FUJIFILM X-E3の特徴
富士フイルムの色
「FUJIFILM X-E3」の画質は富士フイルムのフラグシップ機X-T2と同等の最高レベル。もちろん富士フイルム自慢のフィルムシミュレーションも使用可能。人気の富士フイルムの色が出せるカメラです。
- 有効画素数:約2430万画素
- センサー:X-Trans CMOS IIIセンサー(APS-C)
- 画像処理エンジン:X-Processor Pro
- 常用ISO感度:200~12800
シリーズ最小・最軽量ボディ
画像引用:富士フイルム カタログ X-E3
「FUJIFILM X-E3」は富士フイルムのカメラXシリーズの中で最小サイズ(幅121.3mm、高さ73.9mm、奥行き42.7mm)、かつ最軽量(約337g、バッテリーとメモリーカード含む)です。
タッチパネルが進化!
「FUJIFILM X-E3」の背面モニターはタッチパネルになっています。画面をタッチすることでピント位置を調整したりシャッターを切ることができます。
さらにメニュー操作においてもタッチパネルが活躍します。上下左右にパネルをフリック操作することでフィルムシミュレーションやホワイトバランスの変更にアクセスできます。フリック操作はそれぞれカスタマイズして任意の機能を割り当てることも可能です。
BluetoothとWi-fiでスマホと高速連携
画像引用:富士フイルム カタログ X-E3
富士フイルムのカメラXシリーズで初めてBluetooth機能が搭載されました。このおかげでペアリングしたスマホやタブレットと即座に連携してよりスムーズに画像の確認や共有ができるようになっています。
コンセプトはミニマリズム
画像引用:富士フイルム カタログ X-E3
「FUJIFILM X-E3」のコンセプトは「ミニマリズム」。余計なものを排除してシンプルさを追求したデザインです。このコンセプトが随所に現れており、それが例えばコンパクトなボディや、ボタン類が少なくタッチパネルによる設定の変更といった操作性です。
小さな単焦点レンズとセットにして軽快な撮影を楽しむユーザーを想定しているそうです。実際サービスセンターの展示機には単焦点レンズ「XF23mmF2 R WR」が装着されていました。
FUJIFILM X-E3のすこし残念なところ
X-E3のデメリットと感じたポイントをまとめると次の通り。
- 防塵防滴ではない
- 背面モニターが動かない
- せっかくのタッチ&ドラッグの反応がにぶい
- ボディ内手振れ補正非対応
- ヘッドフォン端子がない
- 三脚穴がバッテリーカバーに近い
先ほども書きましたが、「X-E3」はミニマリズムをコンセプトとしたカメラです。そのためにそぎ落とされた性能・機能がいくつかあります。例えば防塵防滴ではないので雨が降っているときの撮影には心もとないです。他にも背面モニターが固定式だったり音声モニター用のヘッドフォン端子が省略されています。
また小型なボディを追求しているためか三脚穴の位置がカメラ中心からずれて、カメラのバッテリー側によっています。
カメラプレートを付けるとバッテリーのカバーに干渉します。バッテリーやSDカードの交換の度にプレートを取り外さなければなりません。
噂されているボディ内手振れ補正は対応されませんでした。従来の機種と同じく手振れ補正はレンズで対応することになっています。
参考:
- IBIS (in body image stabilization) Coming to Future Fujifilm X Cameras – Trusted Source – Fuji Rumors
- 富士フイルムがボディ内手ブレ補正システムを開発中? – デジカメinfo
また今回富士フイルムのカメラで初めて導入されたいわゆる「タッチ&ドラッグ機能」(ファインダーをのぞきながらタッチパネル操作でフォーカス位置の調整する機能)は反応がにぶく使い勝手がイマイチです。X-E3にはフォーカスレバーがあるのでそちらを使った方が良いと感じました。
どんな人におすすめ?ほかの機種との比較
以上の特徴をふまえて、「FUJIFILM X-E3」がどんな人におすすめのカメラと言えるのかまとめてみましょう。
X-E3がおすすめなのは、フィルムライクな映像の撮影を気軽に楽しみたい人です。小さなボディながら、EVFとフォーカスレバーの搭載、高性能なAFシステムのおかげで非常に快適に撮影できます。富士フイルムのカメラは「フィルムシミュレーション」という、まるでフィルムカメラで撮影したような写真・動画を撮れることが特徴で人気があります。さらに「FUJIFILM X-E3」は、スマホとの連携も便利になったので、気軽に写真をシェアする楽しみも増しました。日ごろからカメラを持ち歩いて撮影を楽しむのにぴったりです。旅行などできるだけ荷物を軽くしたいシーンにも向いているカメラでしょう。
もしプロのカメラマンやハイアマチュアで、より本格的に撮影に取り組むならX-T2やX-Pro2の方が向いています。画質に差はありませんが、よりタフで細かい撮影サポートの機能が充実しています。
他に小型な富士フイルムのカメラでいうとX-T20やX-A3、X-100Fなどがあります。これらと比較した場合、X-E3が多くの点で優れています(そしてそのぶん価格が高い)。X-T20やX-A3にはフォーカスレバーがありません。X-100FはとてもシンプルでX-E3にコンセプトが似ていますが、レンズの交換ができません。またスマホとの連携を考えれば唯一Bluetooth機能を備えているX-E3が最も魅力的と言えるでしょう。
価格および販売リンク
価格帯としてはFUJIFILMのミラーレスカメラの序列でいうとX-T2とX-T20の間に位置します。より具体的な価格は販売店によって異なりますので、下記リンクにてご確認ください。Amazonやカメラのキタムラなどのリンクを掲載しています。
カラーはブラックとシルバーの2種類。ボディ単体の販売と、「XF18-55mmF2.8-4 R OIS」がセットになったレンズキットの販売があります。
Amazonで「FUJIFILM X-E3」を検索する
楽天市場で「FUJIFILM X-E3」を検索する
ヤフーショッピングで「FUJIFILM X-E3」を検索する
カメラのキタムラで「FUJIFILM X-E3」を検索する
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