DAIVデスクトップパソコンレビュー!マウスのクリエイターPCの特徴とラインナップ【2022年版】

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マウスコンピューターが販売するクリエイター・エンジニア向けPCブランドの「DAIV」。このデスクトップパソコンを実際に使わせてもらったので感想をレビューします。そのパソコンの特徴や、DAIVのデスクトップPCのラインナップについて紹介します。

マウスコンピューター DAIV デスクトップパソコンレビュー

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。マウスコンピューターファンのAki(@Aki_for_fun)です。

実際にマウスコンピューターのパソコンをつかっているのはもちろん、これまでマウスコンピューターのDAIVのパソコンの実機を20種類以上使わせてもらいました。販売ページも何度も何度も見てかなりの「DAIV通」になったので、DAIVのデスクトップパソコンについて特徴をまとめたいと思います(この記事もDAIVをつかって書いています)。

DAIVの種類や特徴についてお伝えします。外観やケースの中の写真も多数掲載しているので参考にしてください。

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DAIVとは

最近クリエイター業界で頻繁に見かけるようになった「DAIV」というパソコン。これはマウスコンピューター社が販売するクリエイター・エンジニア向けPCのブランド名です。

マウスコンピューターは日本のBTOパソコンメーカー。1993年にパソコン事業を起こし、1998年にマウスコンピュータージャパン(MCJ)が設立、2006年にマウスコンピューターとして分社化し、2018年で創業25周年を迎えました。本社が東京に、工場が長野県飯山市に、サービスセンターが埼玉県春日部市に、24時間対応のサポートコールセンターが沖縄にある、完全に日本をベースとした企業です。高品質で低価格のパソコンであること、365日24時間受付のサポート体制、日本のメーカーであることなどが人気でここ数年で急成長しています。アイドルグループ乃木坂46のメンバーが登場するCMでも有名。

マウスコンピューターのパソコンとノベルティグッズ
マウスコンピューターのパソコンとノベルティグッズ 創業20周年ということもあって様々なものを頂きました

DAIVというブランドは2016年にクリエイター向けPCとして登場しました。実際にクリエイターたちにインタビューしてどんなパソコンが欲しいかを調査して設計されています。他社では中身のパーツが高級なものを単にクリエイター向けPCブランドとしていることが多いですが、DAIVはクリエイター向けに専用設計されていることが特徴です。

参考:マウスコンピューターのクリエイター・エンジニア向けPC DAIV

DAIVという名前は「Dynamic Approach Imagery of Visual」の頭文字をとった略称。読み方・発音としては「ダイブ」となります。

DAIVにはデスクトップとノートの両方の種類があります。本記事ではデスクトップパソコンの特徴についてまとめました。ノートパソコンについては次の記事で紹介しています。

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DAIVデスクトップパソコンの特徴

種類が豊富・高性能モデルが充実

DAIVはクリエイターやエンジニア向けのブランドなのでいずれも高性能なパソコンばかり。安いものでも10万円からで、高級なものでは100万円を超えます。写真や動画の編集、イラストレーション、製図、VRなど様々な用途に適したパソコンがそろっています。またそれぞれのモデルをカスタマイズして注文できるので、幅広い予算やニーズに合わせることができるのが特徴です。

DAIVのデスクトップ画面

マットブラックのケースがかっこいい

DAIVのデスクトップパソコンのケースは全モデルで統一されています。この特徴的なデザインが実用的かつ、かっこよくて人気があります。

DAIVデスクトップパソコン 外観

カラーはブラック。高級感ただようマットな質感です。ATX規格のミドルタワー型なので、サイズは比較的大きいです(190mm×490mm×490mm)。大型なぶん拡張性や冷却性に優れています。

より小型のマイクロATXのケースが今後登場するかは未定ですが、ユーザーからは要望の声があがっているとマウスコンピューターの社員さんから聞きました。もしかすると今後の新機種ではそういった小型ケースのものも開発されるかもしれません。

パソコン側面のDAIVのロゴ
側面にはDAIVのロゴ
横から見たDAIVデスクトップパソコン

形状としてはかつてのMac Proを想起させるような足の生えた四角いデザインです。見た目でも人気が出るように狙っていたのかもしれませんね。しかし、デザインのこだわりはルックスだけでなく、実用性にもあります。

DAIV デスクトップパソコンはキャスター付き

まず特徴的なのがキャスター付きであることです。後方に2輪のキャスターがあって、移動させやすいようになっています。

DAIVの取っ手を持って動かす様子

わたしも実際に写真のように持ち上げて動かしてみました。ハンドル部分が持ちやすいようにラバー加工されていて負担がかかりません。スタジオでの使用などでパソコンを動かすこともあることからこのようなキャスター付きのケースが開発されました。

インターフェイス

DAIVデスクトップパソコン正面
正面

前からの見た目です。

DAIV デスクトップ フロント上段のインターフェイス
美しいフロントインターフェイス

フロント上段に電源ボタンやUSBポート、ヘッドフォン、マイクの端子があります。わざわざパソコンの背面に手を伸ばさなくても関連機器を接続できて便利です。電源は車のエンジンスイッチをイメージしたデザインで、ダイヤルを横に回すことでスイッチが入るようになっています。

またフロント上段のカバーは簡単に取り外して、下の段にしまっておける構造です。

DAIVデスクトップパソコン正面 カバーを外した状態
上段のカバーを外した状態

カバーを外すとカードリーダーや、光学ドライブ、HDDリムーバブルベイなどにアクセスできるようになります。これらのパーツはオプションなので機種によっては搭載されていなかったり、カスタマイズで選ぶことができます。

DAIVデスクトップパソコン カードリーダー
高速カードリーダーでデータを短時間で取り込める

下段のカバーも外すとメッシュのフィルターが見えます。

DAIVデスクトップパソコン正面 カバーをすべて外した状態

このフィルターも外して掃除できる仕組みになっています。ホコリへの配慮までしっかりされていて安心です。

DAIV デスクトップパソコ ン裏面
背面
DAIV デスクトップパソコ ン裏側のインターフェイス
背面のインターフェイスその1

背面のインターフェイスは機種によって異なりますが一般的に必要なポートは一通りそろっています。拡張カードで無線LANやThunderbolt3 / Thunderbolt4 ポートをつけることもできます。

DAIV デスクトップパソコ ン裏側のインターフェイス(グラフィックス)
背面のインターフェイスその2

その下にグラフィックスカードのインターフェイスがあります。これも搭載しているグラフィックスによって異なります。写真はGeForce RTX2070搭載機種(DAIV-DGZ530S1-KBFD)の例です。

インターフェイスの名称 マニュアルより

ケースの中身

ケースの中を見てみましょう。

DAIV-DGZ530S1-KBFDのケースの中身

ケースの中までブラックで美しいです。以前はケーブル類の色はごちゃごちゃだったのですが、最近はより美しく見えるよう黒色に統一したそうです。普段見えない部分にまでこだわる姿勢には好感がもてますね。

搭載パーツは機種によって異なります。

CPUクーラー 空冷

こちらは空冷のCPUクーラー。

水冷CPUクーラー マウスコンピューターオリジナルモデル

水冷のクーラーを選ぶこともできます。音は空冷でもそんなにうるさくありませんが、水冷のほうがより小さく感じました。

M.2 SSD 放熱シールド付き

M.2 SSD 放熱シールド付き。超高速のNVMe対応M.2 SSDも使えるので、重たいデータを取り扱うクリエイターでもサクサクと快適に作業ができます。

多少知識がある人なら自分でカスタマイズしてパーツを入れ替えることも可能ですね。もちろん注文の際に希望のカスタマイズを施すこともできます。

追記(2019年3月8日):CP+2019にて開発中のデスクトップケースが公開されていました。
→ マウスコンピューターDAIVの新しいデスクトップケースがCP+2019で公開

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DAIVデスクトップパソコンの特徴的なモデル

コンセプトモデル

パソコン初心者の人は用途や目的で分類されている「コンセプトモデル」が選びやすくておすすめです。RAW現像や動画編集、イラスト、VRなどのジャンルごとに推奨のパソコンが紹介されています。なかにはAdobeソフトを扱う人向けのパソコンなど、使用したいソフトウェアに合わせてパソコンが用意されています。

コンセプトモデルはそれぞれの使用シーンを想定して、実際にそのパソコンで作業に支障がないかどうか検証しています。動作が保証されているパソコンなので安心です。パソコンの知識がない人でも選びやすいです。

DAIV コンセプトモデル一覧

セール品

マウスコンピューターは随時セールを開催しています。セール対象商品の中にDAIVのパソコンが含まれていることもあります。お買い得にパソコンを買いたい人はぜひセール品のページをチェックしておきましょう。

セールページ:セール|BTOパソコン・PC通販のマウスコンピューター【公式】

アウトレットの販売もあります。

アウトレットページ:アウトレットパソコン|パソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】

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DAIV 各種シリーズの概要

パソコンのスペックについて理解できる人はまずシリーズを知っておくと種類を選びやすくなります。

公式ウェブサイト:デスクトップパソコン一覧|DAIV

DAIVのデスクトップパソコンは大きく分けると次のようなシリーズがあります。

スタンダードパソコン

ミドルレンジパソコン

ハイエンドパソコン

プロフェッショナルパソコン

これらのシリーズの概要について解説しましょう。まず頭文字のアルファベットについて。これらはどのようなCPU、グラフィックス、あるいはどんなマザーボードを搭載しているかで分類されています。

Zはインテル Z690 などのインテル Z シリーズのマザーボードを搭載している種類のパソコンです。インテルのCPUを搭載していて、グラフィックスにはGeForceあるいはRadeonを搭載しているパソコンです。DAIV のなかで最も一般的で人気のタイプのパソコンです。

AはAMD製のマザーボードを搭載することを意味しています。こちらはプロセッサーにAMDのRyzenを採用。グラフィックスにはGeForceあるいはRadeonを搭載しています。最近需要が高まりつつあるRyzenを搭載していてコスパが良好なモデルです。

Xはインテル X シリーズのマザーボードを採用しています。特に高性能なCPUを載せることができて、かつ非常に拡張性に優れています。特に性能にこだわる人向けの特別なシリーズです。

アルファベットの後に続く数字は大まかなグレードを表しています。数字が大きいほど高スペックです。

また Z7 や A5 などの後にさらに続くアルファベットは個別具体的なグラフィックスカードを示しています。例えばプロフェッショナルパソコンの「DAIV Z7-A2」の、”A2″ はグラフィックスに NVIDIA RTX A2000 を搭載しているという意味です。

簡単にまとめると DAIV Z シリーズがインテルのCPUを搭載したパソコンで、DAIV X シリーズがその上位機種です。DAIV A シリーズはAMDのパーツをメインに構成されています。

参考ウェブサイト:DAIV デスクトップPC

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DAIVシリーズの選び方とおすすめPC

パソコンのスペックに詳しい方は自分好みのものを選べば大丈夫だと思いますが、よくわからない人も多いと思います。パソコン初心者の方向けにわたしのおすすめモデルと選び方を紹介します。ここではデスクトップPCに限定して機種を選定しました。

写真編集・RAW現像用におすすめ

写真編集・RAW現像の用途であれば DAIV Z5 をおすすめします。

DAIV Z5 [ Windows 11 ]

マウスコンピューターの公式のおすすめとしてはDAIV Z7が挙げられています。たしかにDAIV Z7 はZ5 よりも上のグレードなのでもちろん快適に写真編集できます。ですが、写真編集が目的なのであれば Z7 ほど性能の良いグラフィックスカードがなくても問題ありません。DAIV Z5 クラスで快適に写真編集・RAW現像が可能です。

特に第12世代のインテルCPUを搭載したモデルは2022年1月17日に発売されたばかりで最新・高性能な機種です。写真編集用途であればグラフィックスよりもCPUによりコストをかけたほうが良いのでDAIV Z5をおすすめします。

DAIV Z5 の中でもいくつか種類があるので、予算に応じてそこからさらに絞り込むと良いと思います。一番のおすすめはやはり最新のパーツを搭載したプレミアムモデルです。新しくて優れたプロセッサーが載っていて、メモリも32GBと余裕があるので安心・快適に長く使えます。

DAIV Z5 (プレミアムモデル) [ Windows 11 ]

予算が限られている人は、第11世代CPU搭載の DAIV Z5 や第10世代CPU搭載の DAIV Z5-CMDAIV Z5-CM-1050Ti がおすすめです。型番に CM と入る方のモデルは Comet Lake というやや旧型のプロセッサーを搭載しているのですが、そのぶんお値打ちでコスパに優れています。写真編集やRAW現像初心者にとってはじゅうぶんすぎる性能です。

長く使いたい人、中級者以上におすすめなのが「DAIV Z5 (プレミアムモデル)」や「DAIV Z5」で、すこしでも予算を抑えたい人、初心者におすすめなのが「DAIV Z5-CM」や「DAIV Z5-CM-1050Ti 」です。

動画編集・映像制作におすすめ

動画編集におすすめのパソコンは DAIV Z7 です。

DAIV Z7 (プレミアムモデル) [ Windows 11 ]

動画編集用途となると、CPUだけでなくグラフィックスカードの性能が重要です。グラフィックスにもいろいろ種類がありますが、性能がよくてビデオメモリに余裕があるものを選ぶことをおすすめします。

DAIV Z7 に標準搭載の NVIDIA RTX3060 は性能が良くてコスパも良いので文句なくこれをイチオシします。また、筆者はどちらかというとNVIDIA のグラフィックス推しではありますが、AMD の Radeon RX 6700 XT 搭載モデルの「DAIV A9-6700XT」も良いと思います。セールなどで安くなることもあるのでねらい目です。

なので、予算にもよりますが、おすすめモデルを列挙すると次のようになります。

特におすすめ!↓

予算やセールしだいで選択肢に入れたい!↓

より予算がある人、主に業務レベルで映像制作する人向けには次のような機種をおすすめします。

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