DAIV Z7 レビュー!動画編集・映像制作におすすめのクリエイター向け高性能デスクトップPC

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マウスコンピューターの「DAIV Z7」は写真編集や映像制作など様々な高負荷の作業を処理できる高性能デスクトップパソコンです。第12世代 CPU のインテル Core i7-12700 プロセッサーや GeForce RTX 3060 を搭載。クリエイター向けPCのなかでも最新の高性能スペックが魅力です。実際にRAW現像や動画編集などを行ったレビューをお伝えします。おすすめのカスタマイズ、お得な購入方法も解説します。

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DAIV Z7 動画編集・映像制作におすすめのクリエイター向けデスクトップPCマウスコンピューター

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。

筆者も私物で愛用している DAIV デスクトップパソコンから大注目の最新機種が登場したので、さっそくマウスコンピューター社より実機をお借りしました。写真のRAW現像や動画編集などを行い、その使い心地を試したのでレビューをお伝えします。

インテル最新の第12世代CPUを搭載しており、かなり処理能力が上がっています。パソコンのスペックが足りなくて困っているクリエイターや、これからより本格的にパソコンをつかった創作活動に取り組みたい人におすすめです。

DAIV Z7 にもいくつか種類があるほか、いざ購入しようとするとカスタマイズで選べる項目がたくさんあります。購入しようとして具体的にどれを選べばよいか迷ってる人向けにおすすめの構成を解説していますので、購入検討中の方は記事の最後のほうにもぜひ目を通してみてください。

公式:DAIV Z7 (プレミアムモデル) [ Windows 11 ] RTX3060搭載 クリエイター向けPC│デスクトップパソコンの通販ショップ マウスコンピューター【公式】

表:レビュー用に借りたPCのスペック・仕様

CPUインテル Core i7-12700 プロセッサー
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 3060
メモリ32GB
ストレージ M.2 SSD512GB (NVMe Gen4×4 / SAMSUNG PM9A1)
ストレージ HDD2TB
発売日2022年1月12日
※CPUやメモリ、ストレージはカスタマイズ可能。グラフィックスの異なるモデルも選べます。
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DAIV Z7 クリエイター向けの高性能デスクトップPC

DAIVシリーズを代表するモデル

マウスコンピューターのパソコンのなかでクリエイター向けのPCブランドが「DAIV」なのですが、「DAIV Z7」はDAIVのデスクトップパソコンの数あるラインナップのなかでちょうど真ん中からやや上位のグレードに位置するモデルです。つまりDAIVのなかでは基準ともなるスペックで構成されており、シリーズを代表する機種に当たります。

参考画像:マウスコンピューターDAIV紹介ページより作成

DAIVシリーズの位置づけ。DAIV Z7は代表するモデル
DAIV のデスクトップパソコンのラインナップを示す表。右上にいくほど高性能パソコン。このなかで真ん中くらいの位置にあるのが「DAIV Z7」です。

参考:DAIV Zシリーズ|DAIV|パソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】

黒く美しいケース

DAIV Z7 を含む DAIV のデスクトップパソコンはすべてミドルタワータイプのオリジナルケースを採用しています。黒で統一されたデザインでプロフェッショナルな風格があります。

DAIV デスクトップPCケース 側面 マウスコンピューター
側面に DAIV のロゴ。
DAIV デスクトップPCケース 正面 マウスコンピューター
正面のインターフェイス。
DAIVの取っ手を持って動かす様子
取っ手とキャスターがあるのも特徴。プロのクリエイターがスタジオなどでPCを移動させやすいように配慮した設計です。

ケースはDAIV デスクトップシリーズすべて同じもので統一されています。わたしが2019年に購入して今も愛用しているDAIV デスクトップPC も同じケースです。ケースを含むDAIVデスクトップPC全般の特徴については次の記事で紹介しています。

参考:DAIVデスクトップパソコンレビュー!マウスのクリエイターPCの特徴とラインナップ【2022年版】

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DAIV Z7 のスペックの主な特徴

マウスコンピューター クリエイター向けPC DAIV Z7 のケースを開いた中身
DAIV Z7 の側面カバーを開いた様子。パソコンの中身も黒色に統一されていて美しいです。

インテル最新の第12世代CPU / メモリ 32GB 標準搭載

DAIV Z7 にはインテル製の第12世代CPUを搭載しています。発売されて間もない最新のプロセッサーで様々なシーンにおいて高いパフォーマンスを期待できます。せっかくクリエイターPCを買うのであれば最新の一番良いものを買いたいという人も多いと思います。そういった要望に応えてくれるのが DAIV Z7 です。

メモリは標準で32GB搭載。せっかくほかのパーツが高性能でもメモリが少ないとそこがボトルネックになって性能を存分に発揮されないことがあるのですが、32GBもあればめったなことではメモリ不足で困ることはありません。高いパフォーマンスを維持して、様々なクリエイティブな作業を行えます。

インテル Core i7-12700 プロセッサー搭載 DAIV Z7
インテル入ってる

DAIV Z7 にはいくつか種類があるのですが、最新の高性能CPUから型落ちでコスパが魅力のCPUまでバリエーションがあります。CPUの世代にこだわらず、予算に合わせた選択も可能です。もし最新パーツにこだわらないのであれば第10世代や第11世代のCPUも選べます。

どのCPUのモデルを選ぶにせよ、DAIV Z7 シリーズの搭載プロセッサーは高性能なので、様々なクリエイティブワークを快適に行えます。筆者がふだん行っている写真編集・RAW現像においても高いパフォーマンスを発揮してくれてサクサクと作業できました。

表:RAW現像にかかった時間(Adobe Camera RAW)

画素数枚数書き出し時間(合計)書き出し時間(1枚平均)
2400万25枚0分8秒0.32
3000万25枚0分19秒0.76
4240万25枚0分24秒0.96
Adobe Camera RAW(Adobe のPhotoshopやLightroomで使用するRAW現像エンジン)のバージョン:14.2

表:RAW現像にかかった時間(キヤノン Digital Photo Professional)

画素数枚数書き出し時間(合計)書き出し時間(1枚平均)
2400万25枚2分53秒6.92秒
3000万25枚4分8秒9.92秒
DPPのバージョン:4.14.0.0

表:RAW現像にかかった時間(DxO PhotoLab)

画素数枚数書き出し時間(合計)書き出し時間(1枚平均)
2400万25枚0分53秒2.12秒
3000万25枚0分57秒2.28秒
4240万25枚1分14秒2.96秒
DxO PhotoLabのバージョン:5.1.3

これまでマウスコンピューターのDAIVシリーズのパソコンをたくさん使わせてもらいましたが、DAIV Z7 は正当進化を遂げています。以下はキヤノンDPP4で写真(2400万画素25枚)を現像したときにかかった時間の比較です。

表:DAIVシリーズの異なる機種でRAW現像にかかった時間の比較(DPP4)

パソコンの名前CPUグラフィックス時間(合計)時間(1枚平均)
DAIV Z7 KBFD (2020)Core i7-9700KGeForce RTX 2070 SUPER3分43秒8.92秒
DAIV Z9(2020)Core i7-10700KGeForce RTX 2070 SUPER3分17秒7.88秒
DAIV Z7(2022)Core i7-12700GeForce RTX 30602分53秒6.92秒
DAIV 4P(2021/ラップトップ)Core i7-1165G7Intel Iris Xe Graphics4分51秒11.64秒
それぞれ計測時期が異なるのでDPP4のバージョンは微妙に異なります。

次にAdobe Camera RAWで写真25枚の現像にかかった時間の比較表です。

表:DAIVシリーズの異なる機種でRAW現像にかかった時間の比較
(Adobe の Photoshop / Lightroom などでRAW現像する場合)

パソコンの名前CPUグラフィックス画素数時間
DAIV Z7 KBFD (2020)Core i7-9700KGeForce RTX 2070 SUPER2400万17秒
3000万23秒
4240万35秒
DAIV Z9 (2020)Core i7-10700KGeForce RTX 2070 SUPER2400万17秒
3000万24秒
4240万38秒
DAIV Z7 (2022)Core i7-12700GeForce RTX 30602400万8秒
3000万19秒
4240万24秒
それぞれ計測時期が異なるのでソフトのバージョンは微妙に異なります。

比べてみるとやはり最新のCPUはその価値があると思います。

高い冷却性能で静かに稼働する水冷CPUクーラー(Liquid Solution)
高い冷却性能と静音性が魅力の水冷CPUクーラー(120mmラジエーター)を搭載。

また水冷CPUクーラーが標準搭載というのも良いですね。高性能なCPUの性能を存分に発揮させるためには、その熱を冷ますCPUクーラーも良いものが必要です。DAIV Z7 は標準で水冷のCPUクーラーを搭載しており、安価な空冷クーラーよりも効率よく静かに機能します。作業中のパソコンの音が気になる人にもおすすめのパソコンです。

この構成はさすがBTOメーカーとして信頼のあるマウスコンピューターの配慮だと思います。パソコンに詳しくない人だと気づきもしないポイントですが、DAIV Z7 は良いパーツで組まれています。

マウスコンピューター DAIV Z7 はメモリ32GB搭載
メモリは32GB搭載(16GB×2、PC4-25600 / DDR4-3200)

グラフィックスRTX3060搭載でクリエイティブワークが快適

クリエイター向けのパソコンはグラフィックス性能に優れている点が魅力です。グラフィックスはビデオカードや GPU などと呼ばれることもありますが、つまりは映像の処理をつかさどるパーツのことです。クリエイターPCやゲーミングPCなどと呼ばれるパソコンは一般的にこのグラフィックスに性能の良いものを搭載している傾向があります。グラフィックス性能が高いと、動画編集や3D・CG制作、ゲームプレイなど映像に関わる作業を快適に行えます。

DAIV Z7 は グラフィックスに NVIDIA GeForce RTX 3060 を搭載。RTX 3060 のすごいところは 12GB のビデオメモリを搭載していることです。メモリ帯域では上位のグラフィックスに及ばないものの非常に優れた性能です。

ビデオメモリは映像制作のうえでひとつの目安になる性能なのですが、筆者は4Kの映像素材で快適に動画編集を行うにはビデオメモリ8GB以上を確保することを推奨しています。実際にDaVinci Resolve を利用していくつか動画編集を行ってみましたが、4K動画の編集中でもコマ落ちが少なく快適でした。デコードだけでなく書き出しのエンコードも高速でした。

マウスコンピューターのクリエイター向けパソコンDAIV動画編集
DaVinci Resolve での動画編集も快適

下の表はDaVinci Resolve で動画エンコードにかかった時間をまとめたものです。標準設定(書き出しのEncoderでNativeを選択)の書き出し時間と、グラフィックスの性能を利用したハードウェアアクセラレーション(書き出しのEncoderでNVIDIAを選択)の書き出し時間を比較しています。グラフィックス性能を利用することでより短時間で動画を書き出すことができました。

表:動画エンコードにかかった時間

動画の解像度エンコードにかかった時間
標準設定
エンコードにかかった時間
ハードウェアアクセラレーション
FHD30P(H.264)29秒14秒
4K30P(H.264)2分26秒54秒
4K30P(braw)2分7秒47秒
書き出した動画の尺はいずれの解像度もおよそ2:30、タイトルやトランジションなどの編集を加えた映像。

この結果はNVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER や AMD Radeon RX5700 搭載のパソコン(DAIVデスクトップPCの過去の販売機種)とほぼ同じでした。筆者の設定した環境ではこれらのグラフィックスの性能差はあまりないようです。

次の表はグラフィックスによるエンコード時間の差を比べたものです。DAIVシリーズの他機種で比較しました。テストに用いた動画素材や設定は上のものと同じ条件ですが、標準設定での結果は省略してハードウェアアクセラレーションのエンコード時間をまとめています。

動画の解像度Intel Iris Xe Graphics /
DAIV 4P (2021)
GeForce GTX 1650 Ti /
DAIV 4N (2021)
NVIDIA GeForce RTX 3060 /
DAIV Z7 (2022)
FHD30P(H.264)1分9秒21秒14秒
4K30P(H.264)3分19秒1分19秒54秒
4K30P(braw)5分31秒1分16秒47秒
書き出した動画の尺はいずれの解像度もおよそ2:30、タイトルやトランジションなどの編集を加えた映像。

NVMe SSDで超高速のストレージ

DAIV Z7 のストレージは M.2 SSD 512GB (NVMe Gen4×4 / SAMSUNG PM9A1)を搭載。非常に優れた性能なので、ソフトの高速起動、データの高速の読み書きが可能です。

CrystalDiskMark ベンチマーク マウスコンピューター DAIV Z7 NVMe M.2 SSD Gen4×4 / SAMSUNG PM9A1
DAIV Z7搭載のNVMe M.2 SSD(Gen4×4 / SAMSUNG PM9A1)の速度計測結果

さらに2TBのHDDも搭載しています。こちらは速度は平凡ですが、それほど頻繁にアクセスしないデータや、あまり速度を必要としないデータの置き場として活用できます。

CrystalDiskMark ベンチマーク マウスコンピューター DAIV Z7 HDD 2TB
DAIV Z7搭載のHDDの速度計測結果

Thunderbolt 4 や有線・無線LAN が標準搭載

DAIV Z7 はインターフェイスが充実していることも特徴です。パソコンケースの項目のところでも紹介しましたが、まずフロントには USB3.0 (5Gbps/Type A)×2。

そして背面にはUSBだけでも以下の種類と数が用意されています。

  • USB2.0 (Type A) ×2
  • USB3.0 (5Gbps/Type A) ×4
  • USB3.2 (20Gbps/Type C) ×1
マウスコンピューター DAIV Z7 のインターフェイス
DAIV Z7 背面のインターフェイス

またネットワークの有線LANは2.5GBASE-T対応です。少し前までは1000BASE-Tまでの対応でしたが、DAIV Z7 なら標準で2.5GbEに対応です。さらに無線LANやBluetoothにも標準対応。BTOのデスクトップパソコンだと無線LANはカスタマイズで注文しないといけないことが多くて、いざ購入するとなると不便だったりオプションで費用がかさみがちでしたが、DAIV Z7 はそういった心配がいりません。

そして映像出力は以下の通り。GeForce RTX 3060 なら10bitカラー出力にも対応しています(参考:8bitから10bitへ!写真・動画編集するなら知っておきたいPCのNVIDIAの設定)。

  • DisplayPort×3
  • HDMI×1
マウスコンピューター DAIV Z7 の映像出力と拡張カード Thunderbolt4
映像出力はRTX3060の場合、DisplayPort×3、HDMI×1を搭載。その下には拡張カードのThunderbolt 4 を標準搭載しています。

グラフィックスの下にはThunderbolt 4 の拡張カードが搭載されています。デスクトップパソコンでThunderbolt 4 搭載なのは希少ですね。Thunderbolt 4 は最先端の技術が詰め込まれているので対応機器はとても多機能で高性能です。Thunderbolt 4 ドッキングステーションや、10GbE対応のネットワーク機器、高速ストレージなど様々な便利な機器を使えるようになります。

Thunderbolt 4 はThunderbolt 3 互換モードを備えているので、Thunderbolt 3対応機器を持っていればそれを使うことも可能です。Thunderbolt 4 の対応機器は徐々に拡充が進んでいるところなので当面の間は手持ちのTB3製品を活用するのも良いと思います。
参考:Thunderbolt 3、USB-Cを活用すればパソコンがもっと便利に!おすすめアイテム紹介と利用上の注意点

わたしが普段つかっている HyperのThunderbolt 3 ドックもDAIV Z7 で使えました。わたしのはHyperの12ポートですがデスクトップでつかうにはケーブルが短すぎるので、ふつうは18ポートタイプのほうが良いと思います(わたしは間にThunderbolt3対応のG-Technologyのドライブをいれることでデスクトップ環境でも使えるようにしています)。

Thunderbolt 4 ドックだと個人的には CalDigit の Thunderbolt Station 4 が気になっています。Belkin や Anker などのブランドからもThunderbolt 4 対応商品が販売されています。

CalDigit THUNDERBOLT STATION 4 (TS4)
CalDigit
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DAIV Z7 のラインナップとおすすめモデル

DAIV Z7 にはいくつかモデルの種類があるほか、それぞれのモデルをカスタマイズできるようになっています。それぞれのモデルの違いや、おすすめのモデルとカスタマイズを解説します。

DAIV Z7 のバリエーションと各モデルの違い

記事執筆時点でDAIV Z7 には以下のようなラインナップがあります。

DAIV Z7 のモデル分けの主な違いはCPUやグラフィックスです。新しいCPUか型落ちの古いプロセッサーかで値段が変わります。最近はEIZOのモニターとのお得なセット販売モデルもあります。

モデル名CPUグラフィックス備考
DAIV Z7-3060Ti(プレミアムモデル)Core i7-12700RTX3060TiCPU・グラフィックスともに最新の上位モデル!
DAIV Z7 (プレミアムモデル)Core i7-12700RTX3060最新の第12世代CPU搭載!(本記事のレビューに使用)
DAIV Z7-3060TiCore i7-11700FRTX3060Tiグレードの高いグラフィックス搭載モデル
DAIV Z7Core i7-11700FRTX3060第11世代CPU搭載
DAIV Z7 & EIZO ColorEdge CS2420-Z セットCore i7-11700FRTX3060EIZOのカラーマネジメントモニターが一緒に買えるお得なセット
DAIV Z7-CMCore i7-10700FRTX3060第10世代プロセッサー(Comet Lake)搭載のお値打ちモデル

基本的にはプレミアムモデルがおすすめ!予算と用途に合わせた選択の注意点

一番のおすすめは「DAIV Z7 (プレミアムモデル)」です。今回レビューしたように最新の高性能CPUを搭載するほか、全体的にスキのない構成で優れています。映像制作やゲームプレイなど、高いグラフィックス性能を求められる処理をするのであれば、ぜひこちらをおすすめします。

PC知識が豊富な人でグラフィックス性能にこだわりがある人は「DAIV Z7-3060Ti(プレミアムモデル)」や「DAIV Z7-3060Ti」も選択肢に入ると思います。「RTX3060Ti」はビデオメモリが8GBで「RTX3060」の12GBと比べると落ちるのですが、そのかわりにメモリ帯域が優れているのでグラフィックス性能を総合的に見ると「RTX3060Ti」のほうが上位です。このあたりの用語が理解できて、自分の目的と合致しそうであれば選びましょう。わからない人は「RTX3060」搭載のベーシックなほうで大丈夫です。

あとは予算しだいでグレードを下げて選ぶことになると思います。その際に注意してほしいのが「DAIV Z7-CM」です。これはZ7のなかで特に安いので予算的に魅力に見える人が多いと思うのですが、CPUがすこし古いだけでなく、メモリが16GBだったりほかのモデルには標準搭載のHDD2TBがありません。メモリもストレージも余裕があるに越したことはないので、定価で2万円ほどの差額しかないことを考えるとZ7-CMよりも標準のDAIV Z7をおすすめします。

もしどうしても予算が厳しいのであれば「DAIV Z5」も検討してみましょう。グラフィックスのグレードが下がりますが、CPUは最新の高性能プロセッサーを選べるので写真編集、RAW現像、イラスト制作、DTMなどが主な用途であれば問題なく快適に作業できます。メモリも標準で32GB搭載です。予算と用途しだいではこちらのほうが適している可能性があります。

動画編集や3Dモデリング、ゲームプレイなどを快適に行いたいのであればグラフィックスの性能が重要なので、DAIV Z7 や同等以上のスペックのPCをおすすめします。なかには値段が高いと思う人もいるかもしれませんが、スペックからすると決して割高ではありません。良いパソコンを買うと快適に長く使えます。最初は勇気がいるかもしれませんが、映像制作などのクリエイターワークを行うためのパソコンを探しているのであれば マウスコンピューター DAIV Z7 は非常におすすめです。

セール対象モデル

お得に買いたい人はセール対象モデルを要チェックです!マウスコンピューターは随時セールを開催しています。DAIV Z7シリーズがセールの対象になることもあるのでぜひ確認してみてください。

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DAIV Z7 カスタマイズのおすすめ

購入の際にたくさん選択肢のある「カスタマイズ」について。わたしも DAIV を買うときは迷いました。

まずは上で紹介した DAIV Z7 シリーズの中から希望のモデルのページに進んでください。そしてそのページの「カスタマイズ・購入はこちら」というところに進むと、カスタマイズの項目が出てきます。

マウスコンピューター 注文画面
ボタンを押すとカスタマイズ・オプションを選ぶ画面に進みます。

ボタンを押してもらうとわかりますが、この後がけっこう長いです。大きな買い物で大変に感じるかもしれませんがあと少しなので頑張りましょう。ボタンがふたつありますが、オフィスソフトの有無の違いです。オフィスは後から買うこともできるので、迷ったらうえで大丈夫です。

カスタマイズできる項目について主だったものをピックアップして解説します。

主なパーツのカスタマイズ

CPUは「インテル Core i9-12900 プロセッサー」にアップグレードできます。とにかく高性能なCPUを使いたい人におすすめ。よくわからない人はそのままで大丈夫です。レビューしたように標準搭載の「インテル Core i7-12700 プロセッサー」は素晴らしい性能です。

CPUグリスは、CPUで発生した熱をCPUクーラーへ逃がすものです。標準のグリスで問題ありませんが少額でグレードを上げられるので気になるのであれば熱伝導に優れた「ダイヤモンドグリス」を選ぶのもおすすめです。

メモリは標準で32GB搭載、64GBにアップグレードも可能です。業務レベルの映像制作の仕事でもない限り32GBで困らないと思います。メモリは後からの増設もできるので、特にこだわりがない人・PCに詳しくない人はとりあえず32GBのままで大丈夫です。後々本格的な仕事をするようになったらそのときにメモリ増設を検討しましょう。

SSDやHDDなどのストレージは内蔵でも外付けでも後から増やせるのでそこまで心配しなくて大丈夫です。標準でSSDが526GB、HDDも2TBあるので容量的にはたっぷりあります。特に標準搭載のM.2 SSDはかなり高性能なものなので安心です。もし容量が足りなくなったらあとからストレージを増設しましょう。パソコン初心者の人なら外付けタイプのSSDやHDDがお手軽でおすすめです。

電源はそのままでも何の問題もなく運用できます。もし将来的にPCのパーツを入れ替えてアップグレードすることを視野に入れているのであればグレードを上げておいたほうが良いかもしれません。例えばグラフィックスカードを上位機種に入れ替えると必要電力が上がることがあります。

ケースフロントのカスタマイズ

カスタマイズを一切しないとパソコンのフロントはわりとスッキリしています。

DAIV Z7 正面 カスタマイズなし
フロントカバーを外した様子。カスタマイズなしだと何もありませんが、ここにDVDドライブやSDカードリーダー、HDDリムーバブルディスクなどを搭載できます。

フロント部には例えば光学ドライブ、つまり DVD や Blu-ray を入れるための装置を搭載できます。最近はパソコンからそういったディスクを取り込める光学ドライブが省略されがちです。たしかに使わない人も増えているのでデフォルトで非搭載でコストカットするのは悪くないと思いますが、いざというときにはあったほうが便利です。個人的にはCDで音楽を聴けるので重宝しています。意外と役立っています。

マウスコンピューターのカスタマイズで選べる光学ドライブは記事執筆時点で2種類選べますが、CD や DVD の読み書きに使うだけなら安いほうの「DVDスーパーマルチドライブ ( DVD±R DL 対応 )」で大丈夫です。Blu-ray も使いたいのであれば高級なほうを選びましょう。

カードリーダーも搭載可能です。カメラや録音機器などでSDカードを使うことが多いのであればぜひ付けておきましょう。フロントにカードスロットがあると便利です。これは2種類あるうちの USB3.0接続のカードリーダーのほうがおすすめです。一般的な UHS-I の SDカードはもちろんより高速な UHS-II の SDカードにも対応できます。下位互換もするのでさまざまなカードが使えます。

ちなみに、こちらのカードリーダーについては Windows 10 の高速スタートアップの仕様との兼ね合いで不具合があったので一応お伝えしておきます。→ 参考:パソコンのSDカードリーダーの速度が遅くなる不具合を解決した話
簡単に解決できました。 Windows 11 でどうなるかは未確認です。

オプションで選べる周辺機器の選択

マウス・キーボードなどは必須です。ないとパソコンをまともに使えないので、なにか安いものをセットでつけておいても良いかもしれません。とはいえAmazonなど別のお店の購入でも問題ないです。

WEBカメラについては「Windows Hello デバイス」の項目で追加できる「CM02」というカメラが個人的におすすめです。顔認証で高速のサインインができるようになります。
参考:デスクトップPCでも顔認証サインインできるWEBカメラ「CM02」をレビュー!Windows Hello対応

もしWEBカメラの画質にこだわりたいのであればオプションには入っていませんが、ロジクールのStreamCamを個人的にはおすすめします。
参考:高画質ウェブカメラでライブ配信・収録やビデオ会議を快適に! ロジクール StreamCam C980レビュー【製品提供】

ソフトウェア類は必要になったら別途購入で問題ないです。動画編集ソフトのDaVinci ResolveやAdobe Photoshop などをオプションで選べますがここで一緒に買うメリットは特にありません。

モニターは大事ですがかならずしもカスタマイズで選ぶ必要はありません。別途購入で良いと思います。パソコンを選ぶだけでも大変なのにモニターを一緒に選ぶのは大変だと思うので、無理にセットにしなくても良いと思います。あらかじめほしいモニターが決まっているのであればもちろん一緒に注文しちゃってオーケーです。

保証・サポート

保証に関しては標準で1年間の修理保証があるほか、1か月の初期不良対応などがあります。個人的には拡張保証で3年間の保証をつけることをおすすめします(わたしも3年間の保証に入りました)。パソコンは重大なトラブルに限らず、小さいアクシデントがつきものです。高い買い物なので保証があると心づよいです。パソコンが苦手な人はサポートデスクに連絡して様々な相談にのってもらえるメリットもあります。わたしの場合、上で書いたSDカードリーダーの不具合の時にもサポートにすぐ対応してもらえて助かった経験があります。

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