「iiyama SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAW」をレビューします。パソコン工房(ユニットコム)から販売されているRAW現像用クリエイターPCです。4K液晶ディスプレイ搭載の薄型ノート型パソコン。実際に写真編集してみて感じたこのパソコンの特徴をお伝えします。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。「SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAW」をパソコン工房さんからお借りしたのでその使用感についてレビューします。
SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAWってどんなパソコン?
パソコン工房(ユニットコム)の販売するiiyama PCのなかで特にクリエイター向けに開発されたのが「SENSE」シリーズです。今回レビューするのは同シリーズの「SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAW」です。SENSEのうち特にRAW現像・写真編集用途を想定としたノートパソコンです。
参考リンク:RAW現像・写真編集向けパソコンSENSE∞ | パソコン工房【公式通販】
「Photo EDGE Tokyo 2018」にも出展されたiiyamaイチオシのモデルです。ノート型にしては珍しく4K液晶ディスプレイを搭載した本格派の高級パソコン。CPUやグラフィックスなども高性能でありながら、パソコンを折りたたんだ状態の厚みがわずか22mmと薄型です。4K環境を持ち出したいクリエイターにとって魅力的な特徴を備えています。
CPUは「インテル Core i7-8750H プロセッサー」、グラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1060」です。RAW現像やフルHD動画編集、4K動画の軽い編集などをこなせる性能です。高速なデータ転送を可能にするNVMe対応 M.2 SSDを標準搭載していることも特徴。
SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAWの外観の特徴
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイのサイズは15.6型。色域(sRGBやAdobeRGBなど)に関する公式数値はありません。ディスプレイは非光沢(ノングレア)であまり映り込みがないので作業に集中しやすいです。さすが4Kだけあって映像は精細です。
色域について公称値がないのでキャリブレーションツールのi1Display Proでiccプロファイルを作成して、ColorACというソフトで計算しました。sRGBカバー率は93.0%でした。クリエイター向けとして考えると中途半端な数字ですね。90%を超えているので及第点といったところでしょうか。
参考リンク:写真にこだわるなら良いディスプレイが必要!カラーマネジメントモニターの選び方
キーボード・トラックパッド
「iiyama SENSE-15QX094-i7-RNRVI-DevelopRAW」のキーボードとトラックパッドです。トラックパッドはすべすべとした質感。
キーボードはテンキー搭載。キーのデザインがちょっとゲーミングPCぽくて癖があります。よくあるオフィス向けPCと比べるとかわいらしいフォントですね。
キーは軽く叩けますが深く沈むのでキーをしっかり打っている感覚が伝わってきて良好です。
キーボードは電源起動時にカラフルに色が点灯して、起動後はブルーのライトになりました。
インターフェイス
左側面には、電源端子、映像出力としてHDMI(×1)とMini DisplayPort(×2)があります。そしてUSB 3.1 Type C(×2)、USB 3.0 Type A(×2)があります。USB-CはThunderbolt3ではありません。
右側面には、USB 3.0 Type A(×1)があるほか、マイク入力、ヘッドフォン / スピーカー出力、SDカードスロット、そしてインターネットの有線LANケーブルを繋ぐイーサネットLAN端子があります。無線LANやBluetoothにも対応。
サイズ・重さ
の本体寸法は幅380mm×奥行き255mm×高さ22mm(折り畳み時/ 突起部含まず)。
ノートパソコンの上にA4用紙、L判写真、コーベアーを置きました。
15.6型なのでMacBook Pro 15インチなどと比べるとちょっと大きいです。
質量は約2.22kg(基本構成の場合でバッテリー含む)。カスタマイズ次第(メモリの搭載量など)で重さがすこし変動します。
ACアダプターのサイズは実測で高さ25mm×幅75mm×長さ159mm。存在感ある大きさです。
持ち運びについて
15.6型と大型のパソコンですが、薄型なので比較的持ち運びは楽なほうだと思います。わたしの持っているピークデザインのエブリデイバックパック20Lにも入りました(ちょっときつい)。
写真編集・動画編集用パソコンとして使ってみた感想
写真のRAW現像について
写真のRAW現像を試してみましたがさすがにRAW現像用に設計されたパソコンなので快適でした。RAW現像ソフトはDigital Photo Professionalです。RAW現像をしているところの画面をキャプチャしました↓