EOS R8 Mark IIの使い方【基本操作・初期設定編】撮影から再生までひととおりわかる

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EOS R8 Mark IIの使い方【基本操作・初期設定編】撮影から再生までひととおりわかる

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。

キヤノンのEOS R8 Mark IIを買ったら最初にやることを、箱を開けるところからまとめました。カメラと一緒に用意したいもの、充電とSDカード、レンズの付け方、電源とボタンの使い方、最初にやる設定、写真と動画の撮り方、色の雰囲気を変えるカラーフィルター、撮った写真をスマホに送る方法まで扱います。はじめてカメラを買った方でも、記事の手順をまねすれば、その日のうちに撮影からデータの保存・共有までできます。

この記事で使ったカメラは、キヤノン様からお借りしたものです。発売前に家族旅行へ持ち出して撮った写真も、途中で紹介しています。

EOS R8 Mark IIの発表イベントに行ってきた!実機写真と作例、R8・R6 Mark IIとの違い
キヤノンの新しいフルサイズミラーレス「EOS R8 Mark II」の製品紹介イベントに、発表当日の9月16日に参加しました。会場で撮った実機写真と、動きの速いパフォーマンスを撮った作例、価格やキャンペーン、EOS R8・EOS R6 Mark IIとの違いをまとめます。

YouTubeでも解説しています。

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買ったらそろえるもの

箱の中身と、付属していないもの

箱に入っているのは、次の3つです。レンズキットを買った場合は、ここにレンズが加わります。

入っているもの用途
カメラ本体(ボディキャップ・シューカバー付き)ボディキャップはレンズを付けていないときのふた
バッテリーパック LP-E17(保護カバー付き)カメラの電池
ストラップ首や肩にかけるひも
同梱品
同梱品。本体、バッテリーパック LP-E17、ストラップ

SDカード、バッテリーチャージャー(充電器)、USBケーブル、HDMIケーブルは付属していません。とくにSDカードは、無いと写真が1枚も撮れないので、カメラと一緒に買っておきます。選び方は、このあと「SDカードの選び方」で説明します。

バッテリーチャージャーは別売

このカメラには、充電器が入っていません。充電の方法は2つあります。

方法必要なもの価格(キヤノンオンラインショップ・税込・2026年10月時点)
充電器で充電するバッテリーチャージャー LC-E175,500円
カメラに入れたままUSBで充電するUSB電源アダプター PD-E2、または対応するUSB充電器とケーブルPD-E2 は 17,600円
別売のバッテリーチャージャー LC-E17
別売のバッテリーチャージャー LC-E17

予備のバッテリーを持つなら、充電器もあると安心です。カメラでUSB充電しているあいだに、もう1本を充電器で充電できます。

ケーズデンキ 楽天市場店
¥5,994 (2026/10/10 23:16時点 | 楽天市場調べ)
キヤノン
¥3,580 (2026/10/27 13:53時点 | Amazon調べ)

わたしは、ふだんスマホやノートパソコンに使っているUGREENの45W充電器でも充電できました。USB-Cの充電器を持っている方は、まずUSB充電を試して、足りないと感じたら充電器を買い足す形でもかまいません。

あると便利なエクステンショングリップ EG-E2

必須ではありませんが、カメラと同時に発売された専用のエクステンショングリップ EG-E2(14,850円・キヤノンオンラインショップ、税込、2026年10月時点)も紹介しておきます。今回はカメラと一緒にお借りしました。

エクステンショングリップ EG-E2
エクステンショングリップ EG-E2

カメラの底に取り付けて、グリップを下に延ばすアクセサリーです。付けると小指までグリップに掛かるようになり、しっかり握れます。

EG-E2を付けたところ(レンズは RF45mm F1.2 STM)
EG-E2を付けたところ(レンズは RF45mm F1.2 STM)
EG-E2を付けて握ったところ
EG-E2を付けて握ったところ

わたしは最初、せっかく小さなカメラをわざわざ大きくする意味があるのか、と思っていました。ところが付けてみると握り心地がよく、RF24-240mmのような少し大きいレンズで望遠側を使うときに、構えが安定します。

付けたままでもバッテリーを交換できて、底面には三脚ねじ穴もあります。SDカードはカメラの側面から出し入れするので、グリップは付けっぱなしで使えます。RF45mmのような小さなレンズのときは外しておく、というように、レンズに合わせて付け外しするのがおすすめです。

EG-E2を付けたままバッテリー室のふたを開けられる
EG-E2を付けたままバッテリー室のふたを開けられる

おすすめのレンズ

レンズキットは2種類ありますが、わたしがこのカメラと組み合わせるなら、次の2本を挙げます。

レンズどんなレンズか向いているもの
RF45mm F1.2 STM(レンズキットあり)小さくて軽く、背景を大きくぼかせる人物、身の回りのもの、暗い室内や夜
RF24-240mm F4-6.3 IS USM(別売り)広く写す24mmから、遠くを引き寄せる240mmまで1本で撮れる旅行、子どもの行事、乗り物
RF45mm F1.2 STM を付けたところ
RF45mm F1.2 STM を付けたところ
RF24-240mm F4-6.3 IS USM を付けたところ
RF24-240mm F4-6.3 IS USM を付けたところ

この記事の作例は、ほとんどRF24-240mmで撮りました。家族旅行のあいだ、レンズはほぼ付けっぱなしです。同じ場所から24mmと240mmで撮ると、1本で撮れる範囲の広さが分かります。

ホテルの高台から
ホテルの高台から。24mm、F8、1/160秒、ISO100
同じ場所から240mm
同じ場所から240mm。遠くのビル群まで引き寄せられる。F8、1/200秒、ISO100

RF45mmは、明るさを生かした撮り方が得意です。夜景を背にした写真でも、背景の街の灯りが大きくぼけて、雰囲気のある1枚になります。

ホテルのテラスから見た夜景
ホテルのテラスから見た夜景。RF45mm F1.2 STM、F1.2、1/160秒、ISO8000
夜景を背にしたシルエット
夜景を背にしたシルエット。F1.2のボケで、街の灯りが大きな玉になる。RF45mm F1.2 STM、F1.2、1/160秒、ISO8000

近くのものを雰囲気よく撮るならRF45mm、遠くまで1本で撮りたいならRF24-240mm、と役割で選んでみてください。

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SDカードの選び方

使えるのはSDカード(SDHC/SDXC)です。カードを入れる場所(スロット)は1つで、高速なUHS-IIと、一般的なUHS-Iのどちらにも対応しています。microSDカードを変換アダプターでSDサイズにして使うのはおすすめしません。

カードを選ぶときは、容量と書き込みの速さを見ます。速さは、カードに印刷された「U3」「V30」などのマークで分かります。数字が大きいほど、動画の記録に向いた速いカードです。

使い方おすすめのカード
写真が中心UHS-I、64〜128GB
動画も撮るSDXCの64GB以上、U3(またはV30)以上
4K 59.94pを最高画質の形式で撮るV60以上
SDカードを入れたところ
SDカードを入れたところ
どちらも条件を満たすSDカード
どちらも条件を満たすSDカード。左はUHS-I・V30の128GB(Transcend)、右はUHS-II・V60の64GB(Lexar Professional 1667x)

動画は、多くの設定でU3のカードがあれば記録できます。V60が必要になるのは、4K 59.94pを「XF-AVC S 4:2:2 10bit」という高画質な形式で撮るときです。はじめのうちは気にしなくてかまいません。買ったときの動画の設定はフルHD(29.97p・XF-AVC S 4:2:0 8bit)で、U3のカードがあれば記録でき、64GBのカードに約4時間撮れます。

4Kに切り換えると容量の減りが速くなり、4K 29.97pでは、64GBのカードに約1時間〜1時間25分の動画が入ります(記録形式によって変わります)。家族の行事を動画でも残すなら、128GB以上あると安心です。

いま買えるSDカードでスペックや価格を考慮しておすすめのものはこちらのLexar Silver SDXCカードです。UHS I・V30・128GB。

Lexar
¥9,980 (2026/10/31 12:30時点 | Amazon調べ)

より高性能なUHS-II・V60のカードは下記のものです。

Lexar
¥11,800 (2026/10/27 13:57時点 | Amazon調べ)

また、SDHCカード(32GB以下)では、長い動画が4GBごとのファイルに分かれて記録されます。動画をよく撮る方は、64GB以上のSDXCカードを選んでおくと扱いやすくなります。

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最初に覚えるボタンとダイヤル

ボタンはたくさんありますが、最初に覚えるのは次のものです。

上面のボタンとダイヤル
上面のボタンとダイヤル
背面のボタン
背面のボタン
名前場所何をするものか
電源スイッチ上面・右手側オフ/写真(ON)/動画の3段で切り換える
モードダイヤル上面撮り方(撮影モード)を選ぶ
シャッターボタングリップの上写真を撮る
動画撮影ボタン(赤いボタン)モードダイヤルの横動画の撮影を始める・止める
メイン電子ダイヤルシャッターボタンの後ろ設定を変えるときに回す
サブ電子ダイヤル電源スイッチの上設定を変えるときに回す
MENU(メニュー)ボタン背面・左上設定の画面を開く
INFO(インフォ)ボタン背面画面の表示を切り換える
Q/SET ボタン背面・十字キーの中央よく使う設定を開く(クイック設定)/決定する
再生ボタン・消去ボタン背面・右下撮ったものを見る・消す
名前場所何をするものか

電源スイッチが「オフ/写真/動画」の3段になっているのが、このカメラの特徴です。写真を撮るときは「ON」、動画を撮るときは動画のマークの位置に動かします。右手の親指で切り換えられるので、写真と動画を行き来しやすくなっています。

画面はタッチでも操作できます。メニューの中で迷ったら、シャッターボタンを軽く押せば、いつでも撮影の画面に戻れます。

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バッテリーを充電する

買ったばかりのバッテリーは、フル充電されていません。使う前に充電します。

充電器(LC-E17)で充電する

  1. バッテリーの保護カバーを外します
  2. バッテリーを充電器にしっかり取り付けます
  3. 充電器のプラグを起こして、コンセントに差し込みます
充電器にバッテリーを取り付けたところ
充電器にバッテリーを取り付けたところ

差し込むと自動で充電が始まり、充電ランプがオレンジ色に点きます。終わると緑色のランプに変わります。使い切ったバッテリーの充電は、常温(23℃)で約2時間です。寒い場所では時間が延び、最長で約4時間かかります。

カメラに入れたままUSBで充電する

  1. カメラの電源スイッチをオフにします
  2. カメラの左側面のふたを開けて、USB端子(USB Type-C)にケーブルを差し込みます
  3. ケーブルのもう一方を、USB電源アダプターやUSB充電器につないでコンセントに差し込みます
USBケーブルをつないで充電しているところ
USBケーブルをつないで充電しているところ

充電が始まると、背面のアクセスランプが緑色に点きます。充電が終わるとランプが消えます。

充電中はアクセスランプが緑色に点く
充電中はアクセスランプが緑色に点く

USBをつないだままカメラの電源を入れると、充電は止まり、カメラを動かす電気を送る「給電」に切り換わります。給電中は、画面のバッテリー残量の表示が灰色になります。長い動画や配信のときに電池切れを気にせず撮れますが、給電中もバッテリーが減ることがあるので、フル充電したバッテリーを入れておきます。

キヤノンがすすめているのは、純正のUSB電源アダプター PD-E2です。市販品では、キヤノンが動作を確認したモバイルバッテリー(Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W)がキヤノンの補足情報のページに載っています(2026年9月時点)。市販のUSB充電器は、このページには載っていません。

わたしが使っているUGREENの45W充電器では、問題なく充電できました。ただし、キヤノンが動作を確認した製品ではないので、手持ちの充電器を使うときは、ランプが緑色に点くかを確かめてから使ってください。

充電は、使う当日か前日にしておきます。充電したまま置いておくと少しずつ減っていくためです。しばらく使わないときは、カメラからバッテリーを外しておきます。

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バッテリーとSDカードを入れる

バッテリーは、グリップの底にあるふたから入れます。

  1. バッテリー収納部ふたのロックをスライドして、ふたを開けます
  2. バッテリーの金属の接点がある側から入れて、ロックがかかるまで押し込みます
  3. 「カチッ」と音がするまで、ふたを押して閉めます
バッテリーを入れるところ
バッテリーを入れるところ

SDカードは、グリップ側の側面にあるカバーの中に入れます。

  1. カードスロットカバーを手前に引いて開けます
  2. カードの表(ラベルの面)を手前にして、「カチッ」と音がするまで差し込みます
  3. カバーを閉じて、「カチッ」と音がするまでスライドさせます
カードスロットカバーを開けたところ
カードスロットカバーを開けたところ

カードの側面にある小さなスイッチ(書き込み禁止スイッチ)が、上側になっているかも確かめておきます。下側になっていると、写真を保存できません。

取り出すときは、電源をオフにして、背面のアクセスランプが消えていることを確かめてから開けます。カードを軽く押し込んで離すと出てきます。アクセスランプが点いているあいだは、カードに書き込んでいる最中です。このときにカバーを開けたり、カードやバッテリーを抜いたりすると、写真が壊れる原因になります。

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レンズを付ける・外す

レンズの付け外しは、カメラの電源をオフにしてから行います。

カメラの正面にある、レンズを取り付ける丸い金属の輪の部分を「マウント」といいます。レンズの後ろ側にも同じ形の輪があり、この2つをかみ合わせて固定します。マウントの形はメーカーやシリーズごとに決まっていて、EOS R8 Mark IIに付けられるのは「RFマウント」用のレンズ(RFレンズ・RF-Sレンズ)です。

ボディキャップを外したところ。丸い金属の輪がマウントで、上に赤い印がある
  1. レンズの後ろのキャップ(ダストキャップ)と、カメラのボディキャップを回して外します
  2. レンズとカメラにある赤い印を合わせて、レンズをマウントに差し込みます
  3. 「カチッ」と音がするまで、レンズを回します
  4. レンズの前のキャップを外します
レンズとカメラの赤い印を合わせる
レンズとカメラの赤い印を合わせる
印を合わせて差し込み、「カチッ」と鳴るまで回す
印を合わせて差し込み、「カチッ」と鳴るまで回す

外すときは、マウントの横にあるレンズロック解除ボタンを押しながら、付けたときと逆の方向に止まるまで回します。外したレンズにはダストキャップを、カメラにはボディキャップを付けておきます。

カメラの中にほこりが入ると、写真に黒い点として写り込むことがあります。レンズの交換は、ほこりの少ない場所で手早く済ませるのがコツです。奥に見える四角い部品(撮像素子)には、指で触れないようにしてください。

レンズに「AF/MF」の切り換えスイッチがあるときは、AF(自動でピントを合わせる)にしておきます。RF24-240mmのように切り換えスイッチがないレンズでは、カメラのメニューの[フォーカスモード]で[AF]になっているかを確かめます。

RF24-240mm の側面
RF24-240mm の側面。手ブレ補正(STABILIZER)は ON にしておく
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電源を入れて、最初の設定をする

電源スイッチを「ON」にします。初めて電源を入れると、次の画面が順番に出てきます。

  1. 言語:[日本語]を選びます
  2. パスワード:6桁の数字を決めて入力し、確認のためもう一度入力します
  3. 日付/時刻/エリア:エリア(地域)を[東京/ソウル]にしてから、日付と時刻を合わせます
  4. [ようこそ]:スマホとつなぐ案内です。あとからでもできるので、ここでは[キャンセル]で飛ばしてかまいません
最初に出る言語の画面
最初に出る言語の画面
6桁のパスワードを入力する
6桁のパスワードを入力する
日付/時刻/エリアの設定
日付/時刻/エリアの設定
スマホとつなぐ案内
スマホとつなぐ案内。あとからでもできる

パスワードは、カメラを盗まれたときなどに、他人に悪用されないようにするためのものです。電源を入れるたびに入力を求められます。毎回の入力を省きたいときは、入力画面で[次回から確認しない]にチェックを付けます。

電源を入れたときのパスワード画面
電源を入れたときのパスワード画面。[次回から確認しない]にチェックを付けると、次から入力を省ける

パスワードで守られるのはカメラの操作だけで、カードの中のデータは守られません。

日付と時刻は、撮った写真に記録されます。あとで写真を日付で探すときに困らないよう、必ず合わせておきます。

電源をオフにしたときに小さな音がすることがあります。撮像素子に付いたほこりを落とす自動清掃の音で、故障ではありません。

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メニューとクイック設定の使い方

カメラの設定は、MENUボタンで開くメニュー画面から変えます。上に並んだタブ(撮影・AF・再生・通信機能・機能設定など)で分かれていて、スマホと同じように画面をタッチして選べます。

メニュー画面
メニュー画面。上に並ぶアイコンがタブ(赤いカメラのマークが撮影タブ)

Q/SETボタンを押すと、撮影画面の上に、よく使う設定がまとめて表示されます(クイック設定)。メニューを開かずに、その場で設定を変えられるので、迷ったらまずQと覚えておきましょう。変えたい項目をタッチするか、ダイヤルで選びます。

クイック設定の画面
クイック設定の画面。左右に並ぶ項目を選ぶと、下に選択肢が出る

灰色で表示されている項目は、ほかの設定が優先されていて、いまは変えられないものです。探している設定が見つからないときは、モードダイヤルの位置を確かめてみてください。

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最初にやっておく基本の設定

撮りはじめる前に、次の5つを済ませておきます。

設定場所おすすめ
カードの初期化機能設定:カード初期化新しいカードは最初に1回
グリッド撮影:撮影情報表示設定 → グリッド9分割
電子音機能設定:電子音静かな場所で撮るなら「切」
撮影画像の確認撮影:撮影画像の確認最初は「2秒」のまま。
慣れたら「切」がおすすめ
記録画質撮影:記録画質はじめは JPEG の「L」
RAWの設定もここから可能

カードを初期化する

新しく買ったカードや、ほかのカメラ・パソコンで使ったカードは、このカメラで「初期化」してから使います。初期化は、カードの中を空にして、このカメラで読み書きできる状態に整える作業です。

  1. MENUボタンを押して、[機能設定]タブ(黄色いスパナのマーク)の[カード初期化]を選びます
  2. [OK]を選びます
機能設定タブの[カード初期化]
機能設定タブの[カード初期化]
カード初期化の画面
カード初期化の画面。[物理フォーマット]のチェックもここで入れる

初期化すると、カードの中身はすべて消えます。ほかで使っていたカードは、必要なデータをパソコンなどに保存してから行ってください。4K動画を撮る方は、初期化の画面で[物理フォーマット]にチェックを入れると、カードの性能を引き出せます。

グリッドを表示する

撮影画面に縦横の線(グリッド)を出しておくと、水平をとったり、主役をどこに置くか決めたりしやすくなります。

  1. [撮影]タブの[撮影情報表示設定]を選びます
  2. [グリッド]を選び、線の種類を選びます
撮影タブの[撮影情報表示設定]
撮影タブの[撮影情報表示設定]
グリッドは[表示しない][9分割][24分割][9分割+対角]から選べる
グリッドは[表示しない][9分割][24分割][9分割+対角]から選べる

おすすめは、画面を縦横3つずつに分ける[9分割]です。風景なら地平線を横の線に、人物なら顔を線の交わるあたりに置くと、バランスのよい写真になります。斜めの線も入る[9分割+対角]は、画面の中心をとりたいときに使えます。

グリッドを表示した撮影画面(9分割+対角)
グリッドを表示した撮影画面(9分割+対角)

INFOボタンで画面の表示を切り換える

撮影中にINFOボタンを押すと、押すたびに画面の表示が切り換わります。撮影の基本の情報だけの画面、設定の情報がたくさん出る画面、水平を確かめる水準器や明るさのグラフ(ヒストグラム)が出る画面、情報を消して写すものだけを見る画面などを行き来できます。

基本の情報だけの画面
基本の情報だけの画面
設定の情報がたくさん出る画面
設定の情報がたくさん出る画面
水準器とヒストグラムが出る画面
水準器とヒストグラムが出る画面
情報を消した画面
情報を消した画面

被写体が情報に隠れて見づらいときは、情報の少ない画面にしておくと撮りやすくなります。使わない画面は、[撮影情報表示設定]の[モニター情報表示カスタマイズ]で、チェックを外して出ないようにできます。

[モニター情報表示カスタマイズ]
[モニター情報表示カスタマイズ]。チェックを外した画面は、INFOボタンで出なくなる

電子音・撮影画像の確認・記録画質

電子音は、ピントが合ったときの「ピピッ」という音です。式典や寝ている子どもを撮るなど、静かな場面で撮るなら[機能設定]タブの[電子音]を[切]にします。ピントが合ったかどうかは、枠の色で分かります。

[電子音]を[切]にする
[電子音]を[切]にする

撮影画像の確認は、撮った直後に写真を表示する時間です。[切][2秒][4秒][8秒][ホールド]から選べます。はじめは撮れたかを確かめられるので[2秒]がおすすめです。慣れて次の撮影の邪魔に感じたら[切]にします。

[撮影画像の確認時間]の選択肢
[撮影画像の確認時間]の選択肢

記録画質は、はじめはJPEGの「L」(いちばん大きいサイズ)がおすすめです。写真をあとから仕上げるRAWという形式もありますが、このあと紹介するカラーフィルターはRAWでは使えません。RAWの欄は「-」(記録しない)にしておきます。

記録画質の画面
記録画質の画面。上の段がRAW、下の段がJPEG
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写真を撮る(Pモード)

構え方と「半押し」

カメラは、右手でグリップを包むように握り、左手でレンズを下から支えます。わきを締めて、ファインダーをのぞくときはカメラを額に付けるようにすると、ぶれにくくなります。

グリップを握ったところ。片手でも撮影できますが、ブレを防ぐためには左手でレンズを支えたほうが良いです
ファインダーを覗いて額でもカメラを支えるようにするとより安定してカメラを構えられます

シャッターボタンは2段階になっています。

  • 半押し:軽く押して、1段目で止めます。カメラがピントと明るさを合わせます
  • 全押し:半押しから、さらに奥まで押し込みます。シャッターが切れて撮影されます

半押しでピントを合わせてから、ゆっくり全押しするのが手ブレを防ぐコツです。

画面は、背面のモニターと、のぞいて見るファインダーの2つがあります。ファインダーに目を近づけると、自動でファインダー側に表示が切り換わります。モニターは横に開いて向きを変えられるので、低い位置から撮るときや、自分を撮るときに便利です。

モニターを横に開いたところ
モニターを横に開いたところ

Pモードで撮る

モードダイヤルで選ぶものを「撮影モード」といいます。明るさやピントを、カメラがどこまで自動で決めるかを選ぶものです。最初は[P]がおすすめです。

Pモードは、明るさをカメラが自動で決めてくれるモードです。それ以外の設定(ピントの合わせ方や色、カラーフィルターなど)は、自分で変えられます。モードダイヤルには、すべてをカメラにまかせる[A+]もありますが、こちらは失敗を防ぐために多くの設定が自動で決まり、変えられる項目が限られます。撮っているうちに「ここを変えたい」と思ったときに困らないよう、最初からPで覚えておくのがわたしのおすすめです。

  1. 電源スイッチを ON にします
  2. モードダイヤルを [P] に合わせます
  3. 写したいものにカメラを向けて、シャッターボタンを半押しします。ピントが合うと枠が緑色になります
  4. そのまま全押しして撮影します
モードダイヤルとPの位置(上面)

人の顔にカメラを向けると、目の近くに枠が出て、そこにピントを合わせます。買ったときの設定のままで、人の顔を見つける機能が働きます。画面に写っている人や物を指でタッチして、ピントを合わせる場所を選ぶこともできます。

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動画を撮る

  1. 電源スイッチを、動画のマークの位置に動かします
  2. モードダイヤルは [P] のままでかまいません
  3. 動画撮影ボタン(赤いボタン)を押すと、撮影が始まります
  4. もう一度押すと、撮影が止まります
動画撮影中
動画撮影中。画面の右上に「REC」とまわりに赤い枠が出て、カメラの肩のタリーランプも赤く光る

動画でPモードにすると、明るさをカメラが自動で合わせる「動画自動露出」になります。ピントも、撮影しているあいだカメラが合わせ続けてくれます。

撮影中は、画面の右上に「REC」、画面のまわりに赤い枠が出ます。カメラの前面、左肩のあたりにあるタリーランプ(撮影中を知らせるランプ)も赤く光るので、自分を撮っているときも、撮れているかが分かります。

バッテリー1本で撮れる動画の長さは、4K 59.94pで約40分、フルHD 29.97pで約2時間が目安です(キヤノンの測定条件による)。長く撮る日は、予備のバッテリーかUSB給電を用意しておきます。

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撮った写真と動画を見る・消す

再生ボタンを押すと、最後に撮った写真(または動画)が表示されます。

  • 写真を送る:ダイヤルを回すか、画面を指で左右にスワイプします
  • 大きくして見る:画面を2本の指で広げます
  • 撮影に戻る:もう一度再生ボタンを押すか、シャッターボタンを半押しします
再生画面(1枚表示)
再生画面(1枚表示)
2本の指で広げると、細かいところまで拡大して確かめられる
2本の指で広げると、細かいところまで拡大して確かめられる

動画は、画面のまん中に再生マーク(▶)が出ます。この再生マークを押すと、再生が始まります。

動画の再生画面
動画の再生画面。まん中の再生マークを押すと再生が始まる

Q/SETボタンを押したときは、すぐには再生されず、クイック設定の画面が出ます。そこで[動画再生]の項目をタッチすると再生できます。

Q/SETボタンを押すと出る画面
Q/SETボタンを押すと出る画面。[動画再生]から再生できる
再生中の画面
再生中の画面。右下に再生時間と音量が出る

再生中は、赤い動画撮影ボタンで「動画だけ/写真だけ」の表示を切り換えることもできます。

いらない写真を消すときは、その写真を表示して消去ボタンを押し、[消去]を選びます。消した写真は元に戻せません。迷う写真は残しておいて、パソコンに取り込んでから整理するほうが安心です。

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カラーフィルターで色の雰囲気を変える

EOS R8 Mark IIには、撮る写真や動画の色の雰囲気を変える「カラーフィルター」が16種類あります。このカメラで新しく、フィルムで撮ったような色になる「NegativeFilmtone(ネガフィルムトーン)」と「PositiveFilmtone(ポジフィルムトーン)」の2つが加わりました。撮ったあとに加工しなくても、カメラの中で色づくりまで済みます。

カラーフィルターの案内画面
カラーフィルターの案内画面

カラーフィルターの選び方

クイック設定から選ぶのが早くて分かりやすい方法です。

  1. Q/SETボタンを押して、クイック設定を開きます
  2. 右側に並ぶ項目から、色の設定(カラーモード)を選びます
  3. 画面に[⊞ COLOR]と出ているとおり、背面の[⊞]ボタン(AFフレーム選択ボタン)を押して、[ピクチャースタイル]から[カラーフィルター]に切り換えます
  4. 画面の下に並んだ一覧から、使いたいフィルターを選びます
  5. INFOボタンを押すと、効果の強さを0〜100%(10%きざみ)で変えられます
クイック設定でカラーフィルターを選んだところ
クイック設定でカラーフィルターを選んだところ。下に一覧、INFOで強さ(ここでは100%)

MENUボタンからも選べます。

  1. [撮影]タブの[カラーモード]を選びます
  2. [ピクチャースタイル]と[カラーフィルター]の2つのアイコンから、右側の[カラーフィルター]を選びます
  3. INFOボタン(設定変更)を押すと、16種類の一覧が出るので、使いたいフィルターを選びます
撮影タブの[カラーモード]
撮影タブの[カラーモード]
右側のアイコンを選ぶと[カラーフィルター]になる
右側のアイコンを選ぶと[カラーフィルター]になる
16種類のカラーフィルターの一覧
16種類のカラーフィルターの一覧。INFOボタンで強さを変えられる

記録画質がRAWのときは使えないので、JPEGにしておきます。写真だけでなく、動画のPモードでも同じように選べます。

ネガフィルムトーンとポジフィルムトーン

新しく加わった2つは、同じ場所で撮ると違いがよく分かります。

NegativeFilmtone・強さ100%
NegativeFilmtone・強さ100%。明暗の差をおさえた、やわらかくくすんだ色
PositiveFilmtone・強さ100%
PositiveFilmtone・強さ100%。明暗の差がはっきりして、色がくっきり出る

ネガフィルムトーンは、暗いところを持ち上げて、全体をやわらかい色にします。日常のスナップや人物を、穏やかな雰囲気で残したいときに合います。ポジフィルムトーンは、明暗をはっきりさせて、鮮やかな色にします。晴れた日の風景や、料理の写真に向いています。

効果が強すぎると感じたら、INFOボタンで強さを下げます。下は、ネガフィルムトーンを10%まで下げたものです。色の方向は残しながら、芝生の緑が戻ってきます。

NegativeFilmtone・強さ10%
NegativeFilmtone・強さ10%
PositiveFilmtone で撮った空港のカフェの料理
PositiveFilmtone で撮った空港のカフェの料理

家族旅行のVlogは、動画をすべてカラーフィルターで撮って、編集で色を調整せずに仕上げています。

16種類を撮り比べ

同じ被写体を、16種類すべてのカラーフィルターで撮り比べました。どちらの画像も、左上は比べる基準として、フィルターを使わずに撮ったもの(ピクチャースタイルの[スタンダード])です。

カラーフィルターの撮り比べ(1)
カラーフィルターの撮り比べ(1)。フィルターなし、NegativeFilmtone〜Sepiatone
カラーフィルターの撮り比べ(2)
カラーフィルターの撮り比べ(2)。フィルターなし、AccentRed〜ClearAmber

そのほかのカラーフィルター

残りの14種類も、場面に合わせて選べます。

フィルターどんな色になるか合う場面
StoryTeal&Orangeマットな色で、暗いところは青緑、明るいところは橙日中のコントラストの強い場面、照明のある部屋など明暗差のある場面
StoryMagentaマットな色で、全体を赤紫に同上
StoryBlueマットな色で、全体を青に同上
PaleTeal&Orange暗いところは青緑、明るいところは橙明暗差があり、橙や黄色を含む場面
RetroGreen色を薄くして、全体を緑寄りに古い建物、街並み
Sepiatone色を薄くして、セピア調に同上
AccentRed赤以外の色を薄くする赤い色を含む場面
TastyWarm鮮やかで、中間の明るさを明るく、暖色寄りに暖色系の食べ物・飲み物
TastyCool鮮やかで、中間の明るさを明るく、寒色寄りに寒色系の食べ物・飲み物
BrightAmberコントラストを下げ、暗い雰囲気を残して暗部を明るく、暖色寄りに暖かい色の照明に照らされた薄暗い場面
BrightWhiteコントラストを下げ、暗い雰囲気を残して暗部を明るく、寒色寄りに同上
ClearLightBlueコントラストを下げ、暗いところを明るくして、薄い青に明るい夜の街並み、室内
ClearPurpleコントラストを下げ、暗いところを明るくして、薄い紫に同上
ClearAmberコントラストを下げ、暗いところを明るくして、薄い橙に同上
フィルターどんな色になるか合う場面

※「どんな色になるか」と「合う場面」は、キヤノン公式のオンラインマニュアル「カラーモード」にあるフィルターの効果と推奨シーンを、言葉をやさしくしてまとめたものです。「同上」は、マニュアルで上の行と同じ推奨シーンになっているものです。

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スマホに写真を送る(Camera Connect)

キヤノンの無料アプリ「Camera Connect」を使うと、撮った写真をスマホに送れます。旅先から家族にすぐ写真を送れます。アプリを使うには、Canon ID(無料)でのログインが必要です。

  1. スマホのBluetoothとWi-Fiを両方オンにします
  2. カメラのMENUから、[通信機能]タブ(紫色のマーク)の[スマートフォン(タブレット)と接続]を選びます
  3. [接続機器の追加]を選びます
  4. ペアリング(つなぐ相手の登録)の説明が出たら[OK]を選びます
  5. カメラにQRコードが出ます。アプリをまだ入れていない方は、スマホのカメラでこのQRコードを読み取ると、アプリの入手先が開きます。入れ終わったら、SETボタンで次へ進みます
  6. スマホで Camera Connect を開き、カメラの画面に出ている名前(EOSR8m2_ではじまる名前)のカメラを選びます
  7. スマホとカメラにメッセージが出たら、画面の案内どおりに進めて完了です
通信機能タブの[スマートフォン(タブレット)と接続]
通信機能タブの[スマートフォン(タブレット)と接続]
[接続機器の追加]を選ぶ
[接続機器の追加]を選ぶ
アプリを入れていなければ、このQRコードから入れられる
アプリを入れていなければ、このQRコードから入れられる
アプリを開くように案内され、カメラの名前が表示される
アプリを開くように案内され、カメラの名前が表示される
スマホ側でペアリングを進めているところ
スマホ側でペアリングを進めているところ
つながると、アプリのホーム画面にカメラが表示される
つながると、アプリのホーム画面にカメラが表示される

つながったら、アプリの[画像を取り込む]から、カメラの中の写真を選んでスマホに保存できます。

Camera Connect のホーム画面(スマホのスクリーンショット)
Camera Connect のホーム画面(スマホのスクリーンショット)
カメラの中の写真の一覧
カメラの中の写真の一覧。選んでスマホに保存できる

ペアリングは、スマホのBluetooth設定画面からではなく、必ずアプリから行います。なお、ペアリングしておくと、カメラの電源を切っていても通信が続きます。

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まとめ

EOS R8 Mark IIを買ってから、必要なものをそろえて撮影やデータの保存ができるようになるまでの流れをまとめました。

  • 充電器とSDカードは付属しないので、カメラと一緒に用意します。充電はUSBでもできます
  • 最初にカードの初期化とグリッドの設定を済ませておくと、そのあと迷いません。画面の表示はINFOボタンで切り換えられます
  • 撮るときはPモードから始めると、明るさはカメラにまかせたまま、ほかの設定を少しずつ覚えていけます
  • 慣れてきたらカラーフィルターで、撮ったままの写真に好みの雰囲気を付けてみてください

ここまでできたら、あとは撮りながら慣れていきましょう。撮影モードの使い分けは、以前の記事にもまとめています。

キヤノン一眼カメラEOSシリーズの撮影モードを初心者向けに解説!
キヤノンの一眼カメラのモードダイヤルについて解説します。マニュアルモードやAvやTvなどの半マニュアルモードや、プログラムオートなどそれぞれのモードの違いや、初心者の人におすすめのモードを説明します。

カメラの基礎(明るさ・ボケ・ブレのしくみ)は、YouTubeの再生リストで、はじめての方向けにひとつずつ解説しています。

カメラの基礎を学ぼう【初心者でも安心のわかりやすい解説】

この記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。

EOS R8 Mark II を買うなら

EOS R8 Mark II は、発売を記念したキャッシュバックの対象です。ボディーとレンズキットは2万円、RF24-240mm F4-6.3 IS USM も本体と同時に買うと2万円が戻ります(RF45mm F1.2 STM の単体は対象外)。購入期限は2027年1月12日です(2026年10月時点)。

EOS R8 Mark II 発売記念キャッシュバック(キヤノン)

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