
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
今回は、キヤノンから登場した注目の単焦点Lレンズシリーズ「RF F1.4 L VCMシリーズ」をレビューします。 写真と動画を高い次元で両立する「ハイブリッドレンズ」として設計されたこのシリーズを、5本まとめて(20mm/24mm/35mm/50mm/85mm)お借りすることができました。
夜のイルミネーション撮影での実写体験をもとに、その驚くべき使い勝手と描写性能について詳しくお伝えします。

高級なLレンズのシリーズですが、なんと5本まとめてお借りするという貴重な体験ができました…!!
キヤノンでLレンズを買うならこのVCMシリーズで揃えたいと強く思いました。その理由を詳しくレポートします。
※こちらのレンズレポートは映像系専門メディア「PRONEWS」に寄稿した記事をブログ向けに再構成した記事です。
RF F1.4 L VCMシリーズ実写レポート。なぜキヤノンは「形」を揃えたのか。ルミナリエ撮影で確信したハイブリッド時代の最適解 – PRONEWS
キヤノン「RF F1.4 L VCM」単焦点レンズシリーズレビュー
RF F1.4 L VCMシリーズとは:写真と動画を横断する新世代システム
キヤノン「RF F1.4 L VCMシリーズ」の最大の特徴は、静止画はもちろん、動画撮影でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう設計されている点です。 ラインナップは、超広角から中望遠までをカバーする以下の6本です(今回は14mmを除く5本を使用)。
| レンズ名 | 参考価格 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 |
| RF14mm F1.4 L VCM | 368,500円 | 0.24m | 0.11倍 |
| RF20mm F1.4 L VCM | 283,800円 | 0.20m | 0.19倍 |
| RF24mm F1.4 L VCM | 253,000円 | 0.24m | 0.17倍 |
| RF35mm F1.4 L VCM | 253,000円 | 0.28m | 0.18倍 |
| RF50mm F1.4 L VCM | 236,500円 | 0.40m | 0.15倍 |
| RF85mm F1.4 L VCM | 236,500円 | 0.75m | 0.12倍 |
1. サイズとフィルター径の完全統一がもたらす恩恵

驚くべきことに、これらのレンズは、外寸(Φ約76.5×99.3mm)とフィルター径(67mm)がすべて統一されています。
| レンズ名 | 外寸 | 質量 | フィルター径 |
|---|---|---|---|
| RF14mm F1.4 L VCM | Φ約76.5×112mm | 約578g | 67mm |
| RF20mm F1.4 L VCM | Φ約76.5×99.3mm | 約519g | |
| RF24mm F1.4 L VCM | 約515g | ||
| RF35mm F1.4 L VCM | 約555g | ||
| RF50mm F1.4 L VCM | 約580g | ||
| RF85mm F1.4 L VCM | 約636g |
これが実際の撮影現場でどう役立つかというと:
- パッキングが楽: カメラバッグに効率よく収納できます。Peak Designの「カメラキューブ S」に、カメラ1台とレンズ5本がジャストフィットで収まりました。
- ジンバル運用がスムーズ: 重心やサイズがほぼ同じなため、レンズ交換時のリバランスが最小限(数ミリの調整)で済み、撮影のリズムを崩しません。
- フィルターの共用: 高価な可変NDフィルターなどを、すべてのレンズで使い回せます。
2. VCMとアイリスリング
大口径レンズを高速・高精度に動かす「VCM」(ボイスコイルモーター)を搭載しており、静止画での爆速AFと、動画での静かで滑らかなフォーカシングを両立しています。
また、シネマレンズのように直感的な絞り操作ができるアイリスリングも備えており、最新のカメラボディ(EOS R5 Mark IIやEOS R6 Mark IIIなど)なら静止画撮影でも使用可能です。

実写レポート:F1.4が描く光の世界
夜の神戸のイルミネーション「ルミナリエ」を撮影。ボディは最新のEOS R6 Mark IIIおよび EOS Rです。
広角(20mm / 24mm): ルミナリエの巨大な光の回廊「ガレリア」を、ダイナミックな遠近感で切り取ることができました。


標準(35mm / 50mm): 人の視野に近い自然な画角で、現地の空気感をそのまま記録できます。 個人的には50mmの使い勝手が非常に気に入りました。


中望遠(85mm): 強い圧縮効果とF1.4の大きなボケを活かし、イルミネーションを背景にした印象的なカットが撮れます。

特に感動したのは、フォーカスブリージング(ピント移動による画角変化)が徹底的に抑えられていることです。 映像制作において、奥から手前へピントを送るような表現も、画角が変わるストレスなく行えます。
まとめ:撮影者を自由にする「システム」の完成形
「RF F1.4 L VCMシリーズ」は、単なるレンズの集まりではなく、一つの完成された「撮影システム」だと感じました。 描写の素晴らしさはもちろん、規格統一による使い勝手の良さが、撮影者のクリエイティビティを加速させてくれます。
本格的に写真と動画の両方を楽しみたい方にとって、魅力的な選択肢ではないでしょうか。
レンズの価格・販売リンクと主な仕様
| レンズ名 | 発売日 | 参考価格 | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| RF14mm F1.4 L VCM | 2026年2月20日 | 368,500円 | 約578g | 0.24m | 0.11倍 |
| RF20mm F1.4 L VCM | 2025年4月25日 | 283,800円 | 約519g | 0.20m | 0.19倍 |
| RF24mm F1.4 L VCM | 2024年12月20日 | 253,000円 | 約515g | 0.24m | 0.17倍 |
| RF35mm F1.4 L VCM | 2024年7月12日 | 253,000円 | 約555g | 0.28m | 0.18倍 |
| RF50mm F1.4 L VCM | 2024年12月20日 | 236,500円 | 約580g | 0.40m | 0.15倍 |
| RF85mm F1.4 L VCM | 2025年9月27日 | 236,500円 | 約636g | 0.75m | 0.12倍 |





