Leofoto G4購入レビュー!アルカスイス互換でコンパクトなギア雲台

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Leofoto(レオフォト)のギア雲台G4を購入しました。さっそく使ってみたところなかなか便利です。G4の良いところや悪いところについてレビューします。

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。Leofoto(レオフォト)のギア雲台G4を購入しました。便利な雲台で撮影が楽になったので紹介します。

Leofoto ギア雲台 G4 開封 付属物

Leofoto ギア雲台 G4

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Leofoto ギア雲台 G4の良いところ・メリット

Leofoto G4の特徴的な機能や良いところをご紹介します。

ギアで繊細な構図調整が簡単にできる

Leofoto G4はギア雲台と呼ばれるタイプの雲台です。つまり雲台にギアの仕組みがあって、ギアノブを回すことでちょっとずつ雲台の傾きを調整できます。雲台が固定された状態でも構図を微調整できる仕組みです。Leofoto ギア雲台 G4

ギアで少しずつ構図を調整できる文章よりも映像で見たほうがわかりやすいと思ったので動画を撮りました↓

雲台が固定された状態でちょっとずつ構図を調整できるのがとにかく便利です。わたしは物撮りをすることが多いのですがこのギア雲台のおかげで撮影がとてもはかどるようになりました。

ギアだけでなくレバーもある

ギアは繊細な調整が可能な一方でそれだけではスピードに欠けます。Leofoto G4には素早く雲台の位置を調整できるようにレバーも搭載しています。大まかに調整するときはレバーを、微妙な構図の修正にはギアを使うことでスピードと正確性の両方を兼ね備えています。

Leofoto ギア雲台 G4のギアとレバー

パンができるのでパノラマ撮影にも便利

Leofoto G4には雲台の下の部分とクランプのところにパンの回転軸があります。このおかげでパノラマ撮影も容易にできます。

小さくて軽い

Leofoto G4はギア雲台としては小型で軽量の雲台です。質量690gなのでスタジオ撮影だけでなく、外に持ち出して撮影というシーンにもぴったりです。

Leofoto ギア雲台 G4のサイズと質量

高さ 108mm
ベース径 60mm
重量 690g

参考:【受注生産】G4+NP-60 ギア雲台 Leofoto | 株式会社ワイドトレード

マンフロットのギア雲台の重さと比べてみましょう。

  • Manfrotto(マンフロット)ギア付きプロ雲台 405:1.6kg
  • Manfrotto(マンフロット)ギア付きジュニア雲台 410:1.22kg
  • Manfrotto(マンフロット)XPROギア雲台:0.75kg

参考:ギア雲台 – 雲台 – フォト三脚 – カテゴリー |マンフロット

またマンフロットのギア雲台は構造上でっぱりが多いのでかさばります。これに対してレオフォトのギア雲台は突起が少なくコンパクトなサイズにおさまっています。

Manfrotto ギア雲台 ギア付きジュニア雲台 アルミニウム製 410
マンフロット

見た目がかっこいい

これはただの主観ですが見た目が好みです。Leofotoの三脚ともデザイン的にマッチしてお気に入りです。Leofoto ギア雲台 G4 外観

Leofoto ギア雲台 G4 外観

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アルカスイス互換

Leofoto ギア雲台 G4はクランプがアルカスイス互換です。なのでアルカスイス互換のプレートを活用できます。

参考:アルカスイスってなに?カメラ初心者が三脚・雲台を選ぶときに知っておきたい話

L型プレートを組み合わせることで縦と横の構図変化も簡単にできます。

Leofotoのギア雲台G4とEOS R用L型プレート

L型プレートを使えば縦構図の調整もより円滑にできる

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Leofoto ギア雲台 G4の残念なところ・デメリット

Leofoto G4を使ってみたところ残念に感じるところもありました。このギア雲台の欠点についてお伝えします。

ギアの操作性が直感に反する

ギアのノブの向きと実際に動く方向がそろっていないので直感的に操作しにくいです。

前後に回すギアは雲台のスイング(左右)の動きを決めます。一方で左右に回すギアは、雲台のチルト(前後)の動きと連動しています。

Leofoto ギア雲台 G4 ギアの動きスイング

ギアノブを前後に回すと雲台は左右のスイングの動きになる

Leofoto ギア雲台 G4 ギアの動きチルト

ギアノブを左右に回すと雲台は前後のチルトの動きになる

ノブを右に回すと雲台は前に傾き、ノブを奥に回すと雲台は左に傾く…
回したときにどちら側に傾くかがなかなか覚えられません。個人的にはこれが一番大きなデメリットだと感じました。

一方でレバーについては回す方向と雲台の動く向きが一致するのでこちらはわかりやすいです。

ギアは二軸のみ

パンの動きについてはギアがありません。といってもパンは滑らかに動くので構図の微調整には特に問題ないと思います。

在庫が安定しない

Leofotoの商品は楽天市場で購入できます。代理店のワイドトレードのショップがあります。

ただし、あまり在庫がおいていないようで「在庫なし」になっていることが多いです。原則として受注生産らしいです。長らく在庫なしだったのですが最近在庫が復活したのでそのタイミングでわたしは購入しました。

そして安くはないです。Leofoto ギア雲台 G4とプレートのNP-60がセットになったものが2019年12月14日時点で税込み68,200円(楽天市場の価格)です。わたしが持っている雲台のなかでは最も高級ですね。

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アルカスイス P0 Hybridと迷った

わたしは以前アルカスイスの「モノボール P0 Hybrid」という雲台を使わせてもらったことがあります。自由雲台とギア雲台が融合したような製品です。これがとても優れた雲台であの操作性の良さをいまも忘れられません。

アルカスイス P0 Hybrid

アルカスイス モノボール P0 Hybrid。シンプルに見えて最高の使い心地です。

わたしにP0 Hybridを貸してくれたハクさんが雲台のレビューを書いていらっしゃるので詳細はそちらをご覧ください。
参考:超おすすめ!自由雲台+ギア雲台のハイブリッド ARCA-SWISS P0 Hybrid | カメラと三脚とアルカスイスと ときどきMac

Leofoto G4と比べてみると、P0 Hybridのほうがギアを動かしたときの滑らかさが圧倒的に良かったです。評判の良いLeofotoもさすがにアルカスイスには及ばないと感じました。

しかし、アルカスイス製品は高額です。少しでも値段を抑えるとなると輸入することになるのですがそれでも在庫があるわけではなく、注文してすぐ手に入るようなものではありません。

参考:Arca-Swiss Monoball p0 Hybrid Ball Head with Classic Quick|B&H

わたしはすでにLeofoto製のL型プレートを持っていたこともあって今回はLeofoto G4を選びました。またしばらくして雲台周りを新調することになったらアルカスイス製品を検討したいと思います。

ちなみにLeofotoにはLH-40GRというギア搭載自由雲台があって、これはアルカスイスのモノボール P0 Hybridとよく似ています。機会があればこれも使ってみたいですね。

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Leofoto G4はどういう人におすすめ?

Leofotoギア雲台G4を使うことで繊細な構図の調整を円滑に行えるようになります。特にG4はアルカスイス互換でコンパクトなサイズが魅力です。

ギア雲台はとても便利な反面、種類が少なく、現状選択肢がかなり限られています。アルカスイス互換で、コンパクトで扱いやすいギア雲台。このように条件をせばめていくとLeofoto G4はほぼ唯一の選択肢と言って良いでしょう。特にLeofotoは様々なカメラ専用のL型プレートを数多く販売しているので、その組み合わせという点でも有力です。

Leofoto G4はギア雲台を探している人に強くおすすめしたい商品です。もし価格は問わずとにかく最高のギア雲台が欲しいのであれば本家アルカスイス製のギア雲台も候補に入れても良いかもしれません。

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