追記(2018年7月24日):2018年のKickstarterが行われます!
追記(2017年12月28日):こちらの記事で紹介している製品のレビュー記事を書きました。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。ピークデザイン大好きなAki(@Aki_for_fun)です。今回Kickstarter(キックスターター)でピークデザインの新プロジェクトをバック(応援・投資)してみました。そこでこの記事ではピークデザインのプロジェクトの内容や、新商品の特徴、どのように手続きするのかについてご紹介します。
ピークデザインとは
ピークデザイン(Peak Design)は数々のユニークなカメラアクセサリーを手がけるアメリカの企業です。非常にクリエイティブな精神を持った人たちの集まりで、他社ではなかなか出会えない発想・デザインの製品を数多く開発しています。
商品開発の資金をクラウドファンディングによって得ていることも特徴です。ファンディングのプロジェクトに投資すれば正式な販売に先駆けて商品を手にすることもできます。日本では銀一が代理店となっていてAmazonなどで気軽に買えるようになっています。
新しくなったCapture, Slide, Slide Lite
今回ピークデザインは既存商品の中から3つのカメラ用品をリニューアルして発表しました。まだ発売はされておらず、後ほど詳しく書きますが現在Kickstarterで資金を募っています。
新商品のひとつは、カメラをカバンやズボンのベルトに装着できるカメラクリップの「キャプチャー」(Capture)。そしてカメラストラップの「スライド」(Slide)と少し小さいサイズのスライドライト」(Slide Lite)です。
どんな商品?
私は現行品の「キャプチャー」と「スライド」を愛用しています。基本的な仕組みは新しいものと同じなので簡単にご紹介します。
キャプチャーはカメラクリップと呼ばれる製品で、カバンやウエストベルトにカメラを固定できます。カメラをカバンから出し入れする手間がなくなりとても快適になるアイデア商品です。アウトドアでの撮影が多い人に非常におすすめ。
追記(2017年12月17日):新しいバージョンのキャプチャーを購入したのでレビューを新たに書きました。
スライドはシートベルトのようなしっかりとした生地のカメラストラップです。長さの調整がしやすいこと、体に沿うようにフィットすること、カメラとの着脱がしやすいことなどが特長です。
キャプチャーもスライドもカメラプレートをカメラの三脚穴に取り付ける仕組みになっています。このプレートはアルカスイス互換になっているので、雲台への取り付けもスムーズに行える利点があります。
どこが変わったのか
キャプチャー
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
キャプチャーは従来のものより小さく軽く丈夫になりました。付け外しもよりスムーズになったようです。
また固定するネジが2種類に増えました。従来の手で回せるネジと、六角レンチをつかってがっちり固定できるネジです。キャプチャーを取り外す頻度に応じて使い分けできるようにデザインされたようです。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
あとはセーフティーロックをかける機構がより手軽な仕組みに変わっていたり、カラーがブラックとシルバーの2色展開になるなどしています。
さらに付属するカメラプレートが薄くなりました。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
このカメラプレートで少し注意が必要なのが、新しいスタンダードプレート(Standard Plate)は古いタイプのキャプチャーには互換しないという点です(下の表を参照)。
画像:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarterより引用して作成
ちなみにデュアルプレート(Dual Plate)というマンフロットのRC2規格との互換性があるプレートも新しくなっており、こちらは古いキャプチャーとも互換するようです。
スライド・スライドライト
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
カメラストラップのスライドとスライドライトは、どちらもカラーがブラックとアッシュの2種類です。アッシュカラーが新登場となります。
現行品のスライドにはサミットエディションというタイプがあり、赤色のものや青色のものもあります。今のところ新しいスライドにはそれらのカラーがないようです。
生地がより丈夫なものに変わっています。また肩が当たる部分の滑り止めが劣化しにくいものになりました。私がいま使っているスライドは使っているうちに滑り止めの黒い部分に折り目がついてしまったのですが、新しいものにはそのような折り目が付かないそうです。
その他、伸縮調整のパーツやカメラとのコネクター部分がスリムになっています。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
またピークデザイン製品の特徴であるアンカーも新しいタイプへと変更。より小さく丈夫になり、わずかな傾斜がついたことでよりスムーズな取り付け、取り外しができるようになりました。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
さらに付属するカメラプレートも新しいタイプに変わりました。従来のスライドには三脚に取り付けられるアルカスイス互換のプレートが付属しましたが、新しいスライドとスライドライトのプレートは非常に小さいものになっています。付けていることが気にならないように省スペース設計になったようです。
ちなみに必ずしもこの付属するプレートを使う必要はありません。従来のピークデザインのプレートや他社製プレートにもアンカーを取り付けて使うことが可能です。
Kickstarterで投資すれば先行入手できる
これら新しくなったピークデザインの3製品ですが、まだ開発段階であり販売はしていません。現在はクラウドファンディングサイトのKickstarterで購入希望者を募っています。クラウドファンドのプロジェクトなので資金が集まらなければプロジェクトは流れてしまうのですが、記事執筆時点ですでに目標金額を達しています。さすが今回で7回目のキックスタータープロジェクトというだけあって、資金集めは順調のようです。
そのKickstarterのページがこちらです。
Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
このプロジェクトは今回5日間かぎりで開催。締め切りは日本時間で2017年11月11日(土曜)16:59までです。この記事を書いている段階であと40時間くらいしか残っていません(書くの遅くてすみません)。
Kickstarterで注文すればアメリカでの通常販売価格から割引いた値段で商品を買えます(日本への送料は一律12ドル)。
正式な販売に先駆けて商品を手にすることができるのもKickstarterで投資した人の特権です。といっても商品の明確な到着の日付は不明。今回のプロジェクトの場合、12月中に届けるのが目標とされています。
手続き方法
今回、私も初めて申し込みをしました。
Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite (https://t.co/br5bAETBxz )のバッカーになりました
— Aki 神戸ファインダー (@Aki_for_fun) 2017年11月9日
基本的に英語で説明が書いてあったので、日本の方向けに手続き方法をご説明します。
まずKickstarterを使うのが初めてならサインアップからアカウントを作っておきます。そしてピークデザインのプロジェクトページから「バックする」(Back this project)ボタンをクリックします。
次にリワードの選択、つまり欲しい商品を選択します。各商品の単品や複数セットなどが用意されているので希望のものを選びましょう。ここで行うのはあくまで商品の選択のみであり、カラーの選択はこのプロジェクトが締め切られたのちに行います。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
リワードを選択すると商品の金額+送料の金額がプレッジ(pledge)として入力されます。基本的にはこのままでOKです。後ほど説明しますが、追加注文したい商品(Add-on)がある場合はその金額を加算して入力します。このプレッジの金額は締め切りまでであれば、後から変更できます。
あとはクレジットカードの情報を入力してひとまず手続き完了。
応募が締め切られてから1~2週間ほどで新たな通知がきて、より具体的な手続きを進めることになります。そこで商品のカラーを選んだり、追加注文(Add-on)の詳細を入力したり、商品の送り先を記入します。
他のカメラ用品もセール価格に
さて、今回のプロジェクトの目玉は、上で説明した新商品なのですが、実は隠れたメリットとして「他のピークデザイン製品をセール価格で購入できる」というものがあります。
あくまでドル価格の表示なので、実際どの程度お得になるかは為替レートにも左右されますが、多くの商品が日本で買うより安く入手できるはずです。
画像引用:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
上記の画像から希望の商品をチェックして金額を計算します。その金額を上で説明したプレッジの金額に加算することで手続きとしてはOKです。後ほどプロジェクトを締め切ってから具体的な商品を選ぶ手続きに進みます。
参考ウェブサイト
ピークデザインのキックスターター:Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
上記リンクが、今回のKickstarterのページです。ピークデザインを応援して製品を購入したい人はこちらから手続きをしてください。
また、英語ですが下記の動画は商品を分かりやすく説明していてとても参考になりました。
新商品紹介動画:Peak Design Kick Starter on Now – YouTube
このほか日本語の記事をいくつか紹介します。
Peak DesignのCAPTUREがリニューアルされるようなので早速申し込んでみました – I AM A DOG
上記のOKPさんのブログ記事でも新製品の特徴を解説されています。OKPさんはこれ以外にもピークデザイン製品についていろいろと記事を書かれています。キャプチャーを類似商品と比較した記事はなかなか貴重な情報だと思います。山登りもされるようで、山で使えるカメラ用品へのこだわりがアツいです。アウトドア派のフォトグラファーの皆さんはぜひブログをチェックしてみてください。
今回のキックスターターに関して親切な解説ブログもありました。こちらも貴重な日本語の記事として参考になると思います。
まとめ
ピークデザインの新製品と関連するKickstarterプロジェクトのご紹介でした。もし興味がある人で締め切りに間に合いそうな方はぜひトライしてみてください。なにか緊急の質問があればたぶんツイッター一番早く気づくのでお知らせください。
以下愛用しているピークデザイン製品のレビューです。
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