45万円が無料!富士フイルムのカメラ・レンズレンタルが太っ腹で素晴らしい

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富士フイルムのレンタルサービスを利用してきました。高級なカメラやレンズを無料でレンタルできる素晴らしいサービスです。富士フイルムのミラーレスカメラの素晴らしさにすっかり魅了されてしまいました。富士フイルムのレンタルサービスとミラーレスカメラについてご紹介します!
サービス内容が変更になりました

2021年12月15日より富士フイルムのレンタルサービスが「トライアルサービス」へと移行しました。本記事は旧レンタルサービスの内容に基づいて書いているので現在のサービス内容とは異なるところがあります。

新サービス詳細:FUJIFILM Imaging Plaza東京/大阪 「レンタルサービス」の「トライアルサービス」への移行について | NEWS | 富士フイルム Xシリーズ & GFX

富士フイルム XT2

富士フイルムのフラグシップ機「FUJIFILM X-T2」
この写真の撮影に用いたのも同じくFUJIFILM X-T2、レンズはXF56mmF1.2 R APD

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。富士フイルムのカメラがすっかり気に入ってしまったAki(@Aki_for_fun)です。最近愛用している富士フイルムのレンタルサービスをご紹介します。

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富士フイルムのレンタルサービスとは?

東京大阪福岡にある富士フイルムのサービスステーションで利用できるレンタルサービスです。富士フイルムのデジタルカメラと交換レンズをレンタルできます。当日返却なら費用は無料

例えばミラーレスカメラのX-T2、交換レンズXF50-140mmF2.8 R LM OIS WR、さらにXF56mmF1.2 R APDを利用する場合、普通に購入すれば合計で45万円ほどかかります。しかし、このレンタルサービスなら無料で使えてしまうんです!

利用方法

サービスステーション店頭にて申し込みます。予約はできません。

富士フイルム大阪サービスステーション レンタルカード

大阪のサービスステーションでは借りたい機材のカードをとって申し込むシステムです。

必要なもの
・運転免許証など顔写真付きの身分証明書
・クレジットカード

上記ふたつのコピーをその場でとってもらうことになります。これがないとレンタルできないのでご注意を!

レンタルできるカメラ・レンズ

レンタルできるカメラの種類

富士フイルムのミラーレスカメラやコンパクトデジタルカメラをレンタルできます。

借りられる機材の内容は随時更新されます。
Xシリーズカメラトライアルサービス価格表 | 富士フイルム Xシリーズ & GFX

レンタルできるレンズの種類

レンズも借りられます。憧れのレンズの試し撮りも気軽にできます。

  • 全てのフジノンレンズ XFシリーズ
  • 全てのフジノンレンズ XCシリーズ(東京・福岡のサービスステーションのみ)

参考:XF/XCレンズトライアルサービス価格表 | 富士フイルム Xシリーズ & GFX

一度に借りられるのは、カメラが一台、レンズが最大二本までです。

富士フイルム大阪サービスステーション

大阪のサービスステーションの場合、レンタル用のカメラ・レンズの在庫は各種1~2個でした。レンタルしたい機材が置いてあるかどうかは当日行ってみないと分かりません。

レンタルの日数と利用料金

カメラもレンズも当日返却なら無料でレンタルできます。ひとつだけ例外なのが望遠レンズ「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」です。これは当日のみの利用でも2500円の費用がかかります。

大阪の場合、サービスステーションのオープンは朝10時。返却は18:30までです。

1泊2日以上の期間レンタルする場合は下記の費用が必要になります。

カメラのレンタル利用料金表

機種当日1泊2日3泊4日7泊8日延滞料金(1日ごと)
X-Pro2¥0¥3,000¥6,000
X-T2¥0¥3,000¥6,000
X-T1¥0¥2,500¥5,000
X-T20¥0¥3,000¥6,000
X-T10¥0¥2,500¥5,000
X70¥0¥2,500¥4,000¥8,000¥5,000
X100T¥0¥2,500¥5,500¥11,000¥5,000

追記:新しくミラーレスカメラX-E3が発売されました。まだレンタルはできないのですが、いずれラインナップに入る予定です。

富士フイルム 大阪サービスステーション

レンズのレンタル利用料金表

機種当日1泊2日3泊4日7泊8日延滞料金(1日ごと)
XF14mmF2.8 R¥0¥1,000¥4,000¥8,000¥4,000
XF16mmF1.4 R WR¥0¥2,000¥6,000¥15,000¥4,000
XF18mmF2 R¥0¥1,000¥2,500¥5,500¥4,000
XF23mmF1.4 R¥0¥2,000¥4,500¥9,500¥4,000
XF23mmF2 R WR¥0¥1,000¥2,500¥5,500¥4,000
XF27mmF2.8 R¥0¥1,000¥2,000¥4,500¥4,000
XF35mmF1.4 R¥0¥1,000¥2,500¥5,500¥4,000
XF35mmF2 R WR¥0¥1,000¥2,500¥5,500¥4,000
XF50mmF2 R WR¥0¥1,000¥3,000¥7,000¥4,000
XF56mmF1.2 R¥0¥2,000¥4,500¥9,500¥4,000
XF56mmF1.2 R APD¥0¥2,000¥5,500¥11,000¥4,000
XF60mmF2.4 R Macro¥0¥1,000¥3,000¥6,000¥4,000
XF90mmF2 R LM WR¥0¥2,000¥6,000¥15,000¥4,000
XF10-24mmF4 R OIS¥0¥2,000¥5,500¥11,000¥4,000
XF16-55mmF2.8 R LM WR¥0¥2,000¥5,500¥11,000¥4,000
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS¥0¥1,000¥3,000¥6,000¥4,000
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR¥0¥2,000¥5,500¥11,000¥4,000
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR¥0¥2,000¥5,500¥11,000¥4,000
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS¥0¥1,000¥3,500¥7,000¥4,000
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR¥2,500¥5,000¥13,000¥25,000¥6,000
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(※)¥0¥1,000¥2,000¥4,000¥4,000
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II(※)¥0¥1,000¥2,500¥4,500¥4,000

※XCレンズ2種は大阪のサービスステーションではレンタルしていません。

富士フイルム 大阪サービスステーション
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富士フイルムのミラーレスカメラはここがすごい!

実際に富士フイルムのレンタルサービスを利用してみました!これまで2回利用していて、ミラーレスカメラの「X-T2」「X-T20」、それに交換レンズの「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」「XF56mmF1.2 R APD」「XF60mmF2.4 R Macro」をレンタルしました。

富士フイルム ミラーレスカメラXT2

撮影に出かける前にまず基本的な操作方法を教わりました。富士フイルムのカメラが初めての人はたぶん使い方にとまどうのでスタッフの方から教えてもらうことをおすすめします。

例えば、F値はレンズの絞りリングを回して設定するようになっています。その他シャッタースピードやISOなど露出を決める要素をダイヤルで設定できるようになっています。「絞り優先モード」や「シャッタースピード優先モード」のような選択はなく、各種項目をマニュアルで決めるかオートに設定するような仕組みです。シンプルなので慣れると普通に使いやすいです。

フィルムシミュレーションが楽しい

富士フイルムのカメラの最大の特徴はその絵作り。フィルム製造の歴史が長い富士フイルムはデジタルカメラにおいてもフィルムで撮影したような写真が撮れるよう設計しています。「富士フイルムはJPEGの色が良い」と言われる理由がここにあります。

参考:

いくつかフィルムシミュレーションごとに作例をご紹介します。ここで紹介するのはごく一部のフィルムシミュレーションです。

Velvia / ビビッド

同名の人気リバーサルフィルムを再現しています。高い彩度が特徴。

フィルムシミュレーション Velvia
フィルムシミュレーション Velvia
フィルムシミュレーション Velvia

Classic Chrome / クラシッククローム

カラーでありながらモノクロ写真のようなトーンの美しさがあります。

フィルムシミュレーション ClassicChrome
フィルムシミュレーション ClassicChrome
フィルムシミュレーション ClassicChrome

PRO Neg. Hi

ポートレート用のフィルムシミュレーション。個人的には風景撮影にも積極的に使えます。

フィルムシミュレーション PRONegHi
フィルムシミュレーション PRONegHi
フィルムシミュレーション PRONegHi

ACROS / モノクロ

白黒写真も味があります。

fuj-ACROS
fuj-ACROS
fuj-ACROS

画像のサイズは小さくしていますが色や露出などは特に編集していません。JPEG撮って出しでこれだけ作品としての色合いが完成されているのはすごいですね。いつもはRAW現像の際に色や露出を調整をするのですが、富士フイルムのカメラの場合は現場でカメラの設定をより細かく調整したくなります。非常に趣味性の高いカメラだと感じました。

コンパクトな携帯性と高画質の両立

富士フイルムのミラーレスカメラはセンサーサイズが全てAPS-Cです(※)。フルサイズのカメラを作るとどうしてもカメラとレンズが大型化してしまいます。富士フイルムはフラグシップ機を含めてすべてAPS-Cで、プロレンズもそれに合わせて設計されています。これにより小型で高画質のカメラとレンズが実現しました。

※厳密には中判フォーマットというフルサイズよりも大きなセンサーサイズのカメラ「FUJIFILM GFX 50S」を富士フイルムは作っています。ボディだけで70万円を超える価格なので一般的ではありません。

キヤノンやニコンといったメーカーは、高画質のレンズはフルサイズ用を中心に開発しています。そのためAPS-C用のレンズを見ると意外とプロレンズが少ないのです。特に広角や標準ズームが弱い傾向にあります。

一方で富士フイルムには「XF16-55mmF2.8 R LM WR」のようなレンズがあります。F2.8通しで広角から中望遠まで対応。防塵防滴にもなっています。これ1本であらゆるシーンに対応できる素晴らしいレンズです。

富士フイルム ミラーレスカメラXT20とXF56mmF1.2 R APD

ズームレンズだけでなく単焦点レンズにも魅力的なレンズがあります。例えばXF56mmF1.2 R APDです。これはアポダイゼーションフィルターが入ったボケ味の美しいレンズです。F1.2と非常に大きなボケを生み出せることに加え、アポダイゼーションフィルターによりそのボケはなだらかなグラデーションになります。

XF56mmF1.2 R APDの作例

XF56mmF1.2 R APD
富士フイルム大阪サービスステーション
XF56mmF1.2 R APD

同じような機構のレンズは他メーカーにもありますがまだまだ種類は少ないです。

参考:

フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD : 製品の特長 | 富士フイルム

アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)の原理と効果 | 富士フイルム

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まとめ

富士フイルムのレンタルサービスを実際に利用してみてとても楽しく撮影できました。富士フイルムの色づくりは他のメーカーと一線を画しており独特の写真を楽しめます。このレンタルサービスはサービスステーションで申し込み可能です。近くにお住まいの方はぜひ利用してみてください!

ちなみに、富士フイルムの写真のRAW現像にはRAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIXがおすすめです。無料でダウンロードして使えます。

サービスステーションが近くで利用できない人や、富士フイルム以外のメーカーのカメラ用品をレンタルしたい人は次の記事をご覧ください。

富士フイルムのミラーレスカメラで使える人気レンズを次の記事にまとめました。

富士フイルムのカメラで他のマウントのレンズを使う方法を次の記事で解説しています。

その他カメラに関する記事を数多く書いています。

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