写真・動画データの管理方法!保存とバックアップのために気をつけるポイント

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写真・動画データの管理とバックアップの方法

たくさんの写真の管理でわたしが気を付けているポイントをご紹介します。できるだけ簡単に大量のデータを整理して、失わないようにバックアップしています。おすすめの管理方法や外付けHDD・SSD、パソコンやスマホで使える便利なソフトウェア・アプリを伝えます。

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。

カメラ好きで写真や動画をたくさん撮っていると、データが大量にたまってきます。それらのデータを管理して、失ってしまわないように保存する知恵をシェアしたいと思います。

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写真の管理に関する基本的な考え方と方針

データの管理でまず大事なのは、データを一か所だけに保存せず複数個所に分けて保存することです。絶対に安全な保存場所というものはありえません。また一つだけだとなにかのアクシデントで誤ってデータを削除してしまったときに困ります。

基本的にはデータを失ってしまえばもう取り返しがつきません。せっかく記録した大切な写真や動画はしっかりバックアップをとって保存しておきましょう。たいていは失ってからその写真や動画の大切さに気づくものです。

また保存するというのはただデータを保管すればいいというわけではありません。きちんと整理して自分がその写真や動画を見たくなったときにすぐ簡単にアクセスできる仕組みを整えておくことが大事です。「データはあるはずだけど見つけられない」ということになっては、せっかくバックアップをとっていても意味がありません。

さらにデータの選別も大切です。すべてのデータを保存しておこうとすると容量が大きすぎて保存するのに相応のコストがかかります。整理して管理するうえでも数は多すぎないほうが良いです。

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わたしが写真を保存している場所

自分がデータを記録する場所をリストアップしてみましょう。一時的な保存場所にせよ、バックアップにせよどこにデータがあるのかを整理しておくといざというときに便利です。

わたしの場合は以下の場所にデータを記録しています。

  • SDカード
  • パソコンのローカルストレージ
  • 外付けHDD・SSD(手動・自動バックアップ)
  • スマホのローカルストレージ
  • オンラインストレージ(アマゾンドライブとグーグルフォト)
  • ブログやSNS(Flickr・Instagramなど)
  • NAS(追記)

SDカード

まず最初に写真や動画のデータが保存される場所がカメラ内のSDカードです。デジカメを使っている人はSDカードにたくさんのデータを記録していると思います。

わたしはできるだけ長くこのSDカードにデータを残しておけるように大きめの容量のSDカードを使うようにしています。基本的に64GBを使っていますが、最近は動画もよく撮るので128GBのSDカードも使っています。

よくあるミスが撮影中にSDカードの容量がいっぱいになって、急いで過去のデータを消してしまいデータを紛失してしまうというケースです。保存したつもりができていなかったということがあるので、データの消去は落ち着いて念入りに確認して行いましょう。急いでデータを消すと後悔します。

また、SDカード内でまめに新しくフォルダを作るようにしています。1日の撮影は1フォルダに収めて、次の日の撮影のときは新しいフォルダを作ってそちらに記録するという流れです。同じ日でも撮影するものが違えばフォルダを分けて区別します。こうしておくと、あとでパソコンのローカルに保存するときに便利です。

参考:カメラ用におすすめのSDカード3選!コスパをとるか高品質のUHS-2対応を選ぶべきか

SanDisk SDXC カード Extreme Pro UHS-I 超高速Class10 (64GB, 95MB/s)
サンディスク

パソコンのローカルストレージ

パソコンにはカメラで記録したSDカードのデータを保存します。ここはバックアップというより当面の間使いたい写真や動画の記録です。

わたしは基本的には写真はすべてRAWで撮影しているので、パソコンで現像作業をします。なので撮影した写真は必ずパソコンで目を通す習慣がついています。

パソコンに保存するときにフォルダ分けしたり、いらないデータを削除したりしています。

写真の選定のワークフローとフォルダ分け

わたしは日付と撮影内容でフォルダを作っています。「2018写真」というフォルダの下に「1月」「2月」「3月」…と月のフォルダを作ります。そしてさらにその下に日付と撮影した内容のタイトルをつけたフォルダを作ります。例えば6月5日に夙川で紫陽花の撮影をしたので「0605夙川の紫陽花」というフォルダを作りました。

参考画像

フォルダーの区分の例

先ほども書いたようにわたしはほとんどの場合RAWで撮っているのでブログやSNSに投稿したり、人に写真をあげたりプリントアウトする前に必ずパソコンでRAW現像する作業があります。

このときに写真の選定を行います。現像ソフト(DPP4)で写真を見ながら、自分がブログにあげたい写真やとりあえず残しておきたい写真にマーク(レーティング・星マーク)をつけます。逆に言うといらない写真以外にマークをつけます。マークのつけた選別写真とそれ以外の写真を別のフォルダに入れます。

写真の数が多ければマークをつけた写真のなかでも星1、星2、星3などと序列をつけて区別するようにしています。

参考画像

フォルダーの区分の例

上の画像で「RAW選別」というのが特に大事な写真のRAWファイルが入っています(マーク付き、あるいはマーク付きの中でも特に星2以上のファイル)。「RAWそのほか」は削除するほどではないけれどとりあえず置いておきたいRAWファイル(マークなし、あるいは星1のファイル)。「JPEG」には現像した最高画質のJPEG画像を、「SMALL」にはブログやSNS用に小さなサイズで書き出したJPEG画像を入れています。

要らないデータを削除するコツ

SDカードからパソコンに移したデータはすべて残しているわけではありません。明らかに失敗した写真や同じような写真は削除しています。なので場合によっては「RAWそのほか」というフォルダはまとめて削除することがあります。

写真を削除するコツとしては、要らない写真を選ぶのではなく、欲しい写真を選ぶことです。消してもよさそうな写真を選ぶのはけっこうめんどくさいです。明らかな失敗写真は躊躇せずに消せますが、たいていの写真は普通の写真で消すべきか残すべきかで迷ってしまいます。

それよりも特に良い写真を選ぶ方がよりスムーズに行えます(好きな写真を選ぶ方が楽しいですよね)。そして良い写真を選べば、ほかの写真はそれに劣る写真ということになるので削除することができます。つい写真を残しがちで容量が足りなくなってしまう人はこの方法を試してみてください。

ちなみに写真の数が少なければRAWファイルは「RAW」というひとつのフォルダにまとめていることもあります。現像の必要がなければ「JPEG」フォルダや「SMALL」フォルダがないこともあります。

パソコンのローカルストレージは心の余裕

パソコンを買う際はストレージの容量が大きめのものを選ぶ、あるいはカスタマイズすることをおすすめします。SDカードで容量の大きなものを選ぶのと同じ理由でパソコンのローカルストレージも容量が大きい方が快適に作業できます。

すぐに容量がいっぱいになるとひんぱんにデータを削除しなければならず、あせって大事なファイルまで削除してしまうことがあります。わたしの場合パソコン本体に保存しているデータは基本的に直近1ヶ月から3ヶ月で撮影した写真です。バックアップは別に保存していますが、それでもローカルストレージに余裕はあったほうが良いと思います。

わたしは今使っているMacBook Proをアウトレット(整備済み品)で購入したので、選択肢がなくてつい容量小さめの256GBのものにしてしまったのですが、すこし後悔しています。幸いわたしの使っているEOS Kiss MというカメラはRAWデータの容量が小さいので助かっていますが、高画素機で撮影すると写真1枚のデータが非常に大きくなるのでご注意ください(後から買ったEOS Rのデータが重くなりそうで怖い)。

参考:MacBook Pro2016を写真・動画の編集用パソコンとして使った感想|MBP2016購入レビュー

追記(2020年6月1日):いま使っているデスクトップPCはSSDが512GB、HDDが2TBあります。これくらいあると余裕があって困りません。

参考:わたしのPCデスク環境を紹介!ブロガー・カメラマンの在宅ワーク(SOHO)

外付けHDD・SSD(手動・自動バックアップ)

パソコンのローカルに保存してあるデータは外付けのHDDにバックアップをとっています。わたしは主にMacユーザーなのでTimeMachineで自動的にバックアップを作っています。あまりに古いデータでなければ、万が一データを失ってしまってもこのバックアップから復元できます。

さらに外付けHDDはパーティションを作って、バックアップ用のボリュームと、ふつうのストレージに分けています。通常のストレージには手動でパソコンのデータをコピーしています。こちらは基本的に月1回、1ヶ月分のデータをコピーするようにしています。単純に昔の写真にアクセスしたいだけのときはこちらに保存しているデータを使います。

また動画ファイルもこの外付けHDDに保存しています。動画ファイルは容量が大きいのでパソコンのローカルに保存するとすぐ容量がいっぱいになります。

わたしが使っている外付けHDDは定番のバッファロー製のもの。4TBと大容量でありながらそんなに高くなくてコスパはめっちゃ良いです。

新しいバージョンも発売されています。

14TBと非常に大容量のHDDも最近は価格が落ちてきていて手が出しやすい値段になってきました。

より高速で安全にデータを保存するならSSDがおすすめ。値段が高いのがネックですが、最近は比較的お求めやすい価格になってきました。サイズも小さくて持ち運びに便利です。

追記(2018年12月23日):わたしはSanDisk製のポータブルSSDを買いました。かわいい見た目ながら非常に優れた性能で気に入っています。

外付けSSDの決定版!サンディスク エクストリーム ポータブルSSD購入レビュー
外付けSSDとしてSanDisk(サンディスク)エクストリーム ポータブルSSDを購入しました。持ち運びしやすいコンパクトな外付けドライブです。SSDなのでデータ転送速度がとても速くて、データ破損のリスクも小さいので安心快適です。 神戸ファ...

追記(2020年6月1日):現在はWindowsがメインPCです。NASと呼ばれるネットワークにつながったドライブにファイルを保存しています。簡単に言うとインターネットで接続できるHDDです。

オンラインストレージ

外付けHDDだけでなくオンラインストレージにもバックアップをとります。

わたしはアマゾンドライブ(プライムフォト)にデータを保存しています。アマゾンプライム会員なら誰でも利用できるサービスで、容量の制限なく写真のデータを保存できます(しかも画質が落ちない)。パソコンのローカルと同様に年月や撮影内容に応じてフォルダ分けしています。

Amazon Drive

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スマホのローカルストレージ

スマホで写真を撮ることも多いですよね。わたしは特に大事な写真や動画に関しては手動でパソコンにもコピーするようにしています。これは目当ての写真をあとで探しやすくする目的です。やはり日付と撮影内容でフォルダ分けします。

iPhoneの写真・動画のバックアップはiTunesでとっています。

さらにiPhoneの写真はすべてグーグルフォトに同期してバックアップをとっています(これは自動)。グーグルフォトは容量無制限で写真を保存できるのでとても便利です(ただし無制限で保存する場合は写真を圧縮する仕組み)。写真の内容を自動で判別してアルバムに分けてくれるのであとで写真を探すときにも活躍してくれます。自動で写真に写っている人物やペットを判別して人物ごとのアルバムを作ってくれたり、撮影した場所や日付ごとのアルバムを自動で作ってくれて便利です。

Google フォト

Google フォト

Google, Inc.無料posted withアプリーチ

アマゾンプライムフォトやグーグルフォトなどのオンラインストレージサービスについては次の記事で詳しく書きました。

写真データの管理・バックアップに便利なクラウドサービスの比較【グーグルフォト・アマゾンプライムフォト・ドロップボックス・フリッカー】
ネットやパソコン・スマホの普及にともない、最近はクラウドで写真の管理をする人が増えています。様々なオンラインストレージサービスの中から人気のGoogleフォト、Amazonプライムフォト、Dropbox、Flickrなどの特徴をまとめました。これらを比較しておすすめのサービス・利用方法を提案します!

ブログやSNS(Flickr・Instagramなど)

ブログやソーシャルメディアにアップするのもデータ保存の手段のひとつになります。

SNSによっては自分がアップロードした写真や動画であれば後からダウンロードできる仕組みになっているので、一種のバックアップとしても機能します(ただし突然SNSのサービスが終了する可能性があるのであまり当てにしすぎないこと)。

ブログも写真をアップしておけば後でデータをダウンロードすることが可能です。当サイトでもギャラリーとして自分の撮影した写真や動画を掲載しています。

SNSやブログへ投稿することのメリットはあとで目当ての写真を見つけやすいことです。わたしの場合、写真の管理の意味で特に愛用しているのがFlickrです。Exif情報が見られることや、自由にアルバムをつくって管理できるところが良いです。

参考:写真共有サイトFlickrが無料・有料両プランの見直し プロ向けを充実へ

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誤って消してしまった時はデータ復元ソフトを試す

データを誤って消してしまった時も諦めないでください。データを消して間もなければデータを復旧できる可能性があります。記録メディアを上書きしてしまわないうちにデータ復元ソフトを試してみましょう。有料サービスだけでなく無料で使えるものもあります。

大切な写真や動画ファイルを削除してしまったときに使いたいデータ復元ソフト
データ復元ソフトをレビューします。大切な写真や動画ファイルを誤って削除してしまったときは諦めずにパソコンのストレージやSDカードからデータをリ復旧できるソフトウェアを試してみましょう。失ったデータを元に戻すことができるかもしれません。 神戸...
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作品にして残す

生のデータ・素材の状態だけでなく作品にして残すことも写真の管理の上ではとても大切です。せっかくの写真も撮っただけで放っておくと、整理されないままになって、撮影したことを忘れてしまったり、あとで探そうとしても見つからなくなります。

ブログ・SNS

繰り返しになりますが、やはりブログ・SNSにアップするのは写真の管理・保存の上で重要です。わたしは何かを撮影したときはできるだけ何かの記事にしてブログに写真を掲載しています。

また1ヶ月のまとめ記事をつくるルールを決めているので、その際に1ヶ月分の写真を確認して、現像していない写真を現像したりしています。

動画も撮っただけではもったいないです。できれば編集してYouTubeなどにアップしたいところ。あまり時間をおくと面倒臭くなってしまうので、鉄は熱いうちに打つことをおすすめします。どうしても編集の手間が面倒に感じるときは私の場合、ハイライトだけ切り出してツイッターやインスタグラムに投稿しておきます。

写真をスライドショーのように編集してYouTubeなどにアップするのも良いかもしれません。YouTubeは非公開や限定公開の設定もできるのでプライベートなものは公開設定で調整しましょう。

プリント・フォトブック

写真を印刷して形に残すこともおすすめの方法です。最近はスマホやパソコンなどの端末で写真を見る機会が多いと思いますが、印刷された写真はまた違った味わいがあります。

富士フイルムフォトブック

写真を印刷してアルバムにおさめたり、あるいはお店にフォトブックを発注するのもおすすめです。わたしがいくつか試したなかでは富士フイルムのフォトブック、特にハードカバーのものは写真の品質が良くておすすめです。気軽に作るならソフトカバーなど安めの価格のものでも良いと思います。

フジフイルムフォトブック

マイブックもなかなか良かったです。

参考:高画質のフォトブックを作りたくて「マイブック」を選びました。写真が見開きできれいに見える!

高画質のフォトブックを作りたくて「マイブック」を選びました。写真が見開きできれいに見える!
オリジナルのフォトブックを「マイブック」で作ってもらいました。他社のサービスと比較してマイブックは満足度が高かったです。特にうれしかったのが写真が見開きできれいに見えるフラット仕様(合紙製本)。マイブックを利用した感想をレビューします!

写真の印刷はご自宅のプリンターで印刷してもOKです。最近の家庭用プリンターはなかなか優秀なので意外と高品質の写真を印刷できます。私が使っているプリンターはキヤノンのTS8030というちょっと前の機種ですが、ちゃんと純正インクで用紙も良いものを使えば良いクオリティの写真に仕上がります(インクと紙をケチると品質が落ちるので注意)。

またプリンターがない場合はお店に発注するのもおすすめです。最近は格安で試せるネットプリントも人気です。特に しまうまプリント の評判が良いですね。

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まとめ 写真は撮って終わりじゃない

写真・動画ファイルの管理やバックアップについてわたしの気をつけているポイントについてご説明しました。

  • 複数箇所にデータを保存・バックアップをとる
  • あとで検索しやすいようにフォルダ分けする
  • 外付けHDDやSSD、オンラインストレージサービスを活用する
  • 撮って終わらすのではなく、編集してアップしたり印刷して形に残す

参考になれば幸いです!

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追記(2019年1月19日):わたしの理想のパソコンをマウスコンピューターさんにコラボモデルとして販売してもらえることになりました。RAW現像や動画編集用に特別に設計してもらったパソコンです。

【販売終了】マウスコンピューターDAIVとコラボモデルを発売!わたしの理想のパソコンを作ってもらいました
こちらのコラボモデルは販売終了いたしました。 RAW現像にはDAIVのスタンダードやミドルレンジの機種がおすすめです。 例:DAIV Z5、DAIV Z7、DAIV A5、DAIV A7 など 動画編集にはDAIVのミドルレンジやハイエンド...

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