日本唯一の大工道具ミュージアム「竹中大工道具館」の見どころをたくさんの写真とともにご紹介します。職人の道具や技に関する展示、美しい日本庭園などが楽しい観光スポットです。
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。
新神戸駅すぐの「竹中大工道具館」は日本唯一の大工道具ミュージアム。職人の道具と技に魅せられる博物館です。さらに丁寧に整備された日本庭園があったり、博物館の建物の造形にも優れていて、敷地がまるごと美しい場所です。
一見マニアックなミュージアムですが、単純に目で見て格好良い建物や、職人技による美しい建造物、手で触れて体験して学べるコーナーもあり、楽しく過ごせます。子供向けのワークショップもあるので、お子さん連れのファミリーでもおすすめです。
竹中大工道具館の概要と魅力
創業慶長16年(1610年)という非常に古い歴史を持つ竹中工務店。竹中大工道具館は、電動工具の普及にしたがって廃れていく収集して保存する場所として、またその展示を通じて工匠の精神や道具鍛治の心意気を伝える場所として、1984年、神戸市中山手に設立しました。現在の場所には2014年秋に移転。
大工道具が格好良い!
まず個人的にツボだったのが大工道具の展示。どんな作業に使われる道具なのかや、歴史的な経緯などの解説もあるのですが、何より見た目の美しさに惚れ惚れとしてしまいました。
これぞまさに職人技と言えるような展示も。
建物が格好良い!
展示物だけでなくミュージアムの建物も優れた建築物です。建築に関する受賞歴もあります。
日本らしい庭園が美しい!
建物の外観や中庭もきれいです。ミシュラン・グリーンガイド二つ星を獲得。
追記(2019年11月16日):秋は紅葉もきれいかと思って訪れたのですが、わたしが行ったタイミングではまだこれからといったところでした。
休憩室もあります。
シフォンケーキの販売やドリンクの自動販売機があります。
窓際の席からは美しい日本庭園を見ながらくつろげます。
縁側にも椅子があります。
体験できる!
竹中大工道具館は体験型の展示もたくさんあります。
こちらはかんながけした木材のうすい皮をさわることができる展示です。かんなの違い、仕上げの違いを手でさわって知ることができます。
また様々な種類の木の香りを比べることもできる展示もありました。こうして比べてみるとやはりヒノキって良い香りですね。
こちらは茶室スケルトン模型。大工や左官の仕事がわかるように、部分的に建材を取り払った茶室です。
実際にこの建物の中に入って中から見学できる仕組みになっています。
実際に大工道具をつかって物作りを体験できるワークショップを開催。子ども向けにいくつものレベルにわけたワークショップがあるので幅広い年代のひとが楽しめるようになっています。
特別展も魅力的!
竹中大工道具館では特別展も随時開催。わたしが訪れた日は「アニメーションにみる日本建築 ジブリの立体建造物展より」が開催されていました。
この特別展の展示は写真撮影ができないのですが、ジブリ作品の建築に関する展示が充実していて面白かったです。作品に登場する建造物の特徴や、何をモデルにデザインされているのかが、イラストや模型をもとに解説されていました。
様々な特別展を行っているので要チェックです。展示の内容によっては写真撮影も可能です。
美術館・博物館詳細
竹中大工道具館
入館料:大人500円(カード不可)
ウェブサイト:竹中大工道具館
TEL:078-242-0216
営業時間・定休日
営業時間:9:30〜16:30
定休日:月曜(祝日の場合は営業して翌日休み)
場所・アクセス
住所:〒651-0056 兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1
アクセス:
山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩約3分 詳細マップ
神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口1または北出口2より徒歩約3分 詳細マップ
シティ・ループ「12新神戸駅前(2F)」下車徒歩約3分 詳細マップ
神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車徒歩約2分 詳細マップ
まとめ
もっと早くに行けばよかったと思えるミュージアムでした。展示物はもちろん、日本庭園や建物全体が美術的に価値のある場所です。地元の人だと意外と新神戸方面に行くことは少なく見落とされがちですが、子どもから大人まで楽しめる博物館でおすすめです。
わたしが行ったときはゴールデンウィークということもあり非常にたくさんの人がいらしていました。もう一度すいてそうなときに再訪してゆっくりと過ごしたいです。
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