1995年1月17日の阪神・淡路大震災から27年が経ちました。わたしの暮らす神戸という街にとって、震災は大きな意味を持ちます。「1.17のつどい」を訪れたり、神戸の街を歩いていまの景色をカメラで記録しながら歩きました。
阪神・淡路大震災 1.17 のつどい
例年、1月17日には三宮の東遊園地にて「阪神・淡路大震災 1.17 のつどい」が行われているので行ってきました。日ごろから震災関連のモニュメントがある場所で、ルミナリエの季節にはイルミネーションのアーチの終点が作られているところです。
東遊園地では竹や紙で作られた灯篭で「忘 1.17」の文字が描かれていました。
広場の隣には「一・一七 希望の灯り」や「慰霊と復興のモニュメント」があります。
参考:阪神淡路大震災のモニュメント・メモリアルスポットまとめ
このあとは近くのカフェ「テンプル」さんにてモーニングをいただきました。
冬の朝で寒かったのでカフェで一息つけてよかったです。
ビーナスブリッジ
次に向かったのは神戸や近隣都市を一望できる「ビーナステラス」および「ビーナスブリッジ」です。
元町駅から北へ山を登っていった先にある展望台です。歩いても行けますが、この日は夕方まで行動する予定だったので体力温存のために元町駅からタクシーで向かいました。
工事中のポートタワーや、阪急三宮の駅ビルなども見えます。
神戸市広報のツイッターで昔の写真がアップされていたのですがだいぶ景観が変わっていますね。
ビーナステラスは「愛の鍵モニュメント」でも有名。
ビーナステラスから歩いて元町のあたりまで向かいました。そして一貫楼の元町駅北のお店でお昼ご飯です。
安心と信頼の一貫楼で英気を養う。一貫楼も元町本店をリニューアルしたり、元町駅北に新しいお店を開くなどいろいろありましたね。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台
この日は「神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台」が特別に一般公開されたので見学に行ってきました。
普段は見ることのできない灯台の見学ということで平日の夕方の時間帯ながら多くの人が訪れていました。
日本で唯一ホテルに立つ公式灯台の「神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台」は、震災前は同じ神戸の「オリエンタルホテル」に設置されていたそうです。昭和39年(1964年)にオリエンタルホテルの屋上に設置され、港町・神戸のシンボルとして活躍。ですが阪神・淡路大震災でホテルが全壊・営業停止して、灯台もしばらく休止することになってしまいました。
震災から半年ほど経ち、灯台はいまの神戸メリケンパークオリエンタルホテルに移設されました。そしてホテルのオープニングレセプションが行われた平成7年(1995年)7月7日の午後7時7分から点灯を開始し、それからは1日も休むこともなく現在も公式灯台としてその役目を果たしています。公式灯台というのは海上保安庁から認可を受けた「航路標識」で、海図にも記載されているものだそうです。
灯台のある14階バルコニーから見える神戸の港の景色も美しかったです。
掬星台
そしてまた見晴らしの良いところを求めて掬星台まで行ってきました。
参考:まやビューライン 掬星台|神戸夜景 KOBE Jewelry Box
行き当たりばったりの計画だったので、たどりつくまで地味に苦労しました。JR摩耶駅からバスで行こうとしたらぜんぜん便数がなくてけっきょく坂道をめっちゃ歩きました。交通機関の時間は事前によくチェックしなければダメですね。三宮あたりから市バス18系統に乗って摩耶ケーブル駅まで向かうのが無難なアクセスだと思います。
まやビューライン 往復チケットは、大人が往復で1,560円。掬星台は入場無料。
掬星台はケーブルカーやロープウェーを乗り継いで登った先にあるのですが、この日は下りの最終便が17時半ということで夜景は見られませんでした。でも夕景がきれいだったのでよかったです。
この日は、過去を振り返り、現在を無事に過ごせることに感謝し、そして未来をどう生きるかを考える日でした。
撮影機材
- キヤノン EOS R
- キヤノン RF24-105mm F4L IS USM
- キヤノン EOS Kiss M
- キヤノン EF-M32mm F1.4 STM
- リコー GRⅢ
- アップル iPhone 13 Pro