LAOWA(老蛙)とは、中国のVenus Optics(ヴィーナス・オプティクス)社が製造・販売するカメラ用レンズです。他社にない特徴的なマクロレンズや美しいボケ味を追求したレンズで近年存在感を高めています。いったいどのような企業なのでしょうか。Laowaレンズの魅力とその秘密に迫ります。
画像引用:Laowa 24mm f/14 Relay lens | YouTube
神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。レンズレビューを見るのが趣味なオタクなのですが最近名前を見るようになったLAOWAについて調べてみました。
Venus Opticsとは
会社の設立者は熱心なフォトグラファーたち。マクロ撮影が大好きで自分たちの欲しい最高のマクロレンズを作るために2013年に会社を設立しました(企業設立の由縁がリアリーライトスタッフに似ています)。中国の写真産業発展を志し、LAOWA(老蛙)というブランドを立ち上げました。
高品質でオンリーワンのレンズ
中国には安価な製品を作る企業が多いのですが、Venus Opticsは高品質路線をとっています。全体的に描写性能が高く、いずれのレンズも比較的シャープで色乗りが良いという評価を受けています(高解像レンズBEST10にもランクインするほどの性能)。
また現在販売しているレンズはいずれもマニュアルフォーカスで単焦点レンズ。価格帯は5~15万円くらいになっているようです。
しかし、より注目を集める特徴は他社にないマクロ性能や美しいボケ味です。歪みのない広角レンズや広角マクロ、撮影倍率2倍のマクロ、さらにSTFを採用したとろけるようなボケを実現したレンズなどがあります。後ほどそれぞれ詳しくご紹介します。多様なマウントに対応しており多くの一眼レフカメラやミラーレスカメラで使用可能です。
日本の代理店はサイトロンジャパンが務めています(参考:LAOWA製品取扱い開始のお知らせ – SIGHTRON)。オンラインショップは無いようですが、問い合わせをすれば取扱店舗の案内をしてくれるそうです。カメラのキタムラやアマゾンなどでも販売しています。
社名の由来
Venus Optics公式ホームページのAbout Us によれば会社の名称はAnhui ChangGeng Optics Technology Company Limited。括弧(かっこ)の中にVenus Opticsと記載があります。一般的にはVenus Optics(ヴィーナス・オプティクス)という名前のほうが通りが良いようです。安徽省(あんきしょう、Anhui province)の合肥市(ごうひし、がっぴし)を拠点としています。
社名になっている「長庚(ChangGeng)」とは日没後、西の空に輝く金星、宵の明星のこと( コトバンク デジタル大辞泉 長庚とは)。これから自分たちが中国の写真産業において輝くのだ、という志と願いが社名にこめられています。またブランド名の「老蛙(Laowa、ラオワ)」とは毛沢東の有名な詩からとりました。毛沢東が自身の英雄的心情と壮大な野心を歌ったもので、これを自分たちのブランド名とすることで何ものにも揺るがぬ精神を示しています。
LAOWAレンズ紹介
具体的にどのようなレンズを作っているのか、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
LAOWA 24mm F14 リレーレンズ
この記事の冒頭に掲載した写真のレンズです。リレーレンズと呼ばれる広角マクロレンズで、その形から「ライフル」だとか「シュノーケル」とも呼ばれています。公式な名称としては「Laowa 24mm f/14 Probe Lens」とのこと。
最大撮影倍率が2倍。その長い形状から撮影の難しい場所、例えば岩のすきま、アリの巣などを撮影できます。また水中の撮影も可能。防水キャップの先端にはLEDライトが付いています。F14と暗いので照明やストロボが必要です。撮影サポートをするライティング商品も製造・販売していく予定とのこと。
決して笑いをとるネタ的なレンズではなく真面目に作られたレンズです。シネマ5Dによるインタビュー動画を見るとその真剣な雰囲気が伝わるかと思います。
追記(2018年8月2日):ついに販売開始。Kickstarterで注文を受け付けています。このプロジェクトで注文すれば2018年9月より順次発送予定です。
参考:Revolutionize Macro Videography, Laowa 24mm f/14 Probe Lens by Venus Optics – Laowa — Kickstarter
追記(2019年3月3日):CP+でわたしも実際に本物を使わせてもらいました(参考:CP+2019参加レポ!楽しくてしかたなかったのでイベントの魅力について語ります)。レンズをぶつけないように慎重に扱いながら水槽のなかの小さい生き物をマクロ撮影できて楽しかったです。
作例
このレンズを使用して撮影したサンプル動画がYouTubeにアップされています。
Laowa 24mm f/14 Relay lens Testing footage (underwater)
Laowa 24mm f/14 Relay lens Testing footage (On land)
Laowa 24mm f/14 Relay lens Testing footage no.3
公式:Laowa 24mm f/14 2X Macro Probe – LAOWA Camera Lenses
LAOWA 12mm F2.8 Zero-D
価格:約13万円 約950ドル
LAOWA 12mm F2.8 Zero-D | Amazon
LAOWA 12mm F2.8 Zero-D | カメラのキタムラ
Laowa 12mm f/2.8 Zero-D | Venus Optics
12㎜という超広角かつF2.8と明るいレンズ(フルサイズ対応)です。最大の特徴はディストーションフリーであること。広角レンズは光学的な歪みが生じることが普通ですが、このレンズはその歪みを補正してほとんど分からないレベルに抑えています。
開放F2.8での撮影でも周辺まで高い解像度を実現。かつ色収差も最小限に抑えられています。さらにレンズの大きさは小さくコンパクトに。高いレベルの光学設計を実現しつつ、軽量で持ち運びやすいレンズとなっています。
建造物や風景撮影、天の川などの星空の撮影に最適です。
また専用のホルダーをつけることでフィルターの利用も可能です。
画像引用:Laowa 12mm f/2.8 Zero-D | Venus Optics
主な仕様
- 焦点距離:12mm
- 最大口径比:F2.8
- 絞り範囲:F2.8〜F22
- 画角:122.96度
- レンズ構成:10群16枚(特殊低分散レンズ3枚、非球面レンズ2枚を含む)
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最短合焦距離:18cm
- 最大撮影倍率:0.2倍
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- サイズ:約74.8×約82.2mm(レンズマウントにより変動有り)
- 質量:約610〜650g(レンズマウントにより変動有り)
- マウント:Nikon F/Canon EF/Sony A/Sony FE/Pentax K
※Venus Opticsの公式ホームページには専用アダプターを付けることでマイクロフォーサーズとフジXマウントにも対応すると記載されています。しかし、日本の代理店ではそれらのマウント向けには販売しないようです。
作例・レビュー
公式ホームページの「GALLERY」の項目に作例が豊富に掲載されています。
Laowa 12mm f/2.8 Zero-D | Venus Optics
こちらもメーカーがYouTubeに投稿しているサンプル動画です。
Sample Footage – Laowa 12mm f/2.8 Zero-D Lens
私の大好きなレビュワーChristopher Frost氏のレンズレビュー。
Venus Optics ‘Laowa’ 12mm f/2.8 ‘Zero-D’ lens review with samples (Full-frame and APS-C)
Dustin Abbott氏の詳細なレビュー。
Laowa 12mm f/2.8 Zero D Final Review and IQ Test
Nicky Bay氏の美しい映像の数々。
Laowa 12mm F/2.8 ZERO-D Ultra Wide Angle Lens Preview
関連・参考リンク
2017年2月8日 LAOWA 12mm F2.8 発売のお知らせ | サイトロンジャパン
マジックシフトコンバーター
このレンズにはマジックシフトコンバーター(Magic Shift Converter)というアクセサリもあります。これはソニーのEマウントカメラに付けると、このレンズを17㎜ F4のシフトレンズとして使えるようになるというもの(装着するレンズはキヤノン用かニコン用)。
マジックシフトコンバーターについては次のふたつの記事に詳しいです(両方とも英語)。
Venus Optics Magic Shift adapter | Photo Rumors
This is how the Laowa Magic Shift Converter works | Sonyalpharumors
追記(2017年8月25日):マジックシフトコンバーターの日本発売が決まりました。9月1日発売予定。現時点で発売が決まっているのはキヤノン用レンズをソニーEマウントに装着するタイプのものです。価格は約4万円(下記カメラのキタムラネットショップのリンクを参照)。
追記(2018年4月16日):マジックシフトコンバーターのニコンF→ソニーE用の発売が決まりました(参考:LAOWA マジック シフト コンバーター(MSC)ニコン用 新製品発売のお知らせ – SIGHTRON)。
実際にこのマジックシフトコンバーターを使用した動画レビューがあります。詳しい解説です(ただし英語)。動画を見ていただくとわかりますが画質(光学性能)はとても良いようです。
LAOWA 9mm F2.8 Zero-D
画像引用:Laowa 9mm f/2.8 Zero-D – LAOWA Camera Lenses
価格:約500ドル
Laowa 9mm f/2.8 Zero-D – LAOWA Camera Lenses
Amazonで検索する
楽天市場で検索する
ヤフーショッピングで検索する
カメラのキタムラで検索する
APS-Cサイズカメラ用の超広角レンズです。こちらもゼロディストーションで歪みなし。
2018年4月上旬発売。(追記:けっきょく4月27日発売となりました。)マウントはソニーEマウント、キヤノンEF-Mマウント、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズ。フィルターの取り付けも可能です。
主な仕様
- 焦点距離:9mm
- 最大F値:F2.8
- 画角:113度(対応フォーマット:APS-C)
- レンズ構成:10群15枚
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最短撮影距離:12cm
- 最大撮影倍率:0.13倍
- フィルター径:φ49mm
- 質量:~215g ※マウントにより変動
- 対応マウント:富士フイルムX、キヤノンEF-M、ソニー E 、マイクロフォーサーズ
作例・レビュー
Venus 9mm f/2.8 Zero-D lens review with samples – YouTube
関連・参考リンク
LAOWA 9mm F2.8 Zero-D 新製品発表のお知らせ – SIGHTRON
LAOWA 9mm F2.8 Zero-D 新製品発売のお知らせ – SIGHTRON
LAOWA 105mm F2(T/3.2) STF
画像引用:Laowa 105mm f/2 Smooth Trans Focus (STF) Lens | Venus Optics
価格:約9万3千円 約700ドル
LAOWA 105mm f/2 Smooth Trans Focus (STF) Lens | Amazon
LAOWA 105mm f/2 Smooth Trans Focus (STF) Lens | カメラのキタムラ
Laowa 105mm f/2 Smooth Trans Focus (STF) Lens | Venus Optics
非常に美しいボケ味が特徴。本当に美しいので、下に紹介している作例リンクをぜひご覧ください。
美しいボケの秘密がSTFにあります。STFとはSmooth Transfer Focus(Smooth Trans Focus)、スムーストランスファーフォーカスのこと。レンズユニット内に「アポダイゼーション(APD)フィルター」というガラスが入っています。これにより透過率が中心から周辺部に向かってなだらかに変化して、それが美しく自然なボケ味の表現をもたらしています。
参考:アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)の原理と効果 | 富士フイルム
開放F値は2ですがフィルターを挟んでいるので実際の明るさ(つまりT値)は3.2相当になります。
またこのレンズはピントが合った面の解像度が非常に高いことも特徴です。被写体のシャープな写りと、背景のとろけるようなボケ味が魅力的な映像表現を可能にします。弱点としては逆光に弱いことが指摘されているようです。
参考:高解像度レンズランキングTOP10キヤノン一眼レフカメラ用(フルサイズ対応)
主な仕様
- 焦点距離:105mm
- 最大口径:F 2.0 T 3.2
- 画角:23.1度
- レンズ構成:8群11枚
- 最小絞り:F 22
- 最小撮影距離:0.9m
- 最大撮影倍率:0.16倍
- フィルター径:67mm
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- サイズ:76mm×98.9mm(レンズマウントにより変動有り)
- 質量:746g(レンズマウントにより変動有り)
- マウント:Nikon F/Canon EF/Sony A/Sony FE/Pentax K
作例・レビュー
まずChristopher Frost氏のレビュー動画。一定の方式に従って様々なレンズの評価をしているので他のレンズの比較がしやすいです。
Venus Optics ‘Laowa’ 105mm f/2 (T/3.2) STF lens review, with samples (Full-frame and APS-C) | Christopher Frost
Dustin Abbott氏も詳細なレビューをしています。
Laowa STF 105mm f/2 (T3.2) Final Review + Image Quality Examination | Dustin Abbott
このレンズは日本でもレビュー例が比較的多いです。
LAOWA 105mm F2 Bokeh Dreamer – マップカメラ
LAOWA 105mm F2.0 (T3.2) Bokeh Dreamer – insomnia – ココログ
関連・参考リンク
高解像度レンズランキングTOP10キヤノン一眼レフカメラ用(フルサイズ対応)
LAOWA カメラレンズ105mmF2発売決定のお知らせ – SIGHTRON
LAOWA 15mm F4 マクロ シフト機能付き
画像引用:LAOWA 15mm f/4 Wide Angle 1:1 Macro Lens | Venus Optics
価格:約7万3千円 約500ドル
LAOWA 15mm f/4 Wide Angle 1:1 Macro Lens | Amazon
LAOWA 15mm f/4 Wide Angle 1:1 Macro Lens | カメラのキタムラ
LAOWA 15mm f/4 Wide Angle 1:1 Macro Lens | Venus Optics
焦点距離15mmと超広角でありながら最大撮影倍率1倍のマクロレンズです。さらにAPS-Cサイズのカメラにつけた場合、6mm上下移動可能なシフト機能を備えています。最大撮影倍率で撮影する場合、レンズの前面から被写体の距離はわずか0.47cmです。
ふつうマクロ撮影といえば背景が完全にボケて被写体が浮き立って見える映像が一般的。一方このレンズであれば被写体を大きく映しつつ、背景もどのようになっているか見てとれる映像表現が可能です。
非常に珍しいタイプのレンズなので、これまで撮影したことのないような映像表現の可能性を秘めています。創造性を刺激するレンズとも言えそうです。
主な仕様
- 焦点距離:15mm
- 最大口径比:1:4
- 最小絞り:F32
- 画角:110度(フルサイズフォーマット)、85度(APS-Cフォーマット)
- フォーマットの互換性:フルサイズ対応
- シフト量:+/-6ミリメートル(APS-Cセンサーの場合のみ)
- レンズ構成:9群12枚(特殊低分散レンズ1枚、高屈折レンズ3枚)
- 絞り羽根枚数:14枚
- 最小フォーカシングディスタンス:センサーから12cm
- 最小ワーキングディスタンス:レンズ前面から0.47cm(1:1)
- 最大倍率比:1:1
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルターサイズ:77mm
- マウント:Nikon F / Canon EF / Sony A / Sony FE / Pentax K
- 寸法:83.8×64.7mm
- 重量:410g
作例
次のYouTube動画はLAOWA以外にも様々な組み合わせによる広角マクロ撮影の作例が出て来て面白いです。
Wide Angle Macro and the Venus/LAOWA 15mm Macro Lens | Thomas Shahan
Christopher Frost氏のレビュー動画。
Venus Optics ‘Laowa’ 15mm f/4 Macro lens review with samples (Full-frame & APS-C) | Christopher Frost Photography
関連・参考リンク
LAOWA 60mm F2.8 2倍マクロ
画像引用:LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | Venus Optics
価格:約5万4千円 約400ドル
LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | Amazon
LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | カメラのキタムラ
LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | Venus Optics
エクステンションチューブなどのアクセサリを必要とせずに最大撮影倍率2倍を実現したマクロレンズです。ふつうエクステンションチューブを付けてマクロ撮影する場合、近距離のものしかフォーカスが合わなくなりますが、このレンズは倍率0.1倍から2倍まで自由に変えられます。また焦点距離が60mmと比較的短いのでマクロ撮影の他、風景撮影やポートレート撮影などにも使いやすいです。
非常にシャープな写り。フルサイズにも対応していますが、基本的にAPS-Cサイズのカメラのほうが映像のパフォーマンスは高いようです(フルサイズは周辺光量の低下が著しい)。
金属の筐体でありながら比較的コンパクトで軽量です。レンズポーチ、フィルター(62mm径)が付属。
主な仕様
- 焦点距離:60mm
- 最大口径比:1:2.8
- 最小絞り:F22
- 画角:25.3度度
- フォーマットの互換性:APS-C(マクロと通常の撮影の両方)、フルフレーム(マクロ撮影のみ)
- レンズ構成:7群9枚
- 絞り羽根枚数:14枚
- 最小フォーカシングディスタンス:センサーから18.5cm
- 最大倍率比:1:2
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルターサイズ:62mm
- マウント:Nikon F / Canon EF / Sony A / Sony FE / Pentax K
- 寸法:95×70mm
- 重量:503g
作例
Venus Optics公式ホームページ「GALLERY」の項目に作例の写真が掲載されています。
LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | Venus Optics
Christopher Frost氏のレビュー動画。
Venus Optics ‘Laowa’ 60mm f/2.8 Macro 2:1 lens review with samples (Full-frame and APS-C) | Christopher Frost
Thomas Shahan氏のレビュー動画。
A Quick Review of the VENUS V-DX 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens | Thomas Shahan
関連・参考リンク
LAOWA 15mm F2 “ZERO-D”
画像引用:Laowa 15mm f/2 FE Zero-D – LAOWA Camera Lenses
2017年9月30日発売。ソニーEマウント用。フルサイズ対応。
主な仕様
- 焦点距離:15mm
- 最大口径比:F2
- 画角:110度
- レンズ構成:9群12枚(特殊低分散レンズ3枚、非球面レンズ2枚を含む)
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最短合焦距離:15cm
- 最大撮影倍率:1/4倍
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルター径:72mm
- サイズ:66×82mm
- 質量:500g
- マウント: Sony E
作例・レビュー
Laowa 15mm f/2 FE Zero-D | Flickr
参考・関連リンク
参考:
販売リンク:
- 楽天市場で「LAOWA 15mm F2 “ZERO-D”」を検索する
- Amazonで「LAOWA 15mm F2 “ZERO-D”」を検索する
- ヤフーショッピングで「LAOWA 15mm F2 “ZERO-D”」を検索する
- カメラのキタムラで「LAOWA 15mm F2 “ZERO-D”」を検索する
LAOWA 7.5mm F2 MFT
実売価格:約7万円
LAOWA 7.5mm F2 MFT | Amazon
LAOWA 7.5mm F2 MFT | カメラのキタムラ
LAOWA 7.5mm F2 MFT | Venus Optics
2017年6月上旬発売のマイクロフォーサーズマウント用超広角レンズです。110度の広い画角で、さらにF2という明るいので夜景・建築・天体写真などへの利用が期待されています。またマイクロフォーサーズ用レンズらしく質量は170gと非常に軽いです。軽量性を活かしてドローンによる空撮やジンバルを用いた動画撮影にも用いる人が出てくるかもしれません。
追記(2017年10月25日):このレンズの軽量バージョンが発売されました。約25g軽くなり質量は約145g。光学性能は従来のものと変わらないとのこと。外観はレンズ先端部分のリングの色が従来は青色でしたが、軽量バージョンは赤色になりました。
参考:LAOWA カメラレンズ 7.5mm F2 MFT Lightweight Version 発売のお知らせ – SIGHTRON
追記(2020年6月14日):筆者もこのレンズを買いました。BMPCC4KとDJI Ronin-Sの組み合わせで運用しています。
主な仕様
- 焦点距離:7.5mm
- 最大口径:F2
- 画角:110度
- レンズ構成 : 9群13枚
- 絞り羽根枚数 : 7枚
- 最少撮影距離 : 12cm
- 最大撮影倍率:0.11倍
- フィルター径 : 46mm
- サイズ : 50×55mm
- 質量 : 約170g
- マウント : マイクロフォーサーズ
作例
Venus Optics公式YouTubeチャンネルにドローンを利用して撮影された映像がアップされています。
Laowa 7.5mm f/2 MFT aerial footage – UK coastline at sunset – YouTube
LAOWA 7.5mm f/2 MFT Test Aerial Footage (Shot with DJI Inspire) – YouTube
LAOWA 7.5mm f/2 MFT Test Aerial Footage – YouTube
参考・関連リンク
LAOWA 17mm F1.8 MFT
F1.8と明るく、さらにLaowaらしくマクロ性能に優れた最短撮影距離15cm、最大撮影倍率0.2倍のレンズです。質量約172gと小型であることも特徴。
主な仕様
焦点距離 | 17mm |
---|---|
開放絞り | F1.8 |
画角 | 65° |
レンズ構成 | 7群9枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 15cm |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
フォーカス | マニュアルフォーカス |
フィルター径 | 46mm |
サイズ | 55mm×51mm |
質量 | 約172g |
対応マウント | マイクロフォーサーズ |
公式サイト:LAOWA 17mm F1.8 MFT | 製品情報 | LAOWA
LAOWA 4mm F2.8 Fisheye MFT
マイクロフォーサーズ用の魚眼レンズ「LAOWA 4mm F2.8 Fisheye MFT」が2019年9月27日に発売されました。円周魚眼です。
LAOWA公式サイト:LAOWA 4mm F2.8 Fisheye MFT | 製品情報 | LAOWA
まとめ
特色あるレンズぞろいのVenus OpticsのLAOWA(ラオワ)。他社とうまく差別化してユニークなレンズを製造・販売しています。光学設計が非常に優れいる上に、価格もリーズナブルな値段に抑えられています(安くはないけれど、超高級というわけでもない)。マニュアルレンズでクセのあるレンズばかりなので扱いは難しいかもしれませんが、そのぶん既存のレンズでは実現できなかった映像表現の可能性をもたらしてくれています。今後とも注目のブランドです。
東京・上野のショールームにてLAOWAレンズのレンタルサービスが開始されます。なかなか実物を触る機会を得られないレンズなので興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。
参考:サイトロンジャパン、LAOWAのレンズレンタルを開始 – デジカメ Watch
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