映像制作者憧れの”edelkrone”電動ジブシステムを使ってみたよ!

※当サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。

映像制作者憧れの「Edelkrone」エーデルクローン 電動ジブ・クレーンシステムを使ってみたよ!

edelkrone(エーデルクローン)の電動ジブシステムをレビューします。ティルトやパンを制御する「Head Plus」、ピントを制御する「Focus Module」、そして小型電動ジブの「JibONE」など、貴重な機材を色々と使わせてもらいました。

※本記事はシステムファイブさまよりご依頼を受けて機材をお貸出しいただき記事を執筆しています。機材の貸出し以外に利益の供与は受けておりません。
※追記(2021年1月26日):システムファイブのオンラインショップにてクレジットカード情報流出があったそうです。ご利用の方はご確認ください。
弊社が運営する「システムファイブ オンラインショップ」への不正アクセスによる クレジットカード情報流出に関するお詫びとお知らせ – 新着情報 | SYSTEM5

スポンサーリンク

edelkroneという映像機器メーカーをご存じだろうか

edelkrone」(エーデルクローン)というメーカーをご存じですか。スライダーやドリー、ジブなど映像制作をサポートする機材を開発するトルコのメーカーです。Kadir Köymenという方が創設した会社で、より魅力的な映像制作を実現するための製品開発を志しています。

参考:All You Need to Know About Edelkrone – blog – Rental Photograph Machine

edelkroneの製品は面白いものが多くて、既存の発想にとらわれず革新的でユニークなデザインに仕上げられています。例えば”WING”という製品はレールのない小型スライダーで、その独特な形状・構造から注目を集めました。数年前だと知る人ぞ知るというメーカーでしたが、徐々にNABのような映像機器のイベントやYouTubeを通じて知名度が増してきています。

現在日本でのedelkrone製品の販売はシステム5さんが取り扱っています。今回はそのシステム5さんから製品を貸出機を用意していただいてこの記事を書くことになりました。

参考:JibONE – edelkrone公式サイト 

今回お借りした機材は以下の3つです。

スポンサーリンク

電動ミニクレーンのJibOne

Edelkrone Jib One 電動ジブワン エーデルクローン

Edelkrone Jib One

こちらがedelkroneのJibONE(ジブワン)。電動で制御できて、決められたポイントへ移動したり、そのスピードのコントロールも自在にできます。動きをループさせることも可能です。

電動でコントロールできるのはとても大事なポイントです。手動で動かすとどうしても動きのスピードにムラがでたり、動き始めや止める際にかくついてしまうことがあります。edelkroneのJibONEなら簡単にスムーズなカメラワークを実現できます。

参考:JibONE – edelkrone公式サイト
参考:ジブワン JibONE(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5 

長さの調整 Edelkrone JibONE エーデルクローン ジブワン

ジブ本体の長さを調整可能。カメラの稼働距離は最長50cm

Edelkrone JibONE エーデルクローン ジブワン 重り

機材に応じて重りでバランスをとる

Edelkrone JibONE エーデルクローン ジブワン バッテリー

バッテリーはソニーのNP-F970やキヤノンのLP-E6が使える

バッテリーとバッテリーブラケットは別売り。
バッテリーブラケット(NP-F)(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5
バッテリーブラケット(LP-E6)(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5 

Canon バッテリーパック LP-E6N
キヤノン

垂直・水平・斜めに動かせる

edelkroneのJibONEは垂直の縦の動きはもちろん、軸を回転させて設置することで水平や斜めの動きにも対応しています。

Edelkrone JibONE エーデルクローン ジブワン 水平

Edelkrone JibONE エーデルクローン ジブワン 斜め

モジュールの組み合わせ

様々なedelkrone製品を組み合わせて使用することができます。例えばカメラのパンやティルトの動きを制御できる「Head Plus」(ヘッドプラス)があります。

Edelkrone Head Plus エーデルクローン ヘッドプラス

edelkrone Head Plus

参考:HeadPLUS – edelkrone
販売ページ:ヘッドプラス Head Plus(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5 

またレンズのフォーカシングを制御するFocus Module(フォーカスモジュール)も組み合わせることができます。

Edelkrone Focus Module エーデルクローン フォーカスモジュール

edelkrone Focus Module

参考:Focus Module for HeadPLUS / HeadPLUS PRO – edelkrone
販売ページ:フォーカスモジュール Focus Module for HeadPLUS(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5 

Edelkrone Head Plus エーデルクローン ジブワン バッテリー

ヘッドのバッテリーにもキヤノンのLP-E6やソニーのNP-F970が使える

 

Edelkrone Jib OneとHead Plusとフォーカスモジュール 電動制御システム エーデルクローン

edelkroneのJibONE、Head Plus、Focus Moduleを組み合わせてカメラのBMPCC4Kを載せた

アプリで簡単にコントロールできる

複数のモジュールを組み合わせてもスマホのひとつのアプリで総合的に管理できます。スマホで機器を自動で認識してすべてのコントロールをひとつのアプリの同じ画面で行えます。

Edelkrone エーデルクローン アプリ

“PAN”と”TILT”はHead Plus、”FOCUS”は”Focus Module”、”SLIDE”はJibONEの機能ですが、アプリでまとめてコントロールできます。

また専用のコントローラーもあります。こちらを用意すればスマホを使わずにジブやヘッドなどの制御が可能です。

参考:edelkrone Controller – edelkrone
販売ページ:ワイヤレスコントローラー(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5

スポンサーリンク

edelkroneのJibONEで動画を撮ってみた

これらのedelkroneの機材を使って撮影してみました。ちょうど自宅に映像編集用のデスクトップPCやモニターが届いたところだったのでそれらを開封してセットアップする様子を撮ってみました。edelkroneを使って撮影した映像は00:58から始まります。

電動でコントロールできるのがやはり良いですね。ふだん自撮りをするときはカメラを三脚にセットするので固定での映像しか撮れないのですが、edelkroneの機材のおかげで映像に動きをつけることができました。

公式のプロモーション動画もJibONEの機能がわかりやすくまとまっているのでぜひ見てみてください。映像制作に携わる人なら心惹かれますよ!

スポンサーリンク

JibONEの利用上の注意点

丈夫な三脚が必要不可欠

edelkroneのJibONEは比較的小型のジブですが、これを安定して使うには重量機材を支えられる大型の三脚が必要です。ビデオ用の立派な三脚を用意しましょう。

わたしはBENROの「A2573TS4P」という三脚に載せて使用しました。普段は主にスチルの物撮りに使っている三脚なのですが、手持ちの三脚で一番大きくて重たいものだったのでこれを選びました。レベリングベースもついていて便利なビデオ三脚なのですが、いまは販売していないみたいですね。

大型の三脚は値段も高くなりがちですが、今回機材の貸し出しでお世話になったシステム5さんでは中古・アウトレットの販売が豊富なのでこちらでお買い得な三脚を探してみるのも良いかもしれません。

参考:中古品・ワケあり品カテゴリ一覧 | SYSTEM5 

参考:ビデオ三脚の検索結果 | SYSTEM5 

場所をとるので周りへの配慮が大切

小型のジブではありますが、重たいものが動くので周りへの配慮は必要だと思いました。わたしは自宅での撮影にとどめましたが、外で撮影するとなれば十分に安全に気を配らなければならないでしょう。三脚が倒れたら高額なカメラやレンズなどの機材が壊れるかもしれませんし、だれか人を傷つけてしまったらもっと大変です。

撮影許可や周りへの安全配慮さえできれば、ロケ撮影にもかなり役立ってくれると思います。タイムラプス撮影に使うのも良いですね。持ち運び用のカバンも販売されています。

参考:edelkrone Backpack – edelkrone
販売ページ:バックパック(Edelkrone)の詳細情報|SYSTEM5 

JibONEの仕様

edelkrone JibONEの主な仕様

最小サイズ (折り畳み時) 61 x 17 x 15cm)
重量 5.5kg (1kgのカウンターウェイト込み)
取り付けオプション 底部に3/8″-16マウントポート、カメラプレートに3/8″-16マウントスクリュー
推奨荷重 5kg以下
カメラの可動距離 (最長距離) 50cm
モータータイプ 超高分解能エンコーダー搭載ステップモーター。
入力電源 LP-E6バッテリー2つまたはNP-Fバッテリー2つ(バッテリーとバッテリーブラケットは別売。)
電池寿命 28.8Whの容量あり(キャノンLP-E6バッテリー1個は14.4 Wh)
動作時間 2時間(最高速度で連続動作時)
撮影可能枚数 12,000枚(タイムラプスモード時)
スポンサーリンク

Edelkrone製品はこんな人におすすめかも

ワンオペのユーチューバーこそ使ってみてほしい

仕事で映像制作をしている人はもちろんですが、YouTubeのようなSNSに動画投稿している人にもedelkrone製品は役立つと思います。

普通自分がカメラマンと出演者を兼ねるワンオペの場合はどうしてもカメラは固定しなければなりません。そこにedelkrone製品のような電動システムを導入すればカメラワークに動きをつけることができます。

それなりにお値段もするので気軽に買えるようなものではありませんが、そのぶん他と差をつける映像表現ができます。日常的に動画を撮るような人であれば悪くない設備投資だと思います。カメラマンを別に雇うことと比べればずっと安上がりですし、気軽に導入できます。

Edelkrone JibONEの撮影風景

機材好きな人はぜったいワクワクする

わたしは正直こんな機材を使いこなせるのか不安だったのですが、使ってみると便利で時間があればもっと使い込みたいと思うような製品でした。いま色々と気になってedelkrone製品を調べています。

わたしが今回使わせてもらったのは電動ジブシステムですが、edelkroneは様々な電動モジュールが充実していてスライダー類も有名です。

スライダー単品だと手動のものが多いのですが、モジュールを追加することで電動化したり、トルクをかけて動きをより滑らかにできるようになります。

ジブだとちょっと大げさなのですが、スライダーなら比較的コンパクトで値段も安くなるのでこちらも魅力的ですね。JibONEをスライダー的に使うのが楽しかったので個人的にはいまスライダーが欲しくなっています。

Edelkrone Jib One 電動ジブをスライダーのように水平に動かせる

スライダーのようにも動かせるJibONE(ジブワン)

ヘッド類もあわせて買いたいですね。

特にモジュールを追加して機能性を追加できる仕組みが個人的に大好きです。複数の製品を組み合わせることでパワーアップできる構造って使っていて楽しいんですよね。わたしがカメラ関連アクセサリーで好きなピークデザインというブランドも同じように組み合わせで進化するので似たような雰囲気を感じます。ベンチャー気質なところも良いですね。edelkroneは今後も要チェックです。

 

今回使用した機材リスト

公式サイト:edelkrone公式サイト 

三脚・雲台・ジンバル
スポンサーリンク
記事を書いている人
Aki
Aki

カメラが大好きな神戸っ子ブロガー&ライター。
自分で撮影した写真や動画とともに神戸の魅力を発信しています。神戸のレジャー・観光・グルメ情報のほか、私が愛用しているカメラや撮影関連グッズ、パソコンなどガジェット情報も盛りだくさんです。
1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち
運営ブログ↓
神戸ファインダー
シタタカライフ
ピークデザインのある暮らし

Akiをフォローする
タイトルとURLをコピーしました