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レンズキットって何が違うの?キヤノン一眼レフ・ミラーレスカメラを買うときのレンズキットの選び方とおすすめ

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一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを買うときに必要になるのが交換レンズ。多くのカメラにはレンズが付属するレンズキットというものが販売されています。レンズキットには複数種類あり、初心者にはどんなレンズを一緒に買えば良いのか分からないものです。本記事ではキヤノンのKissシリーズなどのレンズキットを例に、各種レンズキットの違いを比較し、おすすめをご提案します。

※キヤノンのカメラとレンズを例に紹介しますが、どこのメーカーのカメラも基本的には似たようなレンズの組み合わせです。

レンズキットの選び方

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。約4年前にキヤノン一眼レフカメラのレンズキットを買って以来カメラの楽しさに浸っているAkiです。その後順調にカメラとレンズの魅力にはまり、現在は様々なレンズを使って撮影を楽しんでいます^^カメラ初心者の方から「どのレンズキットを選べば良いですか?」という質問をよくいただきます。この悩みにできるだけ分かりやすく丁寧にお答えします!

※こちらの記事は基本的にAPS-Cサイズのカメラを買う人向けに書いています。EOS 6D MarkⅡのようなフルサイズのカメラを買う人は次の記事をご覧ください。

カメラファンにとって憧れのフルサイズカメラ。5D Mark4や6D Mark2など素晴らしいカメラを手にしたらそれにふさわしい良いレンズを揃えたいところです。特に標準ズームレンズは最も使う頻度が多く種...
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そもそもレンズキットを買うべき?

安く買えてお得

キヤノンをはじめとしたメーカーはカメラをボディ単体で販売するだけでなく、一緒に使える交換レンズをセットにして販売しています。そのようなカメラとレンズのセットには「〇〇レンズキット」と名前がついています。そして、そのカメラとセットになっているレンズのことを俗に「キットレンズ」と呼びます。セットで買うとレンズ単体を別途購入するのと比べて安くなるのでお得です。

安いキットレンズは悪いレンズなのか

安いレンズというと性能が悪いのかと心配される人がいるかもしれません。またカメラを趣味にする人の中には安いレンズをバカにする人もたまにいます。しかし、少なくともこの記事でおすすめするキットレンズは粗悪なレンズではありません。

キットレンズはカメラメーカーが販売するレンズの中でも最も利用されることが多いのでカメラメーカーの顔とも言える存在です。特に近年のレンズは光学設計も優れています。比較的安い価格ながら性能が良いです。コストパフォーマンスが良いのでこれからカメラを始める人はぜひレンズキットを買うことをおすすめします。

ちなみに中古市場では昔のカメラにキットレンズとして付属していたレンズが売られています。残念ながら古い設計のレンズは現在のキットレンズと比べると画質が見劣りするものが多いです。中古で安いレンズを求めるより、最新のキットレンズを買うことをおすすめします。

主なレンズキットの種類

レンズキットのなかで最もメジャーなものが標準ズームレンズが付属するレンズキット。そして、その標準ズームレンズに加え望遠ズームレンズがセットになったダブルズームキットがあります。またひとつのレンズで広角から望遠までをカバーする高倍率ズームレンズキットもあります。細かくあげると他にも種類がありますが、主なレンズキットはこの3種類です。

「広角」、「標準」、「望遠」というのはレンズの焦点距離で区別しています。レンズの名前にある18mmとか135mmというのが焦点距離のことです。数字が小さいほど広角、数字が大きいほど望遠です。中間くらいを標準と呼びます。文章ではわかりづらいと思うので次の画像を見ていただくと違いが分かりやすいです。

焦点距離の比較(同じ位置から撮影しています)

焦点距離18mmで撮影 神戸市役所24階展望室

焦点距離18mm 広角

焦点距離50mmで撮影 神戸市役所24階展望室

焦点距離50mm 標準

焦点距離135mmで撮影 神戸市役所24階展望室

焦点距離135mm 望遠

次にそれぞれのレンズの特徴をご紹介します。そしてそのあとにどのレンズキットがおすすめかを解説します。

各種キットレンズの紹介

標準ズームレンズ / EF-S18-55mm・EF-M15-45mm

標準ズームレンズは、風景や手近なものを撮ったり、人物の撮影をしやすい基本のレンズです。

キヤノンは2017年に一眼レフカメラ向けのこのレンズをリニューアルしたばかり。カメラの新しい機種には新しいレンズが、2016年以前に発売された機種には古いレンズがセットになっています。

EF-S 18-55mm F4.0-5.6 IS STM

「EF-S 18-55mm F4.0-5.6 IS STM」は、キヤノンデジタル一眼レフカメラ用レンズ。EOS 9000D、EOS Kiss X9i、EOS Kiss X9などとセットで買えます。2017年に発売されたばかりの新しいバージョンのレンズです。

EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM

「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」は、同じくキヤノンデジタル一眼レフカメラ用レンズ。EOS 80D, EOS Kiss X8i, EOS Kiss X7とセットで買えるレンズです。2013年発売のバージョン。最新ではありませんが、新しい部類のレンズなのでいま買っても問題ありません。

新旧レンズの比較(左が新型)

キヤノン 18-55mmレンズの新旧比較

画像:キヤノン:EOS Kiss X9|おすすめレンズ・アクセサリー

新しいレンズの方がコンパクトでよりホコリが入りにくい構造になっています。画質はほとんど変わりませんが新型の方がわずかに向上しているようです。

標準ズームレンズには似たような名前でこれらよりも古いバージョンがあります。それらは中古市場で安価に出回っているのですが画質が大きく落ちるのでおすすめしません。もし中古で購入する場合はご注意ください。新しいレンズには名前に「STM」が入っています。

おすすめできない古い標準ズームレンズ

EF-M15-45mm F3.5-6.3IS STM

「EF-M15-45mm F3.5-6.3IS STM」は、キヤノンのミラーレス一眼カメラ用標準ズームレンズです。一眼レフカメラでは使えません。EOS M5やEOS M6などのカメラとセットで買うことができます。やはり風景や近くにあるもの、人物の撮影に便利です。一眼レフカメラの標準ズームレンズと比べるとより小型でより広角の撮影ができます。

望遠ズームレンズ / EF-S 55-250mm・EF-M55-200mm

望遠ズームレンズは、スポーツやステージの撮影などすこし距離のあるところを撮影するときに活躍します。カメラのダブルズームキットには、この望遠レンズと先ほど紹介した標準ズームレンズがセットでついてきます。

EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM」は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ用レンズ。EOS 80D、EOS9000D、そのほか2013年以降発売のKissシリーズカメラのダブルズームキットに付属します。これ以前の望遠ズームレンズと比べて画質が大きく向上しました。さらにSTMという構造になり、動画撮影の際のオートフォーカスが静かでスムーズにできるようになりました。

EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

「EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM」は、ミラーレスカメラ用の望遠ズームレンズ。EOS M5、EOS M6、EOS M10などのカメラのダブルズームキットに付属します。遠くのものを撮影したい人はダブルズームキットを買ってこのレンズを使いましょう。

最大まで望遠で撮影したときの焦点距離が200mmとなっており、一眼レフカメラ用の望遠ズームレンズと比べると少し物足りません。

高倍率ズームレンズ / EF-S 18-135mm・EF-M18-150mm

高倍率ズームレンズは焦点距離が18mm~135mmや、18mm~150mmまでと幅広いことが特徴。つまり、広角から少し遠くのものまで撮れる万能レンズです。

※ちなみに倍率というのは焦点距離の倍率です。例えば広角端18mmから望遠端150mmまでは数字が約8.3倍になっています。この数字が大きいレンズを高倍率ズームレンズと呼びます。普通の標準ズームレンズは18~55mmで約3倍です。これと比べると18-135mmや18-150mmはかなり高倍率のズームレンズです。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM」は、18-55mmのレンズと比べると少し大きめですが、こちらのレンズひとつあればレンズ交換の手間なく幅広いシーンに対応できます。大きさが気にならなければ18-55mmレンズよりこちらがおすすめです。ただし値段は高めになります。

これはキヤノンのデジタル一眼レフカメラ用のレンズです。ミラーレスカメラには使うことができません。EOS 80D、EOS 9000D、EOS Kiss X9iなどとセットで買うことができます。EOS Kiss X9にはこのレンズ付属のキットはありません。

EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STM

「EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は、ミラーレスカメラ用のレンズです。EOS M5やEOS M6とキット販売されています。18~150mmとかなり広範囲のズームレンジのレンズです。とても便利なレンズなのでおすすめです。

おすすめレンズキット

標準ズームレンズキット

付属するレンズの例:EF-S 18-55mm F4.0-5.6 IS STM / EF-M15-45mm F3.5-6.3IS STM

小型でシンプルな標準ズームレンズが付属します。軽量性を重視したいという人におすすめのレンズキットです。特ににミラーレスカメラの場合、15mmとかなり広角まで対応できるので風景やインテリアの撮影が好きな人におすすめ。

ダブルズームキット

付属するレンズの例:EF-S 18-55mm F4.0-5.6 IS STMEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMのふたつ / EF-M15-45mm F3.5-6.3IS STMEF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMのふたつ

望遠撮影が必要な人におすすめ。例えば、お子さんを撮りたくてカメラを始める人は運動会や習い事の発表会などすこし離れた場所からの撮影に便利です。スポーツやステージ、あるいは飛行機や野鳥など遠くのものを撮ることがメインの人はこのキットが一番良いです。

ダブルズームキットなら標準ズームレンズと望遠ズームのレンズがあるので、とりあえずこの2本があれば撮れないものはないでしょう。

高倍率標準ズームレンズキット

付属するレンズの例:EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM / EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STM

本格派志向の人におすすめ。標準ズームレンズと比べると少し大きくて重いですが、そのぶんより望遠まで撮影できます。まさに大は小を兼ねるです。このレンズだとこれ1本だけで近くのものから遠くのものまで撮れるので、レンズ交換の手間が省けます。この利便性はほかのレンズではカバーするのが難しいので、末永く付き合えるレンズです。基本的にはこのレンズキットが最もおすすめです。

標準ズームとダブルズームキットで悩む場合

よくある質問で「ダブルズームキットと普通の標準ズームキットどちらがおすすめ?」というものがあります。迷うならお得にレンズをふたつ買えるダブルズームキットをおすすめします。仮にあまり遠くのものを撮るシーンが思い浮かばなくても、望遠ズームレンズは意外と活躍します。望遠レンズを使うと、背景がよくボケる写真を撮れるからです。他にも圧縮効果と言って望遠レンズならではの映像表現もできるようになります(圧縮効果について知りたい人はググってみてください)。

まとめると、おすすめ順に、高倍率ズームキットダブルズームキット標準ズームキット、となります。

ちなみにキヤノンのミラーレスカメラの場合、マクロレンズが付属するキットもあります。私の確認した限りこのキットはあまり値段がお得になりません。後から個別に買っても価格差がほとんどないので、マクロレンズが欲しいと最初から決まっている人以外はわざわざ買う必要はありません。マクロレンズについて知りたい人は次の記事をご覧ください。

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上級買い物テクニック

キヤノンの一眼レフカメラを買う場合、あえてボディだけ買ってキットレンズとは別のレンズを購入するという選択肢もあります。これはある程度カメラとレンズについて詳しい人におすすめの買い物方法になります。初心者の人はあまり気にせずレンズキットを買った方が無難です。

※キヤノンのミラーレスカメラを買う人はレンズの種類があまりないので、レンズをすでに持っている人以外はレンズキットを買った方が良いです。

おすすめレンズ

タムロン 16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO

例えばタムロンの高倍率ズームレンズがおすすめです。焦点距離が16~300mmとかなり幅広い高倍率ズームレンズです。画質はキヤノン製キットレンズに少し劣るところもありますが、かなり望遠までカバーできる点は大きな魅力です。

シグマ 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

ほかにはシグマから販売されている明るい標準ズームレンズもおすすめです。基本的にレンズはF値という項目が小さい方が光をたくさん取り込める良いレンズになります。キットレンズはどれもF値が3.5~6.3ほどです。このシグマの標準ズームレンズはF値が2.8。室内のような暗い場所や、夜景の撮影などではキットレンズよりこのレンズのほうが使いやすいです。またF値が小さい方が背景ボケが大きくなるという特徴もあります。

※ちなみに動画を撮る場合は、シグマやタムロンのレンズより、キヤノン純正のキットレンズのほうがおすすめです。オートフォーカスの動作がよりスムーズになります。

まとめ もしキットレンズに不満を感じたら

基本的には高倍率ズームレンズの付属するレンズキットが最もおすすめです。望遠撮影が多い人はダブルズームキットを、できるだけ安く小型なレンズを使いたい人は標準ズームキットを選んでください。

今後撮影を続けたうえで、もしキットレンズで良い写真が撮れないのであれば、その理由は主に3つあります。ひとつは撮影が難しい環境で撮影していること。すごく暗い場所だったり、強い光がレンズ正面や横から差し込むとき、あるいは被写体が高速で動くようなシーンは撮影が難しいです。高級レンズはそういったシーンでも撮影しやすいような仕組みが施されています。

二つ目の原因は、撮りたい写真に適した種類のレンズを用いていないということです。広大な迫力ある風景写真を撮るときは望遠レンズでは撮影が難しいです。広角レンズが必要になります。逆に人物撮影の際に広角レンズを用いると顔や体のスタイルがきれいに出ません。ポートレート撮影は一般的に中望遠レンズが好んで利用されます。そのほか、マクロレンズや魚眼レンズ、シフトレンズなど、キットレンズにはない特徴を備えたレンズもあります。撮影シーンに応じて適切な種類のレンズ選択が重要です。

良い写真が撮れない3つ目の理由は撮影者の技術の問題です。実は上に挙げたふたつのポイントは撮影者の技術しだいである程度カバーできます。暗いシーンでは三脚やストロボをうまく利用することで良い写真が撮れます。レンズの特性を理解して用いれば風景を望遠レンズで撮影したり、人物を広角レンズで撮影しても魅力的な写真が撮れます。

なのでもしキットレンズで良い写真が撮れないときは、まず技術を磨くことをおすすめします。写真に関する多くの問題が知識やテクニックで解決できます。知識がある程度つくと今度は、レンズを変えれば撮れる写真がどう変わるかも分かってきます。自分の撮影したい写真・動画にあわせてレンズなどの機材を充実させると良いでしょう。

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