一眼動画撮影の必須アイテム可変NDフィルターをレビュー!【K&F Concept提供】

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可変NDフィルターを新しく手に入れました。NDフィルターはカメラに取り込む光の量を減らすことで映像表現の幅を広げてくれます。今回使ったのはK&F Conceptの可変NDフィルター。減光量を自由に調節できます。使い方や利用上の注意点などをレビューします。

K&F Concept 可変NDフィルターレビュー

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。K&F Concept様から可変NDフィルター72mmを提供いただきましたのでレビューします。

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K&F Concept 可変NDフィルター 商品概要

K&F Concept 可変NDフィルター

パッケージは比較的シンプルで、黒い外箱の中に白いケースとNDフィルター本体が入っています。おまけでクリーニング用のクロスも付いてきました。

K&F Concept 可変NDフィルター 外観

これがNDフィルターです。ネジが切ってあって、レンズの前面に取り付けられるようになっています。

可変NDフィルターをレンズに装着

このフィルターは回すことで減光量を調節できます。公式ウェブサイトの商品情報によるとND2〜ND400の間で調節可能。数字が大きいほどしっかり減光します。

下の動画を見ていただくと分かりますが、フィルターを回すとフィルターの色の濃さが変わります。黒く濃くなるほど取り込む光の量が減ります。

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なぜNDフィルターを使うのか

日中の明るい場所でスローシャッター

NDフィルターを使うことで明るい日中でもスローシャッターを切ることができます。スローシャッターを利用すると、例えば滝の水の流れを線のように写したり、花びらが水面を流れている様子をぶらして写せます。

fujifilm-xt2011
sakura hanaikada02

上のふたつの写真はKenkoのNDフィルターを用いて撮影しました。

絞りを開いて動画を撮る

またNDフィルターは動画を撮る際にも大活躍します。日中に動画撮影を行う際は簡単に露出オーバーになってしまいます。特に絞りを開いて撮影する際はNDフィルターを用いないと映像が露出オーバーですぐに真っ白になってしまいます。

そこでこの可変NDフィルターを用いることで柔軟に露出を調整することができます。試しにこのK&F Conceptの可変NDフィルターを用いて動画を撮影してみました。NDフィルターのおかげで絞りF1.8で被写界深度の浅い映像を撮ることができました。

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利用上の注意点

NDいくつか分からない

NDフィルターには特にメモリが付いていないので、具体的にNDいくつの状態で撮影しているのか分かりません。NDの数字がわかれば調整できるであろう露出の計算が難しいです。

レンズフードやキャップがつけられない

このK&F Conceptの可変NDフィルターは前面に大きく広がった形になっています。

フィルターのネジ穴とサイズ

私の使わせてもらったNDフィルターは72mm径のレンズに装着するものですが、フィルター前面は80mmくらいあります。

前面のフィルター径が大きい

このように出っ張った形状のフィルターなので、このフィルターをレンズに付けてしまうと、もうレンズフードやキャップが取り付けられなくなります。

映り込み・ゴーストが発生する

この可変NDフィルターを使ってしばらく撮影していたのですが、どうも逆光の撮影の際にゴーストのような映り込みが目立ってしまいます。

NDフィルターの反射

上の画像の赤丸で囲んだ場所のような、光の反射が写ってしまいます。

色が変わってしまう

K&F Conceptの可変NDフィルターは、光の量だけでなく、色合いも変えてしまいます。比較写真を撮ったのでご覧ください。

まずNDフィルター無し。

NDフィルター無し

次にNDフィルター有り。シャッタースピードを遅くしてできるだけ露出が同じくらいになるようにしています。

NDフィルター有り

いかがでしょうか。色が全然違いますよね。ホワイトバランスもマニュアルで固定にしているので、ふたつの写真で設定の違いはシャッタースピードだけです。

スライドで比較できるようにしてみました。左がNDフィルター有り、右が無しです。こう比べてみると大きく色が変化してしまうので利用の際は注意が必要です。解像感は特に大きな違いがないように見えます。

※フィルターを外すときに少し三脚の位置を動かしてしまったみたいで構図が少しずれています。すみません。

X状のムラができる

NDを濃くするとX状のムラがでます。

K&F Concept 可変NDフィルター X状のムラあり

ND400まで使えるとのことなのですが、実際のところND400やそれに近い濃度だと使い物になりません。

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まとめ 便利だけど過信は禁物!

NDの減光量を自由に操作できるのはとても便利です。様々な撮影シーンに合わせてNDを調整できます。ひとつのフィルターで対応できるのでコスパが良いですね。

しかし、利用上の問題点もあります。

  • レンズフードやキャップがつけられなくなる
  • 逆光に映り込み・ゴーストが発生する
  • 色が変わってしまう
  • ND400近くするとX状のムラができる

安いフィルターなので仕方ないとも言えますが、これまで私がKenkoの固定NDフィルターを使っていた際は上のような問題を感じたことはありません。映像の質にこだわるならKenkoなど有名ブランドのNDフィルターをおすすめします。

今回紹介した商品:

72mmフィルター 可変式ND2-ND400 +クリーニングクロス – K&F Concept(サイズのバリエーションはあります)

またK&F Conceptの可変NDフィルターにはほかにも種類があってND2-ND32のタイプもあります。値段が上がりますが品質的にはこちらのほうが良さそうです。

ND8~ND128のタイプもあります。

ちなみに私が使わせてもらったのは72mm径のフィルターですが、もしひとつのフィルターをサイズの違うレンズにも使いたい場合は、ステップアップリングやステップダウンリングといったものを使うと良いです。フィルター径を調整できます。

私が使っているのは下のもの。

あとはフィルターケースがあると持ち運びに便利です。わたしが使っているのは次のもの。

K&F Concept製品レビュー

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