神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。カメラの物欲にまみれているAki(@Aki_for_fun)です。
せっかく買うなら今持っているカメラにはできない機能が欲しいと思って調べているとPanasonic GH5のようなマイクロフォーサーズのカメラが気になってきました。マイクロフォーサーズのレンズを見ていると「こんなレンズあるんだ!」と感激したものが少なからずあるのでご紹介したいと思います。
望遠ズームレンズ
マイクロフォーサーズマウントの明らかな強みは望遠撮影です。同じ焦点距離のレンズでも小さいセンサーサイズの方が画角が狭くなりより望遠で撮影する効果を得られます。
こと望遠になるとフルサイズよりAPS-Cの方が、APS-Cよりマイクロフォーサーズの方が手軽に撮影できます。望遠レンズをより安価に、軽量システムで撮影できるのはマイクロフォーサーズの大きな魅力です。
Panasonic LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 II ASPH. /POWER O.I.S.
35mm判換算400mmの望遠レンズを実売5万円未満で買えてしまいます。Dual I.S.2対応なのでGH5のようなカメラと組み合わせればレンズの手振れ補正とボディの手振れ補正を合わせて強力に手振れを防いでくれます。手振れしやすい望遠撮影ではこの機能は非常に心強いですね。
参考:進化した手ブレ補正機能 Dual I.S.2 / Dual I.S. | Panasonic
Panasonic LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 II /POWER O.I.S.
35mm判換算200~600mmを実現する超望遠ズームレンズ。キヤノンでこれを実現しようとしたら例えばEF70-200mm F2.8L IS II USMにエクステンダー(テレコンバーター)の組み合わせをAPS-C機で使うことになります。大型・重量級のシステムになりお金もたくさん必要です。パナソニックのこのレンズなら実売約6万円(安すぎる!)でレンズの重量は520g。またDual I.S.2対応、防塵防滴というのも嬉しいポイント。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
オリンパスからも同様に600mm相当の望遠レンズが出ています。オリンパスはボディ内で手振れ補正を行うのでレンズには手振れ補正機構なし。そのためかレンズの重量がより抑えられており、約420gと非常に軽量です。OLYMPUSのOM-D E-M1 Mark IIなどと組み合わせて使ってみたいですね。
オリンパス公式オンラインショップ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
プロ用標準ズームレンズ
マイクロフォーサーズにはハイエンド標準ズームレンズが充実しています。35mm判換算で広角24mmから70mm、80mm、120mmほどの中望遠をカバー。防塵防滴でF値も2.8と明るいことが特徴です。
キヤノンのズームレンズも充実しているので比較すると特筆するものはないようにも見えます。しかしAPS-Cユーザーの視点で見るとこういった本格プロ用レンズは少しうらやましいところ。
キヤノンのAPS-Cカメラで同等の画角をカバーして防塵防滴のレンズは今のところありません。またフルサイズと比べても、マイクロフォーサーズの標準ズームレンズは最短撮影距離が短く使い勝手の良さが魅力です。被写体と距離をとらなくてもシャッターが切れて、実質的な最大撮影倍率が大きいところもマイクロフォーサーズの標準ズームレンズのメリットでしょう。
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PRO
オリンパスの標準ズームレンズ。ズーム全域でF値2.8、そして防塵防滴。35mm判換算で24mm~80mmの焦点距離をカバーするので幅広いシーンで活躍する便利なズームレンズです。さらにこのレンズのすごいところは最短撮影距離が20cmと短く、最大撮影倍率が0.3倍(35mm判換算0.6倍)もあるところ。手元のものを大きく写したいときに便利です。
オリンパス公式オンラインショップ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
個人的に一番使ってみたいレンズがこの「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」です。
35mm判換算で24mm~200mmという幅広い焦点距離をカバーするいわゆる高倍率ズームレンズです。この手の高倍率ズームレンズは広角から望遠までを1本でカバーできる便利さが売りで、便利な代わりに画質は良くないというのが普通でした。
しかし、この「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」はPROの名前を冠する通り高倍率ズームレンズでありながら非常に高画質という画期的なレンズです。
しかも、AF(オートフォーカス)が速くて手ぶれ補正も強力。防塵防滴で、レンズ先端から1.5cmの近接撮影も可能なのでマクロのような撮影も楽しめる。本当にすごすぎるレンズです。
そのためお値段高めでレンズのサイズも大きく重くなっていますが、なにか1本だけレンズを選ぶならこの「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」ではないでしょうか。
追記:わたしも購入してBMPCC4Kで使っています。とても使いやすくて気に入っています。ひとつ欠点を挙げると広角での歪みはけっこう目立ちます。なので歪みの補正をカメラ側か、編集ソフトなどで行ったほうが良いです。
オリンパス公式オンラインショップ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.
パナソニックが誇るF2.8通しの標準ズームレンズ。F2.8と明るく、さらにズーム全域でF値が変わらないので動画撮影中にズームをしても露出が変わらないですみます。重さが約305gと軽量ながら防塵防滴でDual I.S.2にも対応した頼もしいレンズです。
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
35mm判換算24mm~120mmまでの幅広い焦点距離をカバー、Dual I.S.2対応、防塵防滴、最大撮影倍率は0.3倍(35mm判換算:0.6倍)、重量約320gと素晴らしい性能。F値が変動するもののほぼ完ぺきな魅力を備えたレンズです。もしパナソニックのデュアルIS2対応カメラを買うなら標準ズームレンズはほぼこれで決まりと言ってよいのではないでしょうか。
Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.
まさかのF1.7通しのズームレンズです。単焦点レンズかのような描写力と明るさを保持しつつ、35mm判換算20mm~50mmという広角から標準域の焦点距離をカバーしています。夢のような高性能レンズです。ただしお値段も高い。
電動ズームレンズ
ビデオカメラやコンパクトデジタルカメラにはよくある電動ズーム。スムーズなズームを可能にするので動画撮影に活躍します。一眼ムービーに慣れているとこの電動ズームができるレンズが逆に新鮮に感じます。マイクロフォーサーズの電動ズームレンズは小型のものが多く比較的リーズナブルな価格であるところも魅力です。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
電動式パンケーキズームレンズ。ものすごくコンパクトなサイズにおさまります。見た目的にはオリンパスpenシリーズと特に相性がよさそう。このレンズの面白いところは別売りアクセサリとして自動開閉式のキャップがあるところ。電源のオンオフに合わせてレンズキャップが自動で開閉します。まるでコンデジのような感覚でミラーレスカメラを使えます。
オリンパス公式オンラインショップ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
オリンパス公式オンラインショップ:自動開閉キャップ LC-37C
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
こちらのオリンパスレンズはより本格的な電動ズームレンズです。防塵防滴で広角から中望遠まで幅広い焦点距離をカバーしてくれます。
Panasonic LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
パナソニックからもコンパクトな電動ズームレンズが販売されています。小さいながらも手振れ補正がついた頼もしいレンズです。
Panasonic LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
望遠レンズにも電動ズームレンズがあります。パナソニックのレンズなのでちゃんと手振れ補正もついています。望遠レンズでありながら質量約210gと軽量です。
ボディキャップレンズ
初めてこのレンズの存在を知ったときは衝撃でした。ボディキャップがレンズ?パンケーキレンズを超える面白いコンセプトのレンズ。こんなの他社では知らないです。いずれも数千円で買えるお手頃価格です。
OLYMPUS ボディキャップレンズ BCL-1580
オリンパス公式オンラインショップ:ボディーキャップレンズ BCL-1580 (15mm F8)
OLYMPUS フィッシュアイ ボディキャップレンズ 9mm f8 BCL-0980
オリンパス公式オンラインショップ:フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)
その他気になるレンズ
マイクロフォーサーズがうらやましい!と思ったレンズは上に挙げた通りなのですが、逆に言うとここにピックアップしなかった広角レンズや単焦点レンズにはあまり心にせまるレンズがありませんでした。キヤノンのほうがセンサーサイズが大きいこともあって、広角レンズや明るい大口径レンズが充実していると感じました。
しかし、実際マイクロフォーサーズのカメラを使うなら、広角レンズや単焦点レンズも欲しくなりますよね。そこで「このレンズも気になる」と思ったものをおまけでピックアップします。
LAOWA 7.5mm F2 MFT
しっかりと広角で明るくかつ値段も手ごろなものとなるとこのラオワ(LAOWA)のレンズが魅力的だと思いました。2017年6月に発売されたばかりの新商品。実際かなり注目度が高いようです。
参考:LAOWA カメラレンズ 7.5mm F2 MFT 発売のお知らせ – SIGHTRON
LAOWA(ラオワ)というブランドについてもっと知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
まとめ
キヤノン一眼レフカメラユーザーから見たマイクロフォーサーズの魅力的なレンズのご紹介でした。新しくカメラを買いたいと思っているのですが、キヤノンのフルサイズ機を買うか、GH5のようなマイクロフォーサーズのフラグシップ機を買うか迷うところです。センサーサイズが小さいとは言え、決してバカにできない性能が詰まっているマイクロフォーサーズ。どんどん新しいレンズが登場しているので今後とも注目です。
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マイクロフォーサーズのミラーレスカメラGH5やGH4については次のような記事も書いています。
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