもしれません。
表:【DJI Osmo Mobile 現行モデル比較】
| Osmo Mobile 8 | Osmo Mobile 7P | Osmo Mobile 7 | Osmo Mobile 6 | Osmo Mobile SE | |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2025年11月5日 | 2025年2月18日 | 2025年2月18日 | 2022年9月22日 | 2022年9月22日 |
| 価格(税込) | 18,480円 | 15,620円 | 11,880円 | 11,000円 | 8,030円 |
| バッテリー持続時間 | 約10時間 | 約10時間 | 約10時間 | 約6時間24分 | 約8時間 |
| 質量 | 約370g | 約368g | 約300g | 約305g | 約352g |
| 延長ロッド | ⭕️ | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ | ✖️ |
| 三脚 | 内蔵 | 内蔵 | 内蔵 | 外付け(付属) | 外付け(付属) |
| 多機能モジュール | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ ※別売り | ✖️ | ✖️ |
| スマホへの給電 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ✖️ | ✖️ |
| AppleDockKit | ⭕️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
表以外にも細かい違いはありますが、主だったものをまとめると上の通りになります。スマホの取り付けや起動・収納のしやすさは7以降のモデルがしやすいです。
選び方の目安
- 多機能・Vlog対応重視 → Osmo Mobile 8 / 7P
- 軽量・コスパ重視 → Osmo Mobile 7
- 基本性能で十分 → Osmo Mobile 6
- 初めてのジンバル入門 → Osmo Mobile SE
特徴まとめ
Osmo Mobile SE
エントリーモデル。基本的なジンバル操作にのみ対応。ジンバル本体の機能は限定的なものの、DJI Mimoアプリを使えばトラッキング撮影など便利に使えるので、少ない予算でジンバルを体験してみたい人におすすめ。
Osmo Mobile 6
旧モデルだが安定した操作性。マニュアルフォーカスやズーム操作にも対応。この世代は、スマホ給電や多機能モジュールなどに非対応。また三脚が外付け式で、持ち運びがやや不便。
Osmo Mobile 7P / 7
ライト・ワイヤレスマイク受信・トラッキング撮影などの機能を備えた「多機能モジュール」に対応。また、この世代から三脚が内蔵式となり、携帯性が向上しています。スマホへの給電機能にも対応するなど総合的な使い勝手が進化しています。
Androidユーザーなら、8と7Pの間にほとんど差がないので、7Pがお買い得。
7は、延長ロッド非搭載で、多機能モジュールが別売りなので注意。
Osmo Mobile 8
基本的なジンバルデザインは7Pを踏襲しつつも、新たにAppleDockKitに対応して、対応のiOSアプリとの連携性能が向上。パン方向の360度回転撮影に対応したり、多機能モジュールのトラッキング対象に新たにイヌとネコが加わるなどより完成度の高まったスマホジンバル。最もおすすめ。







