後悔する前にカメラとレンズをカビから守ろう!防湿アイテムを紹介するよ

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カメラの除湿剤・ドライボックス・モバイルドライ・トタン箱

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。今年も夏の湿度が高いシーズンがやってきます。わたしは最近カメラにカビが生えてしまう悲しい事件が起きてしまい、カメラの保管環境を今一度見直すことにしました。そろえた防湿アイテムなどを紹介します。

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カメラやレンズをカビから守る

カメラやレンズは適切な湿度で管理していないと、製品内にカビが生じてしまう場合があります。日常的に使用しているものであればあまり神経質になる必要はありませんが、しばらくカメラを使わずに置いておく場合は適切に湿度をコントロールできる環境で保管しなければなりません。

できるだけ高温多湿の状況を避けるのがベストで、湿度は30%~50%ほどがカメラやレンズの保管に適しているとされています。60%を超えるとリスクが上がるので多少湿度が上がってしまってもこのラインは超えないようにしたいところです。ちなみに乾燥しすぎも機材を痛める原因になるのでとにかく乾かせば良いといわけではなく、適切な湿度管理が大切です。

恥ずかしながら筆者の愛用する Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K も久しぶりに使おうと思ったらカメラのセンサーの前のガラスフィルターのところにカビが生えてしまっていました。

BMPCC4K センサー前のフィルター カビの汚れ
カメラのセンサー前のガラスフィルターにカビのような汚れが付着してしまっている
Aki
Aki

古くなった除湿剤を処分したときに新しいものを入れるのを失念していて、気づいたらこんな状況になってしまっていました…

調べてみると BMPCC4K は同様の不調を抱える事例がとても多いようです。どうも湿度がたまりやすいパーツなのかもしれません。ブラックマジックデザインのサポートに修理に出すと、部品代や技術料などすべて込みでおよそ5万円ほどかかります。あるいは部品だけ購入して自分で修理する事例もあるようです。

カメラやレンズに一度カビが生えてしまうと大変で修理できないこともあります。修理できても費用が高額になりがちなのでこういった事態は予防したいところです。

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除湿剤・防カビ剤

カメラ機材の防カビ対策として、最もよく用いられるのは袋状の除湿剤です。ハクバの除湿剤がメジャーだと思います。わたしも使っています。

カメラ用除湿剤 ハクバのカビストッパー
石灰(酸化カルシウム)が主成分の除湿剤

こういった除湿剤の使用期限はだいたい半年から1年くらいなので定期的に買い替えが必要です。

もっと長期的に使える除湿剤もあってわたしは最近そちらを使うようになりました。それが東洋ドライの「モバイルドライ」です。

「モバイルドライ」はコンセントにつなげられるようになっていて、電源につないで温めることで中の除湿剤を再生させることができます。

中の色がピンクから青になれば除湿できるようになります。コンセントにつないだ後は本体が温かくなっているので5分ほど冷ましてからカメラ保管庫に入れます。

Aki
Aki

「モバイルドライ」はしっかり除湿効果があって、しかも繰り返し使えるのでかなり気に入っています!

ちなみに袋詰めタイプの除湿剤でも繰り返し利用できるタイプの商品があります。これは除湿できなくなったら電子レンジで温めることで再利用できるようになります。わたしはこのタイプの除湿剤も使ったことがあるのですが、けっこう長い時間電子レンジにいれないと除湿効果が復活しないので、苦手に感じて使うのをやめてしまいました。

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ドライボックス・防湿庫

除湿剤はきちんと密封されたところに入れておかないと効果がありません。先ほど紹介したような除湿剤を部屋に置いていても部屋の湿度はそうそう下がりません。除湿剤とあわせてドライボックスを用意しましょう。

ハクバからはドライボックスと除湿剤がセットになった商品が出ています。

わたしはナカバヤシのドライボックス20Lサイズを使っています。

ナカバヤシのドライボックス 20Lサイズ 使用イメージ
ナカバヤシのドライボックス 20Lサイズ

防湿剤とドライボックスの二つの役割を兼ねた「防湿庫」も便利です。家庭でのカメラ機材の湿度管理としてはおそらく防湿庫の利用が一番理想です。電子タイプの除湿ユニットが搭載されていて、自動で湿度を管理してくれます。電源につなぐ必要があるものの、定期的な除湿剤のいれかえの手間がいらないのでとても便利です。

無印良品のトタンボックスも湿度から守るときに便利です。主に食品を湿気から守るために用いられる箱ですが、カメラ機材の管理にも使うことができます。インテリア的におしゃれになるのも良いですね。

参考:トタンボックス(小)無印良品
参考:トタンボックス(大)無印良品

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反省から導いた今のわたしのカメラ管理方法

湿度が見えるのは大事

様々な防湿グッズを試しましたが、個人的には特にナカバヤシのドライボックスと東洋リビングのモバイルドライの組み合わせがお気に入りです。わたしはこれをいま2セット置いてカメラ機材を保管しています。

このドライボックスの良いところは箱の前面の見やすいところに湿度計が設置されている点です。湿度が見えるのは安心ですし、防湿剤の期限切れなどの異常に気づきやすいです。

ドライボックスの湿度と外の湿度の比較
雨の日の湿度が高い日も、ドライボックスとモバイルドライの組み合わせで適切に湿度管理できる。

「モバイルドライ」もきちんと除湿剤の機能を果たしてくれています。だいたい湿度40%前後で安定しています。湿度が高い日でも蓋を何度も開けないかぎり箱の中の湿度はほぼ上がりません。

Aki
Aki

湿度が高い日に箱の中に手を入れるとひんやりと感じます。除湿効果を体感できて面白いです。

いつかは使ってみたい防湿庫

より管理が快適な防湿庫もいつか買ってみたいと思っているのですが、現在は保留中です。防湿庫を導入できずに悩んでいる理由は置き場の問題です。

わたしは自宅内に撮影スペースがあって、そこでいろいろなモノを撮っています。撮影機材類は便利に使えるようにそのスペースそばのクローゼットにまとめて保管しています。ドライボックスならここに入れておくことができますが、防湿庫だと電源の関係で設置が難しいです。

カメラ機材の保管棚に設置したドライボックス
ドライボックスなら棚に置いておける

撮影スペースのすみに防湿庫を置いても良いのですが、できるだけ空間を広くとりたいので躊躇しています。またインテリア的にも存在感があるので、防湿庫を置くとなるとそれを中心にレイアウトを考えなければならず大変です。ドライボックスなら気軽に置き場を移動できるのがメリットですね。

ボックスや防湿庫は余裕があったほうが良い

ドライボックスや防湿庫は容量に余裕をもって用意したほうが良いです。カメラ機材はしだいに増えたり、買い替えで大型化することがよくあります。大は小を兼ねるので、大きめの保管庫を買うと良いと思います。

いま思えばわたしはもともと使っていたドライボックスに機材が入りきらなくなったあたりからちょっとずつ機材の管理が雑になってしまっていた気がします。「ふつうに使っていればカビが生えることなんてない」、「これまでも大丈夫だった」、と油断していました。機材が増えて複数のボックスやケースに分けるようになったことで、しだいに管理がいきとどかなくなってしまったように思います。

そういう意味でもあらかじめ大きな保管庫を用意しておくことは大事です。ドライボックスや防湿庫は、自分のいまの機材の量よりすこし大きい容量のものがおすすめです。

また使わなくなったカメラ機材は売るなどして処分するのも大事だと思います。必要になったら買いなおしたり、レンタルするくらいの気持ちでいたほうが機材は適切に管理できるかもしれません。わたしもすこしレンズを売るなどして使う予定のない機材を減らしていきます。

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Yahoo!ニュースにも記事を書きました。
カメラやレンズは湿度が苦手って知ってた?梅雨を乗りきる愛用の防カビグッズを紹介(Aki) – エキスパート – Yahoo!ニュース

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Aki
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カメラが大好きな神戸っ子ブロガー&ライター。
自分で撮影した写真や動画とともに神戸の魅力を発信しています。神戸のレジャー・観光・グルメ情報のほか、私が愛用しているカメラや撮影関連グッズ、パソコンなどガジェット情報も盛りだくさんです。
1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち
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