最高のAPS-Cミラーレス一眼カメラはどれ?4社比較 2021年版【海外動画】

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最高のAPS-Cミラーレス一眼カメラはどれ?4社比較 2021年版【海外動画】

DPReview TVが興味深いカメラ比較レビューをしていたので、内容を日本語に翻訳・要約して紹介します。ソニーa6600、富士フイルムX-T4、キヤノンEOS M6 Mark2、ニコンZ50の比較カメラレビューです。2021年6月時点で最も優れたAPS-Cミラーレス一眼カメラとは。

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。よくYouTubeで海外のカメラに関するチャンネルを見ているのですが、DPREVIEW TVさんが興味深い比較レビューをしていたので日本の皆様向けに紹介します。

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DPREVIEW TVのカメラ比較レビュー

今回紹介するのはYouTubeのDPREVIEW TVの動画です。DPREVIEW TVは、Digital Photography Review (DPREVIEW)が運営するチャンネル。世界的に有名なカメラレビューサイトのチャンネルです。レビューの質・量ともに世界でトップレベルのサイトなので日本でもご存じの方が多いのではないでしょうか。

動画はこちら Best APS-C Mirrorless Cameras 2021 – Sony a6600, Fujifilm X-T4, Canon M6 Mark II & Nikon Z50 題して「最高のAPS-Cミラーレス一眼カメラ 2021」。

動画の目次:0:57 – Handling 操作性、2:51 – Displays ディスプレイ、5:05 – Autofocus オートフォーカス、6:43 – Image Quality 画質、9:33 – Battery Life バッテリー持続時間、11:27 – Video 動画性能、13:33 – Final Rankings 総合評価

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ソニー・富士フイルム・キヤノン・ニコンのミラーレス一眼カメラ比較

比較するカメラは以下の4機種です。

  • ソニーa6600
  • 富士フイルムX-T4
  • キヤノンEOS M6 Mark2
  • ニコンZ50

以下は紹介元動画の構成にならって各項目ごとにレビュー評価を紹介します。最後に総合評価です。

操作性

4位:ソニーa6600
グリップが窮屈で、特に大口径レンズとの組み合わせの際に頼りない。

3位:キヤノンEOS M6 Mark2
ソニーのカメラにも共通するが背面のボタン類がカメラを握って親指で操作するときに快適とは言えない。カメラ上部のダイヤルふたつは使いやすい。

2位:ニコンZ50
先ほどの2機種と比べてグリップが深く握りやすい。ダイヤル類も使いやすい。

1位:富士フイルムX-T4
最もカメラサイズが大きく安定してカメラを持てる。AFジョイスティックを搭載しているのも素晴らしい。

ディスプレイ

4位:ソニーa6600
EVFや背面モニターの見やすさは悪くないが特別良くもない。チルトモニターは便利だが自撮りの際はホットシューに載せるマイクと干渉する。せっかくのタッチモニターも制限が多くメニューの操作、設定の変更であまり役に立たない。

3位:キヤノンEOS M6 Mark2
背面モニターのタッチ操作が快適。チルトモニターはソニーと同様の問題を抱える。EVFは取り外し可能で悪くないが、別売りでコストがかかるのですこし評価を下げた。

2位:ニコンZ50
EVF・モニターの質はキヤノンとほぼ同水準。チルトモニターは自撮りの際にカメラの下側にくるのでマイク類とは干渉しない。手持ちで自撮りするのは快適だが、下側にチルトするので三脚にカメラを固定するときに困る。

1位:富士フイルムX-T4
EVF・モニターともに見やすい。モニターはバリアングルなので様々な角度に対応できて、マイク類などとの干渉の問題もない。

オートフォーカス

4位:ニコンZ50
4機種ともAFの性能は良い。ニコンZ50が4位の理由はトラッキング性能がほかと比べて少し弱いからだ。特に低照度の暗い環境で気になる。

3位:富士フイルムX-T4
古い機種と比べてAFは改善している。全体的に優れたAFだがやはりトラッキングの際の不安定さがある。動く被写体に追従できないケースが目につく。

2位:キヤノンEOS M6 Mark2
スポーツカーの撮影の際にも優れたトラッキング性能を示してくれた。全体的に信頼してカメラにフォーカスを任せることができる。顔認識、瞳AFも現代のフルサイズカメラの水準には及ばないものの使いやすくて便利だ。

1位:ソニーa6600
業界をけん引するAF性能で非常に優れている。

画質

4位:ニコンZ50
画質は最も評価が難しい項目だ。ニコンZ50は有効画素数が2088万画素と最も低いが、それは必ずしも評価を下げる主要な理由ではない。ダイナミックレンジや暗い環境での画質は良好だし、ニコンのJPEGカラーも好みだ。最大の欠点はボディ内手振れ補正が搭載されていないこと。

3位:ソニーa6600
センサーはすこし古く、画素数(約2420万)の観点から言ってもアップデートされてほしい。しかし、低照度の画質やダイナミックレンジは悪くない。さらにボディ内手振れ補正があるのでニコンZ50より高く評価した。手振れ補正は実際の撮影シーンにおいてメリットを感じることが多い。ローリングシャッターの問題から上位二機種より評価を下げた。

2位:キヤノンEOS M6 Mark2
ボディ内手振れ補正がないのは残念だが、新しいセンサーの性能が良い。暗い環境での画質が良好だ。そして有効画素数が約3250万画素あることも利点だ。大きな印刷にも耐えうる画質で、クロップの余地もある。キヤノンのエンジニアが実現するカラーは素晴らしい。

1位:富士フイルムX-T4
有効画素数2600万。暗い環境での撮影、ダイナミックレンジともに良い。ローリングシャッターの問題が最も抑えられており電子シャッターが使いやすい。JPEGカラーも良い。フィルムシミュレーションは魅力的だ。

バッテリー持続時間

4位:キヤノンEOS M6 Mark2
CIPA基準で305枚撮影可能。USB充電の仕様がすこしわかりづらく純正の充電器を使えば問題ないものの、ほかの充電器だと相性問題が目立つ。

3位:ニコンZ50
CIPA基準で320枚撮影可能。USB充電も試した充電器のほとんどが対応した。

2位:富士フイルムX-T4
CIPA基準で500枚撮影可能。USB充電も快適。

1位:ソニーa6600
CIPA基準で810枚撮影可能。

動画性能

4位:キヤノンEOS M6 Mark2
4K撮影できるものの、画質はとてもソフトだ。EVFをとりつけるとホットシューが使えなくなりマイクや外部モニターを載せられない。ヘッドフォンジャックがない。

3位:ニコンZ50
チルトモニターが下に来るので自撮りの際に三脚と干渉する問題がある。ヘッドフォンジャックがない。

2位:ソニーa6600
動画でのAF性能が良い。ヘッドフォンジャックがある。ビデオプロファイルを豊富に搭載。ボディ内手振れ補正搭載。動画録画時間の制限がない。欠点はHDMI出力の外部モニター収録でも8bitの制限があること。せっかくのHLGやSLOG3が8bitになるのはもったいない。

1位:富士フイルムX-T4
迷いなく1位は富士フイルムのX-T4だ。4K10bitの内部収録が可能。4K60P収録対応、バリアングルモニター搭載、ボディ内手振れ補正搭載、LOG収録対応。さらにエテルナのカラーはとても素晴らしく、グレーディングの労力を削減してくれる。カメラからストレートで出力されるお気に入りのプロファイルだ。
唯一の欠点はヘッドフォン端子のためにUSB-Cのアダプターを使わなければいけないところ。とはいえそれは些末な問題なのでこの4機種での比較では断トツでX-T4がベストのビデオカメラだ。

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2021年に最もおすすめのAPS-Cミラーレス一眼カメラはどれか?

4位 ニコン Z50

ニコン Z50は使っていて楽しいカメラだ。ただ興奮する点に欠けており、ニコンはこのAPS-Cのシステムにあまり投資できていないように見える。APS-C向けのレンズの種類が少なく、フルサイズのZシリーズのほうがシステム的に成熟している。Z5なら費用的にも手頃なので、DXフォーマットのZ50はあまり積極的におすすめできない。

3位 キヤノン EOS M6 MarkⅡ

キヤノン EOS M6 MarkⅡはあまりに過少評価されているカメラだ。コンパクトなサイズでありながら、非常に優れたオートフォーカス性能。デザインも良くて、直感的な操作性も魅力的だ。画質も申し分ない。
しかし、やはりどちらかというとキヤノンもフルサイズのシリーズのほうが力を入れているようだ。それでもキヤノンのAPS-C向けのレンズのラインナップはニコンと比べて充実している。シグマからもEF-Mマウント向けに明るい単焦点レンズが発売されている。APS-Cサイズのラインナップのカメラで購入を考えているのであればぜひ候補にいれてほしい機種のひとつだ。

2位 ソニー a6600

ソニーのAPS-Cシステムを非難することはできない。純正、サードパーティー製を含めて豊富なレンズがある。業界をリードするAF性能、優れた動画性能を誇り、実際にプロの業界でもよく選ばれている。
ボディのデザインや質感に関してはエントリーレベルと言わざるをえない。APS-Cのフラグシップ機種に位置するのであれば、ダイヤルやボタン類などのエルゴノミクスの面で相応の改善を希望する。

1位 富士フイルム X-T4

最も高額なカメラなので性能が優れているのは当然と言えば当然だが、システム面から評価してもトップだ。他社はフルサイズのラインナップを抱えているので、APS-Cの機種はプロフェッショナル性よりコンパクトさを重視した製品を展開している。

一方で富士フイルムは中判サイズとAPS-Cサイズという大きく離れた価格帯のラインナップなので、自社内の競合を気にせずにAPS-C機種でも高品質路線の製品展開をすることができている。

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訳者注:レビューの内容をぜひ参考に

以上、DPREVIEW TVのカメラ比較レビューの紹介でした(元となった動画はこちら→ Best APS-C Mirrorless Cameras 2021 – Sony a6600, Fujifilm X-T4, Canon M6 Mark II & Nikon Z50)。

異なるメーカーのカメラを比較して優劣をつけて評価するのは難しいのですが、さすがカメラレビューを専門としているメディアなだけあって、きちんとした理由をつけながら評価できていると思います。日本の「おすすめをただ紹介している系のサイト」だとどう見ても「書いている人がカメラを使ってないだろう」みたいな内容のことがよくあるのですが、さすがDPREVIEWはちゃんとしてますね。

こういったレビューで大事なのは最終的な順位よりも具体的な評価内容です。人によってカメラの使い方も異なれば、なにを重視するかも異なるので、ぜひ各項目の評価を参考にしてカメラを選んでもらえればと思います。

 

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