キヤノンが望遠レンズの「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」と「EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅲ」を新発表。いずれも中望遠70mmから望遠200mmまでの焦点距離をカバー、ズーム全域で開放F値が一定の望遠ズームレンズです。先行展示品を触りに行ってきたので新製品の特徴や実際に使ってみた感想をお伝えします。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。白レンズ大好きなAki(@Aki_for_fun)です。
期待大のレンズが発表されました。ワクワクしてさっそくキヤノンデジタルハウス大阪まで行って実物を見てきましたので新型レンズのレポートをします。
キヤノン 望遠ズームレンズ EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ
従来機種「EF70-200mm F4L IS USM」がリニューアルされ「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」が新しく発表されました(「Ⅱ」の文字が加わりました)。旧型の望遠レンズは2006年11月発売なので、約11年半ぶりのアップデートとなります。
EF70-200mm F4L IS USM Ⅱの特長・旧型から進化したポイント
手ぶれ補正効果が従来は約4段分の効果でしたが、新型の「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」では約5段分の手ぶれ補正に向上しました。望遠レンズはどちらかというと手ブレしやすい傾向にありますがこの強力な手ぶれ補正のおかげで薄暗い室内や、夜の撮影にもつかやすくなりました。
最短撮影距離が1.2mから1.0mに短縮し、最大撮影倍率が0.2倍から0.27倍に向上。より近い距離からより被写体を大きく映し出せるようになりました。
SSC(スーパースペクトラコーティング)というコーティングの最適化によりフレアやゴーストを低減しました。
フッ素コーティングとシーリングによって防塵・防滴性が向上し、汚れに強くなりました。
「ISモード3」を新しく搭載。基本的な手ぶれ補正の「ISモード1」、流し撮りに向いている手ぶれ補正の「ISモード2」、そしてファインダー内の映像を手ぶれオフの状態として再現できるスポーツ撮影向きの「ISモード3」、これら三種類の手ぶれ補正を使い分けることができます。
またカメラの流し撮りモードにも対応しました。流し撮りモードを使えるカメラでは、カメラ側の設定で背景の流れるブレ量を三段階に調節できるようになっています。
新型の望遠ズームレンズ「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」は外観も新しくなっています。例えばくびれのあるデザインが特徴的です。
こういった形のレンズは初めて触りましたが実際に握ってみると操作しやすくて好印象でした。
またこれはカタログには特記されていないことですが、IS(手ぶれ補正)の音が静かになったことも新型レンズの長所と言ってよいでしょう。
わたしは旧型の「EF70-200mm F4L IS USM」を持っているのですが、このレンズは設計が古いこともあってか手ぶれ補正をオンにするとレンズのなかで音がして少しうるさいです。新型の「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」ではその煩わしさが払拭されていました。
EF70-200mm F4L IS USM Ⅱの価格と発売日
リング式三脚座AII(WII) |
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キヤノン 望遠ズームレンズ EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅲ
「EF70-200mm F2.8L IS III USM」は、「EF70-200mm F2.8L IS II USM」(2010年3月発売)からの約8年半ぶりのアップデート。スポーツ撮影やポートレートなど、幅広い分野で活用される人気レンズがさらに進化しました。
EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅲの特長・旧型から進化したポイント
「EF70-200mm F2.8L IS III USM」は新たなコーティング技術「ASC」(Air Sphere Coating)が採用され、フレア・ゴーストを大幅に抑制できるようになりました。より逆光に強いレンズへと進化しています。
個人的にこれは大歓迎な改善ポイント。撮影シーンによってはあえて、フレア・ゴーストをいれることもありますが、どちらかというとフレアもゴーストも煩わしく感じることのほうが多いです。レタッチソフトで隠すことができなくもないですが、なにかと面倒なので抑制できるならそのほうがありがたいですね。
キヤノンのF2.8通し望遠ズームレンズといえば、贅沢な光学設計で高解像・高コントラストな描写性能を備えていることが高く評価されていました。新型レンズ「EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅲ」でも蛍石レンズ1枚、UDレンズ5枚を含む、19群23枚の構成となっており、ズーム全域・開放F値からも高いパフォーマンスを期待できます。
また高い耐久性・堅牢性、防塵・防滴性能なのでタフな撮影シーンにも対応できます。さらにレンズの最前面と最後面にフッ素コーティングを施されました。レンズ表面に汚れが付きにくくなり、仮に汚れが付いても布で簡単に拭き取れるようになっています。
あとこれは「EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ」にも言えることだと思うのですが、レンズの外観の塗装の色が従来と変わった気がします。旧型ととなりに並べたわけではないので厳密な比較はできていないのですが、新型のほうがすこし白っぽい印象でした。
EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅲの価格と発売日
まとめ 新しい望遠ズームレンズほしい
いわゆる「大三元」や「小三元」のひとつである人気レンズのアップデートとなりました。キヤノンの望遠ズームレンズは旧型も評価の高い優秀なレンズでしたが、新しく発表となったレンズはさらに性能が向上しています。
白レンズって性能も良いし、見た目も格好良くて完璧なんですよね。わたしも新しいの欲しいな…
新型レンズのお買い物・価格確認リンク表
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リング式三脚座 AII(WII) (EF70-200mm F4L IS USM Ⅱ用) |
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旧型レンズのお買い物・価格確認リンク表
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EF70-200mm F4L IS USM | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅱ | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
参考ウェブサイト:
新型への買い換えを検討されている方は、新型の発売で旧型の買取価格が下がらないうちに売却をしたほうが良いかもしれません。
→ カメラ・レンズを売るならどこが良い?高値で買取りしてもらうコツとおすすめ店
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