フェリシモおてらぶの「スクラッチアート 削仏プログラム」を紹介します。黒い紙を専用のペンでカリカリと削り仏様の姿を描くというものです。削仏セットにはお香や、仏教の教えや仏像豆知識について書かれたテキストが付属。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
ここのところ忙しく過ごしておりまして、普段なら家でゴロゴロするのが性分なのに色々なところに出かけています。ちょっと疲れがたまっているのを感じるようになりました。そこで気分転換に仏像のスクラッチアート「削仏」をやってみることに。カリカリと専用のシートを削る地味な作業なのですがこれがけっこう楽しい。詳しくご紹介します。
フェリシモおてらぶ
「削仏」に興味をもったきっかけはフェリシモのおてらぶ。フェリシモの部活のひとつで、お寺文化から暮らしを心豊かにするヒントを探す活動をしています。先日フェリシモおてらぶの方と話をしていた時に、スクラッチアートで仏像を描く「削仏」という新しいプログラムが始まったと聞きました。ありがたいことにサンプルをいただくことができましたのでご紹介いたします。
スクラッチアート 削仏プログラムの詳細
削仏プログラムの主な内容
「スクラッチアート 削仏プログラム」は、自宅でできる習い事「ミニツク」シリーズの商品です。仏像の下絵が描かれた専用のシートと、そのシートを削るスクラッチペンなどがセットになっています。
商品内容
- スクラッチアートシート4枚
- スクラッチペン(第1回のみ)
- 飾り用台紙
- ひものお香1本とホルダー
- テキスト1冊(A5判 16ページ)
全部で6回のプログラムなのですが、1回あたり4枚の削仏シートがあります。なのでプログラムを最後までやると全24種類の仏像スクラッチアートをできるようになっています。
第1回は銀色ベースのシートが4枚で、第2回は金色ベースのシートが4枚、第3回は銀色4枚で、第4回は金色4枚とカラーバリエーションは各回交互で入れ替わります。
実際に「削仏」をやってみた!
わたしも「削仏」してみることに。あまり細かいのは難しそうなので比較的シンプルな絵柄のシートを選びました。
わたしが選んだのはみなさまご存知の「白多羅菩薩」。知ってますよね有名な白多羅菩薩。わたしは博学なのでもちろん名前を知っていましたよ、と言いたいところですが全然知りませんでした。ちゃんとテキストに今回削仏することになる仏像の名前や解説が書いてあります。
楽しみながら仏像に詳しくなれるのがこのプログラムの嬉しいところ。今度から仏像見かけた時に「あ、白多羅菩薩だ。この仏様は健康と長寿をもたらすご利益があると信じられていてね…」なんてことをサラッと言えるようになるわけです。
付属していた専用のスクラッチペンを使います。かっこいい。
テキストにはスクラッチのコツも書いてあるので安心です。
上の写真のように準備を整えました。削りかすがでるので、下敷きに紙を用意しました。あと付属していたヒモのお香もせっかくなので使ってみることに。
お香って良いですよね。これだけで気持ちが落ち着く…
さあ、いよいよ削仏スタート!
ペンで線をなぞるとカリカリ、カリ、と静かな音が立ちます。ささやかだけど確かに手に伝わってくる「彫る感触」が心地よいです。ペンで彫ったところには美しいキラキラした下地が見えてきます。
動画も撮ってみました。
動画だとちょっと暖房の音が気になりますが、基本的には静かな室内でそこにカリカリとペンを動かす音がするような環境でした。お香もあいまって、普段のせわしい生活からしばし離れた感覚です。
フェリシモ公式の動画も気持ち良いのでぜひ見てください。
こうやって仏様の姿がしだいに描かれていく様子は気持ち良いですよね。
夢中になってカリカリと彫っていたらあっという間に終わってしまいました。準備して彫り終わるまでだいたい30分ほどでしょうか。線をなぞるだけなら意外とすぐにできるような印象でした。絵心のある人は仏像のまわりにオリジナルの装飾をしたり、自分のサインなど文字を入れても良いかもしれません。
完成した削仏はリビングに飾りました。キラキラした下地は光の当たり方によって色が変わるので虹のように見えます。
お坊さんのありがたいお話が漫画とテキストに
削仏プログラムに付属するテキストには、削仏スクラッチアートのやり方や楽しみ方のほか、仏様の解説、僧侶の杉山本學さんのお説法と漫画が載っています。
参考(本學さんのウェブサイト):仏像のある暮らし 多羅堂
思わず「へー」と言ってしまいそうな仏様に関する知識や、ありがたい仏教の話を親しみやすい文章で書いてくれています。
この削仏プログラムは6つの欲望と向き合うことをテーマにしています。人間は様々な悩みや葛藤を抱えていますよね。仏教の世界では煩悩には様々な種類があり、108とか8万4千もの煩悩があるとされています。そのたくさんある煩悩のなかでも代表的な「六大煩悩」が、貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴、慢、疑、悪見です。
全6回のプログラムでは毎回この六大煩悩のひとつと向き合うお話がテキストに掲載されています。第1回は「貪欲」(とんよく)でした。自分の好きなものについて、強い執着や激しい欲望、貪る心を起こすことです。例えば、大好きなあの人とどうしてもずっと一緒にいたいという気持ち。あれが欲しい、これも欲しい、ぜんぶ欲しい、そんな物欲もそうです。
わたし自身物欲まみれでして、まあ色んなものを買っています。主にカメラ関連でカメラ本体やらレンズやらアクセサリーやらを買って使っています。このカメラでこれが撮りたい、あのカメラであれが撮りたい。気持ちと欲ばかりが先行していくら時間があっても足りません。気づけばちょっと精神的に疲れを感じるように。
基本的にカメラなんて同時に複数台つかえないわけです。腕が何本あっても足りません。冷静に考えるとこれらのカメラの写真を撮っているカメラがもうひとつある。これはわりとやばい。
テキストにはそんな異常な執着心を持つわたしの心をすこし冷静にしてくれるありがたいお話が書いてありました。なんでもかんでも欲しがったり、なにかに強い執着心を持っているような人はぜひこの「削仏プログラム」のテキストに目を通してみてください。
全6回制でじっくり楽しめる
「スクラッチアート削仏プログラム」を手がけるフェリシモは月1回制の通販です。1回買い切りのものもあれば、複数回セットの商品もあります。「削仏プログラム」は全6回セット。1ヶ月に1回商品が届くので、半年かけて楽しめるようになっています。基本的には一度申し込むと半年間続ける仕組みです。一度申し込めばもう手続きの必要はなくて、自動で半年間続けられます。
「削仏プログラム」はこんな人におすすめ
- 自宅でリフレッシュする時間を持ちたい!
- 写経や写仏に興味がある!
- お寺めぐりや仏像美術が好き!
- お坊さんから仏教の話が聞きたい!
わたしは仏教には詳しくないのですが、以前から仏像が好きだったんですよね。単純に美術品として素晴らしいと思うんですよ。実に美しい。だから奈良や京都に立派な仏像を見に行ったことが何度かあります。そういう旅ももちろん良いのですが、こうやって自宅にいながら仏像アートをゆるりと楽しんで、仏様や仏教に詳しくなれるものすごく嬉しいです。旅は時間がかかって疲れたりもするし、展示の内容が難しくて頭になかなか入ってこないんですよね。その点この「削仏プログラム」は気軽に楽しめてよくできていると思いました。
商品の詳細・お申し込みはこちらから → フェリシモ スクラッチアート 削仏プログラム[6回予約プログラム]【送料:450円+税】
フェリシモは色々とユニークで面白い商品があるのでほかにもチェックしてみてください。
フェリシモおてらぶには「邪鬼ポーチ」や「らほつニット」などがあり売れ筋です。こちらは商品を1回買い切りの「ジャストワン」という仕組みん商品になります。
フェリシモ もちもち邪鬼ポーチ 渋みが増した灰次郎【送料:450円+税】
フェリシモ なりきり仏像スタイル らほつニットキャップおはぎ あんこ【送料無料】
身近なところにお寺はある
お寺って身近なところにあるんですよね。当サイトは神戸のローカル情報を多く取り上げているので、神戸のお寺を紹介しましょう。
神戸のお寺
神戸市で有名なお寺といえば「須磨寺」や「能福寺」があります。須磨寺は源平合戦ゆかりの地、能福寺は兵庫大仏で知られています。
また「神戸には時宗のお寺がありますよ」とフェリシモおてらぶの方から教えていただきました。時宗とは一遍上人(いっぺんしょうにん)の開いた宗派で、もとはお寺を持たず歩いて説法して回っていたそうです。また一遍上人がすすめた踊念仏がいまの盆踊りの源流であるとも言われています(参考:盆踊りの起源といわれる【踊り念仏】)。
地元でも知らない場所がまだまだたくさんあるので本を買って勉強することにしました。今後もお寺巡りをしてみようと思います。
参考:文化財公開の寺・神社|神戸公式観光サイトFeelKOBE
漫画もおすすめ!
仏教を学ぶのには漫画もおすすめです。有名なのは「聖☆おにいさん」。わたしも愛読しています。めっちゃおもしろい。
「聖☆おにいさん」は、アマゾンPrime Videoで映画も見られます。
あと、フェリシモおてらぶの方から教えてもらったのは「阿・吽」という漫画。こちらも人気があるようです。
身近なところにお寺はあって、その教えはわたしたちの生活に役立つものが多いです。わたしも貪欲を抱える自分を一度冷静に見て、今後の生活を改めていきたいと思います。
参考ウェブサイト:フェリシモ スクラッチアート削仏プログラム
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また買ってしまった…(大量に)
- ピークデザイン製品を愛用する理由|I love Peak Design
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