神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
キヤノンさんにご招待いただき、新しいフルサイズミラーレスカメラ「EOS R8 Mark II」の製品紹介イベントに行ってきました。発表当日の9月16日に東京・表参道まで足を運び、実機を使って撮影体験もさせてもらったので、会場の様子とカメラの特徴をレポートします。


発表されたその日に触れるのはやっぱりうれしいです!
キヤノンは9月16日(水)にフルサイズミラーレスカメラ「EOS R8 Mark II」を発表しました。10月29日(木)発売予定で、9月18日(金)10時から予約受付が始まっています。価格(ボディー):275,000円(税込・キヤノンオンラインショップ価格)
公式WEB:EOS R8 Mark II:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人|キヤノン
発表当日、東京・表参道の会場へ
イベントは発表当日の夕方から。新大阪から新幹線に乗って東京へ向かいました。車内のお供は駅弁です。


あいにくの雨でしたが、表参道のケヤキ並木を抜けて会場へ。会場に着くと、スクリーンに「EOS R8 Mark II」の文字が映し出され、テーブルには実機がずらりと並んでいました。



前半はキヤノンの担当者による製品説明、後半は実機を手に取っての撮影体験という流れでした。
EOS R8 Mark IIの特徴
発売日と価格
発売は2026年10月29日。価格はオープン価格で、キヤノンオンラインショップではボディー単体が275,000円(税込)です。レンズキットは、標準ズームの「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」付きと、単焦点の「RF45mm F1.2 STM」付きの2種類が用意されています。

発売を記念したキャッシュバックキャンペーンもあり、ボディー・レンズキットともに20,000円が戻ってきます。価格とキャンペーンの詳細は、記事の後半で表にまとめました。
「EOSらしさ」を刷新した新デザイン
実機を見てまず目を引くのが、デザインの変化です。これまでのEOSは丸みを帯びた形が基本でしたが、EOS R8 Mark IIは直線と円弧を軸にした、角の立ったデザインになりました。キヤノンは、これからミラーレスカメラを始める若い世代を意識したと説明しています。



形のお手本になったのは、1987年に発売されたEOSシリーズの1号機「EOS 650」。会場には実物のEOS 650も展示されていて、並べて比べることができました。平らなファインダー部や、別売のエクステンショングリップ「EG-E2」を付けたときの底面の斜めのラインが、EOS 650のシルエットに重なります。



EG-E2は手の大きな人や大きめのレンズを付けたときに握りを深くできるパーツで、付けたままでもバッテリー交換や三脚への取り付けができます。
SNSでは「ソニーのカメラに似ている」という声も見かけますが、実際に握ってみると、グリップはこれまでのEOS Rシリーズと同じく指がしっかり掛かる形で、手になじむ感触はいつものキヤノンでした。キヤノンには、わたしが使っているEOS R50 Vのように直線的なデザインのカメラもありますし、手元のEOS Kiss Mのシンプルでモダンな造形にも、EOS R8 Mark IIに通じるところがあります。デザインについてはYahoo!ニュースの記事でも詳しく書いています。

旧型EOS R8からの進化点
中身も大きく変わっています。いちばんの違いは、ボディー内手ブレ補正が入ったこと。初代EOS R8には無かった機能で、レンズ側の補正と組み合わせると最大7.5段分の補正効果があります。
操作面では、ファインダーをのぞいたままピント位置を動かせる「マルチコントローラー」が背面に加わりました。上位機種と同じ感覚で操作できます。

ほかにも、シャッターを押し込む前までさかのぼって記録できる「プリ連続撮影」、登録した人を優先してピントを合わせる「登録人物優先AF」、フィルム調の色を含む16種類の「カラーフィルター」など、上位機種で使われてきた機能が入りました。
プリ連続撮影がどれくらい便利かは、EOS R6 Mark IIIで野鳥を撮った動画で紹介しています。

動画では、ボタンひとつでピントを外していく「フォーカスアウト」や、Cinema EOSと共通の「カスタムピクチャー」にも対応。本体の前面には、録画中に赤く光るタリーランプも付いています。


SDカードスロットは1つで、カメラの側面から出し入れします。バッテリーは初代と同じLP-E17です。


初代EOS R8との主な違いをまとめると、次のとおりです。
| EOS R8 | EOS R8 Mark II | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2023年4月 | 2026年10月29日(予定) |
| 価格(ボディー) | 242,000円 | 275,000円 |
| 有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
| ボディー内手ブレ補正 | なし | 最大7.5段 |
| マルチコントローラー | なし | あり |
| 登録人物優先AF | なし | あり |
| 連写(電子シャッター) | 最高約40コマ/秒 | 最高約40コマ/秒 |
| 質量 | 約461g | 約546g |
フルサイズで手に取りやすい「趣味カメラ」という立ち位置
会場では、キヤノンのミラーレスカメラの中でEOS R8 Mark IIがどこに位置するかを示すピラミッド型の図も紹介されました。

キヤノンのミラーレス一眼カメラは、撮像素子(センサー)の大きさで「APS-C」と「フルサイズ」の2つに分かれます。APS-Cは小さく軽く価格も手ごろで、はじめての1台に向くタイプ。フルサイズはセンサーが大きく、背景のボケや暗い場所での写りに余裕がある、本格的なタイプです。

EOS R8シリーズは、そのフルサイズの中で最も手の届きやすい価格帯に置かれています。図の中でもEOS R8 Mark IIは、写真に作品性を求める「趣味ユーザー」向けのモデルと位置づけられていました。
ただ、中身はエントリーモデル以上です。手ブレ補正、マルチコントローラー、登録人物優先AFといった装備がそろい、ひとつ上のEOS R6 Mark IIに迫る内容になりました。初代から大きく進化した、力のある1台だと感じました。
動きの速いパフォーマンスを撮ってみた
撮影体験では、バスケットボールを使ったフリースタイルのパフォーマンスを、EOS R8 Mark IIで撮らせてもらいました。

ボールを回しながら跳んだり、しゃがんだりと、動きの予測がつかない被写体です。ピント合わせはカメラに任せていましたが、人物をしっかり捉え続けてくれて、撮った写真はほとんどピントが合っていました。




使ったレンズはキットの「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」。シャッタースピードは1/1000〜1/1250秒で、室内だったためISO感度は8000〜25600まで上がっていました。等倍で見ると細かなザラつきはあるものの、ブログやSNSのサイズでは気にならない仕上がりです。



キットレンズでここまで撮れるなら、運動会や子どものスポーツにも頼れそうです
動画の手ブレ補正「強+」も試した
新しく加わった動画の電子手ブレ補正「強+」も試しました。キットレンズの望遠端105mmで手持ちのまま動画を撮ってみたところ、三脚に据えたかのように画面がぴたりと止まって驚きました。
そのぶん画面の端が切り取られて、写る範囲はかなり狭くなります。望遠側や、小物を大きく撮るような使い方には向いていますが、広い景色を撮りたいときには使いづらいと感じました。
画像:電子ISによる画角の比較




価格とキャンペーン、レンズキット
EOS R8 Mark IIの発売を記念して、購入した人に20,000円が戻ってくるキャッシュバックキャンペーンが行われます。対象の購入期間は2026年10月29日〜2027年1月12日で、9月18日以降の予約も対象です。キヤノンオンラインショップでは、無料の会員登録で使える10%オフのクーポンもあります。
| 構成 | 通常価格 | 10%クーポン後 | キャッシュバック後 |
|---|---|---|---|
| ボディー単体 | 275,000円 | 247,500円 | 227,500円 |
| 標準ズームレンズキット (RF24-105mm F4-7.1 IS STM) | 324,500円 | 292,050円 | 272,050円 |
| RF45mmレンズキット (RF45mm F1.2 STM) | 317,900円 | 286,110円 | 266,110円 |
カメラと同時にRFレンズやアクセサリーを買うと、そちらにもキャッシュバックが付きます(最大3点まで)。予備のバッテリーLP-E17も対象なので、一緒にそろえておくのがおすすめです。
国内向けのRF45mm F1.2 STMレンズキットがおすすめ
レンズキットのうち、わたしが強くおすすめしたいのがRF45mm F1.2 STM付きのキットです。国内向けに用意されたキットで、キヤノンも若い世代に向けた主力の組み合わせとして提案していました。

このレンズは発売後すぐに自分でも購入して、いまも愛用しています。F1.2の大きなボケを気軽に楽しめて、単品で買うよりキットのほうが2万円以上お得です。EOS R8 Mark IIはボディー内手ブレ補正が入ったので、手ブレ補正を持たないこのレンズとの組み合わせもより安心になりました。レンズの詳しいレビューはこちらです。

EOS R6 Mark IIとの比較
EOS R8 Mark IIは、フルサイズで約2420万画素というイメージセンサーの基本性能が、上位モデルのEOS R6 Mark IIと同等です。そこに、初代EOS R8には無かったボディー内手ブレ補正とマルチコントローラーが加わったことで、使い勝手の面でもEOS R6 Mark IIに近づきました。価格も近いので、どちらにするか迷う人もいると思います。主な違いは次のとおりです。
| EOS R8 Mark II | EOS R6 Mark II | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月29日(予定) | 2022年12月 |
| 価格(ボディー) | 275,000円 | 319,000円 |
| クーポン・キャッシュバック後 | 227,500円 | 257,100円 (10/20購入分まで) |
| 有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
| ボディー内手ブレ補正 | 最大7.5段 | 最大8.0段 |
| メカシャッター | なし | あり |
| 連写(メカ・電子先幕) | 最高約6.0コマ/秒 (電子先幕) | 最高約12コマ/秒 |
| 連写(電子シャッター) | 最高約40コマ/秒 | 最高約40コマ/秒 |
| 撮影可能枚数 (ファインダー・省電力優先) | 約220枚 | 約450枚 |
| 動画撮影時間 (4K 60p・バッテリー1個) | 約40分 | 約1時間20分 |
| ファインダー | 約236万ドット | 約369万ドット |
| SDカードスロット | 1 | 2 |
| 質量 | 約546g | 約670g |
| R8 Mark IIの主な新機能 | 登録人物優先AF、プリ連続撮影、カラーフィルター、Look File、タリーランプなど | ― |
| EOS R8 Mark II | EOS R6 Mark II |
写りはほぼ同じ土俵で、違いが出るのは道具としての部分です。EOS R6 Mark IIはフルのメカシャッターを備え、バッテリーの持ちが約2倍、SDカードも2枚入ります。一方のEOS R8 Mark IIは124g軽く、登録人物優先AFやカラーフィルターといった新しい機能を持っています。1日中撮り続ける人はEOS R6 Mark II、持ち歩きやすさと新機能を取るならEOS R8 Mark II、という選び方になります。
まとめ
EOS R8 Mark IIは、初代が置いていった部分を埋めてきた後継機でした。ボディー内手ブレ補正とマルチコントローラーが入り、上位機種の機能もしっかり降りてきています。新しいデザインは写真で見るより実物のほうが落ち着いていて、握ると安心感のあるキヤノンのカメラでした。

予備バッテリーを1個足して、RF45mmのキットで始めるのがわたしのおすすめです
発売は10月29日です。気になる方は、ぜひショールームや店頭で一度手に取ってみてください。
YouTubeにも動画をアップしたよ(追記)
東京で開催されたEOS R8 Mark II紹介イベントの様子をYouTubeにもアップしました。AF性能や動画の電子ISを試した様子なども映っているのでぜひこちらも参考にしてください。

