α7 V実写レビュー:Canonユーザーが嫉妬した完成度の高いカメラ

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α7 V実写レビュー:Canonユーザーが嫉妬した完成度の高いカメラ

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。

最近ソニーの最新フルサイズカメラ「α7 V」をお借りしてじっくり使い倒してきました。わたしは普段キヤノンのEOS R6 Mark IIIを愛用している「キヤノン党」なのですが、正直に言います。α7 V、めちゃくちゃ完成度高くて驚きました。

一方でライバル機ユーザーだからこそ感じる「ここはイマイチかも」というポイントもありました。今回は、そんなわたしの本音全開でレビューをお届けします。

※PRONEWSにおけるレビュー記事執筆のためにソニー「α7 V」とレンズをお借りしました。
PRONEWS:ソニー「α7 V」実写レビュー。静止画と動画を高次元で両立する“カスタマイズ重視”の万能フルサイズ [OnGoingReView] – PRONEWS

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撮影性能と作例

FL3のカラーが良い

まずはスナップでカメラの操作性に慣れながら、その描写を確認してみました。しばらく撮影してみてまず気に入ったのがそのカラーです。α7 Vのクリエイティブルックに新たに搭載された「FL3」が魅力的です。

ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
Aki
Aki

FL3なら撮って出しでおしゃれな色味に仕上がるのが嬉しい!

なお、用いたレンズは「FE 24-70mm F2.8 GM II」です。

動体撮影に強い!AFの精度が素晴らしい

AF性能や連写性能を試すべく、「神戸どうぶつ王国」に向かいました。最大30fpsの高速連写なので、動物たちの決定的瞬間を逃しません。ブラックアウトフリーなので、撮影中の視認性も良好でした。

ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真

さらにそこからポートライナーで一駅乗って「神戸空港」へ移動します。α7 Vの被写体検出は飛行機に対しても高い精度で機能していました。単純に期待を認識するだけでなく操縦席のあたりに優先的にピントを合わせようとする挙動を確認できました。

ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真

「神戸どうぶつ王国」と「神戸空港」での写真は、「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」を用いて撮影しました。

風景や自然の描写が美しい

毎年楽しみにしている初日の出の撮影にもα7 Vを投入しました。最大16ストップという広いダイナミックレンジを活かして夜明けの明暗差あるグラデーションをしっかり記録してくれました。

ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真

日の出の撮影のレンズは「FE 24-70mm F2.8 GM II」です。ゴーストやフレアがほとんど出ず非常に撮影しやすかったです。素晴らしいレンズですね。

単焦点レンズも使ってみたいと思い「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」で撮影へ。惚れ込む描写です。ソニーはマクロレンズも魅力的ですね…

ソニーα7 V 作例写真
ソニーα7 V 作例写真
Sony α7 V, FE 100mm F2.8 Macro GM OSS, 作例写真

4K撮影ならパーフェクト

動画性能についてもテストしました。正直期待以上の素晴らしい性能でした。気に入ったのは主に以下の点です。

  • 7Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画
  • 長時間収録対応(4K60Pで熱停止せずに連続撮影可能)
  • 超解像ズーム(4Kでも使える画質劣化の少ないデジタルズーム)が便利
  • 4K120Pのスローモーション映像
Aki
Aki

室内で連続撮影のテストをしたところ、4K60Pで記録メディアがいっぱいになるまで5時間止まらずに撮影できました。USB給電しながらでも熱停止しないことに感心しました!

α7 Vで撮影した動画がこちら。ピクチャープロファイル11の「S-Cinetone」で撮影しています。

残念な点もいくつかあります。他メーカーで同価格帯の競合機種の多くが実現しているような「オープンゲート撮影」や「RAW動画の内部収録」には非対応です。

またタリーランプが非搭載なのもすこし残念に思いました。どちらかというとスチル撮影を主眼とした機種なので仕方がないのでしょうが、せっかく高画質な4Kが撮れて長時間収録も可能なムービー機なので、タリーランプを搭載するなどして録画のミスに対応しやすい設計にしてほしかったです。

わたしの使用しているキヤノンEOS R6 Mark IIIではいずれもできることなので以上の点はどうしても気になりました。基本性能が優れているだけに「これは惜しい…」と思ってしまう欠点です。

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操作性と他機種との比較

ソニーα7 Vの質量は約695g。小型コンパクトとは言い難いサイズですが、他メーカーの競合機種と比べるとやや軽い部類です。

ソニーα7 Vレビュー

グリップは深さがありますが、個人的にはあまり形状の相性が良くなく持つときに指に負担がかかるように感じました。

とても気に入ったのが可動式の背面モニター。チルトにもバリアングルにも対応します。手軽に角度をつけることができて非常に撮影しやすかったです。

Aki
Aki

キヤノンのカメラはバリアングルのものばかりなので、チルトに対応してくれるソニーはすごくうらやましいです。

ボタンやダイヤルも豊富でカスタマイズの自由度が高いのが好印象でした。

Aki
Aki

ボタンもダイヤルもすごく多い!カスタマイズ好きな人には嬉しい仕様だと思います。
逆に言うとボタンが多すぎて操作に戸惑う人もいるかも。

インターフェイスを見るとUSB-Cがふたつあるのが特徴的です。

ソニーα7 V

記録メディアはダブルスロットでCFexpress Type AとSDに対応。CFexpress Type Aが普段使わないメディアなので今回新しく買いました。高速連写にはCFexpress Type Aがおすすめです。

ソニーα7 V 記録メディア

わたしが実際に利用した記録メディアとカードリーダーは以下のものです。α7 Vで快適に使用できました。

旧モデルα7 IVとの比較

機能・スペックα7 V α7 IV
センサー有効約3300万画素 部分積層型CMOS有効約3300万画素 裏面照射型CMOS
画像処理エンジンBIONZ XR2 (AI処理機能内蔵)BIONZ XR
連続撮影最高約30コマ/秒 (ブラックアウトフリー)最高約10コマ/秒
動画4K 60P ノンクロップ対応
4K120P アクティブ手ブレ補正対応
4K 60P 1.5倍クロップあり
液晶モニター3.2型 4軸マルチアングル (209万ドット)3.0型 バリアングル (104万ドット)
端子類USB-C ×2ポート / HDMI Type-AUSB-C ×1 / HDMI Type-A
重量約695g約658g
発売日2025年12月19日2021年12月17日
市場価格約379,000円約330,000円(発売当時)

参考:比較表 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

キヤノンEOS R6 Mark IIIとの比較

ソニーα7 Vとライバル機種の「キヤノンEOS R6 Mark III」を比較してみましょう。

Aki
Aki

筆者はEOS R6 Mark IIIユーザーです!

項目Sony α7 VCanon EOS R6 Mark III
有効画素数約3300万画素約3250万画素
センサー形式部分積層型 CMOS (Exmor RS)CMOS
画像処理エンジンBIONZ XR2 (AI処理ユニット内蔵)DIGIC X
常用ISO感度100 – 51200100 – 64000
連写速度(電子)最大30コマ/秒(ブラックアウトフリー)最大40コマ/秒
連写速度(メカ)最大10コマ/秒最大12コマ/秒
動画4K120p APS-Cクロップ
4K60P ノンクロップ対応
4K30P(7Kオーバーサンプリング)
7K RAW 内部記録 / 7K オープンゲート
4K120P クロップなし
4K60P クロップなし
4K30P(7Kオーバーサンプリング)
手ブレ補正最大7.5段最大8.5段
背面モニター3.2型 4軸マルチアングル (209万ドット)3.0型 バリアングル (162万ドット)
ファインダー369万ドット (0.78倍)369万ドット (0.76倍)
記録メディア1: CFexpress Type A / SD
2: SD
1: CFexpress Type B
2: SD
インターフェイスUSB-C ×2ポート
HDMI Type A
マイク
ヘッドフォン
USB-C ×1ポート
HDMI Type A
マイク
ヘッドフォン
タリーランプ
リモコン端子
重量約695g約699g
発売日2025年12月19日2025年11月21日
市場価格約379,000円約386,100円
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総評:キヤノンユーザーから見ても魅力的なカメラ

ソニーα7 Vは、スチルもムービーも高い水準でバランスのとれたカメラです。写真と動画の切り替えもスムーズかつ独立した設定で運用できるので、ハイブリッドで撮りたい人にとっては非常に優れた機種だと思います。

■良い点
・最大30fpsの高速連写と優れた被写体検出AF
・ダイナミックレンジが広い
・クリエイティブルックのFL3の色が良い
・オーバーサンプリングの4K30P映像が美しい
・長時間収録が可能で長回しも安心
・超解像ズームが便利
・バリアングル&チルトモニターが使いやすい
・ボタンやダイヤルに自由に機能を割り当ててカスタマイズできる

■悪い点
・グリップの形状が相性わるく指が痛く感じた
・7Kオープンゲート撮影、RAW動画の内部収録、タリーランプなどに非対応
・設定項目が多く煩雑で上級者向けの操作性

キヤノンと比べると…

「α7 V」は、上級者向けのカメラだとも感じました。きちんとカメラの性能を引き出すには仕様を理解して、場面に応じて設定を適切に合わせなければなりません。カスタマイズの自由度が高いのは良いのですが、いろいろなことができるゆえに複雑で難しく感じるところも多いカメラでした。

わたしが普段使っているキヤノンのカメラだと、もう少しカスタマイズの自由度が狭まるものの、設定がシンプルかつ明瞭で迷いにくい操作性です。カメラ初心者でも扱いやすいのは「EOS R6 Mark III」などのキヤノンのカメラだと思いました。

ある程度カメラを使ってきた経験のある中級者以上の方であれば、「α7 V」は買う価値のあるモデルだと思います。写真においても動画においても優れた性能なので、約40万円という価格に十分に見合った価値のあるカメラだと感じました。様々なシーンや被写体に柔軟に対応できる完成度の高いカメラです。

どんな人におすすめ?

現在のソニーのフルサイズカメラのラインナップでは、「α7 V」が最もバランスのとれた機種と言ってよいでしょう。特に旧型の「α7 IV」と比べると動体撮影の性能が著しく進化しました。画素数が3300万と扱いやすく、動画性能も充実しています。

わたしは自分が普段から使っていて愛着があるキヤノンのカメラを人におすすめしたい気持ちが強いですが、正直ソニー「α7 V」はキヤノン「EOS R6 Mark III」とほぼ互角の性能でした。このふたつであれば「α7 V」を選んでも後悔はないでしょう。それくらい優れた完成度の高いカメラです。これから写真撮影や映像制作に本格的に取り組んでいきたい人に自信をもっておすすめできます。

YouTubeやPRONEWSでもレビューコンテンツを公開しています。

ソニー「α7 V」実写レビュー。静止画と動画を高次元で両立する“カスタマイズ重視”の万能フルサイズ [OnGoingReView] – PRONEWS

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α7 Vを使いこなすためのおすすめの設定&カスタマイズ

ソニーα7 Vというカメラをしっかり使わせてもらってだいぶその仕様を理解することができたので、使い方やおすすめの設定を解説する動画をたくさんYouTubeにアップしました。カメラを使いこなせるようになりたいと思っている方はこちらをぜひご覧ください。

おすすめ初期設定

高速連写の設定

AF設定

動画の設定

ボタン・ダイヤルカスタマイズ

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作例まとめ

作例写真をまとめたウェブサイト「Photo Garage」を合わせてぜひご覧ください。

Sony α7 V – Photo Garage – AKIRA ODA

ソニー
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記事を書いている人
Aki
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カメラが大好きな神戸っ子ブロガー&ライター。
自分で撮影した写真や動画とともに神戸の魅力を発信しています。神戸のレジャー・観光・グルメ情報のほか、私が愛用しているカメラや撮影関連グッズ、パソコンなどガジェット情報も盛りだくさんです。
1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち
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