カメラ機材を収納したり持ち運ぶためにペリカンケースを買いました。購入理由やペリカンケースの魅力についてお伝えします。ペリカンケース1535AIRと合わせて買った関連アクセサリーも紹介します。
引越しを機にカメラ機材の管理方法を見直すことに
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。つい最近引越しをしたのですが、その際に改めてカメラの管理について考えることになりました。
これまではドライボックスのようなケースに機材と除湿剤を入れて管理していたのですが、散らかりがちであまり便利な収納方法ではありませんでした。防湿庫を買おうかと考えることも何度かあったのですが、防湿庫は大袈裟で場所をとるものが多くてなんだか気乗りしないままズルズルと先延ばしになっていました。
また、いざ機材をまとめて持ち運ぶとなると機材を守るために緩衝材を入れるか、機材をほかに移して梱包しなければなりません。最近はすこし大掛かりな機材で外に出かけることも増えてきたので、安全に持ち運べるような手段が必要でした。
そこで思い出したのが海外のカメラ系YouTuberの動画で見たペリカンケースです。カメラを安全に収納できて、かつそのまま機材を持ち運ぶこともできる。これはちょうどいいのではないか。そう考えました。
YouTubeで動画を見ているとよくペリカンケースが出てくるのですがこのPeter McKinnonの動画はイントロのつかみも面白いので好きです(動画の本筋とペリカンケースは関係ありません)。
ペリカンケースとは
ペリカンケースは耐久性・防水性・防塵性に優れたとても上質な保護ケースです。その品質に対する信頼は厚くアメリカの軍隊やプロのカメラマンの現場で好んで使われています。
例えば次のソニーの広告動画では映像の冒頭でスポーツフォトグラファーの田沼武男さんが車からペリカンケースをおろしている様子が映っています(さらに言うとピークデザイン のエブリデイバックパックを背負ってらっしゃいます)。
Made in USAの製品ですが日本でも輸入されて一般販売されています。
参考:【 公式 HP 】 ペリカンケース Pelican Products 株式会社
参考:カメラバッグやタフなハードケースのPELICAN(ペリカン) 正規輸入販売代理店 – ハクバ写真産業株式会社
百聞は一見に如かず。ペリカンケースの耐久性をテストする次の映像をぜひ見てください。わたしはこの動画を見て購入を決意しました。
ペリカンケースは製品の永久保証を提供しています。
参考:Guarantee of Excellence – Warranty | Pelican
ペリカンケース 1535 AIRの特徴
わたしが購入したのはペリカンケース1535AIRのパッド入りディバイダータイプです。
ペリカンケース1535AIR 商品仕様
内寸法(内装材を除く) | L518×W284×H183mm |
---|---|
外寸法 | L558×W355×H228mm |
重量(ディバイダー含む) | 約4600g |
重量(ディバイダーを除く) | 約3900g |
認定規格 | IP67/MIL C-4150J/Def Stan 81-41/STANAG 4280/ATA 300 |
参考:完全防水ケースブランド PELICAN(ペリカン)AIR(エアー)1535HK ディバイダータイプ – ハクバ写真産業
これがペリカンケース1535AIR。AIRというのは新しいタイプのケースで、丈夫さや防水性などの機能は従来のままで重量を40%軽くしたというものです。先ほど紹介した耐久テストの動画に出ている製品と同じもの。もともとペリカンケースは丈夫だけど重たくて持ち運びが大変というイメージがありましたがそのデメリットをうまく解消した製品です。すごい。
ちなみにこのペリカンケースAIRのシールは簡単に剥がすことができます。これが購入前から気になってたんですが無事きれいに取り除くことができてほっとしました。詳しい商品レビューとか見ても案外こういうことが書いてなくて気になってたんですよね。みんなこのシールがついたままの状態で紹介するし。
シールを外したらこんな感じで黒いかっこいいケースです。
調整バルブはケースの内外との気圧差を調節して開け閉めがしやすいようになっています。それでいて防水性はしっかり保っているとのこと。
ゴアテックス(R)の被膜を使用した自動気圧調整バルブが分子レベルで働き、高度の変化による高圧の空気分子を逃がしますが、水の分子はそれよりも大きいため入ってきません。ケースの内と外の圧力を同じにし、簡単に開けることができます。
参考:完全防水ケースブランド PELICAN(ペリカン)AIR(エアー)1535HK ディバイダータイプ – ハクバ写真産業
カバンを開けて中を見てみましょう。
わたしが購入したペリカンケースは中が黄色いパッド入りの仕切りで区切られています。
この緩衝パッド入りのディバイダーは取り外して位置を変えることができます。なので機材の大きさや形にあわせて柔軟に対応可能です。
同じペリカンケースの1535AIRでもほかにも種類があって、緩衝材が敷き詰められていてそれを機材の形にくりぬいて使うタイプや、TrekPakという種類のディバイダーのタイプもあります。それぞれ値段も異なります。
どれを買うか悩んでわたしは他のカメラバッグでもよくあるパッド入りディバイダータイプが一番使いやすそうだと思って選びました。
関連アクセサリーでより便利に使える
ペリカンケース用のアクセサリーも購入したのであわせてご紹介します。
小物収納用オーガナイザー
この緩衝パッドは取り外すこともできて、そこに小物収納に便利な別売のオーガナイザーを取り付けられます。
このオーガナイザーはペリカンケースの形状に合わせて様々な種類が発売されているのですが、現状1535AIR用には1510用の「リッドオーガナイザー1519」を使うのが一般的なようです。
5つのポケットがあります。
裏側にはネジ用の穴が空いていてネジも付属するのですが、これはあくまで1510用に設計されたオーガナイザーなのでそのままでは取り付けられません。
かわりにベルクロ(マジックテープ)でこれを取り付けます。
長さ1mくらいあるものを半分に切るとちょうど上の画像のような感じでサイズをあわせることができます。
このようにしてオーガナイザーをペリカンケース1535AIRに取り付けることができます。小物を収納できて便利です。わたしはレンズキャップやブロアー、バッテリーなどを入れています。
TSAの鍵
ペリカンケースの荷物をより安全に運ぶための鍵もあります。
サードパーティー製のものでも同様のものはあると思いますが、ペリカンからも南京錠のような形のTSAケーブルロックが販売されています。
ペリカンケースの蓋は固めなので勝手に簡単に開くほどではありませんが、このように鍵をかけることでより安心です。盗難のリスクも軽減できます。
TSAロックなのでアメリカを飛行機で旅行する際に鍵を勝手に壊されないですみます(たぶん)。
ステッカーでデコレーションアレンジして自分仕様に(追記)
ペリカンケースユーザーでおなじみなのがステッカーデコレーション。ケースの外側にお気に入りのステッカーを貼ることで自分だけのペリカンケースデザインにして楽しむことができます。
わたしもせっかくなのでカメラ用品やPCメーカーなどのステッカーをペリカンケースに貼りました。どういう配置でどの向きに貼るかなど迷ったのですが、最終的にはなかなか良い感じにかっこよくできて満足です。
ペリカンケースを買って良かったこと
わたしはけっこう単純な性格なので良いものを持っているという所有的満足感が大きいです。有名なカメラマンやフォトグラファー、映像クリエイターが愛用しているペリカンケースを自分も使っている。べつにそれだけですがまるでその世界に仲間入りできたようで嬉しいです。
もちろんペリカンケースの品質の信頼性も大事です。わたしはそこまで過酷な環境でテストしたわけではありませんが実際に手で触れて使ってみるとその良さはわかります。大切な機材を守るために心強い相棒です。
機材を収納して保存しつつ、持ち出すのにも便利。特にわたしが購入したペリカンケース1535はキャリーホイールが付いていて、機内持ち込み可能なサイズなので可搬性にも優れています。遠出しなくとも家の中での移動も楽なので便利です。
わたしは機材の量がもっと多いのでさらに追加でペリカンケースを購入しようかと検討しています。サイズやカラーが豊富で悩みますね。1535AIRはサイズ・重量のバランスが良くて気に入っています。
わたしはB&Hで購入しました。→ Pelican 1535 AirWD 2017 Wheeled Carry- 015350-0041-110 B&H
梅雨の季節などは除湿剤をペリカンケースに入れておくとより安心かもしれません。
ちなみに引越しのときはペリカンケースだけでは足りなかったのでピークデザイン のカバンに荷物を詰めこみました。
引越しの荷物はとりあえずピークデザインのカバンに詰め込んで持ってきた #ピークデザインのある暮らし #peakdesign pic.twitter.com/PxHFCoN4uN
— Aki 神戸ファインダー (@Aki_for_fun) January 12, 2020
当サイトをご覧いただきありがとうございます!
「神戸ファインダー」は豊富な写真と動画で神戸の魅力を発信するブログ型情報ウェブサイトです。サイト運営者Akiが気になるカメラや関連機材についても国内外から情報を集め記事にしています。
記事を気に入っていただけましたらSNSでシェアをよろしくお願いします。
Facebook、Twitter、YouTube、Instagramなどでも情報発信していますのでフォローよろしくお願いいたします。シェアとフォローは下のボタンからご利用いただけます。