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GH5はGH4から何が変わったのか?進化と気になるデメリットなど仕様を解説

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神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。海外のYouTube動画を見てGH5登場にわくわくしているAkiです。

画像引用元 http://www.panasonic.com/global/consumer/lumix/lumix-gh5.html

ラスベガスのCESでGH5のスペック詳細が発表されて約1週間が経ちました。公式発表を皮切りに日本や外国のメディアがGH5について様々な情報を提供しています。日本のメディアの情報ももちろん興味深いのですが、海外にはGH5の開発機を手に様々な映像作品や、サンプル映像が公開されておりより詳しい情報が提供されています。そこで私が見て興味深かった情報をこちらで翻訳しつつ要点をご紹介いたします。日に日に情報が増えているので、今後も重要な情報が出てくれば追記したいと思います。

(追記:2017.1.25)ようやく日本でも正式に「デジタルカメラ LUMIX DC-GH5」の発表がありました。日本の販売予定日は2017年3月23日です。販売価格はボディ単体で約24万円、標準ズームレンズ (12-60mm/F3.5-5.6) 付属キットが約27万円と予想されています。また事前予約をすることで、メモリーカードやバッテリーと、ストラップあるいはVログ機能を特典としてもらえるキャンペーンが行われます。さらに「デビューイベント」の開催もアナウンスされました。このイベントでは販売に先駆けてGH5を実際に扱える「タッチアンドトライ」と、プロカメラマンによるトークショーが行われます。

まずはおおまかに仕様の違いを表で比較します。

仕様表 GH4とGH5の比較

GH4 GH5
画素数 1605万画素 2030万画素
ローパスフィルター  あり なし
手ぶれ補正  ボディ内手ぶれ補正なし ボディ内5軸手ぶれ補正
レンズ手ぶれ補正と合わせDual IS 2機能
ローリングシャッター 読み取り速度が向上しローリングシャッター軽減
6K PHOTO  なし 6K30P 4:3の動画から1800万画素の静止画を切り取る
4K PHOTO  4K30Pの動画から800万画素の静止画を切り取る  4K60Pの動画から800万画素の静止画を切り取る
メディアスロット UHS-I U3 デュアルカードスロット
UHS-Ⅱ
ISO 暗所撮影時のノイズ GH4から1〜2段の改善か
オートフォーカス(AF)方式 コントラストAF(DFD)  コントラストAF(DFD)
動体への追従性が向上
ジョイスティックによるフォーカスポイント選択
AF測距点  49点  225点
 ファインダー  236万ドット有機EL EVF
0.67倍(35㎜判換算)
視野率100%
368万ドット有機EL EVF
0.76倍(35㎜判換算)
視野率100%
モニター  104万ドット、3.0インチ、視野率約100%  162万ドット、3.2インチ、
視野率約100%
 動画解像度・フレームレート 4K30P(1.2倍クロップ)
FHD96P
4K60P (4:2:0 8bit クロップなし)
4K30P
FHD180P
 圧縮方式 4:2:0 8bit 4:2:2 10bit
 その他動画機能 フォーカスプル、 波形モニタ・ベクトルスコープの表示
USB端子 USB 2.0 High SPEED マルチ USB3.1 GEN1 タイプC
HDMI端子 ミニ端子 フルサイズ端子
ケーブルロック
内臓フラッシュ あり なし
防塵防滴 防塵・防滴  防塵・防滴・マイナス10度まで対応
ボディサイズ 132.9 × 93.4 × 83.9 mm 138.5 x 98.1 x 87.4 mm
ボディ質量 約560g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)、約480g(本体)  約725g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)、約645g(本体)
価格(ボディ単体)  2017年1月現在
実売約10万円
$2000
約24万円?
2017年3月23日発売予定

次に各項目について具体的にどのような変化をもたらしたのかを考察します。

GH5はGH4と比べて何がどう良くなったのか

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2030万画素の新センサーとローパスフィルターレス

画素数の向上はより精細な写真を撮れるだけでなく、動画の解像度に大きく影響を与えます。パナソニックの山根洋介氏がインタビューにて次のように話しています。

山根 今回は約2000万画素の新しいセンサーを使っていますので、16:9の画角で取ると、大体1600万画素になります。つまり、ひじょうにきめ細かな映像をダウンコンバートすることで約800万画素の4K映像を作っているのです。

麻倉 つまり、同じ4K、約800万画素の映像でも、GH4は約800万画素分を切り出したもの、GH5は元データが約1600万画素相当と随分中身が異なる。

山根 はい。ですから、解像感がまったく違います。

http://www.stereosound.co.jp/review/article/2017/01/08/52785.htmlより引用

また、ローパスフィルターがなくなったことにより高精細な映像が期待できます。一方でモアレ対策がどうなっているか気になるところです。

手ぶれ補正

ボディ内手ブレ補正搭載は大きな進化ですね。これによりIS非搭載のレンズもすべて手ぶれ補正が効くようになります。気軽に手持ちでも撮影できるようになることは大きなメリットです。また新発売予定の複数のレンズはDual IS対応で、ボディ内の手振れ補正と合わせてより強力な手振れ補正が期待できます。

(追記2017.2.8:以下の2本の動画が興味深かったので追記しました)

次の動画で手ぶれ補正とDual ISの手ぶれ補正効果を検証しています。
レンズはLeica DG 12-60mm f2.8で手持ち撮影、編集による揺れ補正はしていません。


一応こちらもほぼ全て手持ち撮影(例外として頭上からの映像は一脚使用、あとドローンの映像もあります)で編集でワープスタビライザーのようなものは一切使っていないとのこと。クレイジーな綱渡りのシーンは単純に映像として見応えがあります。

ローリングシャッター

グローバルシャッターとまではいかないものの改善された様子が次の動画(4:25〜4:46)で紹介されています。

新機能6K PHOTOと進化した4K PHOTO

GH5では新たに6K PHOTO機能が搭載されます。6K 30fpsの動画から1800万画素の静止画を切り取る機能です。また4K PHOTOもGH4では30fpsでしたがGH5では60fpsの4K動画から静止画を起こすことができるようになりました。

デュアルカードスロットと3つの記録方式

SDカードスロットはふたつのカードを挿入できるようになりました。またUHS-Ⅱで記録スピードも向上。SDカードへの記録方式は3種類あるとパナソニックの植松道治氏が英語のインタビューで語っています(6:03〜7:05)。翻訳すると次の通り。

「2つのスロットがあり3つの記録方式があります。第一にリレー方式はひとつのメディアがいっぱいになればもうひとつのカードへ記録を開始します。記録していないほうのカードは撮影を続けた状態でも交換できます。もうひとつの方式はバックアップ用に同じ内容をふたつのカードに同時記録するというものです。三番目の方式は第一スロットに動画、第二スロットに静止画を記録するというものです。」

ISOのノイズ耐性は1〜2段の向上か

ISOを上げたときにどの程度のノイズがのるのか。これについて検証動画が上がっています。


次の動画の0:56〜1:18でもISOを上げているサンプル映像があります。

厳密にGH4と比較しているわけではないのでどの程度改善しているかはっきりと言うことは難しい状況ですが、GH4ユーザーがこれらのサンプル映像を見て少なくとも1段分の改善はしているとの評価が出ています。より好意的な評価では2段は改善しているとのレビューもあります。例えば、これまでGH4ではISO800が許容範囲だった人がISO1600やISO3200でも使えるという程度の改善のようです。
明るいレンズを用いたり、MetabonesのSpeedboosterやDEC Lens Regainのようなアダプターを用いることでより暗所に強くする工夫が必要かもしれません。
(追記)さっそくMetabones Speedboosterを用いたサンプル動画が投稿されました

AFは依然としてコントラスト方式

オートフォーカス性能に関しては改善されたとの公式発表があり、GH5の開発機を使用しているユーザーからも改善が見られるとの声が上がっています。次のようなサンプル動画がアップされています。


しかし、依然としてコントラスト方式のAFで、GH4からの改善は見られるものの他社の優れたオートフォーカスには及ばないとの意見が多くみられます。AF測距点は大幅に増加しました。

追記(2017年4月10日):GH5が発売されてより詳細なオートフォーカス性能の検証動画が投稿されています。動画を見る限りあまりオートフォーカス性能が特別優れているわけではないようです。

クロップなしで4Kが60fpsで撮影可能

GH5がGH4から進化した大きなポイントのひとつが4K60Pの撮影です。GH4では4K撮影時にクロップされて、画角が望遠気味になってしまっていましたがGH5は4Kであろうと6Kであろうとクロップがありません(ただし6Kはアスペクト比が4:3)。また4Kを60fpsでより動きがなめらかな映像が撮影できるようになりました。60fpsあれば30fpsに変換することでお手軽に2倍のスローモーション映像を作ることができることもあり、多くの映像制作者が4K60fpsの動画撮影機能に喜んでいます。

またフルHDの解像度であれば最高180fpsでの撮影が可能です。スローモーション映像の可能性を大きく飛躍させるものとして期待されています。
(追記)180fpsの参考動画はこちら。


4:2:2 10bit内部記録でカラーグレーディングの可能性が広がる

4:2:2 10bitで4K30fpsの映像を内部記録できるという点も多くのGH4ユーザーが歓迎しているポイントです。GH4では外部モニターを用いることで4:2:2 10bitの映像記録ができましたが、GH5ではカメラ内部で記録可能です。
次の動画(8:45〜10:02)でもその魅力についてサンプル映像を交えつつ紹介しています。

さらに自分でGH5の10bitの映像を編集してみたい人向けにサンプル映像をダウンロード素材が用意されています。こちらのYouTube動画の概要欄からダウンロードできます。

プログラム式自動ラックフォーカス「フォーカスプル」機能がアツい

上記の動画の12:29から紹介されているのでぜひ映像を見てください。フォーカスするポイントを3つまで記憶させることができて、そのフォーカスポイントまで自動でフォーカスを送ることができます。フォーカシングのスピードも調整可能です。このようないわゆるラックフォーカスはこれまでマニュアルフォーカスや、モニターでピントを合わせたい位置をタップすることで対応していました。これらの方法では安定したピン送りは難しかったのですが、それを自動でできるようになりました。これまではDEC Lens Regainを用いてこの機能を代替しているユーザーもいましたがGH5ではカメラだけでその機能を果たすことができます。

実はGH4と比較して残念な部分も

ミラーレスらしからぬサイズと重量

サイズは約13%増大。質量はバッテリー二つ分くらいの重さが増量で725gになりました。これは他社の一眼レフカメラのミドル機に相当する重さです。ソニーのフルサイズミラーレスカメラはこれよりも軽いので、ミラーレス機の中では最大級でしょう。

気軽に持っていけるカメラや、ジンバルにのせて撮影を検討されている人にとっては気になる重量かもしれません。

内臓フラッシュがない

GH4にはあった内臓フラッシュがGH5にはありません。少しでも小型軽量化を追求するための撤廃のようです。GH5はどちらかというと動画用のカメラとして期待されているところがあるのであまり大きな減点ポイントではないかもしれませんが、一部のユーザーには残念なポイントかもしれません。

2000ドルという価格をどう見るか

機能から見ると価格は高くないのではという意見が多いです。パナソニックとしてもこれはプロ機ではなく民生機であることを公言しており、コンシューマー向けの製品である以上価格をあまり高くできないとしています。

一方で消費者目線からすると、GH5の値段はフルサイズのカメラに届くものなので迷うところもあることでしょう。10bitや4K60P、録画制限時間がないなど他社製品が持たない魅力をどう判断するかが問われます。

暗所撮影におけるノイズやAFは他社製品に軍配か

高感度におけるノイズはGH4と比べれば改善しているものの、やはりマイクロフォーサーズという小さなセンサーの限界が見られます。他社の最近のAPS-C、フルサイズカメラと比べて暗いところの撮影は弱い印象です。

ちなみにGH4、F1.8のレンズ、Speedboosterの組み合わせとSony α7s、F4のレンズで暗所撮影を比較した次の動画が非常に興味深いです。動画の結論としてはSony α7sの勝利。しかしGH4も良い線をいっています。GH4やGH5が暗所撮影においてどの程度のポテンシャルを持つのか興味がある人はぜひご覧ください。


またAFを多用する人も他社のカメラ購入が選択肢に上がるかもしれません。

ファームウェアアップデートやVログの別途購入システム

発売日にGH5を購入してもまだ搭載されていない機能がいくつかあり、のちにファームウェアアップデートにより機能が強化されます。またVログは別途約1万円のお金を支払って買う必要があります。そしてGH4ですでにVログを購入している人でも改めて購入しなければGH5でVログを使うことはできません(2017.2.8追記:日本の場合、VログはGH4のものをGH5でも共通して使えるらしいという話を聞きました。未確認情報で申し訳有りませんが気になる方はパナソニックまでお問い合わせください)。

NDフィルター非搭載

外で撮影する際にとても重要なNDフィルター。フィルターをレンズによって付けたり外す作業は億劫に感じることが多いことでしょう。残念ながらGH5においてもNDフィルターは搭載されませんでした。

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雑誌ビデオサロンの3月号と4月号にてGH5が特集されています。とても詳しくGH5の性能が解説されているのでおすすめです。

参考記事

Panasonic GH5 at CES 2017: Internal 10-bit 422 4K recording at 400 Mbps, and HD up to 180fps / News Shooter
LUMIX G Compact System Camera DC-GH5L
Panasonic CES 2017 Press Release GH5

参考動画

YouTubeプレイリスト LUMIX GH5 / Panasonic Mirrorless Digital Camera

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