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マクロレンズの選び方とキヤノン一眼レフカメラ用おすすめレンズ紹介

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マクロレンズの選び方とおすすめレンズ

マクロレンズを使ったことがありますか?撮影がとても楽しくなるレンズなのでカメラを始めたら最初に買ってほしいくらいおすすめのレンズです。この記事では、マクロレンズとはどのような魅力あるレンズなのか、どうやってマクロレンズを選べばよいのかをお伝えします。そしてキヤノンのカメラユーザー向けにおすすめレンズもご紹介します!

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マクロレンズの魅力

大きく映せる!

そもそもマクロレンズとはどんなものなのでしょうか?マクロレンズとは、被写体をすごく大きく写すことができるレンズです。マクロレンズを使うと普段人間の目ではなかなか見えないようなとても小さなものの世界を映し出すことができます。

マクロ撮影 アジサイと蟻

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意外と多目的に使えるマクロレンズ

マクロレンズが活躍する代表的な撮影ジャンルは花・植物・虫・料理・テーブルフォト・物撮りなどです。他のレンズではなかなか見られないようなクロースアップした映像表現が可能です。

ルビアン マクロ撮影

しかし、必ずしも植物や料理などを大きく撮るだけが専門ではありません。多くのマクロレンズが中望遠の明るい単焦点レンズなので、その美しい背景ボケを活かした写真、例えばポートレート撮影にもおすすめです。

試しにGoogle画像検索をしてみるとマクロレンズを用いたポートレートの作例をたくさん見つけることができます。

マクロレンズ ポートレート – Google画像検索
タムロン マクロ 90mm ポートレート – Google画像検索

マクロレンズの選び方

マクロレンズ選びにはいくつか注目すべきスペックがあります。最大撮影倍率焦点距離ワーキングディスタンス、そして自分が使うカメラのセンサーサイズです。また手振れ補正の有無にも注目したいです。順を追って解説しましょう。

最大撮影倍率

マクロレンズとは何かを説明する際に「すごく大きく映せるレンズ」であると書きました。しかし、このままではすごく大きいというのが曖昧ですよね。どの程度大きく撮影ができるかを測る指標が「最大撮影倍率」です。

撮影倍率とは撮像素子(イメージセンサー)に記録される被写体の大きさを表しています。1倍なら被写体の大きさそのままがセンサーに映ります。0.5倍なら被写体は半分の大きさでセンサーに映ります。つまり倍率が大きい方が写真には大きく映るわけです。

レンズのスペック表には普通この最大撮影倍率がいくつかを示しています。表記の仕方は2パターン。ひとつは先ほど説明したような○倍という表記。もうひとつは1:1や1:5のような表記です。これは1:1なら1倍、1:5なら1/5つまり0.2倍を表しています。ちなみに最大撮影倍率1倍のことを「等倍」と呼ぶこともあります。多くのマクロレンズは最大撮影倍率が1倍(等倍)です。普通のレンズは最大撮影倍率が0.2や0.3くらいしかありません。

しかし、実は最大撮影倍率がいくつなら「マクロレンズ」と呼べるのか、その定義は厳密には決まっていません。レンズメーカーは比較的大きく映せるレンズなら最大撮影倍率が1倍未満でも「マクロ」という名前をつけていることがあります。

例えばシグマというメーカーがつくる標準ズームレンズ「Contemporary 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」には名前に「MACRO」(マクロ)と入っています。このレンズの最大撮影倍率は1:2.8(約0.36倍)です。シグマのホームページには「本格的なマクロ撮影が可能に」とありますが決して本格的ではありません。標準ズームレンズのわりにはマクロっぽい撮影ができるだけです。

他にもキヤノンの「EF24-70mm F4L IS USM」というズームレンズにはマクロ撮影機能がついています。このレンズは普通に撮影する場合の最大撮影倍率は0.21倍です。そしてマクロモードのスイッチを入れると0.7倍で撮影できるようになります。これはかなり大きいので先ほどのシグマと比べるとかなり本格的なマクロ撮影です。ただし、このときは焦点距離が70mmに固定され、またピントを合わせられる範囲がごく近距離のみに制限されて遠くのものにピントが合わせられなくなります。

このようにレンズにマクロという名前がついていてもどの程度大きく映せるかはレンズによって異なります。マクロレンズを買う場合はきちんとスペック表を見てこの最大撮影倍率がいくつかなのかを確かめなければなりません。マクロ撮影をするなら最大撮影倍率が1倍のレンズを買うことをおすすめします。

※撮影倍率をズーム倍率と混同する人がいらっしゃいますが全くの別概念です。

※稀に1倍より大きく映せる2倍マクロや5倍マクロレンズなども存在します。
参考:独特なマクロ撮影や美しいボケ味が魅力の「LAOWA」(ラオワ)レンズとは

焦点距離とワーキングディスタンス

マクロレンズはほとんどが単焦点レンズで、レンズによって焦点距離が60㎜や90㎜と違いがあります。焦点距離が違っても最大撮影倍率が1倍なら映せる最大サイズは変わりません。では焦点距離が違うと実際のマクロ撮影においてどのような違いが現れるのでしょうか?それは「最短撮影距離」「ワーキングディスタンス」に影響します。

最短撮影距離とワーキングディスタンスはよく似ていてどちらも被写体とカメラの距離を示す言葉です。「ワーキングディスタンス」とはレンズの先、あるいはレンズフードの先から被写体までの距離のことです。一方「最短撮影距離」とはイメージセンサーの位置から被写体までの距離です。センサーはカメラの外からだと見えませんが、カメラには「距離基準マーク」というものがあってセンサーの場所をカメラの上部に示しています。

最短撮影距離 図解

画像:デジタル一眼レフカメラの基礎知識 – レンズ | Enjoyニコン | ニコンイメージンより引用

この上の図で示す距離が「最短撮影距離」です。

一眼レフ初心者の人はレンズを被写体に近づけて撮影しようとしたらピントが合わないしシャッターもおりないという経験をしたことがありませんか?これは最短撮影距離よりも短い位置から撮影しようとするために起きる問題です。最短撮影距離は標準レンズならだいたい20センチ~40センチくらい。望遠レンズだと被写体と1m以上離れないとピントを合わせられないものが多いです。

ワーキングディスタンス 図解

画像:マクロレンズスペシャルサイト|キヤノンEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMより引用

「ワーキングディスタンス」は上の画像のようにレンズ先から被写体までの距離のことです。

ホームページやカタログなどでレンズの仕様を見れば、少なくとも「最短撮影距離」は絶対に書いてあります。「ワーキングディスタンス」はマクロレンズの仕様書であれば書いてあることが多いですが、表記がないこともあります。その際は最短撮影距離からレンズの長さを引いてやればおおよそのワーキングディスタンスを計算することができます。

ワーキングディスタンスが短いと、被写体のすごく近くに寄らないと大きく映すことができません。植物などの静止物の場合は被写体との距離が歩い程度近い方が撮影しやすいのですが、虫や小動物を撮影したい場合は被写体と数センチの距離まで近づくのは困難な場合がほとんどです。

基本的に焦点距離が長いほどワーキングディスタンスも長くなります。一般的に90㎜がマクロレンズの標準的な焦点距離とされていて、特に動物や虫を撮影したい人は135㎜のマクロレンズを選んだり、テーブルフォトなど静止物中心なら60㎜くらいの焦点距離のマクロレンズを選びます。

APS-Cだとより大きく見える

被写体を最大でどの程度大きく映せるかを測る指標として「最大撮影倍率」があることを説明しました。しかし、この最大撮影倍率はあくまでカメラのセンサーサイズが同じものを比較するときに使える指標です。

なぜかというと同じ撮影倍率でも、APS-Cサイズのカメラで撮影した方がフルサイズよりも大きく映るからです。次の図にフルサイズとAPS-Cサイズの画角の違いが図解されています。

フルサイズとAPS-Cサイズの画角の違い

画像引用元 キヤノン:キヤノンCMOSセンサーの世界

上の画像からフルサイズの部分とAPS-Cサイズの部分を切り取って比較すると次のようになります。

最短撮影距離や最大撮影倍率そのものはセンサーのサイズによって変わりませんが、同じ位置から撮影してもセンサーサイズが異なると写真に映る範囲の大きさはこのように異なります。

例えば、キヤノンのミラーレスカメラ用マクロレンズに関する次の文章(キヤノン公式ページより引用)をご覧ください。

画像引用:マクロレンズスペシャルサイト|キヤノンEF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

「35mm判に換算」というのはフルサイズ相当で比較するという意味です。ここで紹介されているレンズは最大撮影倍率が1.2倍。しかしAPS-Cサイズのカメラに装着して使用するので、写真はクロップされてフルサイズカメラで撮影した1.2倍の写真より被写体が大きく写ります。キヤノンのAPS-Cサイズカメラの場合、その差は1.6倍なので、1.2×1.6=1.92。ホームページに書いてあるように最大撮影倍率1.92倍相当の大きさになるのです。

ちょっと複雑な話になってしまいましたが、とりあえずAPS-Cサイズのカメラのほうがフルサイズより大きく写る(キヤノンの場合1.6倍になる)と覚えておいてください。

手振れ補正

マクロレンズは90㎜や100㎜くらいの中望遠の焦点距離が標準的なこともあって、普通に撮影すると手振れしやすいです。そのため手振れ補正機能があるととても便利です。できれば手振れ補正機能有りのものを買った方が良いでしょう。

ただし、マクロ撮影にはあまり手ぶれ補正の効果は現れません。とても微細な揺れが映像に影響してしまいます。次のレビュー動画がこの点を分かりやすく示しています。1:23〜1:55あたりを見てみてください。

手振れ補正をオフにした映像とオンにした映像を比較しています。最初の少しワイド気味のショットを見ると手振れ補正がとてもよく効いているのが分かります。しかし二つ目のクロースアップしたマクロショットのパターンを見ると、手振れ補正をオンにしても揺れがあまり抑えられていないことが分かります。

この動画に出てくるキヤノンの「EF 100mm f/2.8 L マクロ IS USM」は非常に人気が高い高級マクロレンズです。手振れ補正についても「ハイブリッドIS」という高性能な機能を搭載しているのですが、そのレンズでも動画に示されているようにマクロ撮影における手振れを抑えるのは困難です。そのためマクロ撮影の際は、シャッタースピードを速くしたり、三脚を用いて撮影することをおすすめします。

マクロ撮影用おすすめ三脚セット

マクロ撮影用に特におすすめの機材を紹介します。マクロ撮影の際は細かなアングルの調整が必要になります。その際にベルボンの自由に動かせるアームが付いた三脚は大活躍してくれます。被写体の真上から俯瞰の撮影をしたいときにも便利です。アームの部分は別売りもされているので、それだけ買ってお持ちの三脚に付けて使うこともできます(Velbon マルチアングルユニット V4-unit | Amazon)。

こちらのミニ三脚も優れもの。ローアングルからの撮影にはミニ三脚が使いやすいです。またマクロ撮影に便利なスライダーやレフ板がセットになっていてお買い得です。

キヤノン一眼レフカメラ用おすすめマクロレンズ

最後にキヤノンの一眼レフカメラで使えるおすすめのマクロレンズをご紹介します。

マクロレンズで最も有名なのがタムロンの90mmマクロレンズ。多くの人から支持され愛称は「タムキュー」フルサイズに対応して、90mmと扱いやすい画角、さらに優れた手ぶれ補正機能付きです。

カメラのキタムラで「タムロン 単焦点マクロレンズ 90mm F2.8」の新品・中古を探す

タムキューはこれまで何度もリニューアルを重ねています。上でご紹介したものは最新モデルですが、コスパを考えるとひとつ古いモデルもおすすめです。

フルサイズのカメラを使う予定がなければこちらのAPS-C専用マクロレンズがおすすめ。焦点距離が60mmでフルサイズに換算すると約96mm相当の画角となり、まさにタムキューのAPS-C版レンズです。手ぶれ補正はないものの、お手頃価格で、F値が2と明るいところが魅力。

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キヤノンのマクロレンズで最高峰といえばこちらのLレンズ。値段は高いですが、性能はトップレベルです。優れた手ぶれ補正もついており、予算さえクリアすればこれが最もおすすめです。

カメラのキタムラで「キヤノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM」の新品・中古を探す

料理動画など動画撮影にマクロレンズを使いたい人にはこの新発売のマクロレンズがおすすめです。EF-Sレンズ(APS-Cサイズ専用)なのでEOS 80DEOS 9000Dなどと組み合わせると大活躍します。

よりこだわったマクロ撮影をしたい人にはLAOWA(ラオワ)レンズをおすすめします。
参考:独特なマクロ撮影や美しいボケ味が魅力の「LAOWA」(ラオワ)レンズとは

例えばこのウルトラマクロレンズはなんと最大撮影倍率が2倍です。

カメラのキタムラで「LAOWA 60mm F2.8 Ultra-Macro キヤノンEFマウント」の新品・中古を探す

さらにラオワは焦点距離15mmの超広角マクロレンズも作っています。ふつうマクロ撮影というと被写体だけを大きく写して背景は完全にボケるという写真・映像が一般的ですが、この広角マクロレンズなら被写体を大きく映しながら背景もきちんと見えてその場の雰囲気を伝えることができます。

カメラのキタムラで「LAOWA 15mm F4 Wide Angle Macro with Shift キヤノンEFマウント」の新品・中古を探す

まとめ

マクロレンズについて理解が深まったでしょうか?マクロ撮影は普段の生活では見られないような映像を描写することができてとても面白です。また解像度の高さや美しいボケ味もマクロレンズの魅力です。マクロ撮影に限らず普段の様々な撮影に利用することができて楽しいですよ。とてもおすすめです!

梅とメジロの写真「ウメジロー」もマクロレンズをつかって撮りました。
参考:梅とメジロ「ウメジロー」の撮影方法・コツまとめ

マクロレンズを使った花の撮影テクニックについては下記の記事をご覧ください。

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