マウスコンピューターのノートパソコン「DAIV-NG5510」および「DAIV-NG5520」をレビューします。15インチの大型ディスプレイと高性能CPUとグラフィックスカードを搭載、かつ薄型で持ち運びに優れています。場所を選ばずRAW現像や動画編集を行えるクリエイターPCです。
DAIV-NG5520はDAIV-NG5510の後継モデルです。CPUやグラフィックスなどが最新で高性能なものにアップグレードしています。ディスプレイやキーボード、インターフェイスなどはNG5510と変わっていません。
公式ウェブサイト:DAIV-NG5520シリーズ 薄型&狭額縁の高性能ノートパソコン(PC)
※2019年6月20日より販売開始(NG5510は2019年3月19日発売)
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。マウスコンピューターDAIVから期待の新機種が発売になりました。さっそくレンタルさせてもらい使わせてもらいましたのでレビューします。これまでDAIVにはなかった薄型PCがついに登場です!
DAIV-NG5510 / DAIV-NG5520 ってどんなパソコン?
ナローベゼル・薄型のクリエイターパソコン
マウスコンピューターがクリエイター向けに販売するPCブランドがDAIVです。DAIVは写真や動画の編集・イラスト制作などの用途を想定してハイスペックなCPUやグラフィックスを搭載しています。
DAIV-NG5520はCPUにインテル Core i7-9750Hプロセッサー、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 1650を搭載。DAIVシリーズの中で特にコンパクトなノートパソコンで、DAIVシリーズ史上もっとも持ち運びに優れたサイズを実現しています。ディスプレイは15.6インチと大型でありながらディスプレイの額縁(ベゼル)を限りなく小さくすることでパソコン本体のサイズをコンパクトにしているのが特徴です。
※DAIV-NG5520の本体寸法は幅360mm×奥行き243.5mm×高さ20.3mm(折り畳み時/ 突起部含まず。突起部含むと360×243.5×25.1mm)。質量約2.1kg。
DAIV-NG5520は外出先でも作業をしたい人に向いているクリエイターPCです。わたしも実際にしばらく持ち歩きましたが、これならカフェでブログを書いたり、写真のセレクト・RAW現像などを快適に行うことができました。
開封時のインプレッション
※以下はレビュー用にお借りしたDAIV-NG5510のインプレッションです。NG5520も中身のCPUとグラフィックス以外はNG5510と同じです。
「DAIV-NG5510」はマウスコンピューターの段ボール箱のなかにDAIV特製ケースが入っていてその中にパソコンがおさまっていました。
緩衝材の間を取り除くと黒い袋に入ったパソコン本体がお目見え。これまでのDAIVのPCは透明なビニールと白いカバーがだったのですが、黒いほうがなんとなく高級感があって好印象でした。パソコンは高い買い物なのでこういうちょっとしたところで「良いものを買った」と思えると嬉しいですね。
DAIV-NG5510 / DAIV-NG5520の外観の特徴
液晶ディスプレイ
ノート型のクリエイターパソコンでとても大切なのがディスプレイで。自分がとりあつかう作品を見るモニターですから基本的には大きくて見やすいものが望ましいです。
液晶ディスプレイのサイズは15.6型。解像度はフルHD(1920×1080)をサポート。ノングレア、つまり非光沢のディスプレイなので、映り込みが少なく作業に集中しやすくなっています。
旧機種のDAIV-NG5500のときは初期設定の色が青みがかっていてあまり好ましくなかったのですが、DAIV-NG5510は特別な設定をしなくても初期状態からバランスの良い発色でした。
ただしノートパソコンのディスプレイには限界があるので、本格的に写真のRAW現像やレタッチ、動画編集のカラーグレーディングをする人はキャリブレーションツールやカラーマネジメントモニターが別途あったほうが望ましいです。
参考:写真にこだわるなら良いディスプレイが必要!カラーマネジメントモニターの選び方
色域の点ではDAIV-NG5510やNG5520は可もなく不可もなくといったところです。公式ウェブサイトによるとディスプレイの色域は「NTSC比約72%」、そして「sRGB比換算 約102%相当」とあります。すこしややこしい表現なので補足しておくと、ディスプレイの色域における「sRGB比」と「sRGBカバー率」の違いです。RAW現像やカラーグレーディングを行なっている人ならよく聞く話だとは思いますが、色域で本当に重要なのは「カバー率」の方です。
公式ウェブサイトには色域のカバー率に関する情報が書かれていないので、専門のツールを使って実際にどの程度の色域があるディスプレイなのか調べました(X-rite i1Display ProとColorACを使用)。NTSCを気にする人はほとんどいないはずなので、sRGBやAdobe RGBをどの程度カバーしているのか計算しました。
上の画像で◯印の範囲がAdobe RGB、*印の範囲がsRGB、△印で色のついた線で囲われた範囲がDAIV-NG5510の色域です。画像を見て分かるようにDAIV-NG5510の色域はAdobe RGBと比べるとずっと小さいです。そしてsRGBと比べると色域の広さはほぼ同じくらいですが位置が少しずれていてsRGBを完全にはカバーできていないことがわかります。
これを数字で表すとDAIV-NG5510ディスプレイの色域はAdobe RGBカバー率が69.6%、sRGBカバー率が90.0%です。つまりウェブサイトに表記されているsRGB比約102%というのは単純に色域の広さだけ見ると102%ほどの大きさがあるという意味にすぎません。ウェブ媒体の色域は基本的にsRGBに準拠しており、そこでDAIV-NG5510のディスプレイが実際に出せる色は90.0%ほどです。
sRGBカバー率が90%もあれば一般的には優秀な数字といって良いでしょう。ただクリエイター向けの専門的なモニターと比べるとあまり良くありません。ふつう広色域ディスプレイというとsRGBカバー率が99%以上あったり、AdobeRGBも100%近くカバーできるものがあります。例えば同じマウスコンピューターのDAIVシリーズでもNG7700はAdobe RGBカバー率100%のパソコンです。
キーボード・トラックパッド
DAIV-NG5510のキーボードを見てみましょう。
タッチパッドの右上には指紋認証センサーを搭載。
DAIV-NG5510のキーボードはバックライトが光ります。起動する時には青色に、起動中はよりカラフルに様々な色になります。
キーピッチは約18.82mm、キーストロークは約1.4mmです。キーの間隔や打圧感に特に気になるところはなく快適でした。
キーボードを使っていてキーの配置について違和感がありました。わたしが気になったのは下の画像の赤い丸で囲んだ箇所です。
ひとつがスペースキーの隣にある「変換/無変換」キーです。多くのキーボードではスペースの右隣に「変換」が、左隣に「無変換」があるのに対して、DAIV-NG5510の場合は「変換/無変換」がひとつのキーに統一されてスペースの右隣にあります。わたしは普段Windowsパソコンを使う際は「変換」を日本語かな入力に、「無変換」を英数入力に割り当てるようカスタマイズしています(つまりMacと同じ入力方式)。DAIV-NG5510ではそういう使い方ができなくて個人的に不便でした。
参考:WindowsとMacを両方使うならロジクールのFlow対応キーボードとマウスが超便利
もうひとつのキーの方が一般的により違和感が大きいかもしれません。それは「¥」キーです。普通は「BACKSPACE」キーの左隣に位置しますが、なぜかDAIV-NG5510のキーボードは左下のあたりにあります。「¥」や「|」などを入力する際はすこし慣れなくて苦労するかもしれません。
もしこのキーボードが不安であればDAIV-NG5810のほうをおすすめします。NG5810も使わせてもらったのですが、より自然なキー配列で使いやすかったです。値段は高くなりますが性能的にもNG5810のほうが上です。
インターフェイス
DAIV-NG5510の左側面にはインターネット用のLAN端子、USB2.0端子(Type-A)、マイク端子、ヘッドフォン端子があります。
DAIV-NG5510の右側面にはSDカードリーダー、USB3.0端子(Type-A)×2があります。
DAIV-NG5510の背面には電源端子、USB3.0端子(Type-C)、HDMI端子、Mini DisplayPort端子×2があります。映像出力や電源ケーブルは背面にあったほうが使いやすいので個人的には嬉しいポイントです。特に電源端子は側面だと、コンセントの位置によってケーブルがとても邪魔になるので背面のほうが望ましいです。
サイズ・重さ
DAIV-NG5510の本体寸法は幅360mm×奥行き243.5mm×高さ20.3mm(折り畳み時/ 突起部含まず。突起部含むと360×243.5×25.1mm)。
DAIV-NG5510の上にA4用紙、L判写真、コーベアーを置きました(A4用紙が見づらくなってしまいましたが端はコーベアーの左手あたりです)。
質量は約2.1kg。カスタマイズ次第(メモリの搭載量など)で重さがすこし変動します。
ACアダプターのサイズは実測で高さ25mm×幅87mm×長さ153mm。高性能なCPUやグラフィックスを搭載しているのでACアダプターは比較的大きめです。ただし、DAIVシリーズのなかでは最小クラス。角が丸みをおびていることもあって高性能PCのわりには小さい印象です。
持ち運びについて
コンパクトなサイズが特徴のパソコンなので様々なカバンに収納して外に持ち出してみました。
DAIV-NG5510を収納できたカメラバッグ
- Peak Design エブリデイバックパック 20L/30L
- Peak Design エブリデイメッセンジャー 15インチ
- Peak Design トラベルバックパック 45L
- ※Peak Design「エブリデイメッセンジャー 13インチ」と「エブリデイトート」はPCポケットには収納不可だがメインポケットには入る。
実際にスターバックスなどのカフェでDAIV-NG5510を出してRAW現像したり、作業をしてみました。このサイズならカフェの机にもきちんと置けます。
写真編集・動画編集用パソコンとして使ってみた感想
写真のRAW現像について
RAW現像ソフトをつかって作業してみましたが特に大きなもたつきもなく快適に編集することができました。
JPEG書き出しにかかった時間を計測しました。3種類のRAW現像ソフトを使用して25枚の写真の書き出しにかかった時間を記録。以下の表のような結果になりました。
現像ソフト | 画素数 | 時間/25枚 | 時間/枚 |
---|---|---|---|
Adobe Camera RAW | 2400万 | 31秒 | 1.24秒 |
3000万 | 42秒 | 1.68秒 | |
4240万 | 1分7秒 | 2.68秒 | |
Silkypix9 Pro | 2400万 | 1分54秒 | 4.56秒 |
3000万 | 2分30秒 | 6秒 | |
4240万 | 5分24秒 | 12.96秒 | |
Digital Photo Professional 4 | 2400万 | 6分41秒 | 16.04秒 |
3000万 | 9分28秒 | 22.72秒 |
※カメラはEOS Kiss M(2400万画素)、EOS R(約3000万画素)、A7R3(約4240万画素)を使用。最大サイズ・最高画質で書き出し。
DPP4での現像だとすこしあまりスピードが出ていないのが気になりますが、AdobeやSilkypixでは短時間でRAW現像できました。
動画編集について
DaVinci Resolve15で動画編集をしました。FHD60Pや4K30Pくらいの素材であれば特に大きなもたつきもなく快適に編集できました。BMPCC4Kで撮ったRAW動画の素材(4K 24P)も使ってみたのですが普通に編集することができて処理能力の高さに感心しました。
2分30秒の長さの動画をDaVinci Resolveで書き出したところ、FHD30Pの場合は1分24秒、4K30Pの場合は6分30秒かかりました。
バッテリーの持続時間について
マウスコンピューター公式の仕様書によるとバッテリーの持続時間は約7.4時間です(JEITA測定法2.0)。高性能なパフォーマンスを発揮しながらもバッテリーの持ちが向上しています(過去モデルのDAIV-NG5500のバッテリー持続時間が約6.0時間であったのに比べて大幅に長くなっています)。ただしRAW現像や動画編集は非常に電力を消費するので、そういった作業の場合はできるだけAC電源を用いることをおすすめします。
ファンの音について
ファンの音がうるさいと感じることは特にありませんでした。動画の書き出しのときが特に熱が高くなっているようでそのときはファンがしっかり回っていて通常より音が大きかったです。
DAIV-NG5510のスペック詳細
基本スペックとベンチマーク
DAIV-NG5510シリーズは、CPUに「インテル Core i7-8750Hプロセッサー」、グラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1050」を搭載しています。
追記(2019年6月20日):新発売となったDAIV-NG5520シリーズは、CPUに「インテル Core i7-9750Hプロセッサー」、グラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1650」を搭載しています。つまり最新のより高性能なパーツにパワーアップしました。値段は基本的に据え置きで変わっていないのでお買い得ですね。
あとはモデルによって、メモリやストレージの基本構成が決まっています。そしてそれらをベースにカスタマイズして注文できるようになっています(つまりBTO)。
「Core i7-9750H」は高性能なクリエイターPCやゲーミングPCによく搭載されているいま主流のCPUです。ノートPCで高性能なものといえば今はこの「Core i7-9750H」がイチオシです。「NVIDIA GeForce GTX 1650」はグラフィックスとしてはお手頃でコスパの良いパーツです。RAW現像の作業をするくらいにはちょうどが良いグラフィックスです。動画編集も快適に行えます。
今回わたしがお借りしたモデルは「DAIV-NG5510M1-S5」。「DAIV-NG5510M1-S5の販売価格は税別174,800円(2019年4月13日時点)。
主なスペック
- CPU:インテル Core i7-8750Hプロセッサー
- グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1050
- メモリ:16GB
- ストレージ:M.2 SSD 512GB
この「DAIV-NG5510M1-S5」で性能を評価するベンチマークテストを行いました。パソコンの性能を客観的に評価できるようにした数値です。ひとつの目安なので、気になる人は参考にしてください。なんのことかよくわからない人は無視してもらって大丈夫です。数字が大きいほど性能が優れています。
PC Mark10 ベンチマーク
PC Mark10ベンチマークテスト結果 | |
---|---|
総合スコア | 4195 |
基本性能(Essentials) | 7659 |
デジタルクリエイティブ総合スコア (Digital Content Creation) |
4313 |
写真編集の能力(Photo Score) | 4679 |
動画編集の能力(Video Score) | 3215 |
3Dコンテンツ制作の能力 (Rendering and Visualization Score) |
5336 |
このスコアはベンチマークソフトのPC Mark10を用いて算出しています。
「写真編集の処理能力(Photo Score)」は、サムネイルの読み込み、JPEGやPNGへの書き出し、バッチ処理、色やノイズの調整、マスク処理などを行いそれらの快適さを数値として換算。
「動画編集の処理能力(Video Score)」は動画のダウンスケールや、シャープネスの処理、ブレの補正などをすることでそれらの作業の快適さを数値として換算。
参考:PCMark10 Technical Guide.pdf
Crystal Disc Mark ベンチマーク
「DAIV-NG5510M1-S5」は初期構成でM.2 SSDを512GB搭載しています。データの読み書きが高速に行えます。
SDカードリーダーの性能は平凡です。UHS-Ⅱには対応していないのでそれほどスピードは出ません。
SDカードはSanDisk Extreme Pro 128GB UHS-Ⅱを使用しました。
おすすめのモデルとカスタマイズ
DAIV-NG5510シリーズはCPUやグラフィックスはどのモデルも同じです。カスタマイズするとすれば、メモリやストレージの容量、あとは保証の延長などです。
RAW現像や動画編集などクリエイティブな作業をするにはメモリは16GB以上を推奨します。もっと簡単な作業目的であればメモリ8GB程度でも構いませんが、クリエイターPCとしては16GB以上を確保しましょう。もし4K動画をがっつり編集するつもりであれば32GBまでメモリを積んでも良いかもしれません。
ストレージはSSDをおすすめします。HDDがあっても良いですがSSDをメインにしたほうが快適に作業できます。速度的には、NVMe対応SSD > SSD > HDD の順で優れています。容量は自分がふだん使っている容量を調べてどれくらい必要になりそうか計算しましょう。容量がギリギリだとデータの整理におわれてストレスになるので余裕のある容量にしておくことをおすすめします。よくデータがいっぱいになってあわててデータを整理していたら誤って大事なデータも消してしまうという事故があります。くれぐれも気をつけてください。
以上の条件から具体的なおすすめモデルを挙げると「DAIV-NG5520M1-M2S5」と「DAIV-NG5520H1-M2SH5」がおすすめです。長く使うなら保証を3年に延長しても良いかもしれません。
参考:マウスコンピューター購入の際の注意点とおすすめカスタマイズ
参考:写真編集・RAW現像用のパソコンのおすすめスペック!CPU・グラフィックス・メモリはなにが必要?
表:DAIV-NG5520のラインナップ(2019年6月20日時点)
モデル名 | 価格(税別) | メモリ | M.2 SSD | SSD | HDD |
---|---|---|---|---|---|
DAIV-NG5520E1-S2 | 154,800円 | 8GB | – | 240GB | – |
DAIV-NG5520S1-SH2 | 164,800円 | 8GB | 256GB | – | 1TB |
DAIV-NG5520M1-M2S5 | 169,800円 | 16GB | 512GB NVMe対応 |
– | – |
DAIV-NG5520H1-M2SH5 | 194,800円 | 32GB | 512GB NVMe対応 |
– | 1TB |
※CPUはインテルCore i7-9750Hプロセッサー、グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX1650で共通。
公式ウェブサイト:DAIV-NG5520シリーズ ラインナップ一覧
参考:マウスコンピューターDAIV全モデルスペック比較表
DAIV-NG5510 / DAIV-NG5520はどんなユーザーに適しているのか
マウスコンピューターのDAIV-NG5510 / DAIV-NG5520はハイスペックでありながら持ち運びにも優れたノートパソコンです。RAW現像や動画編集もパワフルに行えます。これまでDAIVシリーズのパソコンは性能は良くても大きくて重たいというのが難点でした。そのデメリットをうまく解決した新商品です。
性能やサイズ的にはMacBook Proに近いですが、それと比べるとずっと価格が安いのでお得感があります。コスパにも優れたパソコンと言えるでしょう。
欠点をあげるとすれば、ディスプレイの色域がすこし狭いことです。実測値でsRGBカバー率が90.0%、Adobe RGBカバー率が69.6%でした。クリエイターパソコンとしてはもう少し良い数値を期待したいところ。本気でレタッチやグレーディングをしたいときは、パソコンに広色域ディスプレイを接続してそちらの画面を見ながら作業をしたほうが良いでしょう。映像出力のポートは充実しています。
とはいえディスプレイの見た目自体は特に悪いところはなく、基本的には見やすくてきれいな映りです(平均レベルよりは確実に上)。また一般的なディスプレイでどう映るかを確認したいのであれば必ずしも広色域ディスプレイである必要はありません。一般のPCディスプレイと同水準の色域でかまわないでしょう。
色域が優れたノートパソコンだとDAIV-NG7700があります(Adobe RGBカバー率100%)。しかし、こちらは価格が倍以上、サイズもずっと大きく重たくなります。パソコンを気軽に持ち出したい人はDAIV-NG5510 / DAIV-NG5520のほうが良いでしょう。
追記:DAIV-NG5300が2019年6月12日に新発売となりました。こちらはかなり色域が広いディスプレイを搭載しています。値段も少し安いので写真編集を広色域ディスプレイのノートPCで行いたいならDAIV-NG5300はかなりおすすめです。
DAIV-NG5510およびDAIV-NG5520の良いところ
- CPUが高性能( Core i7-9750H)
- グラフィックスカード搭載(GeForce GTX 1650)
- 15.6型の大きいディスプレイ、かつパソコン本体はスリムでコンパクト
- バッテリー持続時間が長い
- ファンの音がそんなにうるさくない
DAIV-NG5510およびDAIV-NG5520の残念なところ
- 液晶ディスプレイの色域があまり広くない(sRGBカバー率約90%)
- キーボードのキー配置がすこし特殊
- 標準搭載のSDカードリーダーはUHS-Ⅱ非対応
- Thunderbolt3非搭載
またマウスコンピューターは国内生産で、サポート24時間体制の安心のBTOパソコンメーカーです。パソコンにあまり詳しくないひとにとってはマウスの手厚いサポートは頼りになります(参考:マウスコンピューターは日本の会社って知ってた?どんな企業なのか詳しく解説します)。わたし自身マウスコンピューターのDAIVを購入して実際に使っています(機種はデスクトップのDAIV-DGZ530S2-KBFD)。性能ももちろん大事ですが安心して使うことができるのが特に購入の決め手でした。
結論:今回紹介したマウスコンピューター「DAIV-NG5510」および「DAIV-NG5520」は携帯性とパフォーマンスのバランスがとれたスタイリッシュなノートパソコンです。ハイスペックなパソコンを気軽に持ち出したい人におすすめです。
DAIV-NG5520シリーズ詳細を確認
マウスコンピューター公式ウェブサイト
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