
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
2026年8月4日に新型のワイヤレスマイク「DJI Mic Mini 2S」が発売されました。発売に先駆けて製品を利用させてもらい、PRONEWSにてレビュー記事を執筆しました。
PRONEWSは映像・音響機器に詳しい人向けのメディアなので、こちらのブログではもう少し一般向けにワイヤレスマイクの基礎から製品の特徴を解説したいと思います。また、わたしは現行製品の「DJI Mic 3」や「DJI Mic Mini 2」も発売時にレビューをしていて所有しています。マイク選びで迷っている人向けにそれらの製品とどう違うのか、どのように選べばいいのかについて解説したいと思います。

DJI Mic Mini 2Sってどんなマイク?
「DJI Mic Mini 2S」は、無線での音声収録が可能なワイヤレスマイクです。カメラやスマホ、パソコンなど様々な機器と接続して使用できます。
送信機と受信機がセットのワイヤレスマイク
こういったワイヤレスマイクは原則として、送信機と受信機のふたつを組み合わせて使うようになっています。送信機(マイク)でひろった音声を、カメラやスマホにつないだ受信機に送って収録するという仕組みです。





※なお、送信機はトランスミッター(TX)、受信機はレシーバー(RX)と表記されることもあります。

ケーブルがなくても手軽に音を収録できるのがワイヤレスマイクの良いところです!
受信機は上の画像のもののほかに、オプションで「モバイルレシーバー」という種類もあります。こちらはシンプルな形状でスマホで使いやすいです。






DJIのカメラならレシーバーレスで接続できる
基本的にはこのように送信機と受信機のふたつをセットで使うのですが、例外があって、それはDJIのカメラと使う場合です。
Mic Mini 2Sを含む最近の「DJI Micシリーズ」製品は、DJIのカメラとの組み合わせであれば、受信機なしで直接接続してマイクを使うことができます。なのでアクションカメラのOsmo ActionシリーズやジンバルカメラのOsmo Pocketシリーズならレシーバーレスで音声収録できて非常に便利です。

内部収録できるのがすごい!
「DJI Mic Mini 2S」のすごいところは、ワイヤレスマイクとしての機能のほかに「内部収録」の機能を備えている点です。これはマイク本体に音声ファイルを保存して収録できる機能です。「DJI Mic Mini 2S」は、14.5GBの内蔵ストレージを搭載し、最大28時間の録音が可能です。
つまりワイヤレスマイクだけでなく、音声レコーダーのような使い方ができます。これは従来のDJI Mic Miniシリーズにはなく、上位モデルのDJI Mic 3やDJI Mic 2にのみ搭載していた機能です。

カラフルに見た目も楽しめる
また、DJI Mic Mini 2Sは、フロントカバーの交換に対応しており様々なカラーにドレスアップできます。ファッションとして楽しんだり、複数のマイクを区別するのに便利です。


ほかのDJI Micシリーズとの違い

最新世代のDJI Mic製品は、DJI Mic Mini 2Sのほかに、DJI Mic Mini 2やDJI Mic 3があります。これらの製品が現行モデルとして人気なので、これらとの主な違いを表にまとめました。
| DJI Mic Mini 2S | DJI Mic Mini 2 | DJI Mic 3 | |
|---|---|---|---|
| トランスミッター重量 | 約12g | 約14g | |
| トランスミッターサイズ | 28.58×28.04×13.52 mm | 28.77×28.34×16.35 mm | |
| 内部収録 | ○ | × | ○ |
| 内蔵ストレージ | 14.5GB | ― | 32GB |
| 録音可能時間 | 最大28時間録音 | ― | 最大57.3時間録音 |
| 32-bit Float録音 | ○ | ― | ○ |
| ループ録音 | ○ | ― | ○ |
| ゲインコントロール | クリッピング防止&音量バランス | クリッピング防止 | クリッピング防止&音量バランス |
| ノイズキャンセリング | AI 2段階 | 2段階 | 2段階 |
| レシーバー | ボタン操作 | ボタン操作 | タッチスクリーン搭載 |
| タイムコード | × | × | ○ |
| レシーバー1台に対する最大接続数 | 4TX | 2TX | 4TX(各TXは最大8RXと接続可能) |
| レシーバーのヘッドフォン端子 | × | × | ○ |
| フロントカバー交換 | ○ | ○ | × |
| 駆動時間 | トランスミッター:最大11時間 レシーバー:最大10時間 充電ケース:最大40時間 | トランスミッター:最大11.5時間 レシーバー:最大10.5時間 充電ケース:最大48時間 | トランスミッター:最大8時間 レシーバー:最大10時間 充電ケース:最大28時間 |
| 価格(2TX・1RX) | 27,720円 | 14,520円 | 43,890円 |
| 発売日 | 2026年8月 | 2026年4月 | 2025年8月 |
| おすすめな人 | 手軽さと内部収録を両立したい | 出費を抑えてシンプルに使いたい | 映像制作・業務用途 |
DJI Mic Mini 2との違い
「Mic Mini 2」は2026年4月に発売されたばかりのワイヤレスマイクです。同じサイズで機能を強化したモデルが今回新しく登場した「Mic Mini 2S」です。
Mic Mini 2Sには以下のようなメリットがあります。
- 内部収録対応
- 接続可能台数が4台に(ほかのMiniシリーズのマイクも接続可能)
- 音声収録のサポート機能が進化(AIノイズキャンセリングとゲイン制御)
これらふたつの機種の最大の違いは内部収録の対応の有無です。Mic Mini 2Sなら内部収録もできるのでバックアップで音声を収録できます。人が多いイベント会場など、ワイヤレスマイクの無線通信が乱れがちな環境でも安心です。
またMic Mini 2Sの受信機には最大4台の送信機を接続できます。Mic Mini 2は最大2台までだったので、より多人数の音声収録に対応できるようになっています。
さらにMic Mini 2Sは録音性能も進化しています。ノイズキャンセリング機能がAIのおかげでより高品質で自然な音で収録できるようになっていたり、音量バランスを自動で整えてくれる「ラウドネスバランス」という機能も備えています。

個人的に内部収録はすごくありがたい機能です。ワイヤレスで音声を飛ばして収録しながら、念のためバックアップで内部収録もしておくという使い方をよくしています。
DJI Mic 3との違い
「DJI Mic 3」は、DJIのワイヤレスマイクの中で最も高級で本格仕様の製品です。高性能であるだけでなく、サイズもコンパクトでその大きさや重さはMiniシリーズとほぼ同等です。
Mic 3がMini 2Sに対して優れている主な利点は以下の通りです。
- 内部収録可能な容量が大きく、より長時間の収録に対応
- レシーバーが高機能(タッチスクリーン、ヘッドフォン端子搭載)
- タイムコード対応
- 8RX接続

ちなみに、Mic 3はフロントカバーの交換ができません。カラフルな見た目にできるのは、Mic Mini 2SやMic Mini 2の特徴です。
ワイヤレスマイクの価格と選び方
機能の違いがわかったところで、それぞれの価格を確認して、どのワイヤレスマイクを選ぶべきなのか考えてみましょう。

表:DJI Mic 製品の価格比較
| DJI Mic Mini 2 | DJI Mic Mini 2S | DJI Mic 3 | |
|---|---|---|---|
| 2 TX+1 RX+充電ケース | 14,520円 | 27,720円 | 43,890円 |
| 1 TX+1 RX | 8,580円 | 14,300円 | 28,600円 |
| 1 TX+1 モバイルRX +充電ケース | 8,580円 | 14,300円 | 28,600円 |
| トランスミッター単体 | 4,840円 | 10,120円 | 14,300円 |


DJI Mic Mini 2S「1TX+1モバイルRX+充電ケース」セット。スマホなどUSB-C接続のある機器で利用したい人向けのセットです。
内部収録したい人には特にMini 2Sがおすすめ!
DJI Mic Mini 2Sは、DJI Mic Mini 2と比べると価格は上がるものの、Miniシリーズ初の内部収録対応やノイズキャンセリング効果の改善、4台同時接続など、総合的に大きく進化しています。多くのユーザーが必要とする機能を備えつつも、上位モデルのDJI Mic 3と比べると大幅に価格が抑えられていて、性能と価格のバランスに優れたモデルと言ってよいでしょう。個人的には、いま一番おすすめのワイヤレスマイクです。

わたしは内部収録が欲しくてDJI Mic 3を使ってきましたが、今から買うならDJI Mic Mini 2Sで機能的に十分なのでコスパの良いこちらを選びます。
内部収録が必要なければ、DJI Mic Mini 2がおすすめです。余計な機能がないぶん価格が抑えられており、シンプルで使いやすいです。音質面でもほかのモデルと大きな差があるわけではないのでコストパフォーマンスに優れています。

DJI Mic Mini 2の送信機は、DJI Mic Mini 2Sの受信機につなぐこともできます。なので例えば4台の送信機が必要なら、Mini 2S×2とMini 2×2で用意するという買い方も費用を考えるとアリだと思います。

DJI Mic 3は、基本的に業務用途向けのワイヤレスマイクです。タイムコードが使えたり、レシーバーにヘッドフォン端子があるなど、音声収録業務をより円滑により安全に行うための機能が充実しています。仕事など、大事な録音をしたい人にとっては多少高くても買う価値のあるモデルだと思います。

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筆者もよく買い物で利用しているほか、システムファイブアンバサダーを務めています。
YouTubeレビュー
YouTubeでもレビューしています。実際にDJI Mic Mini 2Sで音声収録しているので、ぜひ参考にしてください。

