画像引用:FUJIFILM X-T10 : 製品の特長 | 富士フイルム
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。富士フイルムのレンタルサービスを利用して以来すっかりそのカメラとレンズの魅力にはまってしまったAki(@Aki_for_fun)です。この記事では実際に使ってみて素晴らしいと感じたレンズや、多くのユーザーから人気あるレンズをご紹介します。
標準ズームレンズ
最高のレンズはこれ!XF16-55mmF2.8 R LM WR
これ1本あれば他のレンズは必要ないかもしれません。使ってみてすっかり虜になってしまったレンズです。35mm判換算で24mm~84mm相当という使い勝手の良い焦点距離。F値が2.8通し。安心の防塵防滴機構。これと富士フイルムのX-T2のようなフラグシップ機があればもうフルサイズなんて要らないのではと思うほどの性能です。
55mm F4.0 ISO200 SS1/1500
16mm F5.6 ISO200 SS1/60
16mm F4.0 ISO800 SS1/25
その他の人気標準ズームレンズ
キットレンズでおなじみのXF18-55mmF2.8-4 R OISや、XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II S。小さくて手ぶれ補正付き。使い勝手の良さが人気のレンズです。
「XF18-55mmF2.8-4 R OIS」はコン。パクトな高画質レンズに4段分の手ぶれ補正つき
「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II S」はお手軽に撮影を楽しめる標準ズームレンズです。
より望遠の焦点域までカバーするXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR。
広角ズームレンズ
スナップも楽しめる超広角レンズ!XF10-24mmF4 R OIS
超広角の撮影がしたいならこのレンズです。こちらの良いところは35mm判換算で15mmという超ワイドな撮影が楽しめることに加え、24mm(換算36mm)という風景や人物などスナップ写真に使いやすい画角までカバーできているところ。広角好きならぜひ手に入れたいレンズです。
超広角レンズの楽しさは次の記事に書きました。
追記:XF8-16mmF2.8 R LM WR
2018年7月20日、富士フイルムは新しく超広角ズームレンズ「XF8-16mmF2.8 R LM WR」を発表しました。発売は11月下旬。
焦点距離8mmもの超広角であることや、ズーム全域でF2.8と非常に明るいF値であることなど非常にハイスペックなレンズです。他メーカーのAPS-Cカメラでは類を見ない高性能レンズとなっています。
フジノンレンズ XF8-16mmF2.8 R LM WR | 富士フイルム
富士フイルム Xシリーズ:フジノンレンズ XF8-16mmF2.8 R LM WR
その他の広角レンズ
上記以外だと広角の焦点域のレンズは単焦点レンズのみです。
純正の広角単焦点レンズも良いですが、個人的にはSAMYANGのようなサードパーティの単焦点レンズがコスパが良くておすすめ。後ほど単焦点レンズの項目で詳しくご紹介します。
望遠ズームレンズ
お手軽に望遠を楽しむならXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIS
選びどころに悩むのが望遠レンズ。高額のものが多いですがお手軽に望遠域をカバーしたい場合は便利ズームレンズの XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRや普及モデルのXCシリーズからXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IISがおすすめです。
入門用望遠レンズといえば「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIS」です。
バランスの良い望遠レンズ!XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
個人的に焦点距離、画質、値段のバランスが最も良いと感じるのがXF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISです。多くのレンズは開放だと描写が甘くなるのですが、このレンズの解像度なら開放からでもじゅうぶんに使える描写力だと感じました。
焦点距離172㎜ F値4.7 ISO200 SS1/1500
換算600㎜の世界!XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
より望遠が欲しい人にはXF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRです。35mm判換算600mm相当の画角になります。これほどの望遠が必要な場合は他に選択肢はありません。このレンズを買いましょう。
ポートレートにもスポーツにもXF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
より明るく徹底して画質にこだわった望遠レンズが欲しければXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRです。F2.8と明るくかつ望遠なので背景が大きくぼける写真を撮れます。ポートレートや速いシャッタスピードが必要になる動体撮影で活躍します。
マクロレンズ
ほぼ唯一の選択肢XF60mmF2.4 R Macro
富士フイルム純正のハーフマクロ(最大撮影倍率0.5倍)レンズです。富士フイルムのミラーレスカメラでマクロ撮影をする人の多くがこのXF60mmF2.4 R Macroを使っています。
現状富士フイルムのマクロレンズはこれだけです。しかし、2017年の間に80mmの等倍マクロレンズが販売される予定になっています(参考:Xマウントレンズ ロードマップ | 富士フイルム)。
追記(2017年9月18日):中望遠マクロレンズ「フジノンレンズ XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」が2017年11月に発売予定です(参考:デジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズで初めて等倍撮影に対応し、迫力のあるマクロ撮影を実現 中望遠マクロレンズ「フジノンレンズ XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」新発売 : ニュースリリース | 富士フイルム)。
発売されました!
またカールツァイスが富士フイルム向けにレンズを開発しています。その中にはマクロレンズが1本あります。これは等倍撮影が可能です。
参考:[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 2.8/50M for FUJIFILM X 実写レビュー
参考:価格.com – カールツァイス Touit 2.8/50M [フジフイルム用] レビュー評価・評判
単焦点レンズ
ボケ味にこだわるならXF56mmF1.2 R APD
フジノンレンズは単焦点レンズが充実しておりたくさんの種類があります。その中でもイチオシなのがXF56mmF1.2 R APDです。F値が1.2と明るいのですがこのレンズにはAPD(アポダイゼーションフィルター)と呼ばれるものが入っています。これはレンズの中心から外側に向けてなだらかに光の量を減らすフィルターです。これが入っていることによって非常に美しいグラデーションのボケが実現します。
56mm F1.2 ISO1000 SS1/60
56mm F1.2 ISO3200 SS1/45
参考:フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD : 製品の特長 | 富士フイルム
参考:アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)の原理と効果 | 富士フイルム
これぞ至高ツァイスレンズの魅力
憧れのカールツァイスブランドのレンズも富士フイルムのXマウントで使用できます。ツァイスレンズのなかで個人的に最も魅力を感じるのがこちらの32mm単焦点レンズ。作例を見られる記事を参考として下に記載しておくのでぜひご覧ください。見惚れてしまいます。
参考:カールツァイス Touit 2.8/12mm 1.8/32mm レビュー | カメラのキタムラ
参考:交換レンズ実写ギャラリー:カールツァイスTouit 1.8/32 – デジカメ Watch
参考:[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 1.8/32 with FUJIFILM X-E1 実写レビュー
12mmの広角レンズもあります。こちらも人気のレンズです。
参考:カールツァイス Touit 2.8/12mm 1.8/32mm レビュー | カメラのキタムラ
参考:[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 2.8/12 with FUJIFILM X-E1 実写レビュー
50mmのマクロレンズもあります。
参考:[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 2.8/50M for FUJIFILM X 実写レビュー
参考:価格.com – カールツァイス Touit 2.8/50M [フジフイルム用] レビュー評価・評判
F0.95の世界!中一光学SPEEDMASTER
最近注目の中国メーカー「中一光学(ZHONG YI OPITCS)」。マーケットによっては「Mitakon」とも呼ばれています。
様々なマニュアル単焦点レンズを作っているのですが、特に人気なのがSPEEDMASTER 35mm F0.95 IIです。絞りリングがクリックレスになっていることもあり特に動画撮影する人から愛用されています。値段も比較的手の出しやすい価格帯です。
中一光学の交換レンズをAmazonで探す
中一光学の交換レンズをカメラのキタムラで探す
参考:Mitakon 35mm f/0.95 Mark ‘ii’ lens review with samples – YouTube
参考:Mitakon 50mm f/0.95 Pro review + Short film (a7s) – YouTube
数量限定!銘匠光学 TTArtisan 50mm f/0.95
2020年3月25日に新発売となった銘匠光学ブランドのMFレンズ「TTArtisan 50mm f/0.95」。富士フイルムのXマウントのほかソニーEマウント用があります。オールドレンズファン向けに販売される特製レンズで、販売数量は各マウント20本限定とのこと。
マニュアルフォーカスのレンズで、絞り開放時は彩度の低いソフトレンズのような雰囲気のある描写に、絞るとシャープな描写に変化します。
- レンズ構成:7群12枚
- F値:F0.95〜F16
- 絞り羽根:12枚
- 最短撮影距離:0.5m
参考: 銘匠光学 TTArtisan 50mm f/0.95 [限定モデル] 数量限定で発売
嘘みたいだろF0.85なんだぜHandeVision
こちらも中国ブランドのレンズHandeVision。価格も嘘みたいに高いです。
参考:交換レンズレビュー IBELUX 40mm F0.85 大きなボケが魅力のミラーレス用超大口径レンズ- デジカメ Watch
参考:Handevision 40mm f0.85 – YouTube
50mmと75㎜の単焦点レンズもあります。こちらは比較して価格が安いです。
明るい広角・魚眼レンズならSAMYANG
韓国のレンズメーカーSAMYANG。海外のマーケットによってはRokinonとも呼ばれています。比較的安い価格で、明るい広角レンズ特に人気です。マニュアルレンズですが、映りも良くインテリアや夜景の撮影が好きな人におすすめ。
広角のレンズが特に人気ですが様々な焦点距離の単焦点レンズを製造・販売しています。非常に解像度が高くシグマのArtシリーズに勝るとも劣らないレベルです。
広角単焦点レンズで存在感高めるMeike
中国ブランドのMeike。近年徐々に人気が高まっています。
8000円のコスパ最高レンズNEEWER
カメラ用交換レンズはどれも高価なものばかりでなかなか手の出しづらい世界ですよね。しかし、そのなかで異彩を放つのが中国のメーカーNEEWERのレンズです。1万円を切る価格のレンズを販売しています。マニュアルでピント合わせをしなければなりませんが、お手軽に小さいF値で撮影できることから人気があります。
ただし日本の流通が安定していないようで価格が高くなってしまっていることがあります。
シルバーがカッコいい激安Hengyijia
Hengyijiaも約1万円で買えるマニュアル単焦点レンズ。シルバーのカラーバリエーションもあります。
Hengyijiaには一般的なブラックのレンズや、ソニーEマウント、マイクロフォーサーズ向けのレンズもあります。
フィルターレンズ
チープさが逆に良い味を出す、と人気のフィルターレンズ。F8.0のパンフォーカスレンズが内蔵されています(撮影距離:1m~∞)。
回転ダイヤルで3種類のレンズフィルターとレンズカバーのいずれかを選択可能。プロテクトフィルターでパンフォーカス撮影を、クロスフィルターやソフトフィルターで手軽にアートな表現を楽しむことができます。使わないときはレンズカバーにしておけばボディキャップにもなります。
写ルンですのレンズ
「写ルンです」のレンズを再利用して作られたレンズがあります。「Wtulens」が焦点距離17mmでF16固定、「Utulens」が焦点距離32mmでF16固定。
おもちゃのようなレンズですが価格もおもちゃ感覚で買えるような安い値段です。
参考:GIZMON Wtulens / ギズモショップ – GIZMOSHOP
まとめ
こうしてまとめて見てみると非常に多くの種類のレンズがあることが分かりますね。キヤノンやニコンの一眼レフカメラでは使えないようなレンズも数多く含まれています。これまで知らなかった新しい表現の世界に踏み込むことができるようになるかもしれません。ぜひお気に入りのレンズを見つけてください。
参考WEBサイト:
- 商品企画者が語る「Xシリーズ」開発ストーリー|FUJIFILM X
- 富士フイルム GFX Xシリーズ | G Xマウントレンズラインアップ
- 全群繰り出し設計: XFレンズ Lens Technology | 富士フイルム
- 撮影シーンに合わせてレンズを選択しましょう! | 富士フイルム
- Xマウントレンズ ロードマップ | 富士フイルム
富士フイルムのレンタルサービスについて次の記事に書きました。フジノンレンズを無料で試すことができるおすすめのサービスです。
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