リコーのコンパクトデジタルカメラ「GRⅢ」(GR3)を購入して以来毎日のように携帯して撮影しています。気になるのがバッテリーの持続時間。小さな電池なのですぐに充電切れになってしまいます。わたしなりに解決策を模索しました。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。コンデジのGR3はとても小さくてポケットにも入るサイズなので、本当に気軽に持ち出すことができます。調子に乗ってたくさん撮影してしまうのですが電池が持ちません。電池持ちの悪いGR3との付き合い方についてわたしなりにしっくりくる方法がわかってきたのでご紹介します。
GR3のバッテリー持ちの悪さに関する対策
予備バッテリーと充電器は必須
GR3の充電バッテリーは「DB-110」。GR3にはこのバッテリーひとつと、充電用のUSBケーブルとそれに繋ぐ電源プラグが付属するのみです。これだけだとひとつの充電が切れると再び充電が完了するまでカメラを使えなくなってしまいます。ですので予備バッテリーと充電器の購入は必須と言っても良いでしょう。
ここで考えるのはバッテリーをいくつ買うべきか、ということ。わたしはバッテリーをひとつだけ買い足しました。つまり最初に付属したものとあわせてバッテリーはふたつです。ただし率直に言ってバッテリーふたつでは1日しっかり撮影するには心もとない量です。それでもわたしはふたつだけにしました。その理由は後ほど説明します。
モバイルバッテリーで充電
GR3はUSB充電に対応しているのでモバイルバッテリーで充電できます。なのでわたしはもともと持っていた「Anker PowerCore Fusion 5000」を利用しています。
このモバイルバッテリーの良いところは、まず小さいこと。荷物が増えるとせっかく身軽に撮影できるGR3のメリットを台無しにしてしまいます。これくらいのサイズ・重量ならわたしは許容範囲。それに「Anker PowerCore Fusion 5000」は同時にふたつの機器を充電できます。つまりスマホの充電にも使えるので普段から持ち歩いていて損はないです。
さらに「Anker PowerCore Fusion 5000」は折りたたみ式の電源プラグがあるのでコンセントに直接さすことができます。つまりGR3付属の電源プラグ代わりとしても使えるということです。
こないだ一泊二日の旅行にGR3を持って行ったのですが、移動途中でモバイルバッテリーに繋いでいたので結局まったく電池を交換することなく過ごすことができました。カフェや新幹線などでは電源もとれるのでバッテリーには困りませんでした。
電池が切れたら撮らないという潔さ
GR3を使っていて気づきました。一番大事なのは「もうバッテリーが切れたら諦める」という気持ちです。「何を言うてんねん」というツッコミもあるかもしれませんが、これがしっくりくるんですよ。
気軽で身軽になれるカメラ。それがGR3の魅力だとわたしは思っています(参考:心まで身軽になれるコンデジGR3 実機を触って欲しくなってしまいました)。せっかくコンパクトでミニマルなカメラなのに、予備バッテリーをたくさん持ち歩くのってださくないですか?大容量の重たいモバイルバッテリーをカバンに入れるのも嫌です。省エネを意識してこまめに電源をオフにしたりとケチケチ使うのもなんだか気持ち的に疲れます。
そもそも個人の趣味であれば1日に無理して大量に撮る必要はありません。たくさん撮ってもあとで写真を選別して管理するのが大変です。無理のないペースでカメラを使っていれば自然とシャッター数も落ち着いて、バッテリー持ちを不満に思うことも少なくなりました。カメラの充電が切れたらそれはもう充分な数を撮ったということです。
もし長時間にわたって撮影しなければならないのであれば、電池持ちの良いほかのカメラを使うべきでしょう。例えばわたしならキヤノンのEOS Rを持っています。ミラーレスカメラとはいえ大容量バッテリーなので電池持ちは悪くありません。カメラも適材適所です。
気持ちもGRに合わせる
よくカメラが変わると撮れるものが変わると言われます。それと同時にカメラを変えるならカメラマン側も変わっても良いのかもしれません。GR3を使うときはGR3を使うときの自分にスイッチを切り替えてみてはいかがでしょうか。
楽しく撮影してバッテリーが切れたらそれでおしまい。あとは心のなかに記憶すれば良い。それくらいの心持ちがちょうど良いと思います。GR3はよく欠点としてバッテリーの持ちが悪いことがあげられるのですが、わたしにとってはそんなに大きな問題ではないと感じています。
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