BenQのカラーマネジメントモニターまとめ|各種ディスプレイ性能の違いを比較

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BenQのカラーマネジメントモニターまとめ|各種ディスプレイ性能の違いを比較

写真編集用のディスプレイ、特に写真を印刷するなら、Adobe RGB色域をカバーしたカラーマネジメントモニターがおすすめです。特にBenQのディスプレイは優れた商品が多く人気があります。SW320SW271SW270C・SW2700PTSW240PV270など各ディスプレイの性能を比較して紹介します。

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。最近ディスプレイにこだわっているAki(@Aki_for_fun)です。

自分にぴったりのディスプレイを求めて色々と調べる中で、BenQのディスプレイも実際に使わせてもらいました。それらBenQの商品のなかで特に写真の編集に適しているカラーマネジメントモニターの情報についてまとめ、機能や特徴を比較します。

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BenQのカラーマネジメントの概要・仕様の比較

BenQがカラーマネジメントモニターとして販売しているディスプレイ商品は次の通り

  • SW320
  • SW271
  • SW270C ←new!
  • SW2700PT
  • SW240
  • PV270

参考:BenQ 写真編集向けカラーマネジメントモニター SWシリーズ
参考:BenQ 動画編集向けカラーマネジメントモニターPVシリーズ

このうちPV270だけ少し系統が違っていてどちらかというと動画編集向けのディスプレイとなっています。またSW270Cは新しい世代の機種で、またすこし異なる特性があります。

性能が似ている頭文字がSWのシリーズの特徴を比較すると下の表のようになります(比較して特に優れた点については赤字にしています)。

SW320 SW271 SW2700PT SW240
画面サイズ 31.5型 27型 27型 24.1型
アスペクト比 16:9 16:9 16:9 16:10
パネル IPS/ノングレア
解像度 3840 x 2160‎ (4K UHD) 3840 x 2160 (4K UHD)‎ 2560 x 1440 (WQHD)‎ 1920 x 1200 (WUXGA)
表示色 約10億7000万色‎‎
色域 Adobe RGB カバー率99%/ sRGB カバー率100%
ハードウェアキャリブレーション 可能
HDR 対応 対応 非対応 非対応
遮光フード 付属 付属 付属 オプション
OSDコントローラー 有り 有り 有り 無し
入出力端子 HDMI x1
DisplayPort x1
miniDisplayPort x1‎
HDMI2.0 x2
DisplayPort 1.4 x1
USB Type C x1(電源供給は無し)
DVI-DL x1
DisplayPort1.2 x1(音声出力非対応)
HDMI1.4 x 1
 DVI-DL / HDMI1.4 / Display Port1.2‎
USB USB3.0(ダウンストリームx2、アップストリームx1)‎ USB3.1:(Gen1)ダウンストリームx2、アップストリームx2(USB Type C x1, Type B x1)‎ USB 3.0 (ダウンストリームx2、アップストリームx1)‎ USB3.1(ダウンストリームx2、アップストリームx1)‎
SDカードスロット 有り
ヘッドフォンジャック 有り
スピーカー 無し
発売日 2017年12月21日 2016年7月8日 2018年3月24日
価格 約18万5千円(Amazonで値段を確認する 約14万円(Amazonで値段を確認する 約7万円(Amazonで値段を確認する 約5万5千円(Amazonで値段を確認する
SW320 SW271 SW2700PT SW240

次にPV270と同じ27型のSW271、SW2700PTを比べた表が次のようになります。

PV270 SW270C SW271 SW2700PT
画面サイズ 27型 27型 27型 27型
アスペクト比 16:9 16:9 16:9 16:9
パネル IPS/ノングレア
解像度 2560 x 1440 (WQHD)‎ 2560 x 1440 (WQHD)‎ 3840 x 2160 (4K UHD)‎ 2560 x 1440 (WQHD)‎
表示色 約10億7000万色‎‎
色域 Rec.709 100%/ DCI-P3 96%/ Adobe RGB 99%/ sRGB100% Rec.709 100%/ DCI-P3, Display P3 97%/ Adobe RGB 99%/sRGB 100% Adobe RGB カバー率99%/ sRGB カバー率100%
ハードウェアキャリブレーション 可能
HDR 非対応 対応 対応 非対応
遮光フード 付属(横のみ) 付属(横のみ) 付属 付属
OSDコントローラー 無し 有り(新型のG2) 有り 有り
入出力端子 DVI-DL x1 / HDMI 1.4 x1 / Display Port 1.2 x1 / mini DP1.2 x1 HDMI2.0 x2
DisplayPort 1.4 x1
USB Type C x1(60W給電可能)
HDMI2.0 x2
DisplayPort 1.4 x1
USB Type C x1(電源供給は無し)
DVI-DL x1
DisplayPort1.2 x1(音声出力非対応)
HDMI1.4 x 1
USB USB3.0(ダウンストリームx2、アップストリームx1)‎ 不明 USB3.1:(Gen1)ダウンストリームx2、アップストリームx2(USB Type C x1, Type B x1)‎ USB 3.0 (ダウンストリームx2、アップストリームx1)‎
SDカードスロット 有り
ヘッドフォンジャック 無し 有り 有り
スピーカー 無し
その他 ムラ補正高速安定表示1080/24P再生 ムラ補正1080/24P再生
発売日 2018年6月27日 2019年8月8日 2017年12月21日 2016年7月8日
価格 約10万円(Amazonで値段を確認する 約9万円
Amazonで値段を確認する
約14万円(Amazonで値段を確認する 約7万円(Amazonで値段を確認する
PV270 SW270C SW271 SW2700PT

カラーマネジメントモニターの選び方

ディスプレイに興味があっても、初心者からすると良いディスプレイとはどんなものなのかよく分からないですよね。詳しくは「いま見てる色は正しくない?写真にこだわるならちょっと良いディスプレイが必要な理由【カラーマネジメントモニターのすすめ】」の記事でも書いているのですが、上の仕様比較表を見ながら特に大事なスペックについて解説します。

まず画面のサイズですが、大きい方が写真や動画を大きく映し出すことができるので編集作業により適しています。つまり画面サイズでいうと31.5型SW320がBenQ商品のなかで最も優れています。しかし、大きすぎると自分のデスクに合わない可能性もあるので注意が必要です。無理して最大サイズを選ぶ必要はありません。わたしの作業環境だと27型で快適です。

解像度も大きい方が良いです。解像度が高いほど、より精細に映像を鑑賞することができます。解像度は必要に応じて調節することが可能なので、画面サイズと違って解像度が高すぎて困ることはありません。SW320SW2713840 x 2160‎ (4K UHD)という高解像度のディスプレイです。写真や動画を編集する際に解像度が高い方がより細かい違いに気付きやすくて便利です。

色域は広いほうがより多様な色を表現することが可能です。通常ウェブ媒体ではsRGBという色域を用いており、BenQのカラーマネジメントモニターならいずれでもその色域を完全にカバーしています。

さらにより広い色域であるAdobe RGBにも対応しています。これは主に写真を印刷するときに使う色域です。写真のプリントはsRGBよりも広い色域の表現が可能なことが多く、印刷用に写真を編集するときは広い色域のAdobe RGBが好まれます。BenQのカラーマネジメントモニターは下位モデルのSW240を含めてすべてのディスプレイがAdobe RGBをカバーする色の表示が可能です。

また、ここで紹介する製品はいずれもカラーマネジメントモニターなので、ハードウェアキャリブレーションによってディスプレイの見た目をきちんと調整することができます。BenQの製品はいずれもカラーセンサーが別売りです。ハードウェアキャリブレーションをしたい人はカラーセンサー(キャリブレーター)も購入しましょう。

対応のキャリブレーターはいくつかありますが、定番なのはX-Riteのi1Display Proです。わたしもこれを使っています。

参考:ディスプレイの色・見た目をキャリブレーションツールで整えよう!i1 Display Proレビュー

映像の入力端子もディスプレイ選びで大切な項目です。HDMIやDisplay Port、DVI-DL、さらにUSB-TypeCなど様々な規格があります。ディスプレイの端子とお持ちのパソコンの端子が合う必要があります。例えばパソコンにHDMI端子がなければHDMIケーブルでディスプレイと繋ぐことができません。まずは自分が使いたい入力端子があるかを調べて、それに対応するディスプレイを選びましょう(参考:最新ディスプレイ講座――HDMI、DislplayPortから先進のUSB Type-Cまで映像入力インタフェース徹底解説 | EIZO株式会社)。

BenQのカラーマネジメントモニターの中ではSW271が最も現代的で充実したインターフェイスになっています。HDMIポートがふたつあるのでパソコン以外にもゲーム機など他のデバイスを繋げやすく、さらに唯一USB-TypeC端子があることも魅力です。

追記(2019年11月12日):インターフェイスの面では新しく発売されたSW270Cが現在最も優れています。Thunderbolt3対応のUSB-TypeC端子を搭載しています。高速のデータ通信が可能なほか、60Wの給電が可能な優れものです。

価格でいうとSW240が約5万円台で買えるのに対して、SW320は約19万円と非常に高価です。やはり高性能なディスプレイほど値段も高い傾向にあります。

そしてディスプレイ選びではパソコンの性能をよく確認しておくことが大事です。いくらディスプレイの性能が高くてもパソコンがそれに対応していなくては意味がありません。例えばディスプレイが4Kの入力に対応できてもパソコンが4Kで出力できなければ4Kの解像度で写真や動画を見ることは不可能です。

またパソコンのグラフィックス(GPU)の性能が足りないと、ディスプレイの処理が追いつかないことがあるかもしれません。高性能ディスプレイを扱うならパソコンもそれに見合ったものを用意しましょう。

BenQ製品の特徴・共通点

この記事で紹介するBenQのモニターにはそれぞれ製品による違いがありますが、共通点もあります。それはいずれもAdobe RGBに対応できる広色域ディスプレイであること、ハードウェアキャリブレーション可能なカラーマネジメントモニターであること、良質なIPSパネルであることなどです。また外観もだいたい同じようになっています。

モデルによって差別化されてはいるものの、基本的な映りはどれも優れており、カラーマネジメントも可能な仕組みになっています。特に下位モデルでも徹底して広い色域をカバーしている点はBenQ製品の大きな魅力と言って良いでしょう。また保証期間はいずれのディスプレイも3年です。

さて、ここまではカラーマネジメントモニターの概要を見てきました。BenQのカラーマネジメントモニターについて個別に見てみましょう。

BenQ SW320|広々とした31.5型4Kディスプレイ

BenQのカラーマネジメントモニターで最上位に位置するのがSW320です。31.5型という大きなディスプレイで4Kもの解像度に対応している点が特徴。HDR(ハイダイナミックレンジ)動画にも対応しています。もちろん遮光フードやOSDコントローラーなど付属品も充実している最高モデルです。そのぶんお値段も高めとなっています。

BenQ SW271|HDR対応27型4Kディスプレイ

いま特に人気が高いカラーマネジメントモニターがSW271です。27型という必要十分な画面サイズに、4Kの解像度、HDR対応というハイスペックなディスプレイです。USB-TypeCの端子を備えており、映像の入力はもちろん、データ転送にも対応しています(電源供給は非対応)。

わたしはこれを1ヶ月借りて使ってみたところ、4Kディスプレイを使いたいと強く考えるようになりました。

レビュー記事:本格的に写真に取り組むならこのディスプレイ BenQ SW271レビュー|4Kカラーマネジメントモニター

BenQ SW270C | USB-Cで60W給電可能・ムラ補正も搭載

SW270Cは特に新しいカラーマネジメントモニターで最近のトレンドを集めた非常に優れた製品です。27インチ WQHD (2560 x 1440) の解像度に広い色域と基本スペックが手堅いだけでなく、唯一Thunderbolt 3対応のUSB-Type C(60W給電)を搭載していたり、これまでPV270にしかなかったムラ補正機能を搭載するなど魅力の多い

MacBook ProなどThunderbolt3に対応したパソコンを使っている人ならSW270Cが断然おすすめです。

BenQ SW2700PT|コスパ良しの写真編集ディスプレイ

27型サイズにWQHD(2560 x 1440)の解像度のSW2700PT。上を見ればたしかにより優れた商品はあるものの、特に並べて比べなければこの性能で十分に快適な写真編集ができます。この価格帯でAdobe RGB対応のカラーマネジメントモニターを買うなら、SW2700PTが抜群のコストパフォーマンスだと思います。

このモニターも実際に使わせてもらいましたが、このSW2700PTのおかげで良質なディスプレイとはどういうものかを体感できました。

レビュー記事:写真の質が上がるモニターBenQ「SW2700PT」レビュー【AdobeRGB・ハードウェアキャリブレーション対応】

BenQ SW240|初めてのカラーマネジメントモニター

限られた予算でカラーマネジメントモニターを買うならSW240。プロの人がサブディスプレイとして使うのにもちょうど良いようなモニターです。解像度や遮光フードが付属しない点などで見劣りするものの、広い色域を備えていることやハードウェアキャリブレーションに対応している点は上位モデルと同様です。カラーマネジメントモニターに興味はあるけれど、そこまでお金をかけたくないという人はこのSW240を試してみるとよいかもしれません。

レビュー記事:コスパ最強?BenQ SW240レビュー!RAW現像・写真編集用ディスプレイに人気な理由

BenQ PV270|映像編集向けカラーマネジメントディスプレイ

PV270はとくに映像編集(動画編集)用に開発されたカラーマネジメントディスプレイです。映像向けの色域をカバーして、高精度のハードウェアキャリブレーションが可能となっています。

24Pのシネマライクな映像編集においても、パネル側でデータ信号に合わせて自動的に最適なリフレッシュレート(48Hz/72Hz)に変換する仕組みがあります。

写真編集用として使っても全く問題ありません。ムラ補正や高速安定機能があり優れたディスプレイです。WQHDの解像度に不満がなければ非常に高性能なディスプレイをコスパよく買えてお得です。

レビュー記事:写真映像編集向けディスプレイBenQ PV270レビュー!安定した映りが魅力のカラーマネジメントモニター

まとめ

BenQのカラーマネジメントモニターの比較紹介でした。いずれのモデルにも共通するのは広い色域のディスプレイでハードウェアキャリブレーションが可能であるというところ。画面サイズや解像度、インターフェイス、価格などの面で差別化されています。自分の必要とする性能のディスプレイはどのようなものかよく考えると自然と選びやすくなります。

個人的に写真編集用途でおすすめなのはSW271SW2700PTです。やはり解像度が高いディスプレイは使っていて快適です。レビュー記事も書いているので参考にしてください。

カラーマネジメント全般についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。

わたしは今LG 27UK850-WとBenQ PV270というディスプレイを使っています。しばらくはこのふたつのモニターで運用する予定。

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