WANDRDが新型のカメラバッグROAM SLINGを発表しました。現在Kickstarterにてクラウドファンディングを実施中。注目のこのスリングバッグの詳細、お得に手に入れる方法について紹介します。
参考:The ROAM Sling | Versatile Bags with Innovative Laptop Carry by WANDRD — Kickstarter
追記:2022年7月19日よりWANDRD公式サイトにてROAM SLINGの一般販売が始まりました。また日本でも7月28日から正式に販売されます。
WANDRD公式ウェブサイト:Adventure Camera Backpacks & Camera Bags | WANDRD
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
カメラバッグの人気ブランド “WANDRD” がROAM SLINGという新型のカバンを発表しました。現在クラウドファンディングで出資者を募っているところですでに目標金額を達成しています。注目のスリングバッグをお得に先行入手できるチャンスです。
このプロジェクトについて問い合わせてみたところ「商品画像もつかっていいのでぜひ宣伝してよ!」と返事がきたので当サイトにてがっつり紹介させてもらいます!
ROAM SLING カメラやPCを持ち歩けるスリングバッグ
まずは公式のプロモーション動画を見てみてください。英語ではありますがどんなカバンなのかイメージしやすいです。
ROAM SLINGは、通勤、通学、買い物、ちょっとした旅行、カメラをもって出かけるときなど、様々なシーンに便利なスリングバッグです。
ROAM SLINGの主なコンセプトをまとめると次のようになります。
- 収納にすばやくアクセスしてカメラ機材などの荷物が取り出しやすい
- 持ち運びやすいコンパクトなサイズ
- 着脱できるケースと合わせることでノートPCも持ち運べる
Kickstarterのページを見れば商品の詳細・具体的な特徴がわかります。商品がほしいひともこちらのページから出資することができます↓
詳細:The ROAM Sling | Versatile Bags with Innovative Laptop Carry by WANDRD — Kickstarter
ただし、このプロジェクトは英語で案内されているので日本の方向けに、わたしが以下に翻訳解説します。筆者は製品の実物を見たわけではないのであくまで公式の案内ページから読み取れる情報をお伝えしているということをご了承ください。
※ROAM SLINGの6Lと9Lは基本的にサイズ以外に機能面で違いはありませんが、3Lはすこし機能面に差があります。下で説明しますが、3Lはすこし機能が限定的なのでご注意ください。
スリング・メッセンジャー・ウエストポーチの使い分けができる
ROAM SLINGは、普段使いしやすい小型バッグです。ストラップは長さ調整できるのはもちろんのこと、取り外しできて裏表つかえるリバーサルの仕様です。つまり右肩でも左肩でも好きなほうにかけることができるほか、スリング以外にもメッセンジャーバッグやウエストポーチのように使うこともできます。
カメラ機材を収納しやすい
ROAM SLINGはカメラユーザーが快適に使えるように設計されています。
まず第一にスリングバッグなのですぐに体の前に抱えることができて荷物の出し入れがしやすいです。カメラを出したりレンズやバッテリーを交換するのに向いていますね。
またカメラやほかの荷物を区別して収納できるように、位置を調整できる仕切りがあったり、ポケットが豊富に用意されています。
仕切りは6Lサイズと9Lの場合ふたつ付属します。3Lだと仕切りはひとつです。
画像:収納イメージ 6Lと9Lの場合↓
豊富なポケットで荷物を整理して収納できます。6Lや9Lの場合、背面のスリーブのなかにさらに小さいポケットがありそこにSDカードやフィルムケースがちょうど収まるようになっています。
画像:収納イメージ 3Lの場合↓
三脚や水筒も持ち運び可能です。
着脱式ノートPCケース
ROAM SLINGとともに大注目なのがLAPTOP CASE(ノートPCケース)です。ノートPCケースとしてふつうに独立してつかうこともできるのですが、ROAM SLINGと合体させてPC収納ポケットを拡張することができます。
これはよくできた仕組みだと思います。従来だとPCとカメラを持ち運ぶとなるとバックパックだったり、メッセンジャーバッグだったりそれなりに大きいカバンを選びがちでした。ですが荷物全体でみるとそこまで大きなカバンは必要ないし、もっと手軽に荷物の出し入れできるカバンのほうが良いというシチュエーションもよくあるんですよね。その点ROAM SLINGであればスリングのコンパクトさや軽快に扱えるメリットを維持しながら、必要に応じてノートパソコンを持ち歩けるようになります。
LAPTOP CASEはPCスタンドとしても使えます。
サイズは13インチと16インチの二種類。
これらのPCケースはROAM SLINGの6Lや9Lと組み合わせて使うことができます。3Lサイズでは使えないのでご注意ください。6Lと9Lであれば、13インチでも16インチでもどちらのPCケースでも一緒に使えます(例えば6Lと16インチという組み合わせも可能)。
別売りのテクポーチ(TECH BAG)やキャリーストラップとの組み合わせも可能です。
撥水素材・防塵設計
ROAM SLINGは撥水素材でできていて、砂ぼこりなどからも中の荷物を守れるように設計されています。
※筆者注:どの程度のレベルまで防げるのかはよくわかりません。防水というよりはすこし天気が荒れていても荷物を守ってくれるくらいのニュアンスだと思います。
3L・6L・9Lのサイズ展開
ROAM SLINGは3L・6L・9Lの三種類のサイズがあります。
6Lと9Lはサイズに差がある以外はほとんど同じ機能のカバンですが、3Lは微妙に構造が異なります。
機能比較表(英語版)↓
上の比較表をわたしが翻訳して作り直したものが以下になります。
機能比較表(日本語版)↓
機能 | ROAM SLING 3L | ROAM SLING 6L | ROAM SLING 9L |
---|---|---|---|
最大16インチMacBook収納 | – | 〇 | 〇 |
水筒・三脚 収納 | – | 〇 | 〇 |
5点ストラップ | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラ保護 | 〇 | 〇 | 〇 |
付属する仕切りの数 | 1 | 2 | 2 |
超かっこよくてすごい | 〇 | 〇 | 〇 |
収納の素早いアクセス | 〇 | 〇 | 〇 |
前ポケット(鍵クリップ付き) | – | 〇 | 〇 |
後ろポケット(鍵クリップ付き) | 〇 | – | – |
アクセサリーストラップ(前部) | – | 〇 | 〇 |
アクセサリーストラップ(底) | 〇 | – | – |
撥水・防塵設計 | 〇 | 〇 | 〇 |
生涯保証 | 〇 | 〇 | 〇 |
色の選択 | ブラック・タン | ブラック・タン | ブラック・タン |
製品外観↓
カラーはブラックとタンの2種類
ROAM SLING(スリングバッグ)もLAPTOP CASE(PCケース)も、カラーは「ブラック」と「タン」の二色展開です。
現在のところブラックカラーしか画像がないのでタンがどのような色なのかはわかりません。茶系統の色だと思います。もし今後どんな色か判明すれば追記します。
ちなみにクラウドファンディングで出資する段階では色を決める必要はなくあとから選べるようになっています。
WANDRDというブランド
WANDRDは、旅行カバン・カメラバッグを手がけてきたブランドです。WANDRDがKickstarterでクラウドファンディングのプロジェクトを企画したのはこれで8回目。すでにカバン製造の豊富な実績があり、世界に愛用するユーザーがいる人気ブランドです。
もともとSPENCER COPEとRYAN COPEの兄弟が自分たちの理想の旅行用カメラバッグを作ろうとしたのがWANDRDの起源です。その熱意のもとに次々とカメラバッグや旅行用品を企画・開発して成功を収めています。機能性とデザイン性の両立を目指すというコンセプトがあるようです。
日本では銀一が代理店をつとめており国内でもWANDRD製品を購入することができます。
生涯保証
WANDRD製品はすべて無期限の生涯保証です。もちろんROAM SLINGもLAPTOP CASEも生涯保証の対象なので安心して使うことができます。
価格
ROAM SLINGやLAPTOP CASE(PCケース)の価格は以下のようになります。USドルで表記されるので少し分かりにくいかもしれませんが、支援する際には日本円にも換算して表示してくれるので大丈夫です。
上の画像が基本のラインナップです。ここから好きなものを選びます。
そしてこれに追加して購入したい場合は下の画像のものから選ぶことができます。
記事執筆時点だと1ドル109円くらいで円安傾向のようです。
参考:ドル 円 – Google Search
このレートで換算すると、
9L Sling(EARLY BIRD)が109ドルで約11,881円。
9L Slingの定価(予定)が149ドルで約16,241円。
なのでだいたい5千円くらいお得になります。
ちなみにすでに発売されているWNDRDのDUO Daypackは公式サイトで219ドルでこれを先ほどのレートで日本円に換算すると約23,871円。
同じものの日本のアマゾン販売価格(2021年5月29日時点)が26,955円です。つまり日本の通常販売価格は公式サイトの定価よりさらに高くなる傾向があるので、送料のことを考えてもこのクラウドファンディングの価格はふつうにお得になると予想できます。
プロジェクトを支援してROAM SLINGを手に入れる方法・注意点
商品の企画主であるWANDRDはKickstarterにてクラウドファンディングを実施しています。わたしたちはこのプロジェクトに出資することで、リワード(お礼)としてROAM SLINGやLAPTOP CASEなどの製品を手に入れることができます。Kickstarterやクラウドファンディングに慣れている方は下記リンクよりぜひ出資を検討してみてください。
参考:The ROAM Sling | Versatile Bags with Innovative Laptop Carry by WANDRD — Kickstarter
クラウドファンディングに不慣れな方のために以下に解説します。
クラウドファンディングは出資して支援する仕組み
クラウドファンディングはふつうのネットショッピングとはすこし仕組みが異なります。クラウドファンディングとはプロジェクトの主催者が自身の企画をプレゼンして資金を募るものです。プロジェクトに興味をもった人たちがこれに出資をします。そしてプロジェクトの目標金額を達成すれば実際に企画(製品開発)が実行されることになります。
今回の場合はWANDRDがROAM SLINGというカバンを企画しているので、わたしたちが出資することでこれが実際に開発されることになります(すでに目標金額を達成しているのでプロジェクトが流れることはありません)。無事に製造できれば出資者のもとへお礼として製品が送られてきます。ちなみにお金だけ出資して返礼品は受け取らないということもできます。
カバンはあくまで出資して支援した人たちに対する返礼品として贈られるものです。商品を購入するというのとは微妙に意味合いが異なります。良い製品をつくっている人たちを応援したいという気持ちのもとにお金を払うのがクラウドファンディングの根幹にあります。わたし自身、ROAM SLINGのアイデアに感銘を受けて、WANDRDの商品開発にかける熱意を応援したいと思い出資することを決めました。自分の大切なお金はどうせなら「推し」に使いたいよね、っていうイメージですね。
クラウドファンディングのリスク
クラウドファンディングを利用するにあたって理解しておきたいリスク(デメリット)もあります。
現在進行形のプロジェクトなので出資後になにかの事情で商品の仕様が変更される可能性があります。製品が届くまでに時間もかかります。今回のプロジェクトの場合、2021年6月にプロジェクトの支援募集が締め切られ2021年12月に出資者のもとにカバンが届けられる予定です。とはいえWANDRDはすでに何度もクラウドファンディングのプロジェクトを成功させており、これまでスケジュールが遅れたことはないので信頼性は高いと言えるでしょう。
クラウドファンディングのメリット
もちろんメリットもあります。ひとつは開発される製品をまっさきに手に入れられるということ。クラウドファンディングで開発される製品はそのプロジェクト限りで再販されないこともあります。再販されるとしてもクラウドファンディングのあとだとしばらく時間がかかることが多いです。
またクラウドファンディングで製品を手に入れる場合は、限定特典がついたり費用的にお得になることがあります。WANDRDのプロジェクトでも定価より少ない金額で商品が手に入るように支援金額が設定されています。さらにWANDRDは海外ブランドなので日本でふつうに購入しようとすると間に代理店がはいることで価格がすこし割高に設定される傾向があります。日本の通常販売価格と比較するとクラウドファンディングの費用はだいぶ安くなると考えられます。
Kickstarterとは
WANDRDはKickstarterで今回のプロジェクトを立ち上げています。Kickstarterというのは、様々な人がクラウドファンディングのプロジェクトを実施するための場所(ウェブサイト)です。
Kickstarterは「こんなものを作りたい」というクリエイターたちの夢を実現するために、資金調達からプロジェクトの完成までサポートするコミュニティ作りのためのプラットフォームです。
KickstarterのほかにIndiegogo(海外)やMakuake(日本)、CAMPFIRE(日本)などもクラウドファンディングのプラットフォームとして有名ですね。
当サイトでもクラウドファンディングのプロジェクトをたくさん紹介しています。
過去のクラウドファンディング紹介記事↓
- レンズフィルターのイライラを解消!フィルター径を気にせず使える可変ステップアップリング「REVORING」がすごい
- Peak Design 第9回Kickstarter 2019
- Peak Design 第8回Kickstarter 2018
- Peak Design 第7回Kickstarter 2017
わたし自身このサイトで紹介したプロジェクトを含め、様々なクラウドファンディングプロジェクトに出資してきました。今のところほとんどのケースで出資して良かったと思っています(一件だけこのサイトでは紹介していないプロジェクトで欠陥商品が届いたことがあってそれだけ失敗でした。出資を後悔はしていませんがその企画者は対応がいまいち良くなかったので今後は出資しないです)。
Kickstarterで出資する方法
具体的にKickstarterでプロジェクトを支援してROAM SLINGやLAPTOP CASEを手に入れる手順について解説します。
まずWANDRDのプロジェクトページへアクセスします。
Kickstarterを使うのが初めてならページの右上からサインインでアカウントを作っておきます(すでにアカウントがあるならログイン)。そしてWANDRDのプロジェクトページから「このプロジェクトをバックする」(Back this project)ボタンをクリックします。
参考画像(PCの場合)
次にリワードの選択、つまり買いたい商品を選びます。ROAM SLING単品やROAM SLINGとLAPTOP CASEのセットなど様々なラインナップがあるので目当てのものを探します。サイズを間違わないように注意しましょう。
特に”EARLY BIRD” と書いてある選択肢がお得なのでおすすめです。数に限りがあるので見かけたらなくならないうちに支援したほうが良いと思います。わたしもEARLY BIRDで支援しました。
自分のほしい製品を選びます。
選ぶとその金額に送料が自動で計算されます。ドル表記の下に日本円に換算した金額も出るので参考にしてください(ただし決済の際はそのときの為替で換算されるので実際の請求額とは誤差が出る場合があります)。
送料は選んだ商品によって異なります。日本の場合だいたいが12ドルですね。3Lスリングだけなら9ドルになるみたいです。
問題なければ緑色のプレッジのボタンを押します。
次はアドオン(追加リワード)の選択です。追加で買いたいものがあればここで足すことができます。商品を増やせば料金が自動で再計算されます。
問題がなければ「次へ」を押して進みましょう。
そして支払い情報、つまりクレジットカードの情報を入力すればひとまず完了です。お疲れさまでした。
この時点では製品の送り先の住所や、製品のカラー、LAPTOP CASEのサイズは選びません。製品のカラーとPCケースのサイズはプロジェクトが締め切られた後(約2週間後)に届くアンケートに答えて選びます。
またクレジットカードの決済はプレッジの時点ではなくて、プロジェクトが締め切られたあとです。プロジェクトが締め切られる前であれば、プレッジをキャンセルしたり内容を変更することもできます。このプロジェクトは 2021年6月26日締め切り予定です。
たった今、@Kickstarter_JP で The ROAM Sling | Versatile Bags with Innovative Laptop Carry のバッカーになりました
— Aki 神戸ファインダー (@Aki_for_fun) May 27, 2021
カバン愛好家、カメラバッグ収集家なので支援。悩んだけど6LとPCケースにした #WANDRD
https://t.co/EefEDp9GBw
わたしも支援して手に入れることにしました
わたしはカバンが大好きで、特にスリングバッグは様々なサイズのものを持っています。カメラ好きな人、特に以前から当サイトをご覧になられている方だとPeak Design(ピークデザイン)のエブリデイスリングを持っている人や、気になっている人が多いのではないでしょうか。
参考:エブリデイスリング V2 EVERYDAY SLING – Peak Design
実際のところピークデザインのエブリデイスリングは大ヒット商品なのですが、個人的にWANDRDのROAM SLINGもそれに匹敵する製品になるのではないかと予想しています。
わたしは6LのROAM SLINGとLAPTOP CASEを買うことにしました。6Lのコンパクトさを維持しながら、場合によってはノートPCも一緒に持ち歩けるのは個人的にかなり魅力的です。デザインも良いですね。商品が届くのを期待しています。
参考:The ROAM Sling | Versatile Bags with Innovative Laptop Carry by WANDRD — Kickstarter
レビュー(追記)
2022年3月末に筆者のもとにROAM SLINGが届きました。カメラやノートPCなどを入れて持ち歩いています。非常に使いやすくてとても気に入っています。使用感について書いた記事をYahoo! JAPAN クリエイターズプログラムに投稿したのでぜひご覧ください。
レビュー記事:小型スリングなのにPCも持ち歩ける!アメリカの写真家が設計したカメラバッグが使いやすい – Aki | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム
公式サイトにて正式販売開始 2022年7月19日から
クラウドファンディングで開発されたROAM SLINGの一般販売が始まります。2022年7月19日からWANDRD公式サイトにて注文可能です。
ROAM SLINGを含むWANDRD製品は公式サイトから購入可能です。アメリカのブランドですが日本向けにも発送しています。
WANDRD公式ウェブサイト:Adventure Camera Backpacks & Camera Bags | WANDRD
日本の販売店でも取り扱いスタート 2022年7月28日から
日本でも代理店の銀一がWANDRD ROAM SLING(ワンダード ロームスリング)の取り扱うことになりました。2022年7月28日より各種ECサイトや店舗などで販売が始まります。
参考:【新製品】WANDRD スリングバッグ登場 銀一オンラインショップ | 撮影用背景-プロフェッショナル映像・撮影機材専門店
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