初日の出の写真や動画はこちらからもご覧頂けます。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。初日の出の撮影に挑戦したので実際に撮影してみて学んだことをまとめました。撮影のコツ・注意点などをご紹介します。
事前に調べるポイント
撮影場所
日の出が見えるスポットを探しましょう。日本中どこでも見られますが見晴らしが良い場所、きれいな景色の場所が良いですよね。展望台のような場所でも良いですし、水平線の見える海の近くも良さそうです。
神戸の場合、掬星台やポートタワーとか色々ありそうですね。よくよく考えてみたら以前記事にした神戸の夜景スポットともかぶる気がします。どこで朝日を見ようか考えていらっしゃる方はぜひこちらもご覧ください。
日の出の時間
日の出の時間は季節や場所によって異なります。元日の初日の出は神戸市の場合だいたい朝7時になるようです。
日の出 時間 場所名でググれば具体的な時間がわかります。
当日は日の出1時間前には現地に到着するのがおすすめです。太陽が出る45分くらい前からあたりは明るくなっていきます。その時間は「ブルーアワー」と呼ばれていて幻想的な美しさがあります。せっかく朝日の撮影にいくのであれば、この時間帯の空や風景も撮りましょう。
太陽の出るおおまかな位置
太陽は東から昇るというのは当たり前ですが、意外と具体的な場所までは分からないものです。また日が昇る位置は季節によっても変わるので注意が必要です。できれば事前に現地で日の出の場所を確認できるとよいですが、分からない場合はアプリなどを使って確認する方法があるようです。
元日の初日の出は南寄りの東になります。
日の出の方位は、日々変わっています。日の出の位置は、12月から6月の半年間で60度近く日の出の位置が変わり、1年間で1往復することになります。 日の出の方角は、昼と夜の長さが同じの春分の日(3月21日)が真東。その後徐々に北側へ移動し夏至(6月21日)でもっとも北に行き、それから徐々に東に戻って秋分の日(9月23日)でまた昼と夜の長さが同じになり、今度は南側に移動して冬至(12月22日)でもっとも南にいき、再び東へと戻っていきます。
引用:感動的な日の出の写真の撮り方 -ケンコートキナー
機材・持ち物
カメラ
絶対に必要なのはカメラですよね。一眼レフやミラーレスカメラはもちろん、スマホでもきれいに撮れるのでおすすめです。
参考:わたしの愛用カメラ機材紹介!【カメラ・レンズ編】2018年〜2019年版
一眼レフユーザーの人はファインダーで太陽をのぞくと目を痛める恐れがあるので太陽を撮るときはライブビューモードがおすすめです。ピントが合いづらい時はマニュアルフォーカスを使いましょう。
レンズ
レンズ交換式カメラの人はレンズ選びにも迷いますよね。色々な画角で撮ってみたほうが良いと思うのでズームレンズがおすすめです。広角が好きな人も太陽を大きく撮るには望遠が必要になるので、200mm(35mm判換算)くらいで撮れるレンズをお持ちならおすすめです。
薄暗い時間からまわりの雰囲気を撮影するならちょっと明るいレンズ(F値の小さいレンズ)も持っておくと楽しいかもしれません。
防寒対策
元旦など冬の朝はめちゃめちゃ寒いです。手がかじかむので手袋も大事。もし暖かく感じたらラッキーくらいで良いと思うので厚着していってください。
わたしが現在愛用しているフォトグローブや防寒グッズを下の記事で紹介しました。フェリシモの裏ボアパンツおすすめ。めっちゃ暖かくて活躍してます。
カメラの予備バッテリー
冬って電池の消耗が激しいんですよね。カメラの予備バッテリーやスマホのモバイルバッテリーがあるなら持っていきましょう。スマホでタイムラプス撮影していたら100%の充電が30%くらいまで減っていました…事前にしっかり充電して、当日は電池の使いすぎに注意しましょう。
私の使っているスマホ用モバイルバッテリーはこちら。小さくてそのままコンセントにさすこともできて便利です。超有名なやつですね。
三脚
三脚があるとより安心です。なくても撮影はできます。一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを使われる方は、レンズの手ぶれ補正スイッチをオフにしましょう。三脚を使う場合は手振れ防止機構が誤作動する可能性があるので、基本的に補正機能をオフにすることが推奨されています。
小さい三脚やゴリラポッドも便利です。私は大きい三脚を一眼レフ用、小さい三脚をスマホのタイムラプス撮影用に持っていきました。
レリーズ・リモコン
レリーズやリモコンがあると便利です。カメラに直接触れないので手ぶれ防止に効果的ですし、ポケットの中に手をつっこんだままシャッターを切れるので寒くないです。
私の使っているレリーズ・リモコンは次のふたつ。
撮影方法・カメラの設定
一眼レフやミラーレスのカメラなどで設定を変えられるなら、Avモードで絞り8〜16、ISO100、RAW撮影がおすすめです。
絞り(F値)を8か11くらいにするのが風景撮影の標準的な設定。景色をくっきりと映し出せます。
作例
上の写真はF値9です(ちょっと中途半端な数字ですがだいたい8ということで)。
より絞り込んでF値を大きくしていくと太陽が発する光の筋が見えやすくなります。
作例
上の写真はF値25です。ここまで絞り込むと回折現象(小絞りボケ)といって少し解像感が落ちてしまいます。最近はカメラの設定で回折補正できたり、RAW現像ソフトで補正できます(キヤノンならデジタルレンズオプティマイザ)。
まだ夜明け前で暗いブルーアワーの時間帯に撮影するなら三脚が必須です。その時間帯に手持ちで撮影するなら絞り5.6くらいでISOを800〜3200くらいまで上げてやると手ブレせずに撮影できるかと思います。
こちらの写真は日の出のほんの少し前。朝の光はとてもきれいです。F5.6、ISO400、シャッタースピード1/40。
WB(ホワイトバランス)はお好みで。日の出は太陽光くらいが個人的に好みでおすすめです。太陽光やオートWBなら青すぎず赤すぎない色になります。
太陽が見えるまえのブルーアワーなら全体を青っぽく撮れるホワイトバランス(白熱電球やタングステン)も良いですね(下の写真)。
赤い映りが好みならWBを日陰やくもりモードにしましょう(下の写真)。
RAWで撮っておけば後でWBや露出を調整できるので安心です。
スマホならそのままシャッターを切ってやればOKです。iPhoneの場合、明るすぎたり暗すぎると感じたら、画面の違うところをタップしてみて明るさを調整しましょう。
太陽がのぼった後もしばらくその周りを撮ると面白いと思います。光とシルエットで印象的な写真が撮れるかもしれません。
また日の出の時間に太陽が雲に隠れて見えなくても諦めずにしばらく待つことも大事です。早々に帰ってしまう人が多いのですが、必ずしも日の出ジャストの時間でなくても太陽がきれいに見える瞬間はあります。ぜひ粘って撮影しましょう。
それにタイムラプスを撮っていると雲の動きが面白くもあるので、雲が出ていることはそう悪いことばかりではありません。
元旦にポートタワーで撮影した感想
2017年の元旦は神戸ポートタワーから初日の出を拝みました。
こちらの記事でも一部書いたのですが…
ざっとまとめるとこんな感じ
○見晴らしが素晴らしい
○室内なので暖かい
○夜明けの時間にポートタワーに登れるのは年に1回だけなので特別感がある
×事前に並ばなければならないのでブルーアワーを撮れない
□出遅れたら展望2階がおすすめ
個人的には一度登れただけで満足です。眺めはすごい良いので頑張って寒い中並んででも初日の出を見たい人にはおすすめです。その価値はあります。
ポートタワーからモザイク方面を見下ろすとこのような感じで大勢の人が初日の出を見にきていました。
上の写真は2016年12月30日の朝に撮影しました。海側から撮ると海に反射する日の光がきれいです。
ポートタワーを登る場合はまずエレベーターで展望4階に通されます。ひとつ上も展望階で一番眺めが良いのはこの高層フロアです。もし出遅れてたくさんの人がすでに占拠している場合は、4階から二つ下の展望2階、あるいはさらにその下の展望1階がおすすめです。人が少なくて意外な穴場です。
ポートタワーについてはこちらの記事で紹介しています。
こちらの記事もおすすめです。
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