玉ボケの形が変わるちょっと面白いレンズを買いました。その名も「GIZMON BOKEH Illuminator」。玉ボケが星形やハート型、さらには”LOVE”の文字に変わってしまうユニークな製品です。夜景撮影のおともにおすすめ。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。夜景撮影が楽しくなりそうだと思ってついつい買ってしまいました。
小さな筒のなかに一眼カメラ用のレンズと関連アクセサリーが詰められています。
GIZMON Bokeh Lens Illuminatorとは
GIZMON Bokeh Lens Illuminatorは35mmF1.6のマニュアル単焦点レンズとアクセサリーがセットになっています。レンズ自体は普通のものなのですが、レンズ前面にフィルター(ディスク)を装着することでイルミネーションなどの光の形を好きに変えて撮れてしまうというものです。
参考写真
ちなみに上の写真は下の画像の場所を撮っています。
ミラーレス一眼カメラ用
わたしが購入したのはキヤノンEF-Mマウント(EOS M)用です。レンズ本体はとても小さくてEOS Kiss MのキットレンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMよりも小さいです。
GIZMON Bokeh Lens Illuminatorは様々なマウントのカメラ向けに販売されています(フルサイズには非対応)。
- キヤノン EF-Mマウント用
使えるカメラ:EOS Kiss M、EOS Mシリーズなど - マイクロフォーサーズ
使えるカメラ:
OLYMPUS PEN E-Pシリーズ, PEN Lite E-PLシリーズ, PEN-F, OM-Dシリーズなど
PANASONIC Gシリーズ, GHシリーズ, GFシリーズ, GXシリーズ, GMシリーズなど
Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K ,6Kなど - ソニー Eマウント用
使えるカメラ:NEXシリーズ, α5000シリーズ, 6000シリーズなど - 富士フイルムXマウント用
使えるカメラ:X-Proシリーズ, X-Eシリーズ, X-Aシリーズ, X-Tシリーズ, X-Hシリーズなど - ニコン1マウント用
使えるカメラ:Nikon 1 シリーズなど
参考:GIZMON Bokeh Lens Illuminator / ギズモショップ – GIZMOSHOP
使い方
GIZMON Bokeh Lens Illuminatorは様々なパーツで構成されているのでまずそれを組み上げます。
レンズ本体にマウントアダプターと、ステップアップリング、フィルターなどを装着します。
ディスクと呼ばれる様々な型が付属するので、この中から自分の好きな形のディスクを選びます。
好みのディスクをフィルターに取り付ければ準備完了です。あとは街灯やイルミネーションを探して撮影しましょう。
作例写真
EOS Kiss MとGIZMON BOKEH Illuminatorで写真を撮ってきたのでご紹介します。
玉ボケの部分の形が変わるので撮影のコツとしてはメインの被写体の背景になにか光るものがくるように構図を決めます。そして絞りリングをF1.6にすれば撮りやすいです。
あるいは単純に光にレンズを向けててきとうにピントを外してやればOKです。↓
このように通常であれば丸い玉ボケが装着したディスクと同じ形になります。
基本的にはF1.6で撮ればボケの明かりの形は大きくなります。またフィルターを回すことで形の傾きを調整できます。普通のレンズでは撮れないような写真がたくさん撮れて楽しかったです。
ほかのレンズにつけたりディスクの自作もできるよ
GIZMON BOKEH Illuminatorのフィルターは径が52mmなので同じサイズのレンズであればほかのものにも装着して自由に撮影を楽しむことができます。ただし画角の端のほうが黒くなってしまうことがあります(EF-S24mm F2.8 STMがちょうど52mm径だったのでつけてみたのですが端っこのほうにが黒くなりました。ですがちゃんとボケの形は変わりました)。
径が異なるレンズでもステップアップリングやステップダウンリングをはさむことでフィルターを装着できるようになりますね。実際のところGIZMON BOKEH Illuminatorにも”37mm→52mm”のステップアップリングが含まれています。
ちなみにボケの形の変化というアイデアは特に新しいものではありません。昔から知られている撮影技法なので、自分で型をつくって撮影するということもできます。例えば英語ですがわたしの好きなYouTubeチャンネル”Christpher Frost Photography”でも解説されています(2013年にアップされた動画です)。
ギズモショップのサイトでも自作ディスクについて解説があります。
→ GIZMON Bokeh Lens Illuminator – ギズモショップ
夜景撮影のおともにおすすめ!
GIZMON Bokeh Lens Illuminatorの良いところはボケの形を変えるために必要なものがすべてそろっているところです。さまざまな型のディスクを選んで遊べますし、ちゃんとレンズもついてくるので対応したカメラボディさえ持っていればすぐに撮ることができるようになります。
F1.6という明るいレンズと豊富な種類のディスクがそろって価格が1万円未満なのでお得感がありますね。アイデアしだいで写真や動画の撮影がとても面白くなるので試してみる価値はあるのではないでしょうか。
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