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DJIからスマホジンバルの最新モデル「Osmo Mobile 8」が発売されました。レビュー用に先行で提供していただきました。本製品の特徴や、旧モデルのOsmo Mobile 7Pとの違いについてお伝えします。
製品提供:システムファイブ

新製品をさっそく使わせてもらいました!従来機種も愛用してきたので、最新モデルの進化したポイントについてもまとめました。
スマホジンバルってなに?
Osmo Mobile 8は、DJIの人気スマホジンバルシリーズの最新機種。2025年11月5日発売。定価18,480円。スマホカメラの撮影を様々なかたちでサポートしてくれて、カメラ初心者でもプロのようにキレイな映像を撮ることができるようになります。











Osmo Mobile 8でできる主な機能
- カメラの手振れを抑えて安定した動画を撮影
- 横や縦方向への滑らかなカメラワークをサポート
- 被写体を自動で追従して撮影
- 照明機能
- ワイヤレスマイク(DJI Mic Mini)のレシーバー機能
- 自撮り棒
- ミニ三脚
- スマホへの給電・充電
実際に使ってみて感じたOsmo Mobile 8の良いところは、とても手軽に撮影できる点です。手持ち撮影よりも圧倒的に撮影が楽になって、しかも撮れる動画のレベルがあがります。例えば、旅先を歩きながら動画を撮りたいときは、手持ちだと揺れが目立ったり手が疲れてしまったりしますが、Osmo Mobile 8を使えば、ただジンバルのグリップを持つだけで安定したキレイな映像を撮れてしまいます。ほかにも人物や動物などを自動で追従して撮影してくれるトラッキング機能や、照明、内蔵の自撮り棒、ミニ三脚など、便利な機能がたくさん用意されています。
実際にOsmo Mobile 8を使っている様子をYouTubeにアップしているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
過去モデルとなにが違う?
DJIのスマホジンバルはたくさんのモデルが発売されています。Osmo Mobile 8は最新モデルですが、より古いモデルには7Pや6があります。さらに7Pや6には、同時発売となったエントリーモデルとして7やSEがあり、こちらは一部機能が省略された安価な製品です。
表:DJI スマホジンバル 現行機種一覧
| モデル | 発売日 | 価格 |
|---|---|---|
| Osmo Mobile 8 | 2025年11月5日 | 18,480円 |
| Osmo Mobile 7P | 2025年2月18日 | 15,620円 |
| Osmo Mobile 7 | 2025年2月18日 | 11,880円 |
| Osmo Mobile 6 | 2022年9月22日 | |
| Osmo Mobile SE | 2022年9月22日 | 8,030円 |
Osmo Mobile 7Pとの比較
Osmo Mobile 7Pは2025年2月18日に発売。それから約9か月経った11月5日にOsmo Mobile 8が登場となりました。従来と比べると短いスパンでのモデルチェンジです。
Osmo Mobile 8の進化・メリット
- パン軸が360°無制限回転に対応!パノラマ撮影やトラッキング(追従撮影)がより快適になりました。
- DJI OM多機能モジュールによるトラッキング対象が、人物だけでなく新たに「猫」と「犬」に対応!
- Apple DockKitに対応!DJIの専用アプリに限定されずに、200以上のiOSアプリケーションでトラッキング(追従撮影)が可能です。
- ジンバルのロール軸の部分に、スマートフォンを充電するための出力ポート(USB-C)を搭載。多機能モジュールを使わなくてもジンバルからスマホ本体へ給電しながら使用できます。
8と7Pどちらがおすすめ?
いずれのモデルも基本的な構造や付属品にほとんど違いはありません。主な違いとしては、トラッキング(追従撮影)の機能です。Osmo Mobile 8は、ジンバルのパン軸が360度対応するようになったので、横方向への動きに制限なく追従できるようになっています。また、多機能モジュールを使用した際のトラッキングが犬や猫にも対応しているので、ペットの撮影をしたい人にとっては、Osmo Mobile 8が適しています。
そのほかApple DockKitに対応したことも注目点です。7Pでは、多機能モジュールを用いるか、専用アプリの「DJI Mimo」を使うことでトラッキングに対応していました。一方で、8では対応のiPhoneであればそういった制限なくトラッキング機能を使うことができます。
例えば、使い慣れたカメラアプリやライブ配信用のアプリでもトラッキング機能を使うことができて便利です。AppleDockKit対応のアプリなら、録画ボタンはもちろん、インカメラとアウトカメラの切り替えやズームなどもジンバルから操作可能です。
また、多機能モジュールを使ったトラッキングは、センサーと距離のある被写体を追従するのが苦手でしたが、AppleDockKitによるアプリのネイティブトラッキングであれば、アプリと連動したコントロールになるのでズームで離れた被写体を追従するのも得意です。また、多機能モジュールを使わなくても良いので、iPhoneのMagSafeを利用したマウントアクセサリーの「DJI OM磁気クイックリリースマウント」が使いやすいです。
注意点としてはAppleDockKitでトラッキングを行うときは多機能モジュールを取り外すことになるのでライト機能との同時利用ができなくなります。ワイヤレスマイクのレシーバー機能については、「DJI Micシリーズモバイルレシーバー」が小型軽量でスマホ用におすすめです。DJI Mic Mini、DJI Mic 3、DJI Mic 2に対応しており、ここから任意の2台までをペアリングできます。
上記のようなメリットに魅力を感じる人には、Osmo Mobile 8がおすすめです。これらの機能が必要なければ、Osmo Mobile 7Pのほうが価格が安くてお得です。
そのほかのモデルとの比較
そのほかのスマホジンバルとの比較は下記記事で解説しています。











