クリスマスシーズンに人気のドイツ洋菓子「シュトーレン」。日本でも様々なお店がこのケーキを販売していますが、日本で初めてそのレシピのガイドラインを制定してブランド化する取り組みが始まりました。それが「HYOGOシュトレン」です。さっそくその参加店であるドンク、ケルン、ローゲンマイヤーのシュトーレンを食べてみました。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。シュトーレン大好きなAki(@Aki_for_fun)です。いつもクリスマスシーズンになるとフロインドリーブのシュトーレンを食べているのですが、今年はほかのシュトーレンも食べてみることにしました。
「HYOGOシュトレン」とは
「シュトーレン」は生地にバター、ドライフルーツ、ナッツなどがたっぷりと練り込まれたケーキです(シュトレンやシトーレンとも呼ばれる)。ドイツの伝統的なお菓子で、クリスマスが近づくと細長いシュトーレンをスライスして少しずつ食べる習慣があります。
神戸には早くから外国の洋菓子文化が入ってきており、シュトーレンを食べる文化が根付いています。特に老舗ドイツパン・洋菓子店の「フロインドリーブ」のシュトーレンが有名です。
このシュトーレンの文化をより広めるべく神戸市や兵庫県内のお店が協力して「HYOGOシュトレンの会」を発足しました。本場ドイツでシュトーレンのレシピ基準が定められていることに倣い、「HYOGOシュトレン」のレシピのガイドラインを制定。「HYOGOシュトレン」と認められるには「小麦粉に対し、バター30%以上、ドライフルーツ60%以上を練り込んでいること」と決めました。本場の美味しさを再現できて、かつお店の個性が出せるような基準となっています。
さらに「HYOGOシュトレン・フェスト2018」を2018年12月2日(日)〜24日(月)にかけて開催。基準を満たした「HYOGOシュトレン」がイベント参加店舗にて購入、食べることができます。
参考:HYOGOシュトレンフェスト|兵庫・神戸で広がったドイツの伝統的な菓子
HYOGOシュトレンを買って食べてみた!
シュトーレン好きのわたしとしては食べないわけにはいきません。お店によってどんな個性があるのか知りたくて食べ比べてみることにしました。
HYOGOシュトレンを買えるお店
HYOGOシュトレンを食べられるお店はたくさんあります。
今回選んだのはドンク、ケルン、ローゲンマイヤーの3店舗のシュトーレンです。阪急岡本駅近くのお店で買いました。
岡本のあたりまで散歩したついでにこれらのお店をめぐってシュトーレンを購入しました。
運動しようと思って今朝は散歩に出たのだけどその運動量を圧倒的に上回るカロリーを持ち帰ってきた pic.twitter.com/TIATXOaLuh
— Aki 神戸ファインダー (@Aki_for_fun) 2018年12月14日
「HYOGO STOLLEN FEST」のロゴシール。このロゴは書家の金澤翔子さんが書かれました。
HYOGOシュトレンを食べた感想
いよいよ実食です。はたして味の違いがわたしにわかるのでしょうか…
…
…
ああ、これは美味しい。
…
…
全部美味しいですね。すごく美味しい。
ローゲンマイヤーのシュトーレン
上の写真はローゲンマイヤーのシュトーレン。ハーフサイズ(1000円 税抜き)を買いました。普通の1本サイズだと2000円です。
ローゲンマイヤーのシュトーレンの特徴はドライフルーツがふんだんに入っているところです。レーズン、クランベリー、オレンジ、りんごなどがたっぷり練り込まれていて、生地に対する割合が一番大きいと思います。フルーティーな甘みが強く出ているシュトーレンです。
ケルンのシュトーレン
こちらはケルンのシュトーレン。ランドマークという種類のシュトーレンで1本2000円です。ケルンにはキャラメルシュトレン(2600円)という種類も売っていました。あとランドマークのほうはスライスされたものも買うことができます。
ケルンのシュトーレンが一番サイズが大きいです。こちらにもドライフルーツやナッツが入っていますが、ケーキのサイズが大きいぶん生地の存在感がより強いです。生地の美味しさが前面に出てくるタイプのシュトーレンだと感じました。くるみが入っているのも良いアクセントになっています。
ドンクのシュトーレン
最後にドンクのシュトーレン(1本1600円)です。スライスしたシュトーレンも販売されていました。あと「栗のシュトーレン」というのもあって、そちらも美味しそうでした。
ドンクのシュトーレンはしっとりとした生地で大人が好きそうな味だと感じました。レーズンやオレンジピール、アーモンド、くるみが入っているほか、いちじくも入っているところが特徴です。
HYOGOシュトレン美味しいから食べてみて
今回食べたシュトーレンは3つとも全部美味しかったです。HYOGOシュトレンじゃない普通のもっと安いシュトーレンも食べたこともあるのですが、そういったものと比べるとはるかに美味しい。ドンク、ケルン、ローゲンマイヤー、いずれも本格派シュトーレンです。
フロインドリーブのシュトーレンがとても有名でこれは間違いなく美味しいのですが、新たにブランドとして登場した「HYOGOシュトレン」も負けていません。さすがにレシピのガイドラインを協議して定めただけあってクオリティが高いです。食べる前は味の違いなんてわからないんじゃないかとも思っていたのですが、食べ比べてみるとちゃんとお店の個性があって良い差別化だと感じました。
シュトーレンを美味しく食べるには個人的には薄めにスライスしたほうが良いと思っています。商品パッケージにはだいたい1cm幅にスライスして食べるよう書かれているのですが、できれば1cmよりちょっと薄いくらいが美味しい気がします。薄くスライスするのは難しいのですが、だいたいお店でスライスして売られているシュトーレンも1cmよりは薄くなっていると思います。ちょっと薄めが個人的にはおすすめです。
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