クリエイターならWindowsとMacどっちがおすすめ?両方とも使ったわたしの感想

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パソコン選びのうえでWindowsにするか、Macにするかは大きな選択ですよね。今回はふたつのOSを使った経験からWindowsとMacそれぞれの良いところを紹介します。また写真・動画編集用パソコンとしてどちらがおすすめなのかについてわたしの考えをまとめました。

写真・動画の編集用パソコンとしてのWindowsとMac

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。

わたしは現在MacとWindowsをどちらも使うような生活をしています(わたしのPC環境詳細はこちら)。主にブログの執筆や写真・動画の編集がパソコンの使用用途です。そんなわたしの視点でそれぞれのOSの特色や、わたしが気に入っているポイントについてまとめました。

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Windows・Mac どっちでもいい

「WindowsとMacのどちらがおすすめか」そんなタイトルをつけておきながら、最初にこんなことを書くのは問題かもしれませんが、これは実に不毛な議論です。結論を言えばWindowsでもMacでもどちらでもかまいません。

Macのほうがクリエイター向けソフトが充実している?

WindowsとMacで、どちらかのほうがクリエイター用パソコンとして特別優れているということはないと思います。少なくとも写真や動画の編集の世界においてOSによる優位性はないです。WindowsユーザーもいればMacユーザーもいます。昔はMacのほうがクリエイター向けソフトが充実していたようですが、現状はたいていのソフトがOSを問わず使えます。

写真編集・RAW現像用のソフトとして有名なのはAdobe LightroomシリーズやAdobe Photoshop CCでしょう。これはMacでもWindowsでも利用可能です。ほかにもSILKYPIXCapture ONEといった人気有料ソフトや、カメラメーカーが無償で提供しているDigital Photo Professional(DPP・キヤノン)やImaging Edge(ソニー)などもOSを問わず使えます。

動画編集においてはAdobe Premiere ProDaVinci Resolveといった編集ソフトの人気が高く、いずれもやはりWindows・Macの両OSで使用可能です。

イラスト制作で主流のクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)もWindows・Macの両方に対応しています。

Windows教・Mac教 宗教戦争

WindowsとMacなんて、宗教の違いのようなものです。どちらを選ぶべきかについて明確で合理的な理由はありません。どちらでも良いし、どちらのほうが優れているかについて論じるのは意味がないです。

しかし、WindowsとMacを比較するとやはり違いはあります。違いがあるということはそれをとりまく好みの違いもあるということです。なのでこの記事ではわたしの主観でWindowsの好きなところと、Macの好きなところを紹介します。

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Macの良いところ・特徴

わたしはどちらかというとMac歴が長いのでまずMacの良いところを紹介します。
(現在はWindowsがメインでMacをサブとして持っています)

革新的でクール

わたしが思うにMacが人気なのは「かっこいい」からです。世代にもよるかもしれませんが、わたしにとってMacというとスティーブ・ジョブズが茶封筒からMacBook Airを取り出したプレゼンテーションが印象的です。テレビCMにおいても同様の演出がされ「すげー!薄い!かっこいい!!」と思いました。そして大学生のときに初めてのMacとしてMacBook Airを買いました。今でもあのMacBook Airを箱から開けたときのときめきを覚えています。

Macはいつだって革新的でクールです。現在のMacBook Proも非常に高性能ながらとても薄型で美しいデザインですね。ときに攻め過ぎの姿勢も見受けられ、SDカードスロットまで取っ払ってしまわれたことはいまだに意味がわからないですが、時代を先取りする革新的なスタイルには心惹かれる人が多いことでしょう。

デザイン性は決してうわべだけの話ではなく、利用者の気持ちに大きく影響します。かっこいいMacで気分よくコンテンツ制作に集中できるのは立派なメリットです。

種類が少なくて機種を選びやすい

Macは良くも悪くも種類が少ないです。なにせ製品を開発・販売しているのがアップル一社しかありません。Windowsならたくさんのメーカーが販売しているので選択肢が豊富です。そのため価格競争が起こりわたしたち消費者の立場からするとコスパが良いというメリットがあります。しかしそのぶん種類が多すぎて選ぶのが大変です。

一方Macはすこし高級なものが多いですが、種類が限られているぶんあまり悩まずに機種を選べます。わたしはいまMacBook Pro2016でこの記事を書いていますが、これを買ったのも正直Windowsのパソコンを選ぶのが面倒だったからです。Macならだいたいの用途と予算だけ決めればすぐにモデルを決められます。

クリエイター向けのノート型ならMacBook Pro一択ですし、デスクトップも予算でだいたい機種を絞れます。

キーボードの変換がスマート

わたしが地味に気に入っているのがMacのキーボードの「かな」と「英数」の切り替えです。Windowsの「半角/全角」で切り替えるよりも直感的でわかりやすく、入力のミスが少なくてすみます。わたしは断然Macのキーボードの方が好きです。

ただし、Windowsでも設定で同様の仕組みに変えることができるのでここに優位性はありません。さらにWindowsもデフォルトで同様の仕組みになるのではないかというニュースもありました。

参考:[半角/全角]キー不要に? WindowsのIME切り替えがMac方式に – ITmedia NEWS

トラックパッドが多機能で使いやすい

Macはトラックパッドが優れています。Windowsもだんだんと使いやすいものが増えてきましたがいまだにMacには及びません。MacBook Proに搭載されているトラックパッドやiMacなどで使えるMagic Trackpadなどの洗練された機能性は唯一無二だと思います。

MacBook proのトラックパッド

MacBook Proのトラックパッドは広々としていて使いやすい

OS専用に開発されたアプリケーション

記事のはじめに主要なソフトはOSを問わず使えると書きましたが、それぞれのOS専用のソフトもやはりあります。

Macで使える写真編集ソフトにPixelmator ProAffinity Photoなどがあります(いずれも有料)。最近はAdobeのソフトがサブスクリプションで高価になってきているので、脱Adobeとしてこれらの買い切りで使えるソフトを使っている人もいます(わたしはPixelmator Proがお気に入りです)。

またiMovieやFinal Cut Pro XもMac専用ソフトです。直感的に扱えるので動画編集初心者でもとっつきやすくて人気があります。

音楽制作(DTM・DAW)だとLogic ProがMac用のソフトです。

iPhoneとの連携

MacはiPhoneとの連携機能が便利です。例えばAir Dropを使えばとても手軽に端末間のデータ共有ができます(MacとMac、iPhoneとiPhoneとのデータ共有も可能)。わたしはよくMacで現像した写真をiPhoneに送るのにつかっています。

もしくはiPhoneのブラウザで閲覧してるページをMacですぐに開くことができます。

macでiphoneで見ているウェブページを開く

いまiPhoneで見ているウェブページをMacで開ける

メモアプリも共用できます。iPhoneのメモアプリで書いたものをMacのメモアプリで開いて編集もできます。

またユーザー辞書もiPhoneとMacで共用できます。

ほかにもiMovieも一応連携できる仕組みになっていてiPhoneで編集したiMovieのプロジェクトをMacで開いて編集するなんてこともできちゃいます。

セキュリティ的に安心かも

MacはWindowsと比べて世界的には少数派なのでマルウェアから狙われにくいです。しかし、あくまでWindowsと比較すればリスクが低いだけで絶対に安心というわけではありません。




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Windowsの良いところ・特徴

次にWindowsの特徴について見てみましょう。

選択肢が多く多様なニーズを満たす

けっきょくのところパソコンといえばWindowsのことです。世界のシェアを見れば約9割がWindows。多数派というのは様々な点でメリットがあります。

まずWindowsパソコンは圧倒的に製品のバリエーションが多いです。いろんなメーカーがいろんな種類のWindowsパソコンを販売しています。様々な用途や予算に合わせて選べるのはWindowsの魅力です。

Macは長らくリニューアルされないことがあるので、買い替えのタイミングに悩みがちです。Mac miniにいたってはマイナーチェンジをいれても、2014年から2018年の4年間までリニューアルされませんでした。

Windowsはめまぐるしいスピードで新しいパソコンが登場しています。そのためパソコンに関する知識がないとちょっと選ぶのが大変ですが、その方面のリテラシーがあればパソコンを選ぶのが楽しいです。最新の機能を搭載したPCが続々と発売されます。

初心者でパソコンについて詳しくわからない人は、CPUやグラフィックス、メモリ、ストレージなどについて解説しているのでそちらも参考にしてください。

写真編集・RAW現像用のパソコンのおすすめスペック!CPU・グラフィックス・メモリはなにが必要?

Windowsなら写真・動画編集向けに専用に開発されたパソコンが色々あって自分の用途にぴったりのものを選びやすいです。

参考:

いまはWindowsもかっこいい

Macはクールだと書きました。でもWindowsもかっこいいパソコンが増えましたよね。むしろバリエーションが豊富なぶんWindowsパソコンのデザインが好きな人のほうが多いかもしれません。

MicrosoftのSurfaceシリーズなんてMacBookとiPadが融合したようなデバイスです。イラストを描くようなクリエイターにとっては夢のようなパソコンでしょう。デスクトップもおしゃれでスタイリッシュなケースのものが増えてきました。

マイクロソフト Surface pro7

わたしが最近愛用しているSurface Pro7

マウスコンピューター DAIV 4P 軽量・薄型だが丈夫なボディ

個人的にイチオシのDAIV 4P(2021年モデル)。明らかにMacBookを意識したデザインです。

参考:MacBook派のわたしが惚れたWindowsノートPC “DAIV 4P”レビュー!【マウスコンピューター】

MacBook派のわたしが惚れたWindowsノートPC "DAIV 4P"レビュー!【マウスコンピューター】
マウスコンピューターの「DAIV 4P」はスタイリッシュなデザインで1kgを切る軽量モバイルPCです。デザインだけでなくクリエイターの使い心地にまで配慮された広々としたディスプレイとインターフェイスが魅力。Thunderbolt 4 のおかげで拡張性に優れ、USB充電に対応していることで非常に使い勝手が良いです。実際に使ってみた感想をレビューします。
DAIVデスクトップパソコン マウスコンピューターー Windows

わたしのメインPC マウスコンピューターのDAIV

自作できる

Windowsは昔からユーザーがケースやマザーボード、CPUなどのパーツを買って組み立てる「自作PC」の文化があります。Macは基本的に技術的な情報が公開されていないので自作するためのパーツもノウハウも広まっていません。Windowsならいちから好みのパーツを選んでパソコンを作れたり、パーツを一部交換したりしやすいです。

デスクトップPCケースの中身

Windowsは多少の知識があればケースを開いてパーツの交換が可能

Macでもパーツ交換ができないわけでないですがハードルが高いです。Windowsは自作のための情報が豊富で、あまりPCに詳しくない人でもちょっと勉強してプラモデル感覚で自作に挑戦する人が多くいます。

ユーザーが多くて情報が充実している

Windowsはユーザーが多いぶんネットや書籍など様々なところに情報が充実しています。なにかパソコンで困ったことがあっても調べれば解決策を見つけやすいです。ユーザーが多いのでエラーへの対策も早い印象です。

EDIUS Pro・VEGAS Proなどの動画編集ソフトが使える

Windows OS用に開発された動画編集ソフトにEDIUSVEGASがあります。わたしは使ったことがないのですが、Macユーザーの間でもBoot Campなどを使ってなんとかこれらの編集ソフトを使おうとする人がいるくらい人気のソフトです。Windowsユーザーなら特別な設定をすることなく扱うことができます。

顔認証のWindows Helloが便利

ノートPCのWindows Hello対応機種では顔認識でサインインできます。パスワード要らずでログインできて便利です。指紋認証よりも精度が高くとても快適です。個人的にいまノートPCを買うなら必ずWindows Hello対応のものを選びたいです。

わたしはデスクトップでも顔認証でサインインできるように対応のWEBカメラを導入しました。
参考:デスクトップPCでも顔認証サインインできるWEBカメラ「CM02」をレビュー!Windows Hello対応

デスクトップPCでも顔認証サインインできるWEBカメラ「CM02」をレビュー!Windows Hello対応
マウスコンピューター の顔認証カメラ「CM02」をレビューします。Windows Helloの顔認証に対応したWEBカメラです。マイクもセットになっているので手軽にテレビ会議の環境を整えたい人にもおすすめです。

OSの安定感が優れている

WindowsのほうがOSの安定性は高いと言って良いでしょう。WindowsもMacもOSのアップグレードを繰り返していて、より便利によりエラーの少ない方向を目指しているのですが、MacのほうがOS由来のトラブルが多い印象です。特にMacのほうが少数派なのでソフトとの相性問題が多く、モニターなどの関連機器との接続で不具合を起こすこともあります。

Windowsにもそういう不安がまったくないわけではありませんが、Macに比べると安定している印象です。Macを長いこと使っているユーザーはOSのアプデをすぐには行わずにしばらく様子見をする人も多いです。あるいはダウングレードできるようにバックアップをとるなどの対応をしている人もいます。

追記:最近だとM1チップのMacが登場して話題を呼んでいますが、その革新性の裏ではソフトや関連機器との相性問題が多く報告されています(参考:M1搭載Mac製品で映像出力に問題が発生 – デジカメ Watch)。




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わたしはWindowsもMacも使いたい

WindowsもMacもそれぞれ良いところがありますね。よくMacのほうがクリエイター向けとして紹介されるようですが、わたしはどちらとも使いたいという考えです。実際最近はMacBook Proを使いながら、いろんなWindowsパソコンをレビュー用にレンタルしています。レンタルが落ち着いたらWindowsのデスクトップを購入したいです。
追記:現在はWindowsデスクトップ(マウスコンピューターのDAIV)とSuraface Pro7、MacBook Proの3台体制です。
わたしのPCデスク環境を紹介!ブロガー・カメラマンの在宅ワーク(SOHO)

わたしのPCデスク環境を紹介!ブロガー・カメラマンの在宅ワーク(SOHO)
普段仕事をしている自宅のPCデスクを紹介します。個人事業主で自宅で働いている人や、テレワークで在宅で仕事をしている人の参考になれば幸いです。

個人的にはアップル製品のスタイリッシュさが好きなのでMacBook Proを使いたいし、パフォーマンスを重視するならWindowsのデスクトップのほうが快適です。持ち出し用にはMac、家で作業に専念するならWindowsみたいな使い分けをしています。

ちなみにWindowsとMacという異なるOSのパソコンを使っていると、苦労したことや失敗したことが色々あります。なのでそのあたりについて注意すべきポイントについてもそのうち書きたいと思います。

とりあえず簡単におすすめを紹介するとパソコンの周辺機器をWindowsでもMacでも使えるものにしておくと便利です。キーボードやマウス、外付けドライブ(HDD・SSD)などを買う際に気をつけることをおすすめします。

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