EOS学園の6DMarkⅡ撮影体験講座
キヤノンが今年8月に新しい一眼レフカメラ「EOS 6D MarkⅡ」を発売しました。この新機種の発売を記念して撮影体験講座が実施。全国7か所で行われる講座のうち大阪での実習に参加させてもらいました。プロカメラマン三島淳先生の指導のもと、EOS 6D MarkⅡの撮影を楽しませてもらいました。
参考:
貸していただいたEOS 6D MarkⅡ。20万円以上する高級カメラです。
レンズはEF24-105mm F3.5-.5.6 IS STM。このほか私物のレンズも持って行っていたのでそれらも一緒に使ってみました。
EOS 6D MarkⅡを使ってみて
良いカメラはオートでよく撮れる
高性能のカメラはオートで撮影しても良い感じの写真に仕上げてくれます。もちろんカメラマンの腕は重要ですがカメラまかせでも破たんしない絵を出してくれました。私は普段基本的にはRAW撮影するのですが、ここまでよく撮れるとRAW現像するほどでもないなと感じてしまいます。
作例をいくつかご覧ください。いずれの写真もレタッチはしていません(画像サイズの縮小処理はしています)。
撮影体験でビルから外へ出かけるときの一枚。
小さな池の映り込みを利用して撮影。
大阪に来ると様々なビルを思わず見上げて写真におさめたくなります。
空の青や、木々のグリーンも良い発色です。
よくボケる!
被写界深度の浅さがよくわかるように撮ってみました。このようによくボケる写真が撮りやすいのがEOS6D MarkⅡのようなフルサイズカメラの特徴です。
愛用しているEOS Kiss X9を撮ってみました。この被写体を包み込むようなボケ具合が個人的に好きです。
測距点の範囲がせまい?
ネット上のレビュー記事では、EOS 6D MarkⅡの欠点についても指摘されています。特によくあげられるのがフォーカス測距点の範囲の狭さです。私自身、発売前にショールームで実機を触ったときは気になったポイントでもあります。
しかし、実際に1時間弱撮影したくらいでは全くと言ってよいほど測距点の狭さは気になりませんでした。端のほうに被写体を持ってくることは稀なので使ってみると案外気にならないものですね。
バリアングルライブビューはやっぱり良い!
EOS 6D MarkⅡと言えばバリアングルモニターを利用したライブビュー撮影です。やはりこれが便利。ローポジションの撮影や、端のほうに被写体をもってきたいときはライブビュー撮影が活躍します。
こちらもバリアングルモニターを活用して低い位置から見上げるようにして撮影しました。マニュアルフォーカスの撮影なのですが、ライブビューだと拡大表示できるのでマニュアルでのフォーカス合わせも簡単です。
個人的にはファインダーの測距点の数や範囲がどうこうというよりはこのバリアングルモニターの存在が重要だと感じました。スペックシートだけ見ていると測距点の狭さが気になるところではありますが、実際に使ってみるとライブビュー撮影の快適さのほうが上回ります。
追記:作品の講評
この講習は撮影した作品を一枚提出して先生に講評・添削してもらうことができます。実習から約1か月が経ちその講評動画が公開されました。
私が提出した写真はこちら。
1分ほどの短い講評なのですが、特にダメ出しはなく構図、設定ともに良いとのことでした。
このように映り込みを利用する場合ピントを合わせたい位置が手前から奥まで広くあります。そのためF値を大きくして絞ると良いとのこと。この写真はF値10です(たぶんF11に設定したつもりで少しミスしました。特に問題ないですが)。普段APS-Cのカメラだと絞るときはF8くらいで撮るのですがフルサイズなのでもう少し絞ってみました。
露出については、もともと適正露出で撮っていましたが現像の際にシャドウを詰めるなどしてアンダー気味にしています。タクシーのメタリックな黒いツヤが引き立つように調整したつもり。
他の参加者の作品と先生の講評も見ることができます。様々な作品の添削を見れて勉強になりました。自分の写真の講評より他人の作品の講評を見る方が面白かったです。
撮影実習の感想
今回の撮影講座では実習に入る前に動画や先生のレクチャーでカメラの特徴や基本操作を学びました。個人的には初歩的なポイントが多すぎると感じましたが、初心者にとても優しい構成だったと思います。
撮影実習についてはもう少し時間をかけて様々な被写体のある場所を撮影したかったというのが本音です。ビルの合間にあるちょっとした緑地で撮影させてもらったのですが、できればもっと大阪のにぎやかな場所に行って撮影したかったですね。撮影時間は50分くらいで、撮影してみるとあっという間でした。
この講座は3000円で受講させてもらっています。貸してもらったカメラとレンズは合わせて25万円近い高級機材ですし、プロのカメラマンにレクチャーと写真の講評をしてもらえるので、値段的にはとてもお得に感じます。
EOS 6D MarkⅡはネット上のレビュー記事では批判される点も多くあります。代表的なものがAF測距点の狭さでしょうか。しかし、実際にしばらく撮影してみると個人的にはAF測距点の狭さは気になりませんでした。バリアングルモニターのフルサイズカメラということで、キヤノンのカメラユーザーからするとやはり魅力的なカメラと言えるのではないでしょうか。
今回紹介したカメラ
こちらの記事もおすすめ
キヤノンのおすすめレンズを紹介しています。
もしカメラの買い替えで資金が足りないときは要らない機材を売却して整理するのがおすすめです。
以前EOS 5D MarkⅣが発売されたときも同様の撮影体験講座に参加しました。これらの撮影体験は高級カメラを使える良い機会なので、今後もチャンスがあれば参加したいです。
カメラやレンズをレンタルしてみたい人は次の記事をご覧ください。
当サイトをご覧いただきありがとうございます!
「神戸ファインダー」は豊富な写真と動画で神戸の魅力を発信するブログ型情報ウェブサイトです。サイト運営者Akiが気になるカメラや関連機材についても国内外から情報を集め記事にしています。
記事を気に入っていただけましたらSNSでシェアをよろしくお願いします。
Facebook、Twitter、YouTube、Instagramなどでも情報発信していますのでフォローよろしくお願いいたします。シェアとフォローは下のボタンからご利用いただけます。
質問があればお気軽にコメントやSNSでお知らせください^^