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型落ちの中古カメラを初心者におすすめしない理由

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よく「型落ちの中古カメラは安く買えるので初心者におすすめ!」と言われます。しかし本当にそうでしょうか。むしろ3万円や4万円くらいのカメラは初心者におすすめできないポイントがいくつもあります。なぜ型落ちカメラは買わない方が良いのか、中古カメラを買うときに注意すべきポイントについて説明します。

初心者は中古カメラを買ってはいけない

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。キヤノンのKissシリーズを愛用しているAki(@Aki_for_fun)です。

もう初心者にEOS Kiss X7をおすすめする時代は終わりました。こう書くと反感・反論があるかもしれませんが、でも私はそう思います。少なくとも私は現時点でEOS Kiss X7のような中古カメラを他人におすすめしません。理由とともに説明するのでご覧いただけると幸いです。

※この記事で例として名前にあげるのは主にキヤノンの一眼カメラです。これは私がキヤノンユーザーで詳しく書けるからですが、おおむね他のメーカーのカメラにも当てはまる内容です。

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型落ち製品をおすすめしない理由

「EOS Kiss X7、EOS Kiss X80はダメなのか」。X7もEOS Kiss X80も良いカメラです。もし今もそれらのカメラをお持ちなら自信をもって使ってください。私はX6iというそれらより古いカメラをサブカメラとして使っています。今でも好きなカメラです。

EOS Kiss X6iを購入して間もない頃に撮影した1枚

FOUQUET's CAKE

カメラが楽しくてどこに出かけるときもEOS Kiss X6iを持ち出していました。

しかし、今の2018年の時点でこれからカメラを始める初心者が最初に買うカメラとしてはそれらの型落ちカメラはおすすめしません。その理由を説明します。

たいしてコスパがよくない

そもそも型落ちの中古カメラを買う理由とは何でしょうか。多くの場合それは「安いから」でしょう。たしかに安く買えるのは良いことです。カメラは本体以外にもレンズやSDカード、三脚など関連備品を揃えるとお金がかかります。ボディを安く買ってお金を節約するのは賢い方法です。私もそう思います。

しかし、実際のところ型落ち中古製品のコストパフォーマンスはあまりよくありません。

お金がない

カメラは故障する

カメラには残念ながら寿命があります。特に初心者が買うエントリーモデルのカメラはそこまで丈夫に作られていません。たとえ外観がきれいでも中古製品の場合買ってまもなく不具合が起こる可能性があります。修理するとなるとけっきょく高くつきます。カメラは本来デリケートな精密機械です。

修理代金は現在キヤノンのKissシリーズの場合は一律で23,760円かかります(参考:キヤノン:一律修理料金導入のお知らせ)。

けっこう高いですよね。この金額を見ると1万円や2万円くらいの差で中古カメラを買うことの危うさがわかると思います。

お金は大切

またカメラ初心者の場合、不具合に気づけない可能性もあります。良い写真が撮れないと感じた時に、それが自分の技術が足りないせいなのか、それともカメラが故障しているのかを区別できないのは困ります。例えばピントが合わないときにその原因を自力で特定できますか?

参考:カメラでどうしてもピントが合わない・AFが効かない時の原因と対策・解決方法

使いながら何かうまくいかなかった時に毎回故障を疑っていると疲れてしまいます。新品で製品保証のあるものを使った方が快適です。

ちょっとずるい販売業者の存在

カメラとレンズがセットになっている中古商品も注意が必要です。なぜならセットになっているレンズが極端に古いものの場合があるからです。

本来EOS Kiss X7のセットになっているレンズは「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」という2013年に発売されたレンズです(参考:キヤノン 快適な動画撮影を実現するEOSシリーズ用交換レンズ“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM”を発売)。現在はリニューアルされて新しいレンズが販売されていますが、このレンズもさほど悪くない性能で中古市場で8千円くらいで買えます。

しかし、一部中古の販売サービスではこのレンズではなくもっと古いレンズをEOS Kiss X7とセットにして売っていることがあります。例えば「EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM」という2003年に発売された古いレンズです。これには手ぶれ補正もなく最近のレンズ比べると性能が劣ります。なぜか全く発売時期の違うこんな古いレンズがカメラとセットで売られていることがあるのです。現在ではほとんど買い手のつかないようなレンズをさもお得なセットのように販売しているわけです。残念ながら、初心者からするとレンズの販売時期なんて見分けがつきません。

こういった極端に古いレンズがセットになっているのは、メルカリやヤフオクのようなサービスでたまに見かける事例です。大手のカメラ屋さんでは今のところ見たことがありません。

古いカメラは不便

古いカメラは使いづらい

古いカメラもそんなに画質は悪くないです。けっこうちゃんとした写真が撮れます。ですが古いカメラと新しいカメラを比べると利便性の面で大きな差があります。

例えば最近のカメラなら当たり前になりつつあるWifi・ Bluetooth機能が古いカメラにはありません。今の時代スマホで写真をシェアしたい人が多いですよね。EOS Kiss X7にはWifiがないので、スマホにシェアするにはWifi搭載のSDカードを用意しなければなりません。EOS Kiss X9などの最近のカメラであればWifiとBluetoothを使ってとても手軽にスマホと連携できます(参考:EOS Kiss X9などキヤノンのカメラでBluetooth接続を活用してスマホに手軽に画像を保存する方法)。

また最近のカメラはメニューの操作が直感的でわかりやすいです。「プロじゃないから機能にはこだわらない」と言う人がよくいますが本当にそれで大丈夫でしょうか。初心者の場合、カメラの画質よりも操作で苦労するケースが多いです。カメラの扱いに慣れていない初心者こそ新しい便利なカメラを使うことをおすすめします。

最近はソニーのミラーレスカメラも人気がありますが、こちらもあまり古い機種はおすすめしません。ソニーのカメラは使いづらいという評判が多いのですが、それでも年々カメラの操作性が向上しています。もしソニーのミラーレス一眼カメラを選ぶならα6000以上の機種が良いと思います。

「初心者におすすめ!」系記事の注意点

ネットの記事を読むときにいつ頃書かれた内容なのかをチェックしているでしょうか。検索で見つかった記事の情報が古いことがあるので注意してください。

実は一時期EOS Kiss X7は新品の標準ズームレンズキットが3万5千円、ダブルズームキットが4万5千円くらいで買えました。新品でこの価格なら魅力的かもしれません。しかし、生産終了となってしまった今そのような販売はなかなか見つけられないでしょう。

参考画像:価格ドットコムの価格推移グラフ

EOS Kiss X7 標準ズームレンズキット 価格変遷

画像引用:価格.com – CANON EOS Kiss X7 EF-S18-55 IS STM レンズキット 価格推移グラフ

EOS Kiss X7 ダブルズームキット 価格変遷

画像引用:価格.com – CANON EOS Kiss X7 ダブルズームキット 価格推移グラフ

上のグラフを見ていただければわかりますが古いカメラだからといって時間の経過とともに価格が下がり続けるわけではありません。むしろ価格が上がっています。

カメラをとりまく状況は時間の経過とともに変化します。記事が書かれた当時におすすめだったものが今もおすすめだとは限りません。ちなみに当サイトでもEOS Kiss X7をおすすめする記事を過去に書いています。しかし、情報が古くなったと考えているので、現時点ではおすすめしないことを追記しています。

また、ネット上にはお金で雇われたライターが詳しくもないカメラについて無理やり書いたような質の低い記事も散見されます。

ログカメラさんがネット上のカメラ情報について警鐘を鳴らした記事がありますので初心者の人はぜひ読んでください。

【2018年】初心者におすすめのカメラなんかないので、なんとかならないかなと思っている件【一眼レフ・ミラーレス】 – ログカメラ

新しくて安いカメラだってある

初心者向けのカメラはメーカーが特に力をいれてる分野です。高額なカメラだけでなく、できるだけ気軽に買えるよう値段をおさえた機種も用意しています。

いま安くて良い一眼カメラが欲しければ、キヤノンのEOS Kiss X9、EOS Kiss X8i、EOS Kiss X90、EOS M100などがおすすめです。キャッシュバックキャンペーンをやっていますし、アマゾンやカメラのキタムラで買えば普通の家電量販店よりずっと安く買えます。

個人的には価格が安いものの中ではEOS Kiss X9が一番良いと思います。キャッシュバックのおかげでダブルズームキットが実質6万3千円ほどで買えます。EOS Kiss X9は私自身発売されてすぐに買ったカメラで、レビュー記事作例写真をアップしています。EOS Kiss X9でも値段が高いと思う人やもう少し小さなカメラが良い人にはEOS M100をおすすめします。

ちなみに2018年の3月末に発売されるEOS Kiss X90は5万3千円ほどでボディが買えます。

EOS Kiss X90 ボディ Amazon

画像引用:キヤノン デジタル一眼レフカメラ・ボディ EOS Kiss X90 – Amazon.co.jp

新しいカメラでまだ情報が少ないので知らない人が多いかもしれません。しかし、メーカーは安くて買いやすい製品も用意しているのです。

EOS Kiss X90は性能的にはEOS Kiss X7と近いです。主な違いとしてはEOS Kiss X90のほうが少し大きく重いかわりにWifi機能があります。EOS Kiss X9やEOS M100と比べると性能が劣ります。

参考:キヤノン EOS Kiss X90 | EOS Kiss X7 – 商品比較表

ちなみになぜキヤノンのカメラをおすすめするのかについては次の記事に書いています。

これからカメラを始めたい初心者の人向けにキヤノンのデジタル一眼レフカメラの魅力をご紹介します。ニコンやソニーなどとどのように異なるのでしょうか。おすすめ...

この記事を読んでいただければわかりますが、別にキヤノンに固執しているわけではありません。お好きなメーカーのカメラを買ってください。

例えばソニーのカメラなら上でも例にあげたα6000あたりがバランスが良さそうです。α6500やα6300などの後継機種が出ているものの、まだ現行品でお買い得なカメラです。こちらも2018年4月1日までですがキャッシュバックキャンペーン中です(参考:こども撮りはαにおまかせ ファミリーαキャンペーン | ソニー)。

中古市場の賢い利用方法

ここまで型落ちの中古カメラは買わない方が良いという話をしてきました。では中古市場は使うべきではないのかと言うとそうではありません。

メリットがあるのはむしろ上級者が選ぶカメラ

初心者には使いづらい中古市場ですが、カメラに詳しい上級者にはとても便利な存在です。上級者ならカメラの相場もだいたいわかるので自分でしっかり価値基準を持って購入を決められます。

また中古市場にはハイエンドモデルのカメラも多くあることが魅力です。元値が20万くらいのカメラが10万円ほどで買えるようなケースもあるのでそれはお得だと思います。また単純に古いカメラが好きという人にとっても中古市場は素晴らしいものでしょう。

もし初心者でどうしても中古の安いカメラを買いたいという人は、身近なカメラに詳しい人と一緒にカメラを選ぶことをおすすめします。それだけでいくつかのリスクは回避できると思います。

もしくは知り合いの人から直接買い取るのが良いでしょう。普通の中古市場よりはお得に買えます。例えば2万5千円くらいでEOS Kiss X7とキットレンズが買えるなら悪くないと思います。現在の相場から言えば売る側、買う側の双方にとってお得な額です。

参考:マップカメラでの買取査定額(2018.3.20)

EOS Kiss X7 マップカメラ買取査定額

画像:EOS Kiss X7の買取一覧 | 日本最大級のカメラの総合サイトマップカメラ

中古レンズはとてもおすすめ

中古市場はどちらかというとカメラよりもレンズのほうが狙い目です。レンズはカメラ本体に比べると寿命が長いです。またカメラの場合、外見からは内部のシャッターユニットの状態などを判別できませんが、レンズの傷やカビなどの不具合は購入前に実物を見たり、写真をチェックすることで気づけます。

中古レンズは外箱や説明書がないだけで価格は安くなりますが、レンズの機能にはまったく影響がないのでお買い得です。性能的には新品と変わらないものを何万円も安く買えることがあります。私もカメラのキタムラで中古レンズを買ったことがあります。

参考:買って大正解!キヤノン望遠レンズEF70-200 F4L IS USM購入レビュー

参考:カメラのキタムラ ネットショップ

予算が厳しいならレンタルや古いカメラの売却を考えてみる

どうしても予算が限られていいたり、使用頻度がそう多くないのであればレンタルも検討してみましょう。旅行や何かのイベントのときだけ良いカメラで記録を残しておきたいという人にはレンタルサービスが向いています。

参考:カメラとレンズのレンタルサービス比較・まとめ

あとは古いカメラやレンズを売ってお金を工面するのもおすすめです。例えばカメラのキタムラで「下取りがあればさらに値引き」という表記がある製品は、カメラを下取りに出すことで割引きされます。

下取りがあれば割引き

このサービスの良いところは壊れたカメラでも下取り対象になることです。

壊れたカメラでも下取り

割引額は購入する製品によって決まっており、下取りに出す商品は関係ありません。なので不要なものを売る良いチャンスです。

参考:カメラのキタムラ ネットショップ

売りたいカメラやレンズがある場合は次の記事もチェックしてみてください。

使ってないカメラやレンズを売りたい!あるいは新しく買い換えるために今持っているものを売りたい!という人は多いのではないでしょうか。せっかく売るならできるだけ...

まとめ

悩みながら書きました。買わないほうがいい例としてEOS Kiss X7の名前をあげましたが、これがダメなカメラというわけではありません。この記事を読んで残念な気持ちになったEOS Kiss X7ユーザーの人はごめんなさい(EOS Kiss X7良いですよね。あのかわいいボディは唯一無二の魅力があります)。でも今ならもう少しお金を払うだけでずいぶん便利で良いカメラとレンズを買える、ということを伝えたくてこの記事を書きました。

最近はネット通販で気軽に中古商品を買える時代になりました。インターネットには情報があふれ素晴らしいコンテンツもあれば、役に立たない、ときには有害なコンテンツもあります。実際のところ「おすすめカメラまとめ」というテーマの記事の中には私からすると見当違いなことを書いているものもあります(機能も価格も全然ちがう機種をごちゃごちゃに紹介していたり、EOS Kiss X7とX7iの区別ができていなかったり、ひどい記事は本当にひどい。もちろん丁寧に書かれていてよくまとまっている記事もあります)。

私なりに「初心者におすすめのカメラ」を考えた結果、この記事に書いた内容を伝えたいと思いました。カメラを趣味として楽しみたい気持ちがあるなら予算の都合をつけて6万円くらいの新品のカメラを最低のラインとして考えることを私はおすすめします(キヤノンEOS Kiss X9やソニーα6000など)。

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