カメラの上にスマホやゴープロなどを載せる方法を解説します!カメラのアクセサリーシューという場所を活用するとさまざまな機器を固定できて便利です。LEDライトを載せて照らしたり、モバイルバッテリーを固定して給電したり、記録用のSSDを簡易的にセットするなどたくさんの使い道があります。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。 カメラの上にスマホやライト、モバイルバッテリーなどを載せる方法について解説します!
カメラのアクセサリーシューに周辺機器を取り付け
多くのカメラには「アクセサリーシュー」という周辺機器を接続するためのパーツがあります。「ホットシュー」と呼ばれることもあります。
このアクセサリーシューのところに様々な機器を取り付けることができます。代表的なものを挙げると、例えばストロボフラッシュやカメラ用の外付けマイクなどがここに取り付けられます。
このアクセサリーシューはストロボや外付けマイクのような専用品以外にもいろいろな使い方ができます。最近はこの場所にスマホやゴープロなどを載せたり、あるいはSSDやモバイルバッテリーを取り付けるカメラユーザーも増えています。
どのようにしてこれらの機器をカメラの上に取り付けているのか解説します。
必要なのは500円でそろうアクセサリーふたつ
用意するのはこちらの画像のものふたつです。左が「スマホ三脚用のホルダー」。これは100均で買えます。右がカメラのアクセサリーシューに取り付ける「シューマウント」です。Amazonでこのシューマウントふたつ入りが400円弱で買えます。ワンコインあればそろう道具で準備が整います。
アクセサリーシューマウント
カメラのアクセサリーシューに周辺機器を取り付けるときに活躍するのがこの「シューマウント」です。正式名称があるのかわたしには判別がつかなかったのですが、商品名には「カメラシューマウント」とか「シューアダプター」などと書かれていることが多いようです。
片側がカメラのアクセサリーシューにハマる四角い形状になっています。逆側が1/4インチの小ネジです。カメラの三脚穴に使われるサイズのネジですね。カメラの周辺機器を取り付けるときに一般的なネジです。
参考:カメラ初心者が知ってると役立つ三脚・雲台の基礎知識!ネジのサイズって知ってる?
このネジがあるおかげで三脚穴が備わってるものならこれだけでアクセサリーシューに取り付けられるようになります。
わたしが使っているのは下記のノーブランドの格安品です。Amazon価格は、記事執筆時点で374円(税込・プライム会員なら送料無料)。
参考までにそのほかメーカーがわかる商品のリンクも下に用意しておきます。UTEBEITが4個入りでお得に見えます。SmallRigもカメラ用品の格安アクセサリーを豊富に展開していて人気があるブランドですね。日本のメーカーだとETSUMIが販売しています。
スマホホルダー
「スマホホルダー」です。三脚にスマホを取り付けるための道具ですね。背面と下部に三脚穴(1/4インチサイズ)があります。これがあればスマホやそれと同じくらいのサイズのモバイルバッテリー、SSDなどを挟んで固定できます。
わたしが持っているスマホホルダーはなにかに付属したおまけの品だと思うのですが、ほぼ同じものが100円均一ショップ(キャンドゥ)で買えます。
参考:スマートフォン三脚用ホルダー:PB | 【公式】Can★Doネットショップ
Amazonなどの通販でも類似商品は数多く売られています。安いものだとHAKUBAのものが500円。
個人的にはVelbon(ベルボン)のスマホホルダーがシンプルかつ便利そうで良いと思いました。単品でも自立して使えるみたいです。ベルボンは日本の三脚ブランドで信頼性も申し分ありません。記事執筆時点でAmazon価格がおよそ800円。
Neewerも格安のカメラアクセサリーを取り扱うブランドとして人気です。幅5㎝~10㎝のスマホに対応。ネジ締めでスマホを挟む構造なのでほかのスマホホルダーより安定して固定できそうです。
Ulanziも似たような構造で人気があるみたいです。
カメラへの取り付け方法
取り付け方は簡単です。まず「シューマウント」を横からスライドさせるようにしてカメラのアクセサリーシューに差し込みます。
奥まで差し込んだら「シューマウント」の輪っか(二つあるうち下のほう)を回してカメラにきちんと固定します。
これで三脚穴のあるものをカメラに取り付けられるようになりました。
ほとんどのカメラは三脚穴があるのでこれで取り付けられるようになります。
カメラのうえにカメラを固定。例えば片方で動画を撮影しながらもう片方で写真を撮ることができます。
ゴープロなどのアクションカムも三脚穴さえあればこのように固定可能です。
小型のLEDライトは三脚穴を備えているものが多いので取り付けできます。ライティングしながら撮影したいときに便利です。
画像のLEDライトはこちらのAputureの AL-MC Amaran です。Aputure は質の高い照明用品を数多く取り扱うブランドです。性能が優れているぶん、小型ライトのわりにはやや高級品です。
もう少し手頃な価格のものとして「LUME CUBE ミニLEDライト」を紹介しておきます。わたしは使ったことがないのですが、人気ブランドでユーザーは多いですね。
三脚穴がないアクセサリーは先ほど紹介したスマホホルダーを使って取り付けます。
ホルダーをネジで取り付けたら、ここにスマホやモバイルバッテリーなどを挟むようにして固定できます。
カメラの充電にはCIO の「SMARTCOBY Pro」というモバイルバッテリーを愛用しています。小型ながらPD高速充電対応。パナソニック LUMIX GH6 や キヤノン EOS R のUSB充電に使っています。
SSDで外部記録する場合はリグを組んで固定することが多いと思いますが、簡易的にSSDを取り付けるだけならこのような格安でシンプルなセッティングで対応できます。ケーブルは短めのものを用意したほうが邪魔にならなくて良いかもしれません。カメラ付属のケーブルホルダーなどを合わせて利用するとより安心だと思います。
またSmallRigがSSDの固定に便利な汎用クランプを販売しています。幅38~60mm、厚さ5~15mmのSSDに対応。
→ 外部SSD用汎用ホルダー BSH2343 – SmallRig
ちなみに記事執筆時点で画像のカメラのLUMIX GH6はSSDの外部記録に非対応です。今後ファームウェアのアップデートで対応予定らしいので期待しています。
SSDは定番のSamsung SSD T5。小型でスリムなので扱いやすくて頼りになる記録メディアです。わたしはBMPCC4Kでよく使っています。
アクセサリーシューマウントとスマホホルダーが組み合わさった商品も
この記事ではふたつの部品を組み合わせて機材をマウントする方法を紹介しましたが、最初からそれを合体させたようなアクセサリーもあります。
カメラの上にマウントしたものを角度調整したいのであれば、自由雲台(ボールヘッド)を間にいれると便利ですね。
小型のアクセサリーならこの記事で紹介したようにアクセサリーシューを活用するとカメラの撮影がより便利になります。ぜひご活用ください!