「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」(東京・お台場)まで行ってきました。チームラボ、森ビル、マウスコンピューターなどが共同で運営するミュージアムです。素晴らしい映像美に感激したのでその特徴や見どころをご紹介します。
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。東京に1泊2日で行ってきたのですがその際に「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」(以下「チームラボ ボーダーレス」)を訪れることができました。
チームラボ ボーダレスの場所・営業時間・料金など
「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」(森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス)概要
- 開業日:2018年6月21日
- 所在地:お台場パレットタウン(東京都江東区青海1-3-8)Google Map
- アクセス:りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩5分。新交通ゆりかもめ「青海駅」より徒歩3分。
- 営業時間(11・12月):
月~木 10:00- 19:00
金、土、祝前日 10:00- 21:00
日・祝日 10:00-20:00 - 営業時間(1月以降):
平日 10:00-19:00
土日祝 10:00-21:00
※11/22、23は10:00-21:00
※12/14~12/31 は特別延長期間の為、全日10:00-22:00
※1/2、3、4は10:00-21:00 - 休館日:第2・第4火曜日
※12月25日は特別延長期間中につき、開館となります。 - 料金(大人・高校生以上15才〜):3,200円
- 料金(小人・中学生4才〜14才):1,000円
- ※チケットは完売する可能性があります。当日券を買えないことがあるのであらかじめご来場を計画している場合は事前にウェブサイトよりチケットを購入したほうがよいです→teamLab Borderless – チケット
- WEB:チームラボ ボーダレス お台場 公式サイト:森ビルデジタルアートミュージアム
チームラボ ボーダレスの内容と見どころ
コンセプトは「ボーダーレス」順路のないアート作品
題名にある「ボーダーレス」(Borderless)とは境界がないという意味です。実際にここに訪れてみるとその意味がよくわかります。作品と作品の間に明確な境界線がなければ、作品とわたしたち鑑賞者との間にも境界線がなく作品に参加することができるようになっているのです。
上の写真は入り口に掲げられている言葉。「Wander, Explore and Discover さまよい 探索し 発見する」。
「チームラボ ボーダーレス」には決まった順路がなく、みずから探索して進む構造になっています。通路が暗く、各部屋への入り口も目立たないので本当にさまよいながら新たなアートを発見していくことになります。しかも同じ場所でも時間によってアートの内容が変わっているので印象が変わり一度通ったのかどうかもよくわからなくなります。
ちなみに入ってすぐに3つの道に分かれていて、しかもすごく暗かったので一緒に来た人と開始3秒ではぐれそうになりました(笑)迷子にならないようお気をつけください。
ミュージアムがまるごと美しい
「チームラボ ボーダーレス」はミュージアム全体がデジタルアート作品になっています。建物のあらゆるところにデジタルアート作品が投影・出力されています。いわゆるプロジェクトマッピングのようなものもあれば、様々なかたちでのイルミネーションや、ねそべってまるでプラネタリウムを楽しむかのような感覚で映像作品を鑑賞したりと様々です。
作品「人々のための岩に憑依する滝、小さきは大きなうねりとなる」
この部屋に描かれているアートは常に動いています。つまり滝のように水が流れていて、そのまわりを花や光の線が動いているような状態です。動画も撮ったので後ほどご紹介します。
部屋と部屋の間の通路もデジタルアート作品で満たされています。
まさに“Borderless”(ボーダーレス)のコンセプトが体現されていて、作品と他の作品の間がシームレスにつながり、部屋も通路もまるで一緒の作品のようになっています。お客さんもときにはそれらの作品に触れたり一緒に記念写真を撮って楽しんでいました(作品によっては触れることができませんので展示作品ごとにルールを守ってお楽しみください)。
作品「呼応するランプの森 – ワンストローク」
「チームラボ ボーダーレス」はミュージアムの広さが10,000㎡もあります。そのなかに約50作品が展示されています。
作品「お絵かき水族館」
こちらは参加型の「お絵かき水族館」。まず自分でクラゲや魚、亀などのキャラクターに塗り絵をします。それをその場でスキャンしてもらうとすぐに自分が塗り絵したキャラクターが壁に投影されてまるで生きているように動き出します。
わたしが「チームラボ ボーダーレス」を訪れた日はお客さんの半分くらいが外国からの観光客らしい人たちでした。もしかしたら日本人より多いかもしれないくらいの数です。国や文化の境界も越えて楽しめるデジタルアート作品なのだと思います。
参考:展示内容詳細 世界に類を見ないデジタルアートミュージアム 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」
チームラボ ボーダレスの動画
動画も撮りました。編集はカットをつないだ程度のものですがその場の雰囲気はよく伝わると思います。
次の動画はプロモーションビデオです。かっこよく編集されています。
チームラボ ボーダーレスの注意点
たくさんのお客さんで混雑
わたしは平日の朝10時過ぎに訪れたのですがそれでもたくさんのお客さんがいらしていました。
これが入り口。最初にまとまった人数で諸注意について説明を聞いてから入場します。ここではそんなに待ちませんでしたが平日の朝ですでに賑わいを見せていたので休日は大変な混雑になりそうです。
またミュージアムのなかで作品によっては時間制限で楽しめるものがあり、待機列に並ぶことがあります。わたしも作品によっては数分並びました。どうやら休日はより長い列になるようです。
わたしは幸い普通に楽しめる程度の混雑でしたが休日は覚悟がいると思います。当日券が売り切れてしまうこともあるらしいのでご注意ください。
フラッシュ撮影はNG
撮影は写真も動画も許可されています。しかし、フラッシュ撮影は禁止されているのでご注意ください。あとかなりの確率でほかの観光客(外国人含む)の方から記念写真の撮影を頼まれます。快く協力してあげるとお互い気分がよいと思います。英語で話しかけられてもたいていはシャッターボタンを押してくれというだけなのでご心配なく。
動きやすい服装のほうが良さげ
「チームラボ ボーダーレス」には「運動の森」というエリアがあります。できるだけ動きやすい服装のほうが気兼ねなく楽しめると思います。特に靴は歩きやすいもののほうが良いです。貸し靴もあるのでそれを利用することもできます。
すごい作品でも入り口は地味
ぜひ探索するように「チームラボ ボーダーレス」を楽しんでください。わたしは2時間くらいかけてかなりくまなく探索したつもりですが、それでもまだ見ていないところがありそうです。実は出口の道を探しているうちにまだ入っていない部屋をたくさん見つけました。
有名な作品でも意外とそこまでの道のりはわかりやすくありません。とても地味で目立たなかったり、ちょっと入り口から様子をうかがった程度ではどんな展示かわからないようになっています。ぜひぐるぐるとさまよい探索して、発見することを楽しんでください。わたしはこの探索する過程もすごく楽しかったです。
チームラボとは
このようなデジタルアート作品を主体となって創り上げた「チームラボ」とはどのような団体なのでしょうか。わたしはてっきりアーティスト集団のイメージを持っていたのですが、公式ウェブサイトの説明を読むと、もっと多様な活動をしているようです。
テクノロジーとクリエイティブの境界はすでに曖昧になりつつあり、今後のこの傾向はさらに加速していくでしょう。そんな情報社会において、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供します。
アートやデザインの世界で、デジタルにとらわれず事業を行なっているようです。例えば空間設計でいうとオフィスの設計を手がけているようですね。
BUMP OF CHICKENのミュージックビデオにも作品が登場
チームラボの有名な作品でいうと、BUMP OF CHICKENの楽曲「アリア」のミュージックビデオで用いられた「光の彫刻」があります。
参考:アリア|BUMP OF CHICKEN official website
「チームラボ ボーダーレス」にもこの作品が展示されていました。
この光の中を歩けて楽しいです。
マウスコンピューターが技術協力
チームラボがこのように大型のアート展示を行うのは「チームラボ ボーダーレス」が初めて。無事にこのアートミュージアムを成立させるために様々な企業から協力を得ています。
特にデジタルアート作品を具現化するために重要となるのがパソコンです。「チームラボ ボーダーレス」にはマウスコンピューターの「DAIV」と「MousePro」製品が用いられています。
実はわたしが「チームラボ ボーダーレス」のことを知ったのもマウスコンピューターさんとの関係からでした。日頃パソコンの取材でマウスコンピューターさんにお世話になっているのですが、そのご縁でこの「チームラボ ボーダーレス」のことを教えていただいたのです。
パソコンに詳しい方や自分でパソコンをつかって動画編集などクリエイティブな制作に携わっている人ならお分かりいただけると思うのですが、この「チームラボ ボーダーレス」のような大がかりで複雑な映像表現を可能にするには相当ハイスペックなパソコンが必要になります。
高度な映像表現を実現できる高性能なパソコンを組めること。そして事業を円滑に無事に行えるようサポート体制がしっかりしていること。こういった条件を満たすパートナーとしてチームラボが選んだのがマウスコンピューターでした。
わたしも様々なパソコンを調べているところなのですが、いま自分が安心・信頼できるパソコンを選ぶならマウスコンピューターが良いと考えています。特にクリエイティブな事業においてこういった実績もあることを考えるとより信頼感が増したように感じました。
「チームラボ ボーダーレス」はおすすめ!もう一度行きたい!
「チームラボ ボーダーレス」をしっかり楽しんでしまいました。わたしは普段から写真や動画を撮影・編集していることもあり、すっかり魅了されてしまいました。作品を鑑賞しても楽しいしそれをカメラで撮影しても楽しい。本当に夢中でした。
わたしは神戸住まいですが、また東京に行く機会があったらやることリストに加えたいですね。今度はカメラやレンズを変えて撮ってみたい。
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