神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。 予約していたパナソニックのミラーレス一眼カメラ LUMIX GH6 が届きました。しばらく使ってみた感想や、カメラの初期設定や周辺機器などのセットアップについてお伝えします。GH6で撮影した写真も掲載しているので、どんなものが撮れるか気になる方は作例だけでもご覧いただければ幸いです。
※動画性能についてはまた機会を改めて書きたいと思います。
my new gear… pic.twitter.com/D8DWH6LgFz
— Aki 神戸ファインダー (@Aki_for_fun) April 21, 2022
予約していたGH6が発売日を過ぎてからようやく到着
ようやく届いたGH6。発売日は2022年3月25日で、わたしが予約したのが3月5日。3月10日にパナソニックから製品の供給不足がアナウンスされて、我が家に届いたのが4月19日でした。
参考:LUMIX GH6 を予約したよ!購入理由や期待するポイント
発売日前日になってお店からわたしの分が入荷時期未定と聞いて残念に思っていました。まず桜の季節に間に合わないのがガッカリ。さらにいつ届くかも分からなかったので個人的にはカメラに対する熱はやや冷めていました。GH6のことは頭から離れつつあった4月18日。お店から製品発送の連絡が届きます。急な連絡に驚くとともに徐々に嬉しい気持ちがこみあげてきました。
買っちった。
カメラのセットアップ
GH6を使うための準備を進めました。パナソニックのカメラLUMIXシリーズを使うのが初めてなのでいろいろと不慣れなところからのスタートです。最初のうちにやったことをメモしておきます。
ファームウェアアップデート
発売前からファームウェアの更新があったGH6(!?)。わたしのものは最初からVer.1.1になっていました。そして4月19日時点で既に Ver.1.2 が公開されていたので、SDカードに新しいファームウェアをいれてバージョンアップさせました。
将来的に下記の項目についてもアップデートで対応予定だそうです。
- ATOMOS NINJA V+へのCinema4K 120p動画RAWデータ出力対応
- ProRes 422 HQ / ProRes 422の対応モード追加(C4K/FHD)
- 4K 120p動画撮影時の4K 120p HDMI映像出力対応
- USBケーブル経由のSSD記録対応
個人的にはSSDの記録対応に期待しています。あとは braw フォーマットに対応してくれることを強く願っています。理想はボディ内でのbraw記録ですが、Blackmagic Video Assist 12G HDR を持っているのでこちらでのbraw記録ができればそれでも嬉しいです。
最新ファームウェアの確認はこちら:ソフトウェアダウンロード一覧 | デジタルカメラ LUMIX
バッテリー
GH6 のバッテリーは、DMW-BLK22。付属の充電器でおよその充電割合が見られるのが良いと思いました。箱を開けてまず充電してみたところ、その時点でおよそ50%の充電でした。
DMW-BLK22の予備バッテリーがほしいのですがお店に在庫がない状況です。入荷まで3か月前後の見通しのお店が多いようです。
USB充電に対応しているので、出先ではモバイルバッテリーで補っています。サードパーティー製の互換バッテリーは個人的に使いたくないのでそのうち予備バッテリーを買えればより安心して運用できそうです。モバイルバッテリーで充電できるのは便利ですね。モバイルバッテリーで給電しながらの撮影も可能です。
CIOのモバイルバッテリーが小型ながら急速充電にも対応していてGH6で使いやすいです。
記録メディア
記録メディアはもともと持っていた Lexar UHS-2 対応 SDカード 128GB を使用しています。今のところ不自由なく使えています。GH6 は CF Express Type B も使えますが、わたしはまだカードもリーダーも持っていないので当面はSDカードだけで運用予定です。GH6の予約購入キャンペーンでCF Express カードをもらえるのでそれが到着しだいそちらも使ってみようと思います。
参考:カメラ用におすすめのSDカード3選!コスパをとるか高品質のUHS-2対応を選ぶべきか
ストラップ
ストラップは Peak Design の製品を装着しました。まずハンドストラップのクラッチ。
さらにリーシュを装着して、ストラップを首にかけたり肩に斜めがけしたり、ときには手首に巻き付けるようにして使っています。
場合によってはよりしっかりめのストラップの「スライド」や「スライドライト」に切り替えます。Peak Design のカメラストラップはアンカーシステムによって簡単に脱着できるのが便利です。
ピークデザインのストラップ類なら三脚での撮影もしやすいのでこれが個人的にはベストスタイルのように感じています。
参考:全部欲しくなる!ピークデザインのカメラストラップまとめ【Peak Design】
ストロボ
ストロボフラッシュはもともとGodoxのシステムを使っていたので、それらを活用できるように送信機だけ新しくマイクロフォーサーズのカメラに対応したものを買いました。
その新しく買った Godox のトランスミッター X2T がなかなか使いやすくて良かったです。もともとキヤノンのカメラで使っていた X1T より進化しているように見えます。ストロボを使う物撮りでは被写界深度を深くすることが多いのでマイクロフォーサーズは特に相性が良く感じます。
カメラの設定
カメラの設定はまず電子音が邪魔なのでオフに。とりあえずシンプルにそれだけ変更して撮影を始めたのですが使っているうちにいろいろ気になってカスタマイズしていきました。
例えば「AF+MF」の設定がオフだったのでオンに切り替え。これでフルタイムマニュアルフォーカスに対応します。フォーカスリングを回せばマニュアルフォーカスにすぐ切り替えられるようになりました。
またAFモードが多すぎて邪魔だったのでメニューの「AFモード表示の制限」から種類を制限。「追尾」、「ゾーン(横・縦)」、「ピンポイント」は個人的にあまり使うことがなさそうなのでオフにしました。
連射の設定がデフォルトだと高速すぎて無駄うちして記録メディアのバッファをすぐ使い切ってしまいました。しばらく画像の保存に時間がかかってシャッターチャンスを逃してしまったので連射速度をやや低速に調整。そのほかボタンやダイヤルの機能をカスタムして自分好みに使いやすいようにしました。
動画の設定まで考え出すとかなりカスタムすることになったのでそのうち設定については改めて記事を書きたいと思います。メニューをいじっているとGH6はカスタマイズのしがいのあるカメラだということがよく分かりました。こんな設定までできるんだと驚くこともあって楽しかったです。
一方でメニューがやや分かりづらいと感じることもありました。ネット上の口コミではLUMIXのメニューは分かりやすいとの評判だったのですが、個人的には LUMIX を使うのが初めてということもあってけっこう苦労しています。直感的にわかりにくかったり、説明の意味が理解しづらいところもあってまだまだ悩んでいます。このカメラを使いこなすためにはまだしばらく勉強しなければなりません。
スマホアプリ
スマホアプリ「LUMIX Sync」をインストールしてカメラを連携させました。これでカメラの画像をすぐにスマホに取り込めます。
やや残念なのはRAWファイルから自動でJPEGを取得できないところです。キヤノンの場合だとカメラ側でRAWファイルのみで記録していたとしても、アプリでスマホに取り込むときに自動でJPEGデータを生成して送ってくれます。さくっとスマホで写真をシェアしたいときに便利です。
一方でパナソニックのLUMIXの場合、撮影時にJPEGで記録するか、一度カメラ側でRAW現像処理をしてJPEGを作っておかないとJPEGファイルをスマホに送れません。できれば静止画撮影はRAWのみで行いたいので現在の仕様だとすぐにシェアしたいときに不便に感じます。
RAW現像ソフト
RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio 8 SE」をインストール。パナソニックのカメラのRAWファイル現像専用ソフトです。無料で使用可能。発売されたばかりのGH6のRAWファイルもちゃんと現像できます。パナソニック独自のフォトスタイルを適用できるのでLUMIXらしいカラーを再現可能です(ただし、このソフトで出力するJPEGはカメラ内RAW現像と一致するわけではないと説明書に記載がありました)。
初めて使いましたがよくできているRAW現像ソフトです。無料で使えるソフトのなかでは高性能なほうだと感じました。Adobeなどの有料ソフトに頼らないでもきちんとRAW現像できるのは素晴らしいと思います。
参考:SILKYPIX Developer Studio SEバージョン
ちなみにGH6はカメラ内RAW現像にも対応しています。フォトスタイルや露出の調整はもちろん、ホワイトバランスやコントラスト、シャープネスなどさまざまな調整が可能。カメラ内で色づくりをする楽しさがあって好印象です。
参考:Panasonic | DC-GH6 | 取扱説明書 | RAW現像
レンズ
LUMIX を使うのは初めてですが、わたしはBMPCC4Kユーザーなのでマイクロフォーサーズレンズはすでに持っています。Olympus、LAOWA、Pergearなど、パナソニック以外のブランドのレンズもふつうに問題なく使えました。
さらに言えばわたしはもともとキヤノンの一眼レフカメラユーザーなのでEFレンズを持っています。これらをマウントアダプターでを介してGH6で使うことも可能です。
レンズによって相性はありますが、おおむね普通に使えます。使用しているCommliteのマウントアダプターはフォーカルレデューサー付きなので焦点距離は0.71倍、絞りは一段分明るくなります。これから徐々に使い込んでGH6におけるEFレンズの使い勝手やマウントアダプターの性能について確かめようと思います。
GH6で撮った作例写真
LUMIXのカラー、GH6の描写力を確かめながら撮影しています。LUMIXのフォトスタイルをいろいろと試しました。まだこのカメラが手元に届いて2週間ほどしか経っていないのでそこまで使いこなせているわけではありませんが、できるだけ持ち歩いて撮影してみたので作例写真をご覧ください。
撮影してみてLUMIX GH6 ならではの色表現に魅力を感じています。LUMIX こだわりのフォトスタイルがとても面白いので、フォトスタイルを深堀りする記事を改めて書きたいと思います。
Flickr にわたしがGH6で撮影した写真をまとめているのでもっと作例を見てみたい人はこちらをどうぞ↓
GH6の気に入っているところ
- 色表現が多彩で美しい(写真も動画も)
- 手振れ補正がよく効く
- 写真と動画の両立がしやすい
- カスタマイズできる幅が広い
- ビルドクオリティが優れている
- 手に持つと軽く感じる
- チルトフリーアングルモニターが使いやすい
- マニュアルフォーカスがしやすい
- レンズのラインナップが充実している
あと世間で酷評されがちな動画のオートフォーカスは思ったよりだいぶ良かったです。たしかにAFが苦手なシチュエーションもあるみたいですが、AF性能が悪いカメラだとは思いませんでした。もっとAF性能が低くて使いにくいカメラを知っているので、どちらかというとAFについては好印象です。
購入キャンペーンが5月15日まで お得なので忘れずに応募
GH6はキャッシュバックキャンペーンの対象になっています。現在は「LUMIX GH6発売記念 LUMIX GHシリーズ キャッシュバックキャンペーン」の期間中で、2022年5月15日までにGH6を購入すれば最大3万円のキャッシュバックを得られます。
わたしは予約購入だったので、予約購入者向けのキャンペーンの対象です。忘れないうちにキャンペーンの申請をしました。書類をプリントアウトしたり、箱のバーコードを切り抜いたり、必要な書類をノリでぺたぺた貼ったり。ちょっと手間ですが見返りが大きいので大事ですね。
LUMIX GH6発売記念 LUMIX GHシリーズ キャッシュバックキャンペーン
GH6は間違いなく良いカメラなので気になってる人はキャンペーン中に買ってしまうとお得だと思います。あとキットレンズがかなり優秀なので個人的にはレンズキットでの購入がおすすめです。
【キャンペーン期間】
対象商品購入期間:2022年3月25日(金)~2022年5月15日(日)
応募締切:2022年5月29日(日)消印有効
【対象商品・キャッシュバック金額】
■LUMIX GH6
レンズキット DC-GH6L:30,000円
ボディ DC-GH6:20,000円
■LUMIX GH5Ⅱ
レンズキット DC-GH5M2M:20,000円
ボディ DC-GH5M2:15,000円
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