結婚式で着るドレスを選ぶためにトリートドレッシング神戸店へ行きました。衣装合わせなど結婚式の準備の様子をブログでお伝えします。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。 自分の人生でドレスショップを訪れることになるなんてまったくイメージできていませんでした。筆者は新郎の立場ですが、結婚式の準備で妻のドレスの試着に付き添ったのでそのときの様子をお伝えします。妻にもたくさん話を聞きながら、トリートドレッシングでのドレス選びの過程を記録します。
ザ・トリート ドレッシング 神戸店
ザ・トリートドレッシング神戸店は神戸の歴史的な建築「神戸メリケンビル」にあります。中に入るとたくさんのドレスがずらりと並んでいました。広くて明るくて、美術館のような場所です。トリートドレッシングは2023年3月にこの場所に移転したばかりでピカピカでした。
参考:トリート神戸店 移転フルリニューアルオープンのお知らせ |【ザ・トリート・ドレッシング】
ドレスはもちろんだけど、お店の調度品も照明も鏡も床もなにもかもがキレイ!
ドレスの試着・衣装合わせ
美しいお店のなかでわたしはワクワク、彼女は緊張の面持ちでした。最初はまずカウンセリングのようなものをして、自分たちの結婚式の雰囲気やのドレスの希望のテイスト(形や雰囲気など)、予算などを担当のスタッフの方にお伝えしました。
トリートドレッシングの説明によると、すべてのドレスが20万円以上で、30万から50万くらいの予算が特に種類が豊富とのことでした(レンタルの価格です)。とはいえ20万円台前半の種類でもラインナップはあるのでその中から紹介してもらいました。
試着室の鏡が大きくて角が丸い形になっていてかわいい
初めてのドレス試着はとても楽しくて感動的でした。新郎目線ですが、彼女が着替えるのを待って、カーテンが開くとドレス姿の美しい姿がお披露目です。初回はドレスを3着試着。ふだんからキレイで大好きな妻がドレスのファッションショーをしてくれているみたいで楽しかったです。スタッフの方がヘアスタイリングや小物を見繕って合わせてくれるので特別感がありました。
もしかしたら妻よりわたしのほうが楽しんでいたかもしれない!
結婚式の情報を集めていると、トリートドレッシングの評判はすごく良くて楽しみにしていました。実際にすべてのドレスが洗練されたデザインで状態も良いものばかりです。わたしたちが見たドレスはトリートのラインナップからすると安めの価格帯ではありましたが、どのドレスも美しくて素敵でした。
ふんわりとしたウェディングドレスらしいシルエットも素敵だし、すっきりとした形のドレスもモダンでオシャレ!
試着の際には付き添っているスタッフの方がヘアアレンジをしてくれたり、アクセサリーも複数パターン用意してくれました。ベールを付けたパターンも試させてくれるほか、ブーケを持たせてくれたりもしたので本番に近いイメージを見ることができました。ハンガーに吊るされている状態では全然ドレスの着用イメージができていなかったので、試着はとても大事だと感じました。
実際に着てみるとどのドレスもとっても素敵!
試着を終えた後に、そのうちの1着を仮押さえすることになりました。彼女はどれにするか迷いつつも気に入ったドレスを選んだようでした。
初回の試着からおよそ二か月後に二回目の試着で来店しました。新作の入荷があったり、ほかの式で使っていたドレスが戻ってきたりして、試着できるドレスが増えています。だいたい1~2か月の期間を空けて来店するのが良いそうです。二回目でしたが、彼女は相変わらず緊張の面持ちでした。
20万円台前半だとバリエーションは限られている様子。できるだけ20万円台前半で紹介してほしいとお願いしながら、30万円以下のドレスを用意してもらいました。素敵なドレスを5着試させてもらいました(うち1着はサイズが合わないと判断して途中でやめました)。
これまでまだ試せてないようなシルエットや素材のドレスも試着させてもらいました。ウェディングドレスは種類が非常に豊富で、それぞれにちがった魅力があって素晴らしかったです。
サテンやレース、チュール、クレープ、オーガンジーなどドレスの素材にも詳しくなりましたし、ジェニーパッカムやアン バルジ、サフィヤなどドレスのブランドの知識もつきました。人生のなかでここまで高級で美しい衣服を目にすることはなかなかないので良い経験になりました。
ここまでの試着を参考にドレスを決定しました。選んだのは Safiyaa(サフィヤ)のマーメイドラインのドレス。オフショルダーで前からの印象はすっきりとしながらも、存在感のある長いトレーンでとても華やかな雰囲気を醸し出す美しいドレスです。
大人っぽいスタイリッシュでオシャレなデザインで、結婚式会場のオリエンタルホテル神戸の雰囲気ともよくマッチするドレスを選べたと思います。本人によく似あっている素敵なドレスに出会うことができました。
三回目の来店は小物合わせです。前回の試着でドレスを決定したので、今度はドレスと一緒に合わせるベールや、シューズ、アクセサリーなどを選びました。ベールにも種類があって、短いものや長いもの、刺繍で飾りが施されているものなど様々でした。
アクセサリーや靴もトリートドレッシングで購入したりレンタルできるのでそれらの商品を試させてもらいました。
靴は BENIR というブランドのブライダルシューズを購入しました。妻はあまりヒールの高い靴を履きなれていないので悩んでいましたが、せっかくの結婚式なのできれいな靴を選んだようでした。
靴のなかに100均のジェルパッドを入れて歩きやすくしたよ
最後の四回目の来店は、サイズ直しと歩き方の練習です。結婚式の数日まえのタイミングでドレスの最終調整となる試着です。これまでの試着を参考にドレスのサイズを調整してもらっていました。この日にもう一度簡単な補正をしてもらって、そのあとドレスを着て歩く練習をしました。きれいに見える姿勢の作り方、ブーケを持つ位置などを教えてもらって、それらを実践しながら実際にドレスショップ内を歩いてみました。
歩くときにいつも片手でドレスをつまんでいなければいけなくて大変!
新郎が半歩先をリードするような形でわたしも一緒に歩かせてもらいました。挙式の際の「ブライダルステップ」も練習しました。いよいよ本番が近づいてきたという実感がわきます。
この日は最大2時間の予定でしたが、ほとんど直しの必要がなかったので全体で1時間ほどで済みました。挙式当日の着付けはホテルのスタッフの方がやってくれるので、トリートでお世話になった担当の方とはこの日でお別れです。この素敵なドレスショップを訪れることはもうないと思うとさみしくなりましたが、お礼を言ってお店をあとにしました。
結婚式本番のドレス姿
結婚式の日の写真をいくつかお見せします。トリートドレッシングや当日の美容スタッフの方々のおかげで素敵なウェディングドレス姿になりました。どの角度から見ても美しいです。
すっきりとしたシルエットなので、披露宴のときなど参列してくれたゲストと一緒に過ごすときもあまりドレスを気にせず近い距離感で過ごすことができました。一方で後ろ姿はトレーンやベールで華やかさがあり特別感があります。正面からの立ち姿もバックショットも座っているときもいずれも美しかったです。
また結婚式当日は常に美容スタッフの方々が付き添ってくださってドレスやメイクのケアをしてくれました。こちらは資生堂の社員さんたちですが、トリートドレッシングで着付けしたときの内容を写真やテキストできちんと伝えてくれていたのでトラブルなく安心でした。
ドレスの試着・衣装あわせを振り返って
ウェディングドレス選びはもちろん、美しい花嫁として過ごすためにさまざまなサポートをしてくれたザ・トリートドレッシング。ここでの体験を振り返って、未来の花嫁の皆さまに参考になるようにアドバイスや注意事項をお伝えします。
料金が謎に包まれたトリートドレッシング
結婚式の準備を始めた頃、トリートドレッシングについては事前にわかる情報がとても限られていて当初は不安がありました。特に料金にかかわる情報です。トリートドレッシングはウェブサイト上にドレス個別のレンタル代金が一切記載されていません。ウェブサイト上に価格表はあるのですが、ここでわかるのは個別のアイテムの最低料金のみです。なので実際に結婚式場を契約して、トリートドレッシングに来店して試着をさせてもらうまでは具体的で正確な金額がわかりませんでした。
結婚式もウェディングドレスを着るのも初めてで相場がわからないよ~
まず、結婚式を契約するときの初期見積もりではドレスのレンタル代が20万円となっていました。初期見積もりは最低ラインの価格が設定されがちであまり現実的ではないと聞いていたので、そのことを式場のブライダルプランナーさんに質問して20万円でドレスをまとまった量のラインナップから選べるかどうか確認しました。すると「20万円でも複数のドレスの選択肢があるのでご安心ください」というような内容の回答をもらいました。
一方でネットで検索するとトリートドレッシングは高級なので20万円や30万円くらいでは選択肢がほとんどなくて非現実的、トリートなら予算は50万円は必要というような声も見かけました。実際のところどの程度費用がかかるのかが事前にもう少しわかるともっと安心できたかもしれません。特にわたしたちが式を挙げたオリエンタルホテル神戸は提携ショップがトリートドレッシングのみだったので、初期見積もり以外の情報がないのは不安でした。オリエンタルホテル神戸のアイテムフェアでもトリートのウエディングドレスの出展はありませんでした。
実際に利用してみた感想としては予算20万円台(30万円以下)くらいなら素敵なドレスを選べることが分かりました。最低金額の20万円(+税)で人気のジェニーパッカムのドレスも選べました。とはいえどのドレスが自分たちの試着や本番のタイミングで着れるかはそのときになってみないと分からないので、初期見積もりの20万円では非現実的な予算だと思います。ドレス以外に小物も必要なので最低30万円は予算を見ると良いのではないでしょうか。トリートドレッシングによると、ラインナップが豊富なのは30万円~50万円の価格帯だそうです。
トリートドレッシングでは2回のフィッティングで合計8着ほどドレスを着て、その中から選ぶのが一般的なようです。もっとたくさんのドレスを着られると期待していると少ないと感じるかもしれません。ただし、トリートドレッシングでは試着回数を限定しているわけではないので、決まらなければもっと試着回数を重ねることができます。不安な人は早い段階から式場を契約して、早め早めにドレスの試着を予約すると良いと思います。
結局かかった費用はウエディングドレスが26万円、ベールが7千500円、合計が税込で 294,250円でした。あとはブライダルインナーや、靴、アクセサリーなどを別で購入して持ち込みました。
「主人公になれる場所」
妻にトリートドレッシングについての感想を聞いてみると「主人公になれる場所」という答えが返ってきました。試着室が広くて、鏡もかわいくて素敵。床の石もピカピカだし、きれいな絵が飾ってあって、置いてある調度品もぜんぶがおしゃれ。
スタッフも一流でドレス選びや着こなしをしっかりサポートしてくれます。スタッフはみなさん上品で接客が非常に丁寧でした。服装は黒子に徹しているという印象で黒い服をまといヒールのない靴で働いています。決して主観を押し付けてこないけれど、相談には親身になって丁寧に対応してくれます。
ドレスはどれも美しいコンディションで保たれています。レンタルといっても袖を通している回数はかなり少ないようです。ドレスショップによってはドレスが劣化していて装飾がとれているという話も聞きますが、トリートドレッシングは一切そういったことがないようです。ドレスの品質やコンディションは非常に良いと感じました。
あらゆるところにすごいお金がかかっていて洗練されている。そんなところで自分のとっておきのドレスを選べる幸せ。ザ・トリートドレッシングはまさに「主人公になれる場所」でした。
試着は動画をぜったいに撮ったほうが良い!
ドレスを試着する際は、さまざまな角度からの写真を撮っておくほか、動画でも記録しました。ドレスを選ぶうえではこの動画がとても役立ちました。立ち姿だけでなく、ちょっと歩いてみたり、座ってみたり。動きがあったほうが、式当日のリアルなドレス姿をイメージできます。
実際のところ妻も動画で他者の視点になって見ることで、より客観的に見たときのドレスの特徴や魅力がわかったようです。結婚式はたくさんの写真や動画で思い出に残るということを考えても、試着して鏡で見るだけでなく、カメラを通してどのように見えるかはとても大事です。
お店でドレスを試着したときはいつも最後にどのドレスを仮おさえするのかを伝えるのですが、わたしたちの場合は家に帰って動画を確認してから考え直してドレスの変更をお店に電話で伝えました。それくらい動画の記録は重要でした。
小物は中古やネット通販で節約できる
結婚式ではウエディングドレス以外にもブライダルインナーやベール、靴、アクセサリーなどの小物が必要です。結婚式を挙げるうえで、これらの小物類を中古で買っても良いのかどうかがひとつの懸念事項でした。
トリートドレッシングのスタッフさんに予算について悩んでいることを相談したら「おすすめはできないけれど小物についてはメルカリなどで購入して費用を節約して、そのぶんをドレスにまわすこともできる」と言及してもらえました。NGとされているわけではないようなので安心しました。おかげで一部の小物は中古で用意することで節約できました。ただし、ベールについては神聖なものなので中古購入は控えることをおすすめされて、素直に新品をトリートドレッシングで購入しました。