神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。 京都の中書島駅で降りて伏見十石舟の遊覧観光を楽しんできました。木の小舟に乗ってゆったりと美しい自然を眺めながら、京都の伏見周辺の地理や歴史に詳しくなれました。十石舟の利用方法や魅力についてブログでお伝えします。
伏見十石舟(ふしみじっこくぶね)の概要
十石舟はかつて江戸時代に酒や米などの物資を運んだり、旅客を連れて運河で活躍した舟です。現在は定員20名の遊覧船として活躍。宇治川派流を往復して伏見地域の観光を楽しめます。酒蔵に柳が映える風情ある水路、四季折々の自然を眺めながらまず三栖閘門(みすこうもん)に向かいます。一度ここで下船し、水門を見学したり、すぐそばに立つ三栖閘門資料館に立ち寄る時間が設けられています。水位差を調整した運河の仕組みや、伏見近辺の歴史やゆかりの文学作品に関する展示を見ることができます。全行程の所要時間は途中下船の時間もふくめて約50分。
神戸方面からのアクセス
伏見十石舟の乗り場の最寄り駅は京阪電車「中書島」駅です。
神戸方面から向かう場合、JRで「京橋」駅まで向かい、そこから京阪電車に乗って「中書島」に向かうのが一般的だと思います。
あるいは梅田まで出て地下鉄御堂筋線で「淀屋橋」駅に向かえば、そこから始発の京阪電車に乗って「中書島」駅までアクセスできます。
桜や新緑、紅葉の美しい遊覧観光が楽しめる
十石舟の乗り場は「月桂冠大倉記念館」の裏手の河川沿いにあります。京阪電車の「中書島」駅より徒歩4分ほどの場所です。ここで料金を支払ってチケットを買えます。
運行時間は次の通りです。
- 10:00 10:20 10:40
- 11:00 11:20
- 13:00 13:20 13:40
- 14:00 14:20 14:40
- 15:00 15:20 15:40
- ※16:00 16:20(※11月25日〜12月4日の秋季期間は15:40が最終便)
水路の両脇には桜や柳の木が並びます。春には桜や新緑が美しく名所として人気のスポット。わたしが訪れた4月下旬は清々しい気候のもとさわやかな緑を満喫できました。秋には紅葉も楽しめるそうです。
この緑の木々がめちゃくちゃきれいでした。春のやわらかい日差しが新緑の葉や水に反射してきらきらします。風情ある木の小舟に乗ってこの自然のなかをくぐるようにして運行するのはとても気持ちが良かったです。
周辺には坂本龍馬が襲撃に遭った「寺田屋」や、かつて京都市街地とを結ぶ運河で文学作品の舞台にもよく取り上げられる「高瀬川」などがあります。ガイドの方の案内があるので、伏見や宇治川渓流の運河の歴史などに詳しくなれます。個人的には幕末の歴史の話が好きだったり、森鴎外の高瀬舟も読んだことがあって印象に残っているので、それらの舞台となった土地を見ることができたのはうれしかったです。
遊覧船は片道で一度下船して周辺を散策したのちに、帰りの便に乗ります。水門を間近で見たり、近くの資料館を見学できます。
動画で見る伏見十石舟
十石舟の乗船の様子を動画を撮りました。ごく短めに編集していますが雰囲気は伝わると思います。
近くのお昼ご飯スポット
「揚子江」という中華料理屋さんで唐揚げ定食を食べました。おいしかったです。おなかいっぱいで満足!カウンター席のみのお店です。
参考:揚子江 Google Map