ここが惜しい!PowerShot V1を使ってわかった意外な弱点とその対策

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Canon PowerShot V1を使って感じた欠点とその解決方法を正直にまとめてみた

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。キヤノンのPowerShot V1を使わせてもらったのですが、しばらく使っていると不便に感じるところもありました。決してダメ出ししたいわけではないのですが、購入を検討している人や、現在利用中の人にも参考になる情報があると思って、カメラの欠点とその解決策をまとめました。

なおPowerShot V1の魅力やどういう人向けのカメラなのかについては、レビュー記事で詳しく紹介しましたので、こちらもあわせてご覧ください。

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PowerShot V1の欠点と思いつく解決策

ファインダーがないので明るい場所で映像が見づらい

欠点というかそういうカメラなのですが、PowerShot V1にはファインダーがありません。そのため晴天の屋外などモニターが見づらいときがあります。

対策としては、モニターの輝度を上げることができます。モニター輝度を上げれば明るいところでも映像を確認しやすいです。モニター輝度はメニューから設定することもできますが、クイックメニューに設定できるのであらかじめ設定しておくと手早く調整できて便利です。

下の動画の11:49からクイックメニュー画面のカスタマイズについて解説していますので、設定方法についてはこちらをご参照ください。

【徹底解説】キヤノン PowerShot V1メニュー設定画面ぜんぶ見る!

三脚のネジ穴の位置がバッテリー蓋に近い

ネジ穴の位置がバッテリー蓋のすぐ横なので、三脚穴にアクセサリーをつけているとバッテリーの蓋の開け閉めができません。バッテリーはUSB-Cで充電しているので、そこまで不便を感じないのですが、記録メディアは絶対に出し入れすることになるので蓋が開けられなくなるのは不便です。

Canon PowerShot V1 コンデジ Vlogカメラ
三脚穴がバッテリー蓋のすぐ横なので、三脚などのアクセサリーをつけるとバッテリーや記録メディアにアクセスできなくなってしまう。

この仕様のため、三脚用のクイックリリースプレートを取り付けたままにしておくことは向きません。三脚を使うのであれば、脱着が容易なものが望ましいです。キヤノンのミニ三脚「HG-100TBR」は比較的簡単に取りつけと取り外しができるので相性が良いと思います。

冷却ファンの音がうるさい

冷却ファンを内蔵しているのはとても良いことなのですが、ファンの速度を「高速」に設定するとファンの音が少しうるさくそのノイズをマイクがひろってしまいます。冷却ファンをオフにしたり、「低速」、「中速」に設定するとある程度ノイズを緩和できます。

あるいは、外部マイクを使用したり、編集の際にノイズリダクションをかけるなどの対策が効果的です。PowerShot V1のマイクは比較的音質が良くて使いやすいと思いますが、過信は禁物なので、必要に応じて外付けのマイクをつかうことをおすすめします。

マイクのノイズについては以下の動画で検証しています。

キヤノン PowerShot V1の内蔵マイクの音質を検証!冷却ファンやズーム音は聞こえる?

「レビュー用動画」モードの設定が限定的

「レビュー用動画」モードは便利ですが、これを使うにはモードダイヤルから「SCN」を選ばなければなりません。このSCNモードに設定すると、シャッタースピードや絞り、ISOなどのマニュアル調節ができないほか、ホワイトバランスやピクチャースタイル、logなどの設定ができません。明るさの調整やカラーフィルターの適用は可能です。個人的にはホワイトバランスをマニュアルで固定できないのが使いづらく感じました。

これを解決するには、レビュー用動画モードの使用をあきらめて、ほかのモードを利用してオートフォーカスの設定を調整することになります。被写体の自動検出機能をオフにして、AFの速度を速めたり追従特性を敏感に設定することで、レビュー用動画モードに近いAFを再現できると思います。

マニュアルフォーカスがしづらい

マニュアルフォーカスがしづらいです。PowerShot V1でマニュアルフォーカスをしようとすると子トロールホイールのところの上下ボタンを使用して調整することになります。わたしが確認した限りではレンズのリングでフォーカスを調整することができませんでした。

ボタンカスタマイズが限定的

PowerShot V1はボタンの機能割り当てのカスタマイズでできることが非常に限られています。メニューのカスタマイズから自由に機能を割り当てられるのは「AEロックボタン」と「マルチファンクションボタン」のふたつだけです。

PowerShot V1はメーカーが設計した使い方の範囲で運用するカメラだと思います。よく言えばユーザーが使い方を迷いにくい初心者に優しい仕様ですが、逆に言うと自分好みにカスタマイズしたい上級者には不自由に感じるかもしれません。

カラーフィルター機能が写真で使えない

手軽にシネマチックなカラーを割り当てられる「カラーフィルター」機能ですが、これは動画専用の機能で写真では使えません。同じキヤノンのカメラでもEOS R50 Vなら写真撮影でもカラーフィルター機能を使えるので、PowerShot V1でそれができないのは残念に思いました。

レンズにフィルターをつけられない

レンズにフィルターをつけられません。カメラに3段分のNDフィルターが内蔵されているものの、それで足りない場合は困ります。わたしはlog撮影をする際に苦労しました(PowerShot V1はlog撮影でISO800スタートになる)。

ズームの速度の調整ができない

PowerShot V1のレンズはパワーズーム対応ですが、そのズーム速度の調整ができません。
なお、EOS R50 Vなら調整可能です。

写真のインターバル撮影機能がない

インターバル撮影ができません。タイムラプス動画の撮影機能はあります。

以上、キヤノンPowerShot V1を使っていて感じた欠点と思いつくその解決策の紹介でした。参考になれば幸いです。

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